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白鳳堂(東京南青山店)|化粧筆で叶える、洗練されたメイクアップの極めつけギフト

白鳳堂(東京南青山店)|化粧筆で叶える、洗練されたメイクアップの極めつけギフト

本記事に書かれている内容は、2025年3月10日時点での取材に基づく情報です。

新生活の期待と不安が入り混じる門出の春。就職や進学を迎える人にふさわしいプレゼントを探すなら、心強いパートナーになる「化粧筆」がおすすめです。なめらかに仕上がった肌や、程よく乗ったアイシャドウは、自信を持たせてくれるお守りのような存在になります。

白鳳堂(はくほうどう)の化粧筆は、その優しい肌当たりと繊細な仕上がりで、世界中のプロフェッショナルからも高く評価される逸品。今回は、化粧筆製造メーカーである「白鳳堂」の広報・山本可織さんに、白鳳堂の化粧筆の魅力やこだわり、そしておすすめのギフトについて話を伺いました。

[ 取材対象者 ]山本可織さん/株式会社 白鳳堂

営業グループ国内営業課長。元々メイクアップに興味を持っていたことをきっかけに白鳳堂を知り、入社。現在も白鳳堂の化粧筆を愛用している。

[ インタビュアー ]河野ひろこ/ギフトコンシェルジュ

看護師時代に培ったホスピタリティを活かし「人となり」を想像したプレゼントの見立てが得意。二児の子育てに日々奮闘しながらも、ギフトセレクトとショップ・カフェ巡りがライフワーク。

高級化粧筆のトップブランド「白鳳堂」について

白鳳堂 京都本店

白鳳堂は、代々筆の製造業を営んでいた現会長の髙本和男さんが1974年に設立。当時、髙本さんは陶器の絵付けや蒔絵、人形の顔を描くための優れた筆の生産が減少していることを憂いていたと言います。そこで、日本の伝統工芸を支える道具を届けたいという想いから、白鳳堂を立ち上げたのです。

その道は決して平坦ではなかったそうで、伝統工芸用の筆はさして多くの需要があるものではありません。収益の安定化をはかるため、一般の人にも身近で需要も高まっていた化粧筆を作るようになりました。

山本さん

白鳳堂の化粧筆は、面相筆という伝統工芸用の筆に使われる技術を応用して作られています。

当時、化粧用の筆は洋画用の筆をアレンジして作られた簡素な筆が主流でしたが、立体的な人間の顔に使うには不適な形だったと言います。陶器や人形の顔などの局面に使う面相筆の技術が、メイク用の筆にも応用できることに気づいた髙本さんは、独自の化粧筆の開発に着手し現在に至ります。

現在では、白鳳堂が生産する商品の95%が化粧筆で占められていますが、今も昔と変わらず輪島塗・有田焼・九谷焼きなど全国各地の伝統工芸を支える筆づくりも行なっています。

山本さん

白鳳堂の筆は世界一という自負をもって取り組んでいます。

インタビュアー

海外の方でも自信をもってプレゼントできますね。

白鳳堂のコンセプトは「筆ハ道具ナリ」。使い手の自己実現を叶える道具として、素早く・簡単に・確実に目的を達成できるよう、道具としての機能を最優先に考えてモノ作りをしていると山本さんは話します。

山本さん

道具としての機能に重きを置いて商品開発をしているので、使った方には必ずご満足いただけると思っています。

インタビュアー

肌当たりや見た目の美しさを主張するのではなく、機能性が一番と言いきるところに信頼を感じます。

繊細なタッチの違いを生みだす化粧筆の実力

白鳳堂の化粧筆は、プロのメイクアップアーティストや芸能関係者もこぞって使う実力の品。なめらかでノンストレスな肌当たりで化粧品をムラなく乗せ、ツヤのある肌を表現し、メイクの完成度を格段に上げてくれます。

インタビュアー

一本持っていたらメイクの仕上がりが絶対に違うだろうと思いつつ、なかなかたどり着けていません…。

山本さん

ぜひ一度お試しください。ムラになりにくく崩れにくいですし、素早く、簡単に、確実に仕上げることができますよ。

「毛穴を目立たせたくない」「しっかりめにカバーしたい」など、理想の仕上がりや目的によって最適な筆が異なるため、白鳳堂ではお客様一人ひとりにヒアリングしながら筆を提案しているそうです。

また、メイクを生業にする人にとっては幅広い表現が必要になるうえ、短時間で素早くメイクを仕上げないといけません。そのような高度なニーズにも白鳳堂の化粧筆は対応しているのです。

白鳳堂の店舗には、一般の方からプロの方までの幅広いニーズに応える多種多様な筆が並びます。使用するコスメのメーカーによっても適する化粧筆が変わってくるそうで、その奥深さに驚かされます。

プロも愛用する白鳳堂の化粧筆のこだわり

使い手の満足度を第一に考える白鳳堂の化粧筆。上質な使い心地や美しい仕上がりを実現するためには、こまやかなこだわりが散りばめられています。ここでは、そんな化粧筆に対するこだわりの数々をご紹介します。

原毛を活かす筆づくり

ひとつめは、毛質を深く理解をしたモノ作りを行なっていることです。毛の柔らかさや長さ、耐久性など、原毛の特徴が最も活きるよう考え抜かれています。

白鳳堂で一番使われている毛は山羊。リスの毛と比べて少しばかり太く、コシが強いので耐久性もあることが特徴です。パウダー、リキッド、クリームなど、さまざまなテクスチャーの化粧品に使える汎用性の高さも重宝される理由です。

インタビュアー

軟らかければ良いというものではないのですね。

山本さん

柔らかいと、しっかり付けたいときに薄っすらとしか乗らないといったこともあります。

たとえば、舞台メイクの場合は山羊や馬の毛が向いています。馬の毛は毛丈が短いので広い範囲に塗ることには向きませんが、アイシャドウや目元のグラデーションを作るときに活躍するそうです。

一方、とても柔らかで肌あたりが軽いので、ナチュラルに仕上げたいときは灰リスの毛が最適です。実際に灰リスの化粧筆を触ってみると、なめらかに肌を撫でられ、ソフトに化粧を乗せることができそうだと感じました。

また、穂先を整えるときに毛をカットすることなく整えることで、なめらかな肌当たりを実現させている点も白鳳堂の化粧筆の特徴です。職人の目で悪い毛を確実に取り除く、緻密な作業が極上の使い心地を生みだしているのです。

人の骨格を意識した形状

ひと塗りで美しく化粧品が乗るよう、顔の骨格を意識した形状を意識していることもこだわりのひとつ。シェーディングを入れやすい斜め形、ほどよくラメを乗せる段差構造など、目的や仕上がりにあわせて最適な形状が異なります。

使い手を想った持ち手(軸)

メイクをするときに安定感の要となる「持ち手(軸)」にもこだわりが隠されています。ベーシックな化粧筆の長さは、手になじみやすく安定感が優れていることから、ボールペンと同じくらいの長さにしているそうです。

他にも、ポーチに入れて持ち運びやすい短めの軸や、メイクアップアーティストがモデルにメイクしやすいよう長めに取られた軸など、同じ化粧筆でも異なる長さの軸を用意しています。

朱軸・黒・シャンパンゴールドなどの色合いや、真鍮24金メッキの輝きからも品格を感じさせ、使うたびにモチベーションが高まることも魅力です。

上質な筆をバラつきなく、安定して量産

白鳳堂では「バラつきのない良質な化粧筆を、安定して量産することを常に皆が意識している」と山本さんは言います。製造工程を細分化することで、世界が認める品質の化粧筆を常に届けることにこだわり、お客様の信用を獲得しつづけているのです。

白鳳堂でおすすめしたい化粧筆のプレゼント5選

白鳳堂の化粧筆は、メイクデビューの中高生から、お母さん・おばあちゃん世代にいたるまで、幅広い年齢層の女性に贈られています。最近ではメイクをする男性に向けた化粧筆ギフトも人気が出ているそう。

また、その贈答シーンも美容学校への進学や美容業界への就職、誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントなど様々です。一年を通して贈りやすく、そして使いやすい化粧筆は、多様な贈りものシーンに対応した優秀ギフトです。

山本さんはお客様に化粧筆を提案する際、予算や年齢、普段メイクをどれくらいされているかを細かくヒアリングしているそうです。スタッフが親身に相談に乗ってくれることは、メイクに馴染みのない人でも化粧筆ギフトを選べるので安心できます。

山本さん

私たちは、筆を「生活必需品」と考えています。大切にとっておかず、ぜひ毎日使っていただきたいです。

ここでは、広報の山本さんに教えていただいた、白鳳堂でプレゼントに人気のある商品を5つご紹介します。

化粧筆の力を実感できる「ベーシック3本セット」

ベーシック3本セット

ギフトとして最も人気のあるセットが「ベーシック3本セット」。チーク筆、アイシャドウ筆2本がコンパクトなケースに入っています。それほどメイクをしない人やメイク初心者でも日常的に使いやすい内容で、ケースに入れて持ち運ぶことで外出先でも使える便利さ。1万円程度で購入できる価格感も魅力的です。

インタビュアー

営業職や出張が多い女性に贈ると、とても重宝されそうだと感じます。

山本さん

学生さんや成人祝いのギフトでもよく選んでいただいています。初めの一歩として使っていただきやすいセットです。

キャップ付きの「スライドフェイス」

H611 スライドフェイス大 丸平

予算5千円程度で一本だけ贈りたいときにおすすめの品が、白鳳堂のベストセラーである「スライドフェイス」。キャップを引いてお尻からはめ込むことで穂先が出て、使用できるようになります。キャップがあるので穂先を汚さずに持ち運びができ、ポーチの中に忍ばせておきたい一本です。

黒とピンクの2色展開なので、相手の雰囲気に合わせたカラーを選べる点もポイントです。形や毛質、サイズが異なる商品も用意されているので、予算や相手のメイクに合わせて選び取ることができます。

携帯に便利な「青山朱軸セット」

青山朱軸セット

メイク好きを満足させるプレゼントをお探しであれば「青山朱軸セット」がイチオシです。使用している化粧品ブランドによって化粧筆を使い分けるなど、表現の幅を広げてくれ、メイクの玄人さんの探求心をくすぐる一品です。

「青山朱軸セット」は、フェイスパウダー用、チークアイシャドウ2本、アイブロウ用の筆が入ったセット展開。アイブロウ用の筆があることで、しっかり線を書く、ぼかす、色を混ぜるなど、アイブロウペンシル1本では表現できない眉感を出すことができ、顔の肝心要でもある眉の仕上がりを引き上げます。

山本さん

私もペンシルで書いていた頃は仕上がりのムラが悩みでした。白鳳堂の筆を使うと「こんなに簡単に書けるんだ」と感動しますよ。

「青山朱軸セット」は、軸も白鳳堂のフラッグシップデザイン。持ち手が末広がりのデザインになっていて、持ったときの安定感があることも特徴です。日本らしさが出る朱色なので、海外の方にお土産として上質なものを贈りたいといったシーンでもおすすめです。

筆専用のお手入れタオル「筆ぬぐい」

白鳳堂 筆ぬぐい WH

白鳳堂は、化粧筆を長く使うための道具の取り扱いも豊富。化粧筆に添えたいミニギフトが「筆ぬぐい」です。素材や繊維の密度にこだわり、筆掃除専用に開発されたタオルで、化粧筆の使用後にすべらせるようにやさしく撫でることで汚れを落とします。

山本さん

筆ぬぐいは白鳳堂の隠れたヒット商品です!

メイクの工程ごとにタオルで化粧品をぬぐえばそのまま使え、乾きがいい生地感なので手洗いして干せば翌日も使えることが便利です。プラス880円で化粧筆ライフをより快適にしてくれる、気の利いた贈りものになります。

扇形状が特徴のパウダー筆「扇丸」

F1230 扇丸

「お歳を召された方や、それほどメイクはしないけれど毎日心地よい筆で顔をうっすら整えたいわ、というような方におすすめです」。山本さんがそう薦めてくれた商品が、パウダー筆の「扇丸」です。灰リスの毛を使ったふわっと軽い肌あたりで、顔表面をうす粉で覆ったようなナチュラルな仕上がりに導きます。

白鳳堂の独自技術で絶妙なグラデーションを作っているので、広い面で粉を乗せることができ、毛流れに沿って一定方向に滑らすだけで綺麗に粉が乗る逸品です。誕生日祝いや長寿祝いにも喜ばれることでしょう。

白鳳堂の東京南青山店を訪れる魅力とは

白鳳堂 東京南青山店

白鳳堂のほぼ全ての商品を取り扱っている東京南青山店(骨董通り沿い)は、メイクアップに興味がある人であれば必訪の店舗です。ゆったりと落ち着いた空間で、最適な1本を見つける贅沢な時間を過ごすことができます。

白鳳堂の東京南青山店では、手元や顔で化粧筆を試し使いすることも可能です。普段使っている化粧品で筆を試すこともできるので、こだわりのある人であっても安心してお買い物ができます。

東京南青山店を含む一部の店舗では、軸の名入れサービス(有料)を行なっています。受け取りまでに2週間程度かかるため、プレゼント用途であれば早めの注文を心掛けましょう。

山本さん曰く、ギフトでもらってはじめて筆を使う人も多いそうです。「筆は “心の内” を描く道具」と話す山本さんは、化粧筆の魅力について以下のように続けます。

山本さん

自己実現を的確にしやすくなるのと、朝忙しいときも素早く綺麗にメイクが仕上がることで、一日を気分良くスタートできます。

インタビュアー

朝から「今日の私、いいじゃん!」と思えたら気持ちがいいですよね。

山本さん

筆を受け取られた方は、ぜひ生活必需品として毎日使っていただき、心や暮らしがより豊かになれば嬉しいです。

インタビュアー

これほどまでに、暮らしや気持ちに影響を与える道具だということは発見でした!

自分をもっと好きになれるメイクアップギフト

職人の丁寧な手仕事が光る化粧筆は、毎日を気持ち良く過ごすための生活必需品。ふわっと優しく撫でられる感触は、自分を労わっているような心地です。取材を経てファンデーション用の化粧筆を購入した筆者も、日常の肌の仕上がりがレベルアップし、毎朝の快適性が目に見えて上がりました。

入学や就職など新天地で頑張る人や、メイクアップを通じて自分磨きを楽しんでいる人に、白鳳堂の化粧筆で「自信」を贈って差し上げてはいかがでしょう。新たな境地を切り拓いてくれるメイクブラシは、必ずや日々の心の支えになることでしょう。

ショップの詳しい情報

店名白鳳堂 東京南青山店
住所〒107-0062
東京都港区南青山5-10-6 テラアシオス表参道3階
営業時間11:00~19:00
休業日臨時定休あり(ご来店前にお問合せください)
最寄駅表参道駅B1出口から徒歩5分
電話番号03-5464-6737
ホームページhttps://hakuho-do.co.jp/
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河野 ひろこ

河野 ひろこ

ギフトコンシェルジュ、コンテンツライター、縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てが得意。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きとショップ巡りを10年来ライフワークにしている。

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