現代の暮らしに「癒しと愉しみ」を灯す。進化系キャンドルの贈りもの

おすすめギフト

揺らめく灯りや陰影のある光が癒しを与える「キャンドル」。誕生日祝い、レストランでの食事、結婚式、お葬式など、嬉しい時も悲しい時も人々に寄り添っているアイテムです。身体を温めたり食べ物を調理したり、太古から私たちの暮らしに根付き当然のごとく使われる火は、キャンドルという形で生活に取り入れる人も多いのではないでしょうか。

キャンドルライフの画像

火には暗闇を明るく照らすだけでなく、心を落ち着かせてくれたり、コミュニケーションを促進させる効果があるといった研究結果があります。音楽やマッサージとはひと味違ったリラクゼーションを得られるアイテムは、癒しを求める人に喜んでいただける贈りものになることでしょう。

キャンドルの画像

一日の終わりにそっと火を灯せば、頑張った自分へのねぎらいや励みにもなるキャンドル。自分へのご褒美ギフトとしてもおすすめです。今回は、そんなキャンドルギフトを展開する「カメヤマキャンドルハウス青山店」で、カメヤマ株式会社の執行役員・金指琢也氏と同キャンドルハウス事業部・御簾納涼子氏に話を伺いました。

1. キャンドル演出のパイオニア、カメヤマ株式会社

谷川蝋燭製造所の画像創業当初の谷川蝋燭製造所

カメヤマ株式会社は、伊勢神宮の宮大工をしていた谷川兵三郎氏が1927年に「谷川蠟燭製造所」を立ち上げたことに始まります。信心深かった谷川氏は、神に関われる仕事をしたいと、ローソクをつくり始めたそうです。祈りに必要不可欠なローソクは質の高いものでなくてはならないため、創業当初から「流れず、曲がらず、くすぶらず」という「三ず」をモットーに、高品質な製品づくりを心掛けていました。

らせん状のキャンドルの画像スパイラルキャンドル

谷川兵三郎氏から後を継いだ2代目の頃には、誕生日ケーキにさす「らせん状のキャンドル」を開発するなど、ローソクの活躍シーンを広げました。バブル期には、メイドインジャパンの高品質なキャンドルがあると欧米にも評判が渡り、キャンドルの本家である欧米にも輸出をするように。世界各地に工場を作り、存在感を高めていきました(ヨーロッパ土産にキャンドルを買ったけど、製造元を見たら「カメヤマ」と書いてあった、という話もあったそう)。

小ローソクの画像カメヤマ 小ローソク 豆ダルマ

国内シェアNo.1を誇り、誰もが知るローソクメーカーとなった今でも、「ずっと、いっしょに、生きていく。」をブランドメッセージに掲げ、冠婚葬祭さまざまなシーンに人々の心に寄りそう高品質なローソクを真摯に製造し続けています。

直営店のカメヤマキャンドルハウスを手掛ける

カメヤマキャンドルハウス青山店の画像

カメヤマ株式会社が “キャンドル文化を提案する” ことを目的とし、立ち上げた事業部および直営ショップが「kameyama candle house(カメヤマキャンドルハウス)」です。1994年にニューヨークで開催されたギフトショーを現会長が視察した際に、キャッツアイというキャンドルホルダーに胸を打たれたことがきっかけになりました。

キャンドルの画像

時代はバブル崩壊後。バブル期に良しとされた「消費」の考え方が改められ「癒し」という言葉が台頭、家の中でゆっくり寛ぐという楽しみや過ごし方にシフトしている真っ只中でした。それまでは、インテリアに対するこだわりが希薄だった日本人にとって、欧米の見様見真似から始まった生活空間の充実。当初は、輸入のインテリアや家具をそろえることから始まりました。

花とキャンドルの画像

人々が目指す「素敵な空間づくり」の仕上げに、必ずと言っていいほど登場したのが花とキャンドル。それまで馴染みのなかった人たちも、キャンドルを手に取る機会が増えました。ブライダルや外資系ホテルなど業務用としての販売が中心だったカメヤマも、自社製品がホームユースにも活躍するのではと注目し始め、キャンドルホルダーやキャンドルスタンドの仕入れも開始してキャンドル界の旗振り役として活動をスタートさせたのです。

キャンドルのある風景の画像

2020年に暗雲立ち込めたコロナ禍でも、キャンドルのある風景や心地よさの提案が人々の心に灯りをともしました。近年では全国各地でキャンドルイベントを開催するだけでなく、小学生に向けた総合教育「燭育(しょくいく)」をおこない、教科を横断した学習の一助を担うなど活躍の場を広げ続けています。

ファイヤートークの画像

金指氏はカメヤマ創業の地である三重県の出身で、キャンドルハウス事業部の設立メンバーとして日本のキャンドル史を見届け、現在では日本キャンドル協会の代表理事も務めます。「ファイヤートークという言葉があるように、火を見ると人は素直になれる。焚火までしなくてもキャンドルが作る空間を通して、皆さんに心地よさを届けることがカメヤマの使命だと思っています」と話します。

キャンドルに対するこだわりの熱量が違う

火の画像

ワックスと芯が主原料となるキャンドル。原料の配合バランスや芯の太さで炎の大きさが変わり、最もキレイに灯るのは香料や顔料が入っていない状態だと言われています。しかし、アロマキャンドルとなると、香りも大切な要素になります。そのため、美しい炎と香りのバランスが取れる配合を常に熟考しながら開発していると金指氏は話します。

キャンドルの画像

カメヤマでは、日本人が好むような香りの種類や量、色にまでこだわりを張り巡らせています。「キャンドルはシンプルなもので構成されているからこそ、素材の良さと配合のバランスが大切。それをとことん追求することがカメヤマのこだわりであり使命です(金指氏)」。

ヤンキーキャンドルの画像

また、海外製品をセレクトするときには、日本にまだ上陸していないことや、その時々の日本人の感性やトレンドにフィットするかどうか、それに加えて、背景にあるブランドストーリーにも目を向けています。たとえば、同社が独占販売する「YANKEE CANDLE(ヤンキーキャンドル)」は、お母さんにクリスマスプレゼントを渡したいと思った少年がガレージでキャンドル作りを始めたブランド。ほっこりしたストーリーが優しい気持ちを醸成します。

キャンドル好きからビギナーまでが満足

カメヤマキャンドルハウス青山店の内観の画像

キャンドルをギフトにするときは、せっかくなら実際に火をともした様子も確認した上で選びたいものです。そんなときも気軽にキャンドル体験ができるカメヤマキャンドルハウス青山店。「灯りと香りのライフスタイルショップ」をコンセプトにしていて、天井の高い開放的な空間に約3,000種類ものキャンドルやアロマアイテムが並べられています。

キャンドルの画像

最大の魅力は、キャンドルに火を灯した状態(生火)を見ることができる点。その揺らめきに足を運んだ人々が癒されます。キャンドルアドバイザーのスタッフが、キャンドルの使い方や選び方を丁寧に提案してくれるので、キャンドル初心者であっても安心してキャンドルギフトを選べるところが頼りになります。

カメヤマキャンドルハウス青山店の内観の画像

カメヤマキャンドルハウス青山店には、性別を問わず幅広い世代の人が訪れます。コロナ禍を機に男性のお客様が確実に増えているそうで、贈る相手もこれまで女性メインでしたが、女性から男性に贈るケースも増えたと言います。「ネットショッピングは便利ですが、灯りと香りは、実際に見ないとわからないところも多いですよね。生火のゆらぎと香りを感じながらお品物を選んでいただけると嬉しいです(御簾納氏)」。

ギフトラッピングの画像

カメヤマキャンドルハウス青山店で個人の方が購入するケースは6割がギフト。シーズンごとに展示内容を変えているため、店頭に出ていない商品も多数あり、ギフトシーンではスタッフにどんな商品を贈りたいか相談してみてください。目に見える範囲でも壁一面にズラリと商品が並んでいるため、「選ぶのが大変」とおっしゃる方も多いそうです。

店舗限定商品の画像

日本ではカメヤマキャンドルハウスでしか買えない限定商品や、季節限定の香りも豊富に取り扱います。既にコレクションがあるようなキャンドル好きであっても、新たな扉を開いてくれるような商品ラインナップに抜かりはありません。取材中、キャンドルアドバイザーも務める御簾納氏の引き出しの多さに脱帽させられるとともに、ギフトを選ぶシーンでの心強さを感じました。

オリジナルキャンドルのワークショップも開催

JCAキャンドルスタジオの画像JCA CANDLE STUDIO

カメヤマキャンドルハウス青山店は、日本キャンドル協会(JCA)のキャンドルスタジオを併設しています。自分だけのオリジナルキャンドルを作ることができる「ワンタイムレッスン」は、キャンドルに興味があったり、キャンドルギフトを贈る前に自分でも試してみたい人におすすめしたいワークショップです。

ワークショップの画像

一回2時間の完結型で、当日に持ち帰りが可能。キャンドル作りが初めてのビギナーも上級者であっても、様々な人が楽しめるよう多彩なコースが用意されています。鮮やかなドライフラワーや本格的に精油を使うキャンドル作りは、忘れかけていた没頭する時間を楽しめる至福の体験。「色も香りも、作る人の世界観が如実に表れます」と、御簾納氏は話します。

プチギフト製作の画像

ボタニカルキャンドルやアロマワックスサシェなど、巷で見かけることのあるキャンドルアイテムを自分自身で作ることができ、ものづくりの楽しさにも触れられる充実したひと時を過ごせるでしょう。友人同士やカップルで来店したものの「個々が作業に没頭して黙々と作ってくださる方が多いです」と御簾納氏は笑みを浮かべます。

ウェルカムボード製作の画像

季節限定のワークショップや、ウェディングシーンでも使えるプチギフトやウェルカムボード製作のコースもあり、何度でも通いたくなる多彩なバリエーションも魅力。大人の付き添いがあれば小学生以上も参加可能なので、親子の思い出作りにもなります。ワークショップ詳細は、JCAキャンドルスタジオのSNSやホームページをご覧ください。

2. カメヤマが考える、キャンドルギフトの選び方

キャンドルの画像

キャンドルには、大きく3つの効能(働き)があります。ひとつ目は、キャンドルの炎から滝つぼと同じくらいの「マイナスイオン」が発生すると言われること。ふたつ目は、「1/fゆらぎ」と呼ばれる波や木の葉の揺れなど自然界にある不規則な揺らぎから、心を落ち着かせる効果が期待できること。みっつ目は、炎が臭いの元になる微粒子を巻き込んで燃やし、消臭効果が得られやすいこと。

癒し効果の画像

根拠に基づいた癒しの効果は、疲れ気味だったり気分が落ちている人にとって嬉しいギフトになりそうです。また、使ってなくなる「消えもの」なので、恒久的にスペースを狭めない心遣いを込めることもできます。そして、自らの手で火をともす行為を繰り返すので、その度に贈り主のことを思い返す機会が得られ、キャンドルを贈った想いを共有できる点もギフト向きな所以です。

キャンドルギフトの画像

では、実際にどんなキャンドルギフトを選べばいいか。そこには、用途、香りの好み、相手がキャンドルを使ったことがあるかどうかがポイントになると言います。ここでは、5つのカテゴリに分けてキャンドルギフトの選び方を解説していきます。

キャンドルギフトの画像

また、キャンドルギフトについて「いろんなシーンに寄りそってくれるキャンドルですが、使う機会や使い方に悩む人もいらっしゃるので、”こんなときに使って欲しい”という言葉を添えて贈って欲しいです」と金指氏は話します。ぜひ、キャンドルがもたらす香りや灯りにメッセージ性を込めて贈ってみてください。

① キャンドルの用途

キャンドルの画像

意外と大きな分岐点となるのが、キャンドルの用途や使用シーン。キャンドルと聞くと、香りが付いたアロマキャンドルをイメージしがちですが、キャンドル上級者ほど「香りより灯り」を楽しむ人が多いと言います。既にキャンドル好きを公言している人であれば、無香タイプのキャンドルと器を合わせて贈ってみてはいかがでしょう。

キャンドルのシルエットの画像

明かり・揺らぎに加えて、器が映しだすシルエットにまで楽しみが広がります。キャンドルを入れる器によってシルエットの表情が違って見えるため、好きな人であればいくつ持っていても困らないと言います。「同じキャンドルを使っていても見え方が全然違うので、実はグラス(器)はキャンドルにとって大事な要素なのです(御簾納氏)」。

キャンドルとグラスのギフトセットの画像

キャンドルとグラスのギフトセットは、モノ(物)としてだけでなくトキ(時間や空間)を贈りたいシーンでもおすすめです。たとえば、ホームパーティやおもてなしをすることが好きな人に贈れば、テーブルウェアやキッチン用品とは一線を画した新鮮味のあるギフトになるかもしれません。

無香タイプキャンドルの画像

さらに、無香タイプなら料理の香りを邪魔することなく素敵な空間を作り上げることができて、ホスピタリティの助けとなってくれそうです。テーブルコーディネートに興味がある筆者にとっても、キャンドルに組み合わせる器の重要さは考えが及ばず、キャンドルギフトの選び方として幅が広がった話でした。

② 色合いや形などの見ため

キャンドルの画像

言わずとも大切な要素がキャンドルの見ため。美しいグラデーションやドライフラワーがあしらわれたもの、ガラス製のキャンドルジャーに入ったものやサシェなど、それぞれに魅力的な見ためで悩んでしまいます。そんなときは、相手のパーソナルイメージや住まいの雰囲気に合うもの、花言葉やラッキーカラーなどを決め手に選んでみても良いでしょう。

シンプルな色合いのキャンドルの画像

ホワイトやアイボリーなどシンプルな色合いのものなら、男性や年配の方でも抵抗感なく飾っていただけそうです。女性であってもそれぞれの人で印象が違うので、フェミニンだったりクールだったり、個性を見極めて選ぶこともお忘れなく。

ジャーに入ったキャンドルの画像

キャンドルジャーに入ったキャンドルなら、役目を終えた後もジャーを活用してもらえます。たとえば「WoodWick」のグラスは、くびれのあるフォルムや楕円形などのスタイリッシュさが特徴的。ペンホルダーやメイク道具入れとして使っていただけたり、花を飾ったり、自身でキャンドルを作るときの器としても再活用できます。

キャンドルの画像

キャンドル選びに困り果ててしまったら、もちろん贈り主の好みで選んでもOK。そこは使えば無くなる「消えモノ」なので、多少好みが違っても大きな問題とはならないことがキャンドルギフトの強みでしょうか。

③ 香りの好み

香りの画像

御簾納氏いわく、多くの人がキャンドルギフト選びで悩むポイントが「香り」。香りにこだわったアロマキャンドルを贈りたいと思うのであれば、カメヤマキャンドルハウスの店舗限定や季節限定の香りを選ぶと、その道のプロがセレクトした安心感とともに、新たな香りと出逢えるようなスペシャリティーギフトになります。

トリロジーハースウィックの画像WoodWick トリロジーハースウィック

「WoodWick」のトリロジーハースウィックは、ギフト選びの選択肢にぜひ入れて欲しいおすすめのキャンドルだと御簾納氏は言います。ひとつのキャンドルに3種類のフレグランス(アロマ)が層になって入っているので、色や香りの変化を感じられるだけでなく、使っていく中で好みの香りを見つけるといった楽しみ方もあります。

小さめのキャンドルの画像

香りに関しては、サイズ感もひとつの目安になります。特に香りの好みが分からない相手に贈るなら、大きいものよりも小さいものを贈ると、飽きずに使っていただけることでしょう。小さめのキャンドルを何種類か組み合わせれば、その日の気分やシチュエーションによって香りを選べて、日々の楽しみを増やして差し上げられます。

④ 世代による感じ方の違い

キャンドルの画像

70代を超える世代には、「キャンドル(ローソク)=葬儀・仏壇」を真っ先に連想する方も少なくないそうです。かつて営業職を担っていた金指氏は、ご年配の男性にキャンドルのある生活を提案した際、「また暗い生活を送れと言うのか」とお叱りを受けたことが印象的だったと回顧します。

キャンドルの画像

多様性が叫ばれる時代に生きてきた30代ともなると、「キャンドル=お洒落な空間」を思い浮べる方が増えてくる傾向にあると言います。世代が違うだけで、キャンドルのある生活やキャンドルそのものに対する価値観が大きく変わることが良く分かるエピソードです。贈り手の想い一辺倒で薦めるのではなく、贈られる人の考え方を尊重しながら選ぶことも大切だと感じます。

⑤ 性別による違いも考慮する

男性の画像

ギフトを貰うときは見ためから始まるため、相手が男性か女性かといった観点もやはり大切です。男性にキャンドルを贈るときは、グラスを合わせて贈っても素敵なのですが、バリエーション豊富なキャンドルの中から一風変わったアイテムに目を向けると、面白みがあって喜んでいただけるかもしれません。

薪ストーブ型のキャンドルホルダーの画像ちいさなまきストーブセット

メディアでも多く取り上げられている薪ストーブ型のキャンドルホルダーなら、ギア(道具)好きな男性にドスンと刺さりそうです。より臨場感のある暖炉生活やキャンプ生活に憧れを持っている人であれば、薪がはぜるような “パチパチ” という小気味よい音色を楽しめる「WoodWick」のハースウィックもおすすめです。

好物キャンドルの画像好物キャンドル

クスッと笑えるネタ系の贈り物なら「好物キャンドル」という商品もあります。もともとはお供え用に発売されたシリーズですが、近年では外国人観光客の日本土産や誕生日プレゼントとしても人気を集めているそうです。ハンバーグやカレー、お酒、スイーツなど、本物さながらのユニークキャンドルは、使うのが勿体ないほど作りのいい一品です。

3. カメヤマキャンドルハウスでおすすめのギフト

ルミナラリモコンの画像

約3,000種類もの商品ラインナップを誇るカメヤマキャンドルハウスで、人気のキャンドルや贈り物におすすめしたいキャンドル関連グッズを紹介していただきました。カメヤマキャンドルハウス青山店では、各種ギフトラッピングにも対応しているので、ぜひともギフトシーンでご活用ください。

WoodWick(ウッドウィック)

ウッドウィックの画像Wood Wick(ウッドウィック)

コロナ禍以前と比べて180%の売り上げを記録した人気急上昇中のキャンドルが「WoodWick(ウッドウィック)」です。1990年にアメリカ・ヴァージニア州リンチバーグで設立された企業のキャンドル・フレグランスブランドで、特殊な木製芯を使うことで火を灯すと暖炉のようなパチパチとした音がします。

焚火の画像

木が割れていく “パキッ” という音にも近いパチパチ音は、自宅に居ながら焚火をしているようなリアリティーを得られます。目を閉じていても心地よさを感じられる商品性は、他のキャンドルにはない魅力でしょう。ベランピングや入浴中に使用してもムーディーな雰囲気を醸しだし、様々なホームリラクシングシーンを充実させてくれます。

ジャータイプの画像

「ジャーM」タイプと「ハース(暖炉)ウィック」タイプ、「単一の香り」と「トリロジー(3種の香り)」など、多彩なバリエーションから相手の好みや予算に合わせてギフトを選ぶことができます。引越し祝いや新築祝い、男性への誕生日プレゼントに選ばれることが多いそうです。

ハースウィックの画像

「ラベンダースパ」や「ホワイトティー&ジャスミン」など、日本国内に卸しているフレグランスだけでなく、「セージウッド」や「ラベンダーシダー」など、カメヤマ直営店舗限定で販売される香りもあります(季節によりラインナップが変わります)。ちなみに、ウッドウィックの品質が保証された日本における正規代理店はカメヤマだけです。

Candle Warmer(キャンドルウォーマー)

キャンドルウォーマーの画像Candle Warmer(キャンドルウォーマー)

キャンドルは好きだけど、ペットや子供がいるから火を扱いたくない、という人にもおすすめしたいキャンドル用品が「Candle Warmer(キャンドルウォーマー)」。ジャーに入ったキャンドルをハロゲンランプの熱を使うことで溶かし、スイッチひとつで灯りと香りを楽しむことができます。

キャンドルウォーマーランプの画像

火を使わないので、使用中でもキャンドルから離れられることが魅力的です。金指氏がおすすめする使い方は、入浴の前に寝室でつけておくこと。そうすることで、お風呂あがりには部屋中に香りが広がり、火のついたキャンドルを放置する心配もないと言います。また、締め切りがちで匂いが気になる梅雨の玄関や来客時にも、芳香剤とはまた違う深みのある香りと消臭効果で空間をリフレッシュさせることができます。

コテージキャンドルウォーマーの画像

キャンドルウォーマーは、子育て中のキャンドル好きなママや、癒しを求めているけど手間は省きたい人へのプレゼント、火を使うものがタブー視される新築祝いのギフトにもおすすめです。照明器具としても活用できるので、おやすみ前の読書タイムや音楽鑑賞のひと時に使っていただけたら嬉しいですね。

香るキャンドル

香るキャンドルの画像香るキャンドル

キャンドルウォーマーとセットで贈りたい、カメヤマオリジナルの「香るキャンドル」。品質が高く良質な香料をふんだんに配合しているのにも関わらずリーズナブルな価格を実現したアロマキャンドルは、ローソクに向き合いつづけてきたカメヤマだから実現できる一品です。

香るキャンドルの画像

もちろん、香るキャンドルだけでも贈りものに最適。洗練されたルックスは男性の部屋にも飾りやすく、ススが出にくい植物性原料ブレンドなのでキャンドル初心者にも使いやすいところが魅力な商品です。キャンドルアソートを選べば、いくつもの香りを少しずつ楽しむことができ、キャンドルに馴染みのない入門者にとっても嬉しいギフトになることでしょう。

ちいさなまきストーブセット

ちいさなまきストーブセットの画像ちいさなまきストーブセット

ギア萌えのメンズギフトや、新築祝いとしても勧めることが多いアイテムとしてご紹介いただいたのは、鋳物でできた本物さながらのミニチュアサイズ薪ストーブ「ちいさなまきストーブセット」です。コーヒー・紅茶を熱々の状態で保てるよう炎が大きめに設定されている「コーヒーウォーマーキャンドル」を入れて使います。

ちいさなまきストーブセットの画像

オシャレな見ためで雰囲気を楽しむだけでなく、セットの専用ロストルを上に置くとアヒージョやマグカップを温めることのできる機能性をもちます。「夕食後や就寝前、スマートフォンで時間を潰すのではなく、薪ストーブを囲んで会話を楽しんでもらえたら嬉しいです」と金指氏は話します。

ちいさなまきストーブセットの画像

ユニークな使い方として、ドール好きな人や推し活をする人が、お気に入りの人形を撮影するときに背景として用いること。サイズ感が人形とマッチして、本物の薪ストーブの前にいるような写真を撮れると好評なのだとか。さまざまな人たちにキャンドルを楽しむ機会を贈れる、まさに多様性の時代に合ったアイテムです。

  • おわりに

実際に火が灯されたキャンドルを間近で見てみると、無心になって見いる自分がいました。「キャンドルを灯して、罵り合ってる人なんていない」、そして「自分と向きあう時間や人と対話する時間をプレゼントできる奥深い贈りもの」と話す金指氏の言葉が心に沁み、キャンドルがもつ癒し効果を体感した取材でした。

キャンドルの画像

2027年に創立100周年を迎える節目として、工場見学・キャンドル作り・ショッピングを楽しめる複合エンターテインメント施設「カメヤマローソクタウン」が2024年の春にオープンします。人々の祈りにも癒しにも寄り添ってきたカメヤマのキャンドルは、これからも心の豊かさを届けます。まずは、自分へのご褒美やねぎらいとして魅力的なキャンドルを選んでみませんか。

この記事を書いた人

ギフトコンシェルジュ/ライター/縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てを得意とする。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きとショップ巡りをライフワークにしている。個人向け「ギフト提案サービス」の依頼を受付中。

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