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2022年を以って、L’epice et Epice(レピス・エピス)は閉店しました。
東急東横線の自由が丘駅正面口から徒歩3分。ファッションやグルメが揃う商業施設「Luz自由が丘」の1階に位置するお店が「L’epice et Epice(レピス・エピス)」です。レピスエピスは、デパートや百貨店を中心に5店舗を構える、都内屈指のスパイス(香辛料)の専門店です。
「L’epice et Epice」とは、フランス語で「スパイス&スパイス」という意味があります。品揃え豊富なスパイスの6割をフランスの商社から輸入しているため、店名をフランス語で名付けたといいます。
大航海時代のロマンを感じるスパイス専門店
レピスエピスの店内は、明るいイエローを基調としたオリエンタルな雰囲気が漂います。大きなガラス扉を開けると、食欲をくすぐるスパイスの芳醇な香りが出迎えてくれます。 店頭の看板ライトに描かれたロゴは、大航海時代のコンパス(羅針盤)をイメージしたもの。希少価値の高かったスパイスを求め、クリストファー・コロンブスやヴァスコ・ダ・ガマに代表される多くの人々が大海原に繰り出したという、ロマン溢れる歴史に着想を得たといいます。センス良くギフト需要が高い
レピスエピスでは、性別や年齢を問わず、半数以上のお客様がギフト用途で購入されるといいます。結婚や出産の内祝い、誕生日プレゼント、送別祝い、引越し祝いなど、様々な贈答シーンで贈られています。 ガラスチューブに入ったスパイスの価格帯は、1本700円からと比較的お手頃えあるため、プチギフトに選ばれることも多いそうです。週末料理にのめり込んでいる男性や、プロのシェフでさえも他では見られない本格的なスパイスを求めて足を運んでいます。レピスエピスの成り立ち
代表を務める木島正樹氏は、フランスのマルシェを訪れた際に、スパイスが山になって量り売りされている光景を目の当たりにしたことが、レピスエピスの始まりだといいます。 日本人が醤油や味噌を当たり前に使うように、ヨーロッパの人々が日常的にスパイスを使っていることに感銘を受け、日本でもグローバルな食文化を感じてもらえるようなお店を開きたいと思い、レピスエピスを立ち上げました。スパイスが様々な料理の味わいを格段に演出してくれる点も、食が生きがいという木島氏には魅力的なポイントだったそうです。スパイスへのこだわりが詰まったサービス
レピスエピスで取り扱うスパイスは、無農薬や低農薬で作られた、品質の高いヨーロッパ基準のものを厳選して仕入れています。品種や産地の違いを楽しんでもらいたいという想いから、その数なんと150種類以上ものスパイスを取り揃えています。 その品揃えだけで充分に価値があるといえる専門店ですが、素材本来の風味を損なわないように、できるだけスパイスは粒(ホール)のまま持ち帰ることをおすすめするこだわりも持っています。すべてのスパイスが試食OK
レピスエピスの自由が丘店では、取り扱うすべてのスパイスに関して、味や香りをその場で試すことができます。スーパーで売られている瓶詰めのスパイスだと、味・香り・見た目、どれもわからないけれど、料理のレシピ通りに買ってしまったということはありませんか? 瓶詰めを購入したら50gもあって使い道に悩み、結局のところ賞味期限切れで捨ててしまった経験もありますよね。 「実際にスパイスの香りを感じ取れるお店が日本に少ないと思い、すべてのスパイスを味見したり、香りを嗅いだりできるようにしています」とスタッフの木島氏はいいます。豊かな香りや味を直接感じられる体験は、インターネットでは真似することのできない絶対的な魅力です。見栄えの良いガラスチューブ容器
レピスエピスの店内で際立つロングカウンターには、その見た目からギフトにも重宝される、ガラスチューブ入りのスパイスが並びます。 おしゃれなガラスチューブに入っていることで、キッチンに飾っても見栄えが良く、センスを感じるようなインテリアにもなります。料理上手な人にちょっとした手土産を買っていきたいときも、レピスエピスの店頭で気軽に選ぶことができて便利です。嬉しい1g単位での量り売り
ロングカウンターの上に吊るされた黒板に記載のあるものは、レードル1杯(大さじ1杯強)から1g単位での購入が可能です。希望するスパイスが少量だけ欲しいときも、フレッシュなうちに使い切れる分を購入できるため無駄になりません。 レピスエピスでは、乾燥材が入った缶にスパイスを密封保管していて、少し蓋を開けただけでも鼻の奥まで抜けるような爽快な香りが広がります。スパイスアドバイザーが常駐する安心感
ギフトシーンでもご自宅用でも、スパイスのチョイスに悩んだときは、スパイスアドバイザーと呼ばれる専門的な知識をもったスタッフに尋ねてみてください。相手の好みをヒアリングした上で、懇切丁寧に提案してくれますよ。大掛かりな煮込み料理だけでなく、チャイやサングリアなどのちょっとした飲料にもスパイスは使われているため、ひとりひとりの生活を豊かにするようなスパイスがきっと見つかるはずです。スパイスアドバイザーでもあるスタッフの木島氏に、スパイスの魅力について伺いました。
インタビュアー
スパイスの魅力は何だと思いますか?
木島さん
一言でいうと “食卓が豊かになる” ことですかね。まず、「このスパイスは、こういう香りなんだ」とか「このお料理には何が入っているんだろう」など家庭での会話が弾みます。それに、世界中の異国の香りを味わえて、スパイスで世界旅行ができるのも楽しいです。実は、スパイスを使うと香りが増して味も豊かになるので、減塩もできます。体が温まるものもあり、健康的で良いこと尽くめですね。
例えば、と紹介してくれたのは「スマック」と呼ばれる、日本でいう “ゆかり” のようなスパイスです。トルコやレバノンで馴染みが深く、玉ねぎと混ぜたりしてドレッシングのように使うのだとか。現地の人が実際どのようなスパイスを使い、どんな味を楽しんでいるのかなど、旅行気分で料理できることもスパイスの魅力かもしれません。
スパイスアドバイザーの木島氏は、「いつもとは一風変わった何かを探しに来ていただきたいです。ご自分のためにもプレゼントされる方のためにも、何か発見があると思います」と笑顔で話します。 五感を刺激するスパイスは、ギフトに重宝するだけでなく、家庭での料理のバリエーションも広げてくれます。スパイスひとつで、和風や洋風、エスニック風にも食材が変化する奥深さを、是非とも体感してみてください。スパイス以外の調味料もラインナップ
レピスエピスでは、オリーブオイル・バルサミコ酢・ビネガー・瓶詰めナッツなど、食卓を彩る調味料も豊富に取り揃えられています。オリーブオイルは、店内でパンに付けての試食も可能です。 スパイスとともにギフト用の木箱に入れれば、かしこまった贈り物にも相応しい、秀逸なギフトセットが出来上がります。ジェノバソースやナッツもあるため、ホームパーティーでの贅沢なおもてなしにもおすすめです。人気のスパイスクッキング教室
「スパイスをどう使ったらいいかわからない」という声を受け、レピスエピスでは定期的にスパイスクッキング教室を開催しています。過去には「塩とスパイスで楽しむ手作りベーコン講座」など、好奇心をくすぐる企画がめじろ押し。 料理好きな方もビギナーの方も、レパートリーを広げてくれるスパイスクッキング教室に参加してみてはいかがでしょうか。スパイスクッキング教室の詳細は、レピスエピスのウェブサイトにて随時更新されています。レピスエピスで、未知なるスパイスの世界へ
いつもの料理に新しい刺激をプラスしてくれるスパイスのチカラ。ほんの少し振りかけたり和えるだけで、本格的な一皿ができるのだから、その絶大な影響力を感じずにはいられません。
スパイスの未知なる世界へ連れ出してくれる「L’epice et Epice(レピス・エピス)」は、大海原に繰り出すロマンの扉。異国の味を探検しに、自由が丘のレピスエピスを訪れてみてはいかがでしょうか。
ショップの詳しい情報
店名 | L’epice et Epice(レピス・エピス) |
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住所 | 〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2-9-6 Luz自由が丘1F |
営業時間 | 12:00 ~ 19:00 |
休業日 | 毎週水曜日(定休日が祝祭日の場合は通常営業) |
最寄駅 | 自由が丘駅の正面口より徒歩3分 |
電話番号 | 03-5726-1144 |
ホームページ | http://www.lepiepi.com/ |
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