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ぷりふあ -prefer-│子の幸せを願い、家族を結ぶ、雛人形・五月人形のプレゼント

ぷりふあ -prefer-│子の幸せを願い、家族を結ぶ、雛人形・五月人形のプレゼント

本記事に書かれている内容は、2025年10月10日時点での取材に基づく情報です。

子どもや孫の幸せを願って贈る節句人形。その一体には、家族の愛情と未来への祈りが込められています。

現代の暮らしに合うデザインやサイズ感はもちろん、「この子にぴったり」と感じられるものを選びたい――。

そんな両親や祖父母の想いに寄り添いながら、伝統を現代の形で届けるのが、節句人形ブランド「ぷりふあ -prefer-」です。

今回は、ぷりふあ・賀陽姫菜さんに、ブランドが大切にしているこだわりや人気のシリーズ、岡山県岡山市にあるショールームについて話を伺いました。

[ 取材対象者 ]賀陽姫菜(かようひな)さん

ぷりふあ販売員。「今期のprefer classicひな人形は昨年度よりサイズ感・種類を豊富に取り揃えております。中でも蔦代(つたしろ)という衣裳が上品で高級感があり私のおすすめです。」

[ インタビュアー ]河野ひろこ/ギフトコンシェルジュ

看護師時代に培ったホスピタリティを活かし「人となり」を想像したプレゼントの見立てが得意。二児の子育てに日々奮闘しながらも、ギフトセレクトとショップ・カフェ巡りがライフワーク。

ぷりふあ – おしゃれでコンパクトな節句人形 –

「ぷりふあ」は、現代の暮らしに寄り添う“新しい節句人形”を提案するブランド。ブランド名は、「お好みの」という意味をもつ preferに由来します。それぞれの家庭のスタイルや価値観に合わせて、自由に選べる節句飾りを届けたい。そんな想いが込められています。

かつては立派な三段飾りが主流だった雛人形も、現代の暮らしでは「飾る場所がない」「しまうのが大変」という声が少なくありません。ぷりふあの誕生は、まさにその“現代のリアル”から始まりました。

発売当初は「小さい雛人形なんて」と驚かれることもありましたが、今ではその価値観が大きく変わりつつあります。小さくても飾る場所を選ばず、家族の想いを丁寧に汲みとるよう一つひとつの節句人形は、子どもたちの成長や幸せを願う温かな気持ちを宿し、多くの家庭の節句に華を添えています。

インタビュアー

“小さな節句人形”の先駆け的存在ですね。

賀陽さん

ここ数年で、うんと受け入れられるようになったと感じます。

贈る人、受け取る人、飾る人、皆が笑顔になれる“優しい選択”を叶える節句人形ブランドがぷりふあなのです。

小さな節句人形に込められた、大きなこだわり

ぷりふあの節句人形は、コンパクトながらもこだわりが詰まった逸品。お客様の声をとことんまで反映したデザインや職人技から成り立っています。ここでは、そんな節句人形に込められたこだわりや特徴を紹介します。

伝統が受け継がれた上質さ、そして飾りやすさ

ぷりふあの根底にあるのは、「伝統を守りながら、現代の暮らしに寄り添う」という想いです。どんな空間にも馴染み長く大切に飾ってもらえることが、ぷりふあが目指す節句人形のかたち。そのため、コンパクトなサイズでありながら、決して簡易にはせず、細部まで丁寧に作り込んでいます。

顔や胴体、飾り台、屏風など、ひとつひとつのパーツは全国の熟練の職人による手仕事。繊細な技と時間をかけて仕上げられるからこそ、コンパクトでも存在感のある人形に仕上がります。

また、お雛様は昔ながらの“少し怖い表情”ではなく、赤ちゃんのように優しく穏やかな顔立ちにしています。こうすることで、小さなお子さんも愛着を持てるよう工夫されているのです。

一方の五月人形は、小さくても大きな兜に見劣りしない重厚感を大切にしています。見るたびに誇らしさと温かさが共存する雰囲気づくりも、ぷりふあらしさの一つです。

ぷりふあではお客様の声をリアルタイムで製品づくりに反映することで、時代の感性に寄り添った製品づくりを実現しています。店舗スタッフが日々受け取る「こんな製品があったら」という声をそのまま開発チームに共有し、翌年のシリーズに反映するスピード感を大切にしているそうです。

例えば、アクリルケースもお客様の声を反映したもののひとつ。ホコリや子どもが触ることを防ぐためのアクリルケースがほしいという声があり、アクリルケース付きの節句人形が生まれました。アクリルケースがあることで管理や掃除がラクになり、スタッフにも好評なのだそうです。

時代に合わせて少しずつ進化しながらも、受け継ぐべき美しさはそのままに。家族の思い出に長く寄り添うぷりふあの節句人形は、いくつものこだわりから生まれています。

自由に選べる“わたしだけの組み合わせ”

もうひとつの特徴は、衣装と飾り台を自由に組み合わせて選べるカスタマイズ性です。かつては固定されたセットが主流だった節句飾りの世界において、「自分好みにコーディネートできる」という発想はとても斬新でした。

例えば、ころんとしたフォルムと手のひらサイズのサイズ感が愛らしい「木目込み雛人形ぷりふあ」では、飾り台23種・衣装17種類を展開しています。好みに合わせて組み合わせることで、まるで“我が家だけの特別な雛人形”が完成します。

衣装は伝統的な色合いやシックな色合いなど、全く異なる雰囲気の衣装を纏った人形が揃い、親御さんを悩ませます。(写真の雛人形は「PREFER CLASSIC ひな人形」)

衣装は、デザイナー自身が生地屋に足を運び、色や素材の組み合わせを吟味しています。ときにはオリジナル生地を自らデザインして制作することも。こうして生まれる衣装は、伝統の風合いを残しながらも、どこかモダンで温かい雰囲気を纏っています。

また、三人官女や五人囃子を追加できることや名前札・名前旗や羽子板などの小道具が豊富に揃うことも現代のパパママに支持されるゆえんです。イメージする世界観を表現でき、節句シーンを華やかに楽しむことができます。

インタビュアー

私自身も、子どもの節句人形選びで何日も悩んだ記憶があります。

賀陽さん

ありがとうございます。種類が多すぎるくらいですよね。

この自由度の高さは、「兄弟姉妹それぞれに一つずつ贈りたい」という声にも応えることができます。限られた空間でも、思い思いの飾りを並べることができ、“新しい節句の楽しみ方”を、ぷりふあは提案していると感じます。

ぷりふあで人気&おすすめの節句人形 4選

種類豊富な雛人形と五月人形が並ぶぷりふあ。「みんなはどれを買っているのかな?」と、気になる人もいることでしょう。そこでこの章では、賀陽さんに伺ったぷりふあの人気商品を紹介します。筆者のおすすめ五月人形も紹介しているのでご参考ください。

① PREFER CLASSIC 雛人形

コンパクト感なかわいらしさがありつつ上質感のあるものがほしい、という人におすすめなのが「PREFER CLASSIC ひな人形」です。職人たちが細部にいたるまで手をかけたワンランク上の雛人形で、繊細な美しさを放ちます。

丁寧に重ねられた衣裳着やすらりと伸びる指先、手漉き和紙で形づくられた梅の花弁など、端々から意匠を感じます。女の子が成長しても愛着を持って飾ってもらえることでしょう。

② prefer MOKU 木製雛人形 sarisa さりさ

木材ならではの柔らかい雰囲気を楽しめるのが「prefer MOKU 木製雛人形 sarisa さりさ」。木製の雛人形で木の温もりやなめらかな手触りを感じられることが特徴です。

木製なので子どもがおままごとに使っても許容できることもママにとってポイント。子どもに優しく寄り添う雛人形です。

③ インテリア鎧兜ぷりふあ五月人形

伝統節句の美しさは残しつつも現代の部屋に溶けこむおしゃれな飾り方を追求した五月人形が「インテリア鎧兜ぷりふあ五月人形」です。子どもが輝かしい未来へと羽ばたき、前進していけるように、との願いが込められています。

コンパクトで軽いので出し入れしやすい一方で、細部まで作りこまれた重厚感や高級感を持つバランスの良い品。荘厳なフォルムに潜む繊細な彫金細工の美しさが品格を滲ませます。

8シリーズ36種類の兜と、2シリーズ16種類の鎧、24シリーズ75種類の飾り台を組み合わせるセミオーダー式で、鯉のぼり飾りや弓太刀などの飾りも豊富。どれもかっこよく、ついアイテムを追加してしまうことでしょう。

より存在感のあるものがほしい人は、鎧飾りもおすすめです。たくましくも美しい鎧は、男の子の守り神のような存在になるはず。

④ preferMOKU 木製兜 kitoka きとか

preferMOKUシリーズの「木製兜 kitoka きとか」も人気商品です。メープルとブナの天然木で作られ、ぬくもりのある風合いが魅力。鯉のぼりや矢・太刀も丁寧に作られた上質感があります。

マグネット式で組み立てが簡単なことや、リビングや玄関に飾りやすいサイズ感も人気の理由。親御さんの負担がなく、暮らしに溶けこむ五月人形です。

喜んでもらえる「節句人形えらび」のコツとは

性質上、節句人形は祖父母から孫へ贈られることが多いプレゼント。しかし、ママの選んだものを祖父母が購入するパターンが最も多く、「FORママ」の側面が強いことも節句人形ならではの特徴でしょう。

中心的な贈り相手である子どもと親御さんに喜んでもらえる節句人形を選ぶコツは「場所やデザインなど飾る場所の雰囲気をイメージすること」と、賀陽さんは話します。親子3世代のコミュニケーションの機会として、家族ぐるみでお選びください。

近年では、パパに人気の黒色を基調とした兜のラインナップも増えているそう。白や淡い色を選びがちなママも「いいよ」と承認するほどの仕上がりになっているので、隈なくチェックしてくださいね。(2026年度の兜モデルは2025年12月頃に発表予定)。

岡山県岡山市のショールームについて

「パソコンで見る写真だけでは決めきれない」「プロに相談したい」。そんな不安な気持ちを持っている人に訪れてほしいのが、岡山市内にあるショールームです。

実際の商品を見比べながらスタッフと対面で相談して商品を吟味することができ、納得の一品を選ぶことができます。ショールームで購入したお客様限定で店頭プレゼントの用意も足を運びたくなるポイントです。

ショールームで展示されているシリーズ

  1. ひな人形:
    小さなおひな様 ぷりふあ PREFER CLASSIC ひな人形、prefer MOKU
  2. 五月人形:
    ぷりふあ五月人形、PREFER CLASSIC 五月人形、prefer MOKU

インタビュアー

お客様が最終的な決め手にすることは何でしょうか?

賀陽さん

いろいろと迷われても、最初のインスピレーションでピンときたものに立ち返る方が実は多いのですよ。

インタビュアー

心当たりがあります!見透かされていたのですね(笑)

賀陽さん

なので、私たち販売スタッフもお客様が最初に気に入られた商品は、頭の片隅に置きながらご案内しています。

期間限定で東京にも展示会場が登場。関東圏にお住まいの人も実物を見ながら節句人形を選ぶチャンスなので、ぜひ足を運んではいかがでしょう(展示卸売は行っておらず展示のみ)。

東京会場の催事情報(2026年)

店名ぷりふあ
場所〒151-0051
東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目40-4 北参道BASE
開催期間2026年1月9日(金)~ 1月12日(月祝)
開催時間10:00~17:00(最終日のみ10:00~16:00)
アクセス東京メトロ副都心線 北参道駅 2番出口から徒歩2分
JR代々木駅またはJR千駄ヶ谷から徒歩10分
展示内容
  1. 小さなおひな様 ぷりふあ
  2. ぷりふあ五月人形(一部商品)
  3. PREFER CLASSIC ひな人形(一部商品)
  4. PREFER CLASSIC 五月人形(一部商品)
  5. ファッション&雑貨 prefer fuku(一部商品)
  6. その他 節句商品

ぷりふあの節句人形の魅力や思いを賀陽さんに伺うと「限られた期間にしか飾られないイメージが強い節句人形ですが、インテリアに合ったデザインなので、年中飾っていただけたら嬉しい」と笑顔で締めてくださいました。

賀陽さん

年中飾れる節句人形を目指しています。

インタビュアー

コンパクトだから飾りっぱなしでも負担にならないですね。

お客様の中には、旧暦で考えて4月ごろまで雛人形を飾る人もいるそう。迷信にとらわれず、現代らしい節句人形の楽しみ方をしてみてはいかがでしょう。

現代に寄り添う、“わが子にぴったり”な節句人形

子どもの健やかな成長を願う家族の想いを具現化したような、ぷりふあの節句人形。伝統とデザイン性が入り混じる見た目とコンパクトなサイズで現代の家庭に寄り添うおすすめの節句プレゼントだと感じました。

職人の手仕事による繊細な作りや、衣装・飾り台を自由に選べる楽しさで、“わが子にぴったり”を叶えてくれる存在は、世代を超えて受け継がれる宝物になるはず。ぜひ、大切なお子さんやお孫さんにお贈りください。

河野 ひろこ

河野 ひろこ

ギフトコンシェルジュ、コンテンツライター、縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てが得意。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きとショップ巡りを10年来ライフワークにしている。

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