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ショコラティエ パレドオール(東京店)|洗練されたチョコレートで彩る贅沢なひととき

ショコラティエ パレドオール(東京店)|洗練されたチョコレートで彩る贅沢なひととき

本記事に書かれている内容は、2025年4月7日時点での取材に基づく情報です。

芳醇な香り、とろける食感、口に広がる甘さとほろ苦さ――。チョコレートは、誰もが子どもの頃から慣れ親しんできた身近な贅沢品です。現代では、産地やフレーバーの多様化が進み、味わい方もさまざまに広がっています。

厳選されたカカオから丁寧に作られたチョコレートは、まるで宝石のような輝きと繊細な味わいを持ち、グルメな方にも喜ばれる極上のプレゼント。うっとり夢見心地な気分にさせてくれるチョコレートは、さまざまなギフトシーンに寄りそいます。

数あるショコラティエの中から注目したのは、日本でビーントゥバーの先駆け的存在である「ショコラティエ パレドオール」。その東京店の店長である人見さんに、ショコラティエ パレドオールのチョコレートの魅力やこだわり、そしてプレゼントにおすすめしたいチョコレートについて伺いました。

[ 取材対象者 ]人見晋さん

ショコラティエパレドオール東京店店長。大阪ラボで製造を担当したのちに、現職に就任。自身も店頭に立ち接客に携わる。昨年冬にはテイクアウトのサンデー「ソルティーナッツ」を開発。

[ インタビュアー ]河野ひろこ/ギフトコンシェルジュ

看護師時代に培ったホスピタリティを活かし「人となり」を想像したプレゼントの見立てが得意。二児の子育てに日々奮闘しながらも、ギフトセレクトとショップ・カフェ巡りがライフワーク。

日本におけるビーントゥバーの先駆け的な存在

ショコラティエ パレドオールは、シェフ三枝俊介氏がリヨンの巨匠モーリス・ベルナシオン氏のチョコレートづくりに感銘を受けたことをきっかけとして、2004年に立ち上げたチョコレート専門店です。

カカオ、チョコレートの本質を深く追求するショコラティエ」をコンセプトに挙げ、日々ビーントゥバー(カカオ豆から板チョコレートを自社で一貫して製造するスタイル)のチョコレートを製造しています。

厳選されたカカオ豆や焙煎にこだわったオリジナルのチョコレートは、味わいや香りはもちろんのこと、チョコレートの印象を左右する舌触りや余韻までもが極上。カカオ豆に真摯に向き合うことで魅力を存分に引き出したチョコレートは、創業当初からチョコレートラバーを魅了し続けています。

チョコレートの可能性を広げる研究をたゆまず行なうパレドオール。たとえば、大阪店と東京店で提供している「ショコラ ネスパ⁈」は、一見透明の炭酸ドリンクですが口にするとカカオの味わいが広がる新感覚の一品です。

インタビュアー

美味しいです!爽やかさの中にもしっかりカカオの味がして驚きました。

人見さん

ありがとうございます。発想力に富んだ商品を日々思案しながら開発しています。

また、ホワイトチョコレートをビーントゥバーで製造する「ショコラティエ パレドオール ブラン」を運営。産地ごとにカカオバターを製造するホワイトチョコレートは、他では味わうことのできない香り高さとまろやかさが魅力。ひとたび口にするとホワイトチョコレートの世界に惹き込まれます。

カカオの魅力を最大限に引き出すこだわり

カカオやチョコレートの洗練されたおいしさを感じる、パレドオールのチョコレート。余計な甘みや雑味を感じさせず、チョコレートにあまり馴染のない方でもその上質感に驚かされます。

洗練されたおいしさを体現するために、パレドオールでは細やかな分析と調節を怠りません。ここでは、おいしいチョコレートを作り上げるためにパレドオールが大切にしていることを伺いました。

おいしさを引き出すためにあらゆる手段を尽くす

豆の選別から始まり、焙煎やテンパリング充填までのすべての工程を経て作られるビーントゥバー。温度・時間・配合・甘味の選択など、どの工程でも最適解を導かなければ最高のチョコレートを完成させることができません。そのため、パレドオールではカカオの可能性を引き出すあらゆる方法を試すことを信条にしています。

ゴールはチョコレートの完成だけでなく「カカオ・チョコレートで表現できることを探究すること」だと言います。そのために、カカオニブやカカオパウダーでも個性を光らせる方法を日々探究しています。

人見さん

自家製ココアも、ホワイトチョコを作ったときにできるカカオパウダーを使っています。

ボンボンショコラを開発するときも、異なるカカオ産地や配合分でで作られたタブレットチョコレートから、理想の一粒を実現できるチョコレートを厳選します。選び抜かれたタブレットチョコレートは単一品種以外にブレンドもあり、奥行きのある味わいに納得です。

また、理想のボンボンショコラが完成しても、そこで完結することはありません。自然のものであるカカオやチョコレートは年によって味が変わるため、商品開発後もその年に実ったカカオの味を見極めてボンボンショコラの味わいを微調整しつづけているのです。

インタビュアー

商品開発は一筋縄ではいかないのですね。理想を追求する姿勢にクリエイティブな精神を感じます。

人見さん

その時々で最高の状態のものをご提供できるよう努めています。

インタビュアー

いわば、一期一会のショコラですね。

カカオの生育環境まで把握する

カカオの状態を把握するために栽培農園にも足を運び、現地の気候や土壌、カカオ豆の品質などをその目で確かめることも大切にしています。

カカオを取り巻く生育環境を把握することからチョコレートづくりが始まっていることに、自然が育んだカカオに対する敬意とプロフェッショナルなチョコレートづくりへの熱意を感じます。

インスピレーションを大切にした製品づくり

三枝シェフのインスピレーションを大切にした製品づくりも、パレドオールならではのこだわりです。シェフが世界を旅する中で感じたことや食べたものをアレンジすることが多いと人見さんは話します。取材時には、イタリア旅行で受けたインスピレーションをチョコレートやケーキで表現したものが販売されていました。

人見さんは三枝シェフについて「意外な組み合わせも、食べてみると調和している。学ぶだけは到達できない感性や発想力をお持ちの方」と話します。独自の感性や探究心で唯一無二の世界を表現しているだけに留まらず、後進のショコラティエの刺激になっていることが分かるエピソードです。

ラグジュアリーを感じるラッピング

ラグジュアリー感を大切にしているパレドオールは、お客様が最初に手に取るラッピングにもこだわっています。ボックスやリボンは艶感やゴールドが取り入れられ、高級感あふれる出で立ち。

獺祭ショコラには稲穂を添えるなど、一目でペアリングした素材を感じられる工夫もされています。チョコレートを食べる前からエンターテインメントが始まっているようなラッピングは、プレゼントとして贈るシーンでも驚きや高揚感を感じていただけることでしょう。

人見さん

チョコレートは2週間ほど日持ちするので、贈り物としても一粒に込められた贅沢を楽しんでいただけます。

インタビュアー

数ある贈り物の中でも、とりわけチョコレートの特別感は別格ですよね!

パレドオールでおすすめのチョコレートギフト

東京駅、そして丸の内という土地柄、性別を問わずしてビジネス手土産や東京観光のお土産に購入されることが多いと人見さんは話します。バレンタインやホワイトデーにはアルコールを使ったショコラも人気だと言います。

チョコレートギフトを選ぶコツとして、好みがわからない方に贈るケースでは、アルコールを使っていないものやシンプルなものを選ぶと良いそうです。また、女性に贈る場合は、さまざまな味わいを楽しめるアソートボックスが喜ばれる傾向にあると続けます。

パレドオールのチョコレートの魅力について人見さんは「ビーントゥバーのチョコレートを作り、さらにそこからボンボンショコラやケーキまで一貫して作っているので、本来のおいしさが伝わる高鮮度のチョコレートを味わっていただけること」と話します。

人見さん

チョコレートをあまり召し上がらない方にもおすすめで、興味を持っていただくきっかけになれば嬉しいです。

インタビュアー

確かに、パレドオールさんのチョコレートをひと口味わうと、チョコレートの魅力に目覚めそうです!

それでは、ショコラティエ パレドオール東京店で人気のある、おすすめのチョコレートギフトについてご紹介します。ぜひ贈りたい相手を思い浮かべながら、気になるチョコレート商品を見つけてみてください。

No.1 – パレドオール

「やはりおすすめはコレ」とまず紹介してくださったのが、店名を冠したアイコニックなショコラである「パレドオール」。親しい方はもちろんのこと、あまり好みを把握していない方であっても贈りやすいギフトだと人見さんは話します。

「金の円盤」という意味を持つパレドオールは、美しい円形のショコラに金箔がちりばめられた一品。アルコールも一切使っていないので、チョコレートが苦手でなければ間違いなく喜んでいただけそうです。

No.2 – パレドオール ブラン

世界でも珍しいホワイトチョコレート専門店「パレドオール ブラン」のホワイトチョコレートも、特別な贈り物になる上質感をもちます。とろける舌触りとホワイトチョコレート独特の角のない甘みが追及されています。

インタビュアー

私もひと口食べて、洗練された味わいに驚きました。他のホワイトチョコレートには戻れません(笑)

コフレ ブラン」は、ホワイトチョコレートとフルーツのペアリングを楽しむためのショコラです。あまおう・ライム&レモン・マンゴーなど、甘みや酸味が異なる5種のフルーツとホワイトチョコレートが引き立てあいます。「まずどれを食べよう」と、幸せな悩みを贈ることができるでしょう。

No.3 – マールショコラ

カカオ100%チョコレートに、蜂蜜で甘さをつけたガナッシュを込めた「マールショコラ」も、パレドオールならではの特別感ある贈り物です。自然の恵みを贅沢にあしらったガナッシュは、カカオの濃厚さと蜂蜜のやさしい風味が溶けあい、余韻まで洗練された味わい。

マールショコラの東京店限定商品は、近隣の皇居周辺で採れたソメイヨシノや金柑の蜂蜜が使用され、発売当初から人気の衰えないロングセラー商品です。東京店ならではの素材で作られたショコラは、東京観光や丸の内散策の手土産として購入せずにいられません。

No.4 – チョコレート×お酒

男性へのプレゼントに人気な商品が、日本酒やウイスキーなどのお酒とチョコレートを組み合わせたショコラ。なかでも「獺祭ショコラ」は数々のメディアでも取り上げられ、美食家たちの注目を集めつづける逸品です。

使っているのは23%にまで磨きあげた山田錦を使った「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」。華やかな香りや甘みをもち、キレがありながらも心地よい余韻を感じられることが特徴です。

使用されているショコラは2種類。米とチョコレートのまろやかな甘みを感じ、粗塩が獺祭の吟醸香を際立たせるミルクタイプ。そして、獺祭の酸味とカカオの苦みを味わえるビタータイプです。ビタータイプにあしらわれた銀箔の輝きから気高さを感じます。

また「宮城の酒蔵 利き酒ショコラ」は、複数の蔵で作られた日本酒の味比べを楽しめる一品。自家製チョコレートをベースに、東日本大震災後に復興に力を尽くす宮城県の酒造で作られた日本酒を使っています。日本酒とチョコレートの芳醇なマリアージュをお楽しみください。

パレドオール東京店は必訪のカフェ併設ショップ

東京店には、非日常を感じるラグジュアリー空間にカフェとショップの2つのエリアが混在します。ショーケースに並ぶチョコレートの数は迫力満点。「一粒から購入いただけるので、気軽にお楽しみいただければ」と話す人見さん。ふらりと立ち寄った学生さんやカフェの会計に向かう方も、「じゃあひとつ♡」と購入していかれるそうです。

また、季節の生花を飾り付けたり、定期的にディスプレイ装飾をアレンジすることで、常連のお客様がいつ来ても楽しめるよう心を尽くしています。ここでは、パレドオール東京店のカフェやテイクアウトメニューの魅力をご紹介します。

カフェメニュー

大きなガラス窓から自然光が差し込む開放感のあるカフェスペースでは、東京店ならではのカフェメニューを楽しむことができます。

初めての来店ならば、好きなケーキやショコラと飲み物を選べる「マリアージュセット」がおすすめです。飲み物はコーヒー・紅茶・ウイスキー・シャンパン、そして、おすすめの「ショコラネスパ⁈」もラインアップしています。ショッピングの休憩や優雅な休日に、心がうるおうひとときをお過ごしください。

東京店・大阪店限定のパフェも、特別な日やご褒美に注文したいスペシャリテです。取材時は「イタリア」をテーマとしカッサータやアマレッティを取り入れたパフェが販売されていました。仕事帰りに英気を養うビジネスマンの姿も少なくないそうで、人々に癒しを与えてくれる空間となっています。

テイクアウトメニュー

小さなお子様やペットと一緒にチョコレートスイーツを楽しみたいのなら、共用テラス席でのテイクアウトがおすすめです。自家製チョコレートを使ったソフトクリームやショコラネスパ⁈、自家製ココアなど、疲れを癒すスイーツ&ドリンクがそろいます。

4月15日から販売を開始したチョコレートサンデーや、カカオネスパ⁈にフルーツピュレをあわせた爽快なドリンクは、新緑の季節の休憩にぴったりな季節限定商品。天気のいい日に家族で出かけたいスポットです。

昨年の秋冬には、ソルティーナッツのチョコレートサンデーやウイスキーやシナモンをブレンドしたココアを販売してたそうです。まさに年中目が離せないテイクアウト商品を、通いつめてコンプリートしてみてください。

顔がほころぶ至極のチョコレートギフトを贈ろう♡

「シェフはチョコレートで多くの人を幸せにしたいと常々言っています。これからも、カカオやチョコレートの可能性を広げていきたいですね」と笑顔を見せる人見さん。チョコレートの新たな楽しみ方を提案しつづけるパレドオールから、今後も目が離せないと感じました。

自然の恵みと出会いに感謝し、敬意を払うパレドオール。おいしさが追求された特別なチョコレートは、味覚と心を満たす上質なスイーツです。ぜひとも丁寧に作られたチョコレートの数々を、大切な人やご自身に贈ってみてくださいね。

ショップの詳しい情報

店名ショコラティエ パレドオール東京店
住所〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 1F
営業時間月~土/11:00~21:00(L.O.20:30)
日・祝/11:00~20:00(L.O.19:30)
休業日1/1(他、新丸の内ビルディングの休館日に準じる)
最寄駅JR東京駅丸の内北口から地下通路で直結
東京メトロ丸の内線東京駅から直結
東京メトロ東西線大手町駅から徒歩3分
都営三田線大手町駅から東京海上ビル経由で徒歩2分
電話番号03-5293-8877
ホームページhttps://palet-dor.com/
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河野 ひろこ

河野 ひろこ

ギフトコンシェルジュ、コンテンツライター、縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てが得意。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きとショップ巡りを10年来ライフワークにしている。

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