うっとり見惚れてしまう、天使の輪が光るツヤ髪。日々のお手入れやサロンでの本格施術など、徹底したヘアケアが成せる妥協を許さない美しさです。しかしながら、シャンプー・トリートメント・ドライヤーでの乾燥など、髪のボリュームや長さがあると尚更のこと負担に感じて手を抜いてしまいがちです。
指通り滑らかな髪はやはり気持ちが良いもので、ほのかに漂う華やかな香りには心が躍ります。頻繁にサロン通いをしなくとも、自宅で髪を労わり上質にまとめてくれるセルフケアアイテムがあればと願う女性は多いことでしょう。そんな理想のヘアケアを求める人に耳寄り情報。世界90か国以上のサロンで使われるヘアケアブランドをご存知でしょうか?
それぞれの髪質に合わせた豊富なラインナップと、プロお墨付きの仕上がりが日本の美容界隈でも話題となっています。美容マニアの友達や艶髪にこだわりを持つ家族に、プロ愛用のヘアケアアイテムを贈ってみてはいかがでしょう。誕生日や母の日、ちょっとしたお礼など、お祝いや感謝の気持ちとともに癒しを届けるギフトになりますよ。
目次
世界90か国以上で愛される「Davines」とは
今回ご紹介するのは、イタリア・パルマ生まれのヘアケアブランド「Davines(ダヴィネス)」。元々は香水瓶を製造していたアトリエで、科学の専門知識を豊富にもつ妻と営業力を強みとする夫がタッグを組み、ヘアケアとスキンケアアイテムを世界で展開する現在の姿へと成長させました。
- ブランド名に込められた想い
ダヴィネスというブランド名は、創設者である2人の子供の名前から取って名付けられました。ダヴィネスが発祥した地は、家族経営企業の多いイタリア。家族を大切に想う気持ちや、一族で営む誇りが表れているように感じます。
ダヴィネスのブランドコンセプト
「サステナブルビューティー」を最たる目標に掲げるダヴィネス社。美への追及はもちろんのこと、今ある自然環境や文化を守り、未来の社会を希望に満ちたサステナブルなものにしていくための活動にも精力的です。PR・マーケティング部の坂中氏は「お客様の心身を綺麗に保ちながら持続可能な暮らしを作ることが、私たちの一番大切にしていることです」と話します。
- ダヴィネスの中心軸「サステナビリティ」
近年こそ社会意識が高まってきた「サステナビリティ(持続可能性)」ですが、ダヴィネス社では1983年の創業当時からそれを意識した社会貢献を行っていて、ダヴィネスを語る上では外せないものとなっています。その活動は、古くからの伝統を保護する活動・植林活動・発展途上国への支援など多岐にわたります。
- 幼少期に育まれたサステナビリティの意識
現会長兼オーナーであるダヴィデ・ボラッティ氏が生まれ育ったイタリアをはじめとする欧州には、自然と共存する意識が強く根付いていると言います。「ダヴィデ氏は、サステナビリティや倫理観、美意識を、両親から日々の暮らしの中で引き継いできたようです(坂中氏)」。自然環境に配慮と敬意をもつ感覚は、幼い頃から無意識に育まれていたのですね。
ダヴィネスヴィレッジについて
商品の企画や開発、成分に関しての研究が行われているのは、7万7千㎡もの広大な土地に構えた「ダヴィネスヴィレッジ」。オフィス、そして最先端の機器や技術を集約するラボを設ける一方で、敷地の約80%が緑に覆われていて、温室や庭園などイタリアの原風景も持ち合わせています。カフェテリアでは、新鮮な旬の食材を使ったメニューを楽しめるそうです。
ダヴィネスが展開する商品全般は、ダヴィネスヴィレッジ内で育てられた草花の成分を使って研究・開発されています。レモン・バニラ・シダーウッド・ローズなど、想像するだけでもぎたてのフレッシュな香りが漂ってきそうです。
ダヴィネスのヘアケアアイテムの特徴とこだわり
使い心地や仕上がりの満足度が高く、人それぞれの悩みに応じたラインナップが豊富であることに定評のあるダヴィネス。ヘアケアアイテムのラインだけで10種類、全体の商品数だと80種類にも及びます。ここでは、それらの特徴やこだわりについて紐解いていきます。
- ヒトと自然にやさしい原材料
ダヴィネスの最大と言っても過言ではない特徴が、ヒトにも自然にもやさしい原材料を使用していること。サステナビリティを大切にするダヴィネスらしい特徴です。ちなみに、ダヴィネスヴィレッジでは、商品の製造過程とオフィスで使用するすべての電力に自然エネルギーが利用されています。
髪だけでなく全身に使える「オーセンティック」シリーズは、98%以上が自然由来成分で出来ていて、パラベンやシリコーンをはじめとする成分を不使用としています。カラーヘアの退色を防ぐ「アルケミック」シリーズも、生分解性成分が最大98%、植物由来成分が最大95%配合されているのだから驚きです。
- 心をほぐされる草花の香り
シリーズや商品ごとに異なる香りを纏わせている点もダヴィネスの特徴です。どれも香りを試すたび、目を閉じて深呼吸してしまうほど心地よいフレーバー。蒸気に満たされたバスルームで使用したら、どれほどムーディーな極上空間になるだろうと想像を掻き立てられます。
- 仕上がりの質にも妥協しない
自然由来成分を多く使っているヘアケアアイテムは、仕上がりの満足感に劣るイメージがありませんか? 筆者自身も、ナチュラル系のシャンプーやコンディショナーを使用した際に、髪の毛がパサパサとした仕上がりになって使用をやめた経験があります。しかし、ダヴィネスは仕上がりにも妥協しません。
ダヴィネスのヘアケアアイテムは、オーガニックや自然由来のものが多く配合されていますが、特に意識されているのはプロ仕様。髪や頭皮にしっかり結果が出るよう研究されています。
美容業界のプロにも太鼓判の実力
豊富なラインナップから複数のアイテムを組み合わせて使うこともできるため、「頭皮と髪の状態に合わせて選べることが強み」と坂中氏は自信を覗かせます。取材中に視線を上げると画面越しでも分かるほどのツヤ髪で、まさに効果を体現しているよう。聞くと、くせ毛で縮毛矯正もしているため髪が傷むことも多いのだとか。「私もダヴィネスが手放せません」という言葉が製品の実力を物語っています。
ダヴィネスのヘアケアアイテムは、国内トップレベルの人気店がひしめき合う表参道・原宿界隈の美容室やサロンでも多く取り扱われています。SNSフォロワーを多く抱える某美容師インフルエンサーは、「安心して使える」「環境への配慮だけでなく、しっかり結果が出る」と太鼓判を押したそうです。
パッケージに施された奥深い工夫
ギフトに欠かせない要素としては、製品クオリティもさることながら、箱を開けた瞬間にテンションの上がる美しさが求められます。洗練されたパッケージが評判のダヴィネス製品は、目を惹くデザイン性からさらに一歩先を行く奥深い工夫が施されています。
- サステナビリティを大切にした素材
ダヴィネスのボトル本体には、リサイクルプラスチックやバイオベースのプラスチックが中心的に使用されています。また、品質を保つ条件下で必要最小限のプラスチックを使用するようにしていて、全体のプラスチック使用量の削減にも努めています。
ボトルは一見すると硬そうに感じますが、押してみると簡単に凹み、薄く柔らかい素材であることが分かります。また、外箱にはFSC認証(適正に管理された森林から産出した木材などを証明する国際的な認証制度)の資材が使われるとともに、接着剤の使用を控えた設計でリサイクル性にも配慮されています。
- 生産者や農場が刻まれたラベル表記
ラベルにも注目すべき情報が記載されています。イタリアのスローフード(伝統的な農法で作られていたり、希少価値の高い固有種を取り扱っているもの)が使用され、生物多様性を守っている「ダヴィネスエッセンシャル」シリーズのラベルには、生産者や農場の名前が刻まれているのです。
たとえば、「ダヴィネスエッセンシャル ラブ」のラベルには、ミヌタオリーブの生産者の名前が記されていて、他にも「チェリートマト」「アーモンド」「イエローメロン」など、配合されている原材料ごとに異なる生産者が記載されています。
原料の生産元が明確なシャンプーやコンディショナーは珍しく、ダヴィネスの中でも唯一生産者の顔まで分かるシリーズとなっています。「スーパーマーケットに並ぶオーガニックフードのような感覚で、ダヴィネスのシャンプーやコンディショナーを選んでいただけると嬉しいです」と坂中氏は話します。
- ラベルの絵柄に込められた意味合い
頭皮から毛先まで繊細なケアができる「ナチュラルテック」シリーズには、ラベルに手書き風のイラストが描かれています。絵柄は用途や目的に合わせたモチーフになっていて、ナチュラル系でもモダンテイストでもインテリアをお洒落にまとめてくれます。
髪の乾燥やパサつきにアプローチする「ナチュラルテック<RP>」ラインには内側に水分を蓄え力強く生きる多肉植物が描かれていて、エイジングケア*1の「ナチュラルテック<E>」ラインには湧き上がるエネルギーや生きる強さを表すドラゴンが描かれています(*1:年齢に応じたケア)。ひとつひとつのラベルに意味があり、どんな意味合いが込められているか想像することも楽しいですね。
ダヴィネスをプレゼントで贈ることのメリット
ヒトや環境にやさしい成分を使った上で、髪に対する効果もしっかりと感じるダヴィネスのヘアケアアイテムは、美容に気遣う人にとって心強いサポーターとなるはず。美しい髪は、女性だけでなく男性にとっても自信につながります。
また、ヘアケアアイテムは髪を美しく整えるだけでなく、指通りや香りで心地よい気分にしてくれます。時間がなかなか取れない人にも、自宅でヘアサロンさながらの癒しを体感してもらえるでしょう。転退職や引越しなど、生活環境が変化してストレスを抱えがちな時期に贈っても、寛ぎのひとときを贈ることができます。
ヘアケアアイテムのセレクトポイント
プレゼントを贈りたい相手に喜んでもらえるようなヘアケアギフトは、どのように選べば良いのでしょう。直営店舗での販売経験をもつ坂中氏は、ヘアケアアイテムを既に多く持っている人か、本格的なヘアケアは経験がなく市販のものを使っているかを始めに聞くようにしていたと言います。
「贈り相手の髪質まで把握していないことは多いですよね。よく知っていたとしても、市場に出回る数多のヘアケア商品の中で、相手の髪質に合うものを見つけるのは難しいことです」と、ヘアケアギフトの悩みをズバリと指摘します。
「そのうえで、ヘアケアアイテムをあまりお持ちでないなら、ダヴィネス人気No.1で理想の仕上がりを追求した “オイ” シリーズを紹介し、様々試されている方であればスペシャルケア商品を中心に紹介していました。何本あっても喜ばれるヘアオイルなども贈り物として人気です(坂中氏)」。ヘアケアに対する興味の度合いで選ぶという視点は真新しさを感じます。
ダヴィネスのヘアケアギフトの魅力
自身の肌が弱いことや髪へのコンプレックスがあったことから、ダヴィネスなど美容・コスメを専門とする(株)コンフォートジャパンへ入社したという坂中氏。髪の毛は「見た瞬間に印象を左右したり、その人の美しさを感じるもの」と考えているそうです。
香りの異なるヘアケアアイテムを交互に使ったり、頭皮や髪の部位ごとに使い分けたり、気分やコンディションに合わせて使うこともダヴィネスの楽しみ方のひとつ。贈り相手にイタリアの情景を思い浮べて欲しいと伝えたりしても素敵です。
ギフトラッピングで特別感をUP
贈り物では欠かせないギフトラッピングも、相手の気持ちを盛り上げる要素のひとつ。商品をピックアップしたら、バリエーション豊富なラッピングの中からセレクトして、素敵なヘアケアギフトに仕上げましょう。
ダヴィネスのギフトラッピングは、3種類(L・M・S)のボックスとペーパーラッピング。そして、しっかりマチがありながらそれほど大きくなくて、持ち運びに便利なボタン付きのコットンポーチ。ギフトラッピングとしても人気のコットンバッグも候補から外せないところです。
贈答シーンから選ぶ、オススメのヘアケアギフト
幅広いユーザー層の中でも、20代・30代を中心に同性やパートナーへの誕生日プレゼントとして贈られるケースが多いというダヴィネスのヘアケア商品。目を惹くオシャレ感と人に勧めたくなるクオリティは、やはりギフトに向いていると感じます。
男性でも、誕生日祝いにオーセンティックオイル
若い男性へのギフトに選ばれることが増えているという、ダヴィネスで人気の「オーセンティック オイル」。髪だけでなく顔・体とマルチに使えるので、一連の工程をサッと済ませたい人にも便利な一品です。ラベルの裏に女神が描かれていて、テクスチャー越しに見えることもお洒落ポイント。
筆者も実際に使ってみたところ、手触りはサラリとして、もたつかず艶やかにまとまりました。香りは、トップにレモンやベルガモット、ミドルにゼラニウムやシダーウッド、ベースにローズやネロリなど、奥深く温かみのある香りです。入浴後にケアし、髪の香りで癒されながら就寝。翌日も良い香りに包まれるハッピーな1日を過ごせました。
ギフトを贈られた人は「98%以上が植物由来成分」というポイントに安心感を覚えるとともに、自分に対する心遣いを感じることでしょう。性別を問わずして使えるので、夫婦や恋人でのシェアコスメにもピッタリ。プレゼントなのに相手よりも自分が使っている、そんな状況が目に浮かぶようです。
区切りをねぎらうオイシリーズの転退職祝い
会社生活の区切りとなる転職や退職。「お疲れ様でした」「ゆっくり休んでね」の気持ちを込めた贈り物はいかがでしょう。オススメは、どんな髪質にも合うように作られ、理想の仕上がりを追究した「オイ」シリーズ。熱帯に生息する希少なルクの実から採れる保湿成分を配合しています。
シャンプーの使用感は、髪に広げた瞬間にエレガントな香りが膨らみ、クリーミーな泡立ち。筆者も自宅でセルフヘッドスパに浸ってしまいました。フワッとしつつツヤを含んでまとまる仕上がりは感動モノ。通常よりも長めにシャンプーを楽しみたくなる心地よさは、週1~2回のスペシャルケアにもってこいだと感じます。
オイシリーズ定番の組み合わせは、シャンプー・コンディショナー・ヘアオイルのセット。オイルを小サイズにすると、程よい価格帯に収まります。ミニサイズのシャンプー・コンディショナー・オイルがボックスに入った「オイ スターターキット」は、ビギナー向けのライトなギフトにおすすめです。
ちょっとしたギフトならサークルクロニクルズ
特別な贈答機会でなくても、日常的な人付き合いの中でのお礼や感謝のプチギフトに贈りたい商品が、リーズナブルな価格帯の「サークルクロニクルズ」。6種類のラインナップを揃え、髪や頭皮の調子に合わせたトリートメントを選べます。
いくつか組み合わせてボックス詰めもしてくれる点も魅力。他のギフト商品に「ちょい足し」しても華やかになり、様々なギフトシーンで活躍しそうです。日々育児に向き合う友達へのプチ贅沢ギフトや、久しぶりに再会する友達への手土産に、手軽に取り組める美容アイテムは喜ばれることでしょう。
見どころ満載なダヴィネスの直営店舗も必訪
商品を手に取り、テクスチャーや香りを感じることのできる直営店舗は、ぜひ足を運んでいただきたい体感スポット。店舗ごとに内装の雰囲気がすこし異なることも見所のひとつです。
ダヴィネスの姉妹ブランド「comfort zone(コンフォートゾーン)」のフェイスケア・ボディケア・フレグランスなどの商品も取り扱っているため、ヘアケアとスキンケアの抱き合わせギフトを作っても素敵です。
- イタリアのアンティークを設えた表参道店
2016年にオープンしたダヴィネス 表参道ヒルズ店は、世界初のダヴィネス直営店となるだけにこだわりが詰め込まれています。まず、サステナブルなものづくりにこだわるヘアケアブランドを表現し、イタリアのアンティーク家具を使っていること。「小物ひとつを取っても厳選されたものなので、楽しんでもらえたら(坂中氏)」。
もうひとつ注目したい内装が、会計レジの後方に飾られた大きな黒板。黒板のイラストは、チョークアートのアーティストにより描かれたもので、季節によってデザインが変わるため訪れる人を楽しませてくれます。
- 横浜の海をイメージしたみなとみらい店
ダヴィネスのマークイズみなとみらい店は、天井が高くてインパクトのある開放的な店舗。ここでは、アンティーク家具を使用するだけでなく、石や木々などの自然の要素を取り入れたりしていて、壁の淡いブルーは横浜の海のイメージにもピッタリです。
- ダヴィネスの世界観に浸るアポセカリースパ
伊勢丹新宿店本館地下2階にある「ビューティアポセカリースパ by Davines」では、ダヴィネス商品を使ったヘッドスパを受けることが出来ます。大切にしていることはリラックスできる空間づくり。ダヴィネスの特徴的な香りを存分に感じてもらうため、頭皮マッサージの導入時に香りを感じられる手技を取り入れています。
香りを通じてダヴィネスの世界観を演出しているスパは、自身へのご褒美体験にもってこい。コンフォートゾーン商品を使ったフェイスやボディトリートメントも受けることが出来るので、気分やコンディションに合わせて施術を受けてみてください(※女性専用です)。
- スタッフが感じるダヴィネス直営店の魅力
ダヴィネス直営店の魅力について「今の時期、海外旅行に行きづらいと思うので、イタリアや非日常の雰囲気を楽しんでいただければ」と話す坂中氏。店舗には、元美容師や研修を受けたスタッフも在籍していると言います。スペシャルケアを始める初心者でも安心して相談でき、心強さを感じます。
プレゼントで貰ったダヴィネス商品をリピートするために、店舗へ足を運ぶ人も少なくないと言います。贈り主から選んでもらったヘアケアアイテムに効果を実感したら、自分でしか分かりえない髪や頭皮の悩みにまで深化させる機会を得ることができます。髪のプロに身を委ね、自分へのご褒美アイテムを見つけてみてください。
- おわりに
自然の恵みをふんだんに配合したダヴィネス商品は、髪だけでなく心も整えてくれるような秀逸ヘアケアアイテム。元気がない時や疲れた時に、さらツヤの髪が気持ちを上向かせてくれると感じました。
美容に気遣う女性だけでなく、日頃仕事に打ち込む男性やヘアケアに無頓着な相手にも一目置かれる優秀なヘアケアギフトとなることでしょう。1度使うと病みつきになる心地よさを、まずは是非ご自身でお試しください。