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頬に当たる風がずいぶんと渇いてきました。冬もいよいよ本番。クリスマスに向けてそろそろプレゼントを検討し始める時期ですね。昨今では高級スイーツや家電製品、お洒落さを兼ね備えた実用品などギフトの選択肢も多岐にわたり、何を贈ったらいいか悩んでしまうこともあるでしょう。
特別な日に渡すプレゼントは相手思い選ぶ気持ちが一番大切ですが、そうは言ってもやはり相手に喜んでほしいもの。そんなときは原点に返り、定番のジュエリーをプレゼントするのはいかがでしょうか。
太陽や照明などの光源を受けきらりと光るジュエリーは、自然と人を惹きつけファッションのアクセントになります。普段使いしやすい定番の他、冬の時期には各ブランドからクリスマスの限定商品や限定パッケージ・ノベルティ特典などが発表され、クリスマスの雰囲気をより一層盛り上げてくれます。
失敗しないジュエリーギフト選びのポイントを、ジュエリーを愛してやまないジュエリーデザイナーの筆者がまとめてみました。初めてジュエリーを贈る人も、人と違うものを贈りたい人も、ジュエリーの魅力を感じとっていただき、プレゼント選びの一助となれば幸いです。
クリスマスの起源について
そもそもクリスマスとは。「イエスキリストの誕生日」と認識されることも多いですが、正確には「キリストの誕生をお祝いする日(降誕祭)」です。そのことを指す「Christ(キリスト)」の「mass(ミサ)」が語源となり、「Christmass(クリスマス)」という名称が作られました。
旧約聖書や新約聖書を通して、イエスキリストの誕生した(あるいは誕生すると予言された)年月日は明記されていません。それをどうして12月25日に祝うこととなったのかは諸説ありますが、冬至の日に定めることで「太陽(キリスト)の新生」を意味しているという説が主です。いずれの説にしても、後世にキリスト教が布教されていく中で、土着の信仰とゆるやかに融合し設定された日付のようです。
クリスマスプレゼントが生まれたきっかけ
クリスマスプレゼントの由来はキリストが生まれた際、東方三賢人(バルタザール・メルキオール・ガスパール)がキリストのもとを訪れ、救世主生誕の贈り物をしたこと。そこから家族など親しい人の間でプレゼントを贈ったり、貧しい家庭にパンやお菓子を分け与える習慣ができたと伝わります。
ちなみに、サンタクロースは4世紀のキリスト教の司祭、聖ニコラウスがモデルと言われています。聖ニコラウスが貧しい家庭に金貨を煙突から投げ入れたところ、暖炉に干してあった靴下に入ったという伝承が、暖炉に靴下を飾ってプレゼントをもらう習わしを作ったとか。現在でもオランダでは聖ニコラウスを祝うお祭りが存在します。
日本では、明治時代にプロテスタントの一派である救世軍が貧しい家庭にパンやお菓子、おもちゃなどを詰め込んだ籠を配ったことがクリスマスにプレゼントを渡す習慣の始まりとされます。大正時代までにその習慣はすっかり根付き、昭和の終わり、バブル経済の熱狂の波に乗って「恋人同士で過ごすクリスマス」が定着したのです。
プレゼントをあげる相手が誰であれ、クリスマスは年末の浮き立つ気分を最高潮に盛り上げるビッグイベント。煌びやかなラッピングをまとわせ、相手がワクワクするような演出を心掛けたいものです。
ジュエリーを選ぶ前に注意しておきたいポイント
ジュエリーを買う前に、まずは事前に確認しておきたいポイントをいくつかお話しておきたいと思います。買ってから実は身に着けられないものだった、となると贈る側も貰う側も悲しいもの。せっかくのクリスマスの雰囲気を壊さないよう、下準備として確認を怠らないようにしてください。
金属アレルギーの有無を確認
最も重要なポイントが、金属アレルギーの確認です。食物アレルギーは認知が進んでいますが、金属も同様にアレルギー症状が出ることがあります。ジュエリーやアクセサリーを着用していた部分が痛みや痒みを引き起こし、重度のアレルギーを持っていると腫れあがって爛れてしまうこともあります。
※ 画像はイメージです何の金属に反応しているかは、人によって異なります。シルバーやゴールドといった主体となる地金に反応する人もいますが、多いのはニッケルのアレルギーです。ニッケルは金属の表面にメッキ(コーティング)をかける際に、発色を良くするため下地として使用されます。
かく言うジュエリーの製作を生業にしている筆者も、ニッケルのアレルギーがあります。軽度ですが、ニッケルを使用したピアスを着けると一日の終わりには耳が痒くて仕方なくなり、2~3日は症状が引きません。ネックレスも夏場は汗と反応して、特にうなじのあたりが痛痒くなります。皮膚の薄い場所に症状が出やすいようです。
アレルギー症状が出てしまうと、着用したくても出来なくなってしまいます。生活や健康に関わる重要なポイントですので、事前にしっかり確認しておきましょう。
贈り相手の好みをリサーチする
ジュエリーと一括りに言っても、そのデザインは実に多種多様。シンプルな地金だけのジュエリーもあれば、ハートやリボンなどのモチーフと石が配された愛らしい物や、大ぶりで重厚感のあるユニセックスな物などもあります。ファッション同様、好みは人によって違いますし、贈り相手の年齢によっても選ぶべきジュエリーは変わってきます。
一般的な傾向としては、贈る相手が若い方だと華奢で可愛らしいもの、ご年配の方だと大ぶりできちんとした宝飾品を選びます。しかしこれもあくまでも目安。実際はその人によって嗜好が異なるため、「贈りたいもの」を選ぶのではなく「相手が贈られたいもの」を意識してギフトを検討しましょう。
何を選んだらいいのか分からない時は、店員さんのオススメの中から適当に選ぶよりも、事前に欲しいものを相手に聞くのがベター。おねだりしてもらったり、一緒に買いに行こうと誘うのもコミュニケーションのひとつになります。サプライズでなければ嬉しくないということは決してありませんよ。
ジュエリーやアクセサリーに使用される素材
紀元前から続く装身具の長い歴史において、様々な素材が用いられてきました。その中で希少な金属(ゴールドやプラチナが主)や宝石を使用したものを「ジュエリー」、産出量の多い金属やその他の素材で作られたものを「アクセサリー」と呼び分類しています。
ジュエリーギフトの記事ではありますが、素材それぞれに良い点があり、ギフトの幅広い選択肢としてアクセサリー素材も含めてご紹介します。
ゴールド
市販されているゴールド製品は装飾品としての強度を持たせるため、銀や銅などを混ぜた合金になっています。混ぜる金属の配合によって、イエローゴールド(YG)、ピンクゴールド(PG)、ホワイトゴールド(WG)と色味を変化させることができます。
※ 画像はイメージです現在日本で売られているゴールドジュエリーは、75%が金でその他の金属を25%混ぜ合わせた「18金(K18とも表記されます)」と、約42%が金の「10金(K10)」が主。金の含有量が多い分、18金は価値が高く変色がしづらいのが特徴。10金は使用されている金が少ない分お値打ちですが、銀・銅の影響でやや変色しやすい傾向があります。18金と比較すると硬く、普段使いに向いています。
ゴールド製のアイテムは細身のシンプルなデザインから豪華な宝飾品まで、予算や好みに合わせて幅広い商品の中から選ぶことができる、まさに王道の「ジュエリー」です。しかし相場は上昇傾向が続いており、2022年流行のボリューム感のあるリングは価格があまりに高くなってしまうことから、シルバー商品の検討もオススメします。
※ 画像はイメージですまたあまり知られていませんが、ホワイトゴールド製品の多くにはより色を白くみせるためにロジウムコーティングがされています。贈り相手にロジウムアレルギーがある場合はご留意下さい。
プラチナ
※ 画像はイメージですプラチナは、重厚感のある銀色をまとい変色しにくいため、結婚指輪に使用されることが多い金属です。価格はだいたい18金と同程度。以前は金より高値で取引されていましたが、近年の金の価格上昇で相場が逆転しました。
※ 画像はイメージです指輪のイメージが強いと思いますが、ネックレスやピアスも販売されています。フォーマルなデザインが多く、奥様へのギフトをご検討の方には、プラチナの結婚指輪と色味が揃い身に着けられるのでオススメです。また、シルバー色のジュエリーは服の色を選ばないので、好んでプラチナを選ぶ方もいます。
※ 画像はイメージですお付き合いしている彼女にプラチナのリングを贈ると、特別な意味を感じさせてしまう可能性もあるかも? それは考えすぎでしょうか。
シルバー
※ 画像はイメージです商業施設に出店している大手ブランドから個人作家に至るまで、幅広く使用されている金属で、地金を多く使用するリングの中でも1万円前後からと手に取りやすい価格も魅力です。
※ 画像はイメージですしかし、銀製品は表面が黒く変色する「硫化」が起こりやすく、こまめなメンテナンスが必要になります。この変色を抑えるため、表面にメッキ(GP/GFという表記が該当)が施されている場合が多いのですが、ここにアレルギーを起こしやすい「ニッケル」が使用されることがあります。
また、年齢が上がるにつれて「きちんとしたジュエリーを身に着けたい」と考える方が多くなる傾向があります。もちろん考え方には個人差がありますが、職場やフォーマルな場面での着用を重視するのであれば、ゴールドやプラチナ製のジュエリーを贈るのが良いかと思います。
チタン・ステンレス
※ 画像はイメージです最近、市場に出回り始めたチタンやステンレスを使用した商品。貴金属と比較するとお手頃で、衝撃に強く、変色しづらい素材です。さらには金属アレルギーを起こしにくいため、結婚指輪にも使用されるようになってきています。
※ 画像はイメージですしかし、まだまだチタン製やステンレス製のジュエリーは商品数が少なく、選べる幅が狭いのが難点です。取り扱っている店舗も多くないため、事前に販売しているショップをインターネットで下調べする必要があります。
その他の素材
※ 画像はイメージです近年ハンドメイドブームが続いていることもあり、金属以外の素材を使用した装飾品の種類も豊富です。代表的な素材は樹脂・ガラス・皮・木・陶器などなど。こだわりを持った作家たちが製作した、おしゃれで可愛らしい物がたくさんあります。
※ 画像はイメージです金属に比べると、手頃で1万円以内の予算でもボリュームがあり、印象的でおしゃれな商品を購入することができます。気軽に身に着けられるものを贈りたい方は選択肢として検討してみてはいかがでしょう。
石(宝石)の留まったジュエリーについて
ジュエリーをより一層引き立てる宝石。ここ数年は色石のブームが続いており、メディアで取り上げられる機会や即売イベントも増え、ジュエリーになって店頭に並ぶ石の種類も豊富になりました。石を留めると、ジュエリーのデザインの幅や表現が格段に広がり、ファッションとのコーディネートが楽しくなります。また、肌の色と相性の良い色を身に着けると、肌を綺麗にみせる効果もあります。
古来より、石には特別な力が宿ると信じられていて、思いを込めて贈るプレゼントにはピッタリの素材だと感じます。
ダイヤモンドなど
石の種類が今ほど多くなかったころ、いわゆる宝石を指す「貴石」に分類されるのはこの4つ(ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド)でした。今でも人気が高く、ジュエリーに興味がある方だと、1つは持っておきたいと考える石です。
その中でも、プレゼントとして贈られることが圧倒的に多いのがダイヤモンド。硬く、石の屈折率が高いため、カットされた石は他の石にない華やかな輝きがあります。透明で服のコーディネートを選ばないので、日常的に身に着けるのにも向いています。迷ったらダイヤモンドを選べばまず問題ありません。
ルビーとサファイアは実は同じ「コランダム」という鉱物です。赤色をルビー、それ以外の色をサファイアと呼んでいます。割れや欠けが少なく、こちらも普段使いしやすい石と言えます。また、サファイアは青色だけでなく、パープル・オレンジー・イエロー・グリーンと、サファイアだけで色相環を作れるほど色味豊富なのでお好みの石色が必ず見つかるはず。
エメラルドは他に類する石の無い鮮やかなグリーンが魅力で、コアなファンの多い石です。他の3石に比べると衝撃に弱いため、ジュエリーを着用し慣れていない方には、衝撃が加わるリスクが少ないピアス・イヤリング・ネックレスなどが良いと思います。
パール
西日本の各地で養殖が行われている、まさに日本を代表する宝石。真珠も女性に非常に人気があります。緑とピンクの混ざった淡い輝きは、身に着ける人に柔らかな印象を与え、仕事やフォーマルな場所で重宝される所以です。一方で、パールと金属チェーンを組み合わせたカジュアルなネックレスは、メンズ用として近年販売されトレンドになっています。
クリスマスプレゼントでは、いかにも宝飾然とした大ぶりの「花珠」を選ぶより、小粒のパールの方が使用機会が多く喜ばれると思います。また、まん丸からわずかに変形した「ドロップ」や「ラウンド」、ひとつとして同じ形のない「バロック」など様々な形があり、個性を表現することもできます。
誕生石
上記の石の他に、特別な石を贈りたいとお考えの方にオススメなのが、誕生石が留まったジュエリー。数ある色石の中でも、誕生石は意味のある特別な石であると感じるもの。誕生石が留まっていれば贈られたジュエリーへの愛着も増すはずです。
お子様への初めてのジュエリーギフト(ファーストジュエリー)や、「お任せで」と言われてしまった場合でも、誕生石を足掛かりにすると選びやすく、取り扱いブランドも多いので予算にあった物が必ず見つけられます。
また、誕生石の由来を調べておくと渡すときの話題にもなります。以前、誕生石についての記事を書いていますので、そちらも併せてご参考下さい。さらに、2021年末に全国宝石卸商協同組合によって日本の誕生石に新しい石が加わりました。流行のジュエリーに多く使用されてる石も仲間入りしています。
1月:ガーネット(柘榴石)
2月:アメシスト(紫水晶)、クリソベリルキャッツアイ(猫眼金緑石)
3月:アクアマリン(藍玉・緑柱石)、コーラル(珊瑚)、ブラッドストーン(血石)、アイオライト(菫青石)
4月:ダイヤモンド(金剛石)、モルガナイト(緑柱石)
5月:エメラルド、ジェイダイト(翡翠)
6月:パール(真珠)、ムーンストーン(月長石)、アレキサンドライト(金緑石)
7月:ルビー(紅玉)、スフェーン(楔石)
8月:ペリドット(橄欖石)、サードオニキス(紅縞瑪瑙)、スピネル(尖晶石)
9月:サファイア(蒼玉・青玉)、
クンツァイト(リチア輝石)
10月:オパール(蛋白石)、トルマリン(電気石)
11月:トパーズ(黄玉)、シトリン(黄水晶)
12月:ターコイズ(トルコ石)、ラピスラズリ(瑠璃)、タンザナイト(灰簾石・黝簾石)、ジルコン(風信子石)
クリスマスに選びたいジュエリーギフト
お次は、アイテム別にポイントをまとめました。どのアイテムも身に着けた人を華やかに彩りますが、意外と知られてない注意点もあります。知ってからプレゼントを選べば、長く愛用してもらえるジュエリーを贈れるはずです。
リング
普段の生活のふとしたタイミングで、目を留め眺めることのできる手元。大切な人から贈られたリングは、目にするたびに贈り主のことを思い浮かべることのできる、特別なアイテムと言えるでしょう。
恋人に贈るリングは、薬指に着用されるのが定番です。反対に、あまり重たい意味を持たせず、気軽に身に着けられる指輪を選びたい場合は、人差し指や小指用がカジュアルでおしゃれな雰囲気に見せることができます。また、巷では着用する指によって運気を向上させる意味もあると言われ、そのようなアプローチから選んでみるのも良いと思います。
ただ、多くの方がご存じの通りリングにはサイズがあり、同じような体系の人であっても指の形や節の太さによって入るサイズも異なってきます。贈られた指輪のサイズが合わない時(特に指に入らなかったとき)女性はとてもショックを受けます。
スマートにプレゼントできるよう、事前のサイズ確認は必須。サイズの確認方法として紙を巻き付けた計測をよく耳にしますが、紙を指に巻き付ける力加減でサイズは大きく変わってしまいます。きちんと本人に確認するか、ジュエリー売り場の店頭でゲージを使いきちんと計測してもらうのがベストです。
※ 画像はイメージです同じデザインを着用することができるペアリングも、恋人へのプレゼント候補の一つ。シルバー製ペアリングを主力とするブランドや、グッチ・ティファニーといった高級宝飾店でもペアリングの取り扱いはありますので、年齢と生活シーンあったものを選びましょう。
※ 画像はイメージですまた、ペアリングと一目で分かってしまうようなデザインが苦手な方に向けた、ユニセックスなデザインのおしゃれなペアリングも販売されています。ストレスなく身に着けられるよう、お互いの好みを話し合ってみるのも、間違えの無いギフト選びの重要なポイントです。
ピアス・イヤリング
サイズの制約が無く、選びやすいのがピアスやイヤリング。新型コロナウイルスの流行後は、マスクに引っ掛かりにくく着用位置も好みで変えられる「イヤーカフ」も種類が豊富になりました。相場としても、他のアイテムより比較的求めやすい価格で購入でき、小粒のダイヤがついているものでも1万円台から18金の商品が選べます。
他のアイテムよりもデザインの遊び要素があり、可愛らしいモチーフのデザインも人気です。石の付いたものを選ぶ場合は、発色の良いものを選ぶと顔周りが華やぎます。注意しておきたいのは、先述した金属アレルギーが一番出やすい場所ということ。必ずアレルギーの有無を事前に確認しておきましょう。
※ 画像はイメージですアレルギーがあった場合、または分からない場合は、アレルギー対応の商品も販売されています。「ニッケルフリーのメッキ加工」や「サージカルステンレスのピアスポスト」などがこれに該当します。樹脂製のピアスポストも販売していますが、金属と比較すると変色や劣化がしやすいので、贈り物としては避けた方が無難です。アレルギー対応のジュエリーであっても大幅に価格が上がってしまうことはないので、気軽に店員さんに相談してみてください。
ネックレス
普段ジュエリーを身に着ける習慣がない方も、身に着けやすいのがネックレス。手元や耳元よりも着用感が薄く、着けていて邪魔にならないので、初めてジュエリーを贈る時に選ばれることも多いです。ダイヤモンドや誕生石の一粒ネックレスは使い勝手が良くオススメです。
実は、ネックレスにもチェーンの長さという「サイズ」があります。一般的に売られている女性用ネックレスは、チェーンの長さが38㎝~45㎝程度(男性用は一般に50㎝前後)。38㎝のものはネックレストップの位置が首元に近く、窮屈に感じる方もいます。長さの検討が付かない場合、少し長めのチェーンでアジャスターの付いたものを選べば、好みの長さに自由に調整できます。ネックレスも耳元同様、アレルギーを起こしやすい箇所ですのでご注意ください。
ジュエリーは落ち着ける場所で渡したい
プレゼントを選んだら、後は当日の渡すタイミング。通常ギフトを渡すタイミングは、デートの終盤やパーティーの終わり際が良いとされています。ジュエリーも概ね同じタイミングで良いかと思います。
場所としてオススメなのは、上面から照明が当たるレストランなどの室内。照明がジュエリーをキラキラ輝かせ魅力的に演出してくれます。もらった嬉しさからその場で着用される人も多いので、着席した状態で渡しましょう。
以前友人に、「夫がまだ彼氏だった頃、夜景がきれいなスポットでリングをプレゼントされたが、手が滑って落とし、小一時間探し回った」という話を聞かせてもらったことがあります。友人の場合は良い思い出として笑い話で済んでいますが、無用なトラブルを避けるため落としても傷がつかず、探しやすい落ち着いた場所でお渡し下さい。
おわりに
ジュエリーデザイナーが考えるジュエリー選びのススメはいかがだったでしょうか。プレゼント選びを通して相手のことを考え、深く知ろうと思う気持ちがより一層二人の仲を深めてくれるはずです。ジュエリーがクリスマスを盛り上げ、また長く愛されるプレゼントになりますように。
筆者が運営するジュエリーブランド「me.ie(ミイエ)」では、色石を使用した1点物のレトロな雰囲気のジュエリーを取り扱っています。ご興味ございましたらウェブサイトをご覧くださいませ。また、クリスマスプレゼントであげたいボディピアスについてはこちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。