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この記事は、2019年3月3日時点の情報です。
JR日暮里駅から御殿坂をてくてく歩き、谷中エリアでシンボル的な存在の「谷中銀座商店街」に差しかかる辺り、きりっとした格子戸を構える木造の日本家屋が佇んでいます。
こちらが、手作り石鹸店・美容室・写真館が連なる複合施設「だんだん(DANDAN)」です。伝統的な和テイストが意識された建物は、日本旧来の建造物と街並みが溶け合う、谷中の景観に馴染んでいます。
綺麗になりたい願望を叶える、谷中の複合施設
だんだんのコンセプトはズバリ、みんなで楽しく綺麗になろう。立ち上げのきっかけは、代表の祖母が亡くなったときに、遺影に適した写真がなかなか見つからなかったという経験が基になっています。 「今は、終活が一般化されてきましたが、当時はそういった風習もなく、遺影は急遽用意するものでした。普段から綺麗にしている方でも、必要な時にオフィシャルな写真を飾れないことは悲しいことです。身なりを整えて、見目好く撮影も済ませておけば、気高い姿で見送ってあげられます」と話す代表。大切な家族を凛々しい面影で残したい、という気持ちが原点にあります。だんだんの由来
施設名である「だんだん」は、谷中銀座商店街に通じる「だんだん坂(夕やけだんだん)」に由来していることと、西日本の方言で「ありがとう」という意味があることから考えられました。 一見すると、熨斗のようにも見えるロゴマークは、だんだんのローマ字表記から頭文字を取った「D」を繋ぎ合わせたものです。「みんな仲良く、絆で世界をつなげる」という意味が込められています。複合施設のサービス内容
だんだんでは、複合施設とうたわれているように、同一敷地内で複数のサービスを提供しています。1階入り口付近は、和菓子をテーマにした手作り石鹸の販売コーナー。 石鹸販売コーナーの奥には、美容室。入り口の左手にある階段を2階に上ると、写真スタジオがあります。美容室でヘアメイクをして、そのままスタジオ内や谷中の街をバックに写真撮影をできる点が、複合施設ならではの便利なサービスです。美味しそうでカラダ想い、話題の和菓子石鹸
だんだんの石鹸販売コーナーでは、水羊羹や寒天菓子そっくりの「手作り和菓子石鹸」が販売されています。 和の素材を使用し、日本らしさを感じさせる和菓子石鹸は、外国人観光客からも脚光を浴びています。谷中散歩のお土産に、贈った相手をびっくりさせられる一品です。手作り石鹸へのこだわり
石鹸の原材料は、使う方の肌をいたわって、天然成分を豊富に配合しています。また、「よもぎ」や「あずき」など、日本を感じることのできる素材を使用し、外国の方にも日本らしさを伝えられるようにしています。金箔で華やかさをまとった和菓子石鹸は、洗面台や浴室に遊び心を添えてくれます。 日本が原産の「よもぎ」は、昔から人々の暮らしの中で食用素材や薬草として親しまれてきました。よもぎの殺菌効果や栄養素には、肌の引き締めや肌荒れを抑える効果があるとされ、よもぎ風呂やよもぎ化粧水など、様々な形で今も活用されています。このように、だんだんでは美肌効果をもつ素材をこだわって選び、商品を作り上げていることも魅力の一つです。人気の白ぬか石鹸
だんだんで人気の石鹸は「白ぬか石鹸」。美白や保湿効果をもつ白ぬかや肌に優しい原料で作られた石鹸は、洗い上がりがしっとりしていて、リピーターも多いボディケアアイテムです。 和菓子石鹸は、しばしば期間限定の商品が登場します。この春には、桜の形の石鹸が出る予定となっていますので、店頭もしくはウェブサイトで是非チェックしてみてください。谷中石ケンくん石鹸
無添加の石鹸にレモングラスの香りをつけた「谷中石ケンくん石鹸」は、だんだんのオリジナル商品です。「谷中石ケンくん」は、だんだんオリジナルキャラクターで、谷中に住む幼稚園生という設定です。 名前は「谷中石鹸」をもじったもので、言葉遊びの面白さも感じます。無添加でお子さんにも安心してお使いいただけるので、ご家族の皆さんでご使用ください。ヘアケアマイスター在籍、和風モダンな美容室
だんだんの店内奥にある「美容室ぱしゃ」は、日本家屋の土間を意識して作られたデザインが特徴的。玄関や仕切りも格子戸になっており、落ち着きのある空間が広がります。仕切りがあることで、パーソナルスペースがしっかり確保されるので、よりリラックスして施術を受けることができます。美容室には専門スタッフが在籍
美容室ぱしゃには、20代~50代と幅広い年代のスタッフや、専門のヘアケアマイスターが在籍しています。「年齢を重ねるうちに、ケミカルなものではなく自然由来の身体に優しいもので綺麗になりたい、と感じるようになりますよね。それをスタッフも体感しているので、各世代の悩みに寄添ったご提案やヘアケアのできる点が、当美容室の強みです(マネージャー/山本氏)」。スタッフ自身が、実体験も踏まえてアドバイスしてくれるため、様々なシチュエーションで頼りになります。観光客向けプランも充実
「好きな歌手とかアーティストの曲は、いつまでも聞いていたいって思いますよね。それと同じように、いつ来ても、いつまで居ても、飽きないお店を目指しています。お客様にとって、何回来ても心地よい場所であってほしいです(店長/小久保氏)」。観光客向けのプランとして、谷中銀座商店街を散歩した後に、美容室でヘッドスパを体験できるコースもあります。都内観光に来た友人を案内する計画に、一度利用してみてはいかがでしょうか?レンタル着物でロケーション撮影を楽しむ写真館
だんだんの建物2階に構えるのは「谷中写真館」です。2階に上がると、真っ先に驚くのが天井の高さです。まるで合掌造り家屋のような開放感を感じ、見上げて息を呑むほどのパノラマが広がります。天井の梁は、60~70年前から建物を支えている歴史的な材で、空間に深みを与えているように感じます。 谷中写真館の扉やライトは、もとからある木材に馴染むようデザインされています。和紙のようなライトが、柔らかく室内を照らし、温かみのある雰囲気で撮影に臨むことができます。谷中写真館の魅力
谷中写真館は、1階の美容室でヘアメイクをしてもらい、移動距離ほぼゼロで写真撮影できる点が最大の魅力です。ブライダルで実績を上げたプロの専任スタッフにより、高いクオリティのヘアメイクを受けた上で、プロカメラマンによって撮影を行います。大切な瞬間を最高の自分で残したい時や、お子様連れで撮影場所までの移動が大変な時などに、効率よく撮影できることがありがたい写真館です。撮影時に大切にしていること
撮影では、その人の一番いい笑顔や、家族の笑顔の中にある温かさを引き出すことを心がけているといいます。家族写真やマタニティ、赤ちゃん誕生記念、七五三など、二度と来ない貴重な瞬間を残してみてはいかがでしょうか。ブライダルドレスや和装レンタルの用意もあるため、手ぶらで前撮りすることも可能です。谷中の街並みをバックに写真撮影
着物をレンタルし、谷中を散歩するプランもあるので、カップルで食べ歩き風景の撮影をしても素敵です。夕日が映える夕やけだんだん、歴史情緒が溢れる路地裏、人々が賑わう谷中商店街など、思い出に残るロケーションでの撮影をお楽しみください。結婚式のプロフィールムービーに使う写真撮影にも、笑い声が聞こえてきそうな楽しげな写真を撮ることができます。記念日や旅の思い出を残せる、谷中だんだん
綺麗になりたい、癒されたい、そんなときに頼れるお店でありたいという想いが溢れ出る店構え。働いているスタッフも気さくで温かく、近所の方もお喋りに立ち寄るというほど、居心地の良いスポットです。お客様の笑顔を大切にしたサービスを心がけているからこそ、多くの人が集まる憩いの場所になっているのを感じます。
谷中の街に溶け込み、地域住民のライフイベントに寄添いつつも、観光客へのおもてなしをも大切にする複合施設「だんだん(DANDAN)」。甘党心をそそる、話題の谷中みやげ「和菓子石鹸」の人気店でもあり、お土産探しにも立ち寄りたいスポットです。昭和の温かみが残る複合施設「だんだん」で、大切な記念日や旅の思い出をつくりに訪れてみてください。
ショップの詳しい情報
店名 | だんだん(DANDAN) |
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住所 | 〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-10-4 |
営業時間 | 10:00 ~ 18:00 |
休業日 | 火曜日(美容室は火・水が定休日) |
最寄駅 | JR日暮里駅から徒歩5分 |
電話番号 | 03-5834-8387(手作り石鹸販売店・美容室ぱしゃ) 03-5834-8808(谷中写真館) |
ホームページ | https://dandantokyo.com/ |
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