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AFRIKA ROSE(アフリカローズ)六本木ヒルズ店|太陽の輝きをまとったケニアのバラで鮮烈なパワーを贈る

AFRIKA ROSE(アフリカローズ)六本木ヒルズ店|太陽の輝きをまとったケニアのバラで鮮烈なパワーを贈る

本記事に書かれている内容は、2025年2月10日時点での取材に基づく情報です。

ささやかな感謝の”しるし”から一世一代のプロポーズまで、気持ちを伝えるギフトシーンに寄り添うバラの花。華やかな見た目や香りにより五感で美しさを感じられ、もらって嬉しかった贈りものとして記憶に残っている人も多いことでしょう。

バラの生産地のなかでも、とりわけケニアは世界有数の出荷量を誇っています。日当たりと風通しが良い赤道直下の風土は、バラの生育に適している環境。太陽をたっぷりと浴びたバラは鮮烈な色合いをもち、肉厚な花びらや太い茎からは力強さを感じることでしょう。

そんなケニアのバラを専門的に扱うお店が、六本木ヒルズに拠をかまえる「AFRIKA ROSE(アフリカローズ)」です。今回は、ケニアのバラが人々を惹きつける理由や、アフリカローズ六本木店の見どころについて、アフリカローズの代表である田中秀行さんに話を伺いました。

[ 取材対象者 ]田中秀行さん/株式会社Asante代表取締役

大学卒業後、金融業界在職中にフランスに留学。2012年にフラワーデザイナーとして独立。2013年、アフリカローズ創業者の思いに共感しプロボノとして関わる。2015年に株式会社Asanteの取締役に就任し、2022年に代表取締役に就任。現在もフラワーデザイナーを務める。

[ インタビュアー ]河野ひろこ/ギフトコンシェルジュ

看護師時代に培ったホスピタリティを活かし「人となり」を想像したプレゼントの見立てが得意。二児の子育てに日々奮闘しながらも、ギフトセレクトとショップ・カフェ巡りがライフワーク。

ケニアのバラの力強い美しさ、その理由とは

AFRIKA ROSE(アフリカローズ)では、常時20種類ものバラを店頭に揃え、色とりどりのバラが訪れる人を出迎えてくれます。ほのかに甘い香りがただよう店内にはいると、高揚感とリラックスが入り混じり不思議な感覚をおぼえます。

インタビュアー

一般的なバラに比べて、パワフルでダイナミックに感じます。

田中さん

ありがとうございます。花の大きさは通常の1.5~2倍ほどなのでそう感じますよね。

インタビュアー

やっぱり!雰囲気のある絶妙な色合いもステキです。

田中さん

発色がよく鮮やかだったり、グラデーションのタイプもあります。

ケニアのバラは、一般的なバラと比べて花のサイズが大きく色鮮やかなことが一目瞭然。また、花のもちが1~2週間と長く、強さがあることも特徴です。ピンと張った肉厚な花びらや太い茎からは生命力を感じます。

独特なグラデーションも魅力のひとつ。淡いピンクとグリーンの「ピンクアテナ」や、赤と黄色のマーブル模様がまばゆい太陽を連想させる「ファイヤーフラッシュ」など、力強さだけでなく繊細さも感じさせるバラは、1輪でも空間の雰囲気を変える存在感があります。

ケニアのバラがもつ美しさと力強さの理由は、生育環境であるケニアの気候にヒミツがあります。ケニアは赤道直下にあるため日照時間が長く、標高約2,300mと高地で日中と朝晩の寒暖差が激しいことから、強く美しい最高品質のバラが育つのです。

田中さん

こちらがナイロビから車で3時間ほどの高地にある薔薇農園の様子です。

アフリカローズが取引している農園の広さはなんと84エーカー(1エーカーでおよそサッカーコート1枚分)。広大な土地で育てられたバラは、ヨーロッパを中心として世界中に輸出されています。

バラ農園は、首都ナイロビから約100kmほど離れたナイバシャ湖付近にあります。ナイバシャ湖の周辺は多くの鳥類や水生生物が生息し、豊かな生態系が保たれたエリア。豊富な水資源もバラの生育環境に向いている理由のひとつです。

約5か月かけて成長したバラは午前中に収穫され、輪の大きさや花びらなどの品質チェックを経て丁寧に梱包、飛行機で約17時間かけて日本に到着します。午前11時には水揚げされた新鮮なバラがアフリカローズの店頭に並びます。

インタビュアー

ケニアの神秘的な空気感をまとった状態で届きそうですね。

おすすめしたいバラギフトと、バラ選びのコツ

アフリカローズでは花一本から購入できることも嬉しいポイント。過去には永遠の愛を誓ったプロポーズで、108本もの花束として贈られたことがあると言います。優雅さと生命力にあふれたアフリカローズのバラは、記念日やプロポーズ、ホームパーティーなど幅広いシーンで活躍しています。

遠く離れた異国の地を想わせる、ロマンチックなストーリー性やアフリカローズの理念も人の心を惹きつける所以です。ここでは、アフリカローズでおすすめしたいギフト商品を、バラの選び方も交えてご紹介していきます。

カジュアルでお洒落な1輪ボックスのバラ

カジュアルにバラを渡したいなら、ラッピング用紙に包まれた「1輪ボックス」のバラがおすすめ。気負わずに贈れるライトなボックスギフトからアフリカローズの店舗を利用しはじめ、その後リピーターとなるお客様も多いと言います。

ボックスギフトには一輪挿しやコーヒー、バスソルトなどの雑貨を同梱してもOK。花を贈るだけではなく、その先に広がる暮らしにも愉しみを添えることができます。ケニアのバラを眺めながらゆっくり過ごすことで、心をチャージするひと時になることでしょう。

Stop and Smell the Roses.」いまを大切に、人生を楽しもう(少し立ち止まって、バラの香りをかぐ)。そんなメッセージ性が込められ刻印されたボックスも素敵ですね。

同梱されたガイドに従ってボックスを開いていくと、花器を前面に出さずにバラを活けられる工夫が凝らされていて、ペットボトルであっても一輪挿しの代用としてお洒落に飾ることができます。

資源の無駄遣いになるだけの梱包ではなく活用できる梱包として、オリジナルで制作されたボックス。一人暮らしを始めたばかりの人や、花瓶を持っていない男性に贈っても困らず、包装から実用まで一貫して考え抜かれた秀作です。

通年で人気のある商品は「赤バラ」が基本

1年を通して人気のある色合いは、やはり王道の赤。ロマンチックな雰囲気を醸すレッドカラーは特別感もひとしおです。

季節やイベントによって選ばれる花の色にも変化がある、と田中さんは話します。たとえば、12月には赤や紫のクリスマスカラー。春先から少しずつ明るい色合いを選ぶ傾向となり、夏場にはオレンジや黄色などのビタミンカラーも人気です。

特に男性は花選びに慣れていない人も少なくないので、そういった場合には贈り相手の雰囲気を思い返してもらうことからイメージを膨らませてチューニングしていくそうです。

ちなみに、アフリカローズで男性が記念日用にバラを購入するとき、おおよその予算感は1万円~1万5000円だそうです。思い思いの感情を秘めながら、素敵に仕上がったブーケを贈られたのだろうと想像が膨らみます。

バラの本数にこだわりメッセージを込める

田中さん曰く、バラを贈るときは”バラの本数がもつ意味合い“を表現しても特別感が出ると言います。たとえば、1本は「一目ぼれ、あなたしかいない」、12本(ダズンローズ)は「私と付き合ってください」、24本は「一日中想っています」など、特別な気持ちを伝えるときに役立ちます。

10周年の結婚記念日のバラを贈るために訪れたお客様は、11本の「最も愛おしい人」という意味を気に入ったことから、「11年目もよろしくお願いします」という気持ちも込めて11本のバラに決めたそうです。

誕生日プレゼントの場面では、年齢の数に合わせたバラの花束にする人も多いと言います。それぞれの贈り手がギフトシーンやメッセージ性を勘案したうえで、本数にまでこだわり、バラ選びをしていることが分かります。

ケニアの神秘的な情景をイメージしたブーケ

アフリカローズならではの、ケニアの情景をイメージしたブーケもおすすめ。「マサイマラの夜」は赤色やピンク色を使ってあしらい、満天の星空の下で夜行性の野生動物たちが活動する神秘的なひとときをイメージした一品です。

スワヒリ語で「友達」という意味をもつ言葉を冠した「ラフィキの笑顔」は、世界平和に対する想いが込められた花束です。国籍も性別も異なる人々が寄りそいあう様子が、色とりどりのバラで表現されているようです。

ソーシャルビジネスから始まったアフリカローズ

アフリカローズの創業ストーリーは、創業者である萩生田愛さんがケニアにボランティア活動で訪れたことに始まります。支援ありきで生活する現地の苦しい状況を目の当たりにして、ボランティアとしての限界を感じたそうです。

そこで目にした、日本にはない力強いバラの花に可能性を感じ、ビジネスで社会課題を解決するという目標を掲げて立ち上げたのがアフリカローズ。児童労働がない農園と提携し、フェアトレードでバラを直輸入することからスタートしました。

創業当初は「アフリカの花屋」というブランド名で活動していましたが、2015年に東京・広尾店をオープンさせたことを契機としてリブランディングに取り組み、「AFRIKA ROSE」に変更しました(「K」はKenyaのK)。

ラッピングペーパーにもアフリカらしい原色系やケニアの空の移ろいをイメージしたグラデーションを取り入れました。アフリカローズのアイコニックな1輪ラッピングも、この頃に練られ始まったものです。

田中さん

実は1輪ラッピングは私の考案です。どうすれば格好良くみえるか試行錯誤を繰り返しました。

インタビュアー

素晴らしいアイデアです!バラの華やかさが際立つ、ありそうでなかった包み方ですね。

田中さん

有難いことにそう言ってくださる方も多く、悩んだ甲斐がありました。

この1輪ラッピングがベースとなり、スタッフさんがみんなで試行錯誤し、アップデートされたラッピングが考案されることも絶えないそうです。インタビュー取材の当時は、アフリカ布のバンダナで包まれたロマンチックな商品が陳列されていました。

2022年には萩生田さんからバトンを託され、田中さんが代表に就任。「バラから始まる体験」というコンセプトに進化を遂げながら、引き続きSDGs活動の啓発やバラを贈る文化の普及に力を入れています。

田中さんがバラの仕入れで大切にしていることは、「現地のケニアの人々とのコミュニケーションを大切にすること」と第一声をあげます。定期的にバラ農園に訪問し、自らの目で状況を確かめるということを常に意識しているそうです。

田中さん

ケニアの人たちの生活をもっと伝えていけたらと思案しています。

アフリカローズでは、現地で働くスタッフへの無料クリニックや無料食堂などの整備、CO2削減活動なども精力的に行ない、人にも地球にもやさしい環境づくりに取り組んでいます。

日本でもケニアツアーを開催したり、購入により植林活動団体への寄付ができたり、美しいバラを広める事業をトリガーにして、アフリカの環境やSDGsについて考える機会も創出しています。

AFRIKA ROSE 六本木ヒルズ店の見どころ

アフリカローズの実店舗は、2025年2月時点で六本木ヒルズ店のみです。花々の香りに癒されるとともにバラを手に取って選ぶことができ、六本木界隈に出かける機会があれば立ち寄りたい必訪スポット。店舗限定グッズやアフリカ原産のグリーンも見物です。

インタビュアー

棚のうえにカワイイ子たちが並んでいますね。

田中さん

バラから生まれた妖精「ローズキャット」です。

六本木ヒルズならではの取り組みとして、アーティストとのコラボレーション商品の発売やイベントを開催。アーティスト活動の場を広げるべく、業界の垣根を越えて取り組んでいます。

ローズキャット」は、なんと”ピカチュウ”の生みの親であるにしだあつこさんが制作したキャラクター。花とアートの空間を楽しめるイベントは不定期開催です。イベント情報はアフリカローズのSNSやホームページでご確認ください。

インタビュアー

最後になりますが、ケニアのバラをどんな人に贈ってもらいたいですか?

田中さん

創業者も私も異業種から飛び込んだ経緯があり、新しくチャレンジする人に贈ってもらえると特に嬉しいです。

さらに「贈ること自体を楽しみたい人や、気軽に感謝を伝えたいシーンで利用していただきたいです」と話してくれました。日本ではバラを贈ることに特殊性を感じますが、そのハードルを払拭し日常的にバラを贈る文化を作りたい、と田中さんは瞳を輝かせます。

アフリカローズでは、男性や女性を問わず幅広い世代のお客様が来店されるそうです。予算が限らていながらも10代のうちから通い、歳を重ね大切なパートナーに出逢ったときにとっておきの花束を披露。そんな素敵な体験をともに見届けられることも、花屋の醍醐味だと田中さんは笑顔を見せます。

時には小さい子どもをおんぶしながら店頭に立つスタッフがいたり、六本木ヒルズという都会的な雰囲気でありつつもアットホームで親しみを感じるアフリカローズ。ひとたび訪れると、敷居の高い「バラ専門店」ではなく、人情味と温かさを感じる「身近な花屋」へとイメージが塗り替えられます。

新しい一歩を踏み出す人に送る、バラの花束

煌めく太陽やアフリカの人々のパッションが詰まったバラは、たとえ一輪でも人の心を動かす力を持っています。大切な人の気持ちを高揚させ、自分との絆を深めてくれるケニアのバラを、まずは一輪贈ってみてはいかがでしょう。想い人が想像以上に喜んでくれる姿で、幸せな気持ちをもらえるはずですよ。

ショップの詳しい情報

店名AFRIKA ROSE(アフリカローズ)六本木ヒルズ店
住所〒106-6108
東京都港区六本木6−10−1 六本木ヒルズ 森タワー ヒルサイド B2F
営業時間11:00~20:00
最寄駅東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口から徒歩3分、都営大江戸線「六本木駅」出口3から徒歩3分
電話番号03-6434-7144
ホームページhttps://afrikarose.com/
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河野 ひろこ

河野 ひろこ

ギフトコンシェルジュ、コンテンツライター、縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てが得意。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きとショップ巡りを10年来ライフワークにしている。

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