スマイルレーベル

GIFT

アンティーク好きやランプマニアには堪らない、「オイルランプ」の奥深い魅力とギフト活用

アンティーク好きやランプマニアには堪らない、「オイルランプ」の奥深い魅力とギフト活用

本記事は、企業やブランドのプロモーション情報が含まれています。広告収益が商品の掲載位置に影響を与える可能性はありますが、商品の選定や評価はスマイルレーベルが独自の基準で行なっています。

クラシックな生活道具である「オイルランプ」。炎を光源とする古典的な性質からも、電球・LEDが普及した文明社会では得てして実用的でないかもしれません。しかしながら、炎の暖かな灯りや風の揺らぎに癒し効果があるとして、ストレス過多な暮らしが蔓延る現代の世相でにわかに再注目されています。

オイルランプのインテリア

キャンプをする人やガラス製品好きの人であれば自ずと手に取るものであっても、そうでない人は理科の実験で扱ったアルコールランプくらいしか触れ合ったことがないはず。実は、単にランプと言ってもデザインや用途は多岐にわたり、実生活でも便利な奥深い魅力に溢れているのです。

アルコールランプ

本記事では、筆者が愛してやまない「オイルランプ」にクローズアップ。オイルランプの魅力や取扱い方法をお伝えするとともに、ギフトシーンでの活用例と厳選したオイルランプギフトをご紹介します。それでは、しばしの間マニアックなオイルランプの世界にお付き合いください。

まずは基本から、そもそも「ランプ」とは?

ランプとは何か

ランプとは、固定式もしくは床やテーブルに置いて使用する照明器具を指します。一般的には笠やホヤ(炎を囲って保護するガラス)などが付属していて、多くのランプではガラスや真鍮などデザイン性に優れた素材が用いられています。使用する燃料によってオイルランプ、灯油ランプ、石油ランプ、アルコールランプ、ガスランプなど呼称があります。

ランタンとカンテラとの違い

皆さんの持つ「ランプ」のイメージは、どんな形状で、どんなシチュエーションで使われているものでしょうか? 持ち歩くものであったり、テーブル上で利用するものであったりと、人によってイメージが違いやすいこともあり、その定義は曖昧です。

ランタンとカンテラとの違い

ランプと同じような意味をもつ言葉として、「ランタン」や「カンテラ」の違いをご存知でしょうか。すべて炎を灯す道具という点は共通しますが、ここではランプ・ランタン・カンテラが、日本においてどのように区別されているのかご説明します。

  • ランタン(Lantern)
ランタン

手に提げたり、持ち運んだりするランプのことを「ランタン」と呼びます。形状は様々ありますが、キャンプで使われるような持ち運びに適したものが代表例です。気流で鎮火しないよう炎をガラスで囲っているものが多く、また、取手が付いており、取手部分が熱くて持てなくならないような設計になっています。使用する燃料によってガソリンランタン、ガスランタン、キャンドルランタン、LEDランタンなど呼称があります。

  • カンテラ(Kandelaar)
カンテラ

海運や鉄道にて、夜間や地下などの視界が明瞭でない場所において、信号機や合図機のような合図用灯具として利用されていました。また、鉱山などでガスへの引火対策が施された安全灯や電池式もカンテラと位置づけられています。古くは灯油やアセチレンを燃料としていましたが、現代ではコストや安全性、耐久性の観点から白熱灯電球やLEDを用いています。

カンテラ

以上のことから「ランタン」は「ランプ」の分類のひとつと言えどちらも照明器具です。一方で「カンテラ」は合図灯として利用されていたものと区別できますが、現代においてはキャンプやインテリア要素の強い照明器具として使用されていることから、「ランプ」や「ランタン」と同様に照明器具としての認識が強まっています。

ランプで使われる燃料の違い

それでは、「ランプ」の中でもよく耳にする「オイルランプ」と「アルコールランプ」は、呼び名が違っていますが一体なにが違うのでしょうか? 基本的には、オイルを使うかアルコールを使うかの燃料の違いで、ランプの形状に大きな違いはありません。

アルコールランプ

アルコールランプとは、液体の燃料用アルコールを使用しているランプです。アルコールは、燃料のニオイや煤が出にくいこと、ガスよりも火力が優しく緩やかに加熱できることにより加熱、照明どちらでも利用でき、室内利用が好まれます。ただし、アルコールは揮発性が高く燃えやすいことや引火点が低い点に注意が必要です。

オイルランプ

一方でオイルランプとは、灯油やパラフィン系オイルを使用します。一般的にはパラフィン系オイルが多く利用されます。パラフィン系オイルは、アルコールと比べると長時間持続し、軽い粘性があるのが特徴です。においや煤が出にくいため室内、屋外どちらの利用にも向いています。

レインボーオイル

また、アウトドア用では、虫よけ作用のあるものも販売されています。常温時は無色の液体で揮発性が低いため保管しやすく安全に取り扱いやすいです。近年は無色透明だけではなく、赤や青など色のついたパラフィン系オイルも販売されており、「レインボーオイル」と呼ばれています。透明なガラスのランプに入れ、オイルもインテリアの一部とする使い方がされています。

オイルランプの使い方とメンテナンス方法

オイルランプはテーブルインテリアとして雰囲気を作るのに優秀ではあるものの、炎を扱うことや、メンテナンスの仕方がわからないなどの理由で敬遠されがちです。

オイルランプの使い方

しかしながら、みなさんが思っているよりも手がかからず、安全に利用できますので、ここではオイルランプの使い方やメンテナンス方法をご紹介することで扱いにくいイメージを払拭できればと思います。

オイルランプの構成品と使用例

オイルランプは、基本的に下記4つのパーツで構成されています。

オイルランプの構成品
  1. オイルを入れる「ベース」
  2. オイルを染み込ませて炎を灯す「灯芯」
  3. 灯芯を掴み、火力を調整するための「バーナー」
  4. 炎を風から守るためのガラス製の「ホヤ」
オイルランプの使い方

まずは、”1”のベースにオイルを8分目まで入れます。この時、オイルが零れても良い場所で作業しましょう。漏斗(ろうと)や口のすぼんでいる容器を利用すると零れにくいです。

オイルランプの使い方

次に、”2”の灯芯を”3”のバーナーにセットします。バーナーの中心に穴があるので灯芯を差し込み、バーナーの横のネジを回転させます(ネジがない場合は押し込みます)。灯芯を通したとき、上部から出ている灯芯は5ミリ程度にしてください。灯芯を出しすぎると点火した際に炎が大きくなり危険です。

オイルランプの使い方

“1”のベースに、灯芯を掴ませた”3”のバーナーをセットします。

オイルランプの使い方

“4”のホヤをセットします。しばらく時間を置き、灯芯にオイルをしみこませます。

オイルランプの使い方

最後に、オイルが全体に染み渡ったら点火します。点火の際は安全のためライターのノズルが長いタイプのものを利用しましょう。炎を消したい場合は、息で吹き消して鎮火します。

メンテナンスにおける3つのポイント

オイルランプのメンテナンスはとても簡単です。以下の3点に留意していただければ、他は特に気にせず使うことができます。

替えの灯芯

替えの灯芯

灯芯は、炎を灯せば消耗して短くなっていきます。そのため、替えの灯芯を購入しましょう。灯芯を購入する際、バーナーの灯芯を通す穴の大きさはオイルランプによって違うため、灯芯の太さがぴったりのものを選びましょう。購入の際に、店員さんに聞いたり、購入サイトの記載を確認したりして把握するといいでしょう。取り替え方は前述の「オイルランプの構成品と使用例」と同様です。

替えのオイル

替えのオイル

ランプを利用すればオイルを消費します。オイルはランプの利用方法に合わせてインテリアの用途であれば着色されているレインボーオイルや、アウトドアでの用途であれば虫よけ効果のあるものを購入するなど、用途や好みに合わせて購入しましょう。

ランプの埃を掃う

ランプの埃を掃う

埃が付いていると、ガラスがぼやけ、炎を灯した際に埃が焦げて焦げ付きやにおいの原因になってしまいます。そのため、利用の前にはランプをきれいにしておきましょう。きれいな状態で長く利用するために、こまめにお手入れしてあげてください。

オイルランプがプレゼントにうってつけな理由

オイルランプギフト

オイルランプはインテリアに向いたオシャレ感だけでなく、炎の揺らぎによって癒しも提供できるため、プレゼントでの活用がおすすめできます。ランプの中にはアロマやブリザーブドフラワーが使用されたものもあるため、贈り相手の好みに合ったものが見つけやすいはず。ここでは、オイルランプの利用方法と選び方、贈り物に適したシチュエーションをいくつかご紹介します。

オイルランプのセレクトポイント

オイルランプのセレクトポイント

オイルランプを選ぶ際には、素材や形状によるデザイン性はもちろんですが、まずは贈る人にどのように利用してほしいのか、使用用途を考えましょう。その使用用途をベースに、デザインとオイルを選びます。それでは、使用用途とオイルの選び方を簡単にご紹介します。

インテリア

雰囲気を演出するためのランプで、ほのかな明かりでテーブルを照らします。揺らぐ炎には癒し効果もあり、ゆったりと夜が更けるのを楽しむことができます。ガラス製が多く、反射する灯りがキラキラ輝いて見惚れてしまいます。炎を灯さなくても、陶器やハーバリウムと一体になっているものもありインテリアとしても官能的です。

インテリア

インテリアとして利用する場合は、無香料のオイルを使用しましょう。無香料であれば傍で飲食をしても香りが邪魔をしません。また、色のついたレインボーオイルを入れてオイルを見せる使い方もあります。

アロマリラクゼーション

アロマリラクゼーション

フレグランスランプと呼ばれるランプで香りを楽しみます。炎を消したあとに立ち上る香りがリラクゼーション効果を与えてくれます。フレグランスランプを利用する際は、専用のフレグランスランプオイルを使用します。数あるオイルの中には、香りだけではなく空気中のバクテリアを除菌・消臭する効果があるオイルもありますのでオイルを選ぶ際は気にして見てください。

アウトドア

アウトドア

キャンプやテラスなどのアウトドアでも楽しむことができます。アウトドアに合わせて照らしたい範囲を考えて形状や大きさ、また、持ち運びや転倒を考慮する場合は、真鍮などの金属が使われたランプを選ぶとよいでしょう。アウトドアならではの、しっとりとした雰囲気を演出してくれます。オイルは虫よけ効果のあるものにすると良いでしょう。

防災

防災

緊急時には電気が満足に利用できないことがあります。そんな時、防災用として利用できる光量のあるものを置いておくと安心です。オイルランプは基本的にデザインが優れているため景観を壊しませんし、インテリアとして普段使いして使い方に慣れておくことで緊急時に使い方がわからないといったことも防げます。オイルは保管性に優れているため、揮発や湿気による影響が少ないのも利点です。

贈り物に適したシチュエーション

オイルランプギフト

オイルランプはムードを大事にしたいときのギフトに最適です。単純にランプが好きな人へはもちろん、癒されてほしい気持ちや、一緒に素敵な時間を過ごしたい気持ちを表現してくれます。いくつかお勧めのシチュエーションを上げるので参考にしてみてください。

クリスマスプレゼント

クリスマスプレゼント

ガラスやモザイクガラスで作られた宝石のように美しいオイルランプはクリスマスムードをより一層演出したいときにぴったりです。大切な人とのディナーにランプを添える、または、電気を消してランプを囲んだスローナイトを楽しむなどいかがでしょうか。

母の日ギフト

母の日ギフト

オイルランプの中には、ハーバリウムと一体になっているものがありお花やガラス製品が好きな方に向けて、華やかさがあり女性に喜ばれます。また、アロマランプで香りによる癒しを楽しんでもらうなど、日ごろの感謝の気持ちを込めてランプを贈ると喜ばれるのではないでしょうか。

バレンタインデーギフト

バレンタインデーギフト

オイルランプは男性にも人気です。焚火がしたくてキャンプを始めたという男性は多く、炎の持つ魅力は計り知れません。アンティーク(ビンテージ)やアウトドアでも使えるオイルランプは趣味をより豊かにしてくれるアイテムとなること間違いありません。

筆者がおすすめする「オイルランプ」ギフト13選

ムラエ ルナックス WPL-600S-102C

屋外で利用できるよう、防風と安全面に配慮したオイルランプです。土台部分の金属製ウィンドプロテクターがスタイリッシュでお洒落です。オイルは専用のレインボーオイルを使用するとオイル自体のパステルカラーが炎に照らされてさらに美しさが増します。このオイルランプを自宅のテラスに置いて、夜景や星空を見ながらお酒を楽しむなんて素敵ですよね。

curivto レトロノスタルジアハリケーンランプ

クラシックなタイプですが、大きさがありインテリアとして存在感のあるオイルランプです。パーツのほとんどがガラスで作成されており、洗練された佇まいはいつまでも見ていられる美しさです。ボディの大きさはさることながら、透明感があるガラスに反射して光量がでるため、炎を付けて夜を楽しむのはもちろん、非常時の光源としても利用できます。

アデリア 津軽びいどろ オイルランプ

青森県の伝統工芸「津軽びいどろ」のオイルランプです。青森の情景を表現したというデザインの数々は、筆者が初めて店頭で見かけた時には足を止めて見入ってしまいました。シックな赤いリンゴを模った「赤リンゴ」や、凛とした透明感のある「氷結」、高級感のある「天の川」など、リビングやテラスなど使ってほしい場所と贈り相手の好みに合わせて色柄をチョイスすることができます。

江戸川屋ランプ テーブル真鍮ランプ

筆者お気に入りのランプ専門店「江戸川屋ランプ」のテーブルランプです。ボディが真鍮でできており、また、ホヤが温かみのあるオレンジ色のため、透明感のあるガラスとは違った重厚な空間を演出してくれ、モダンな雰囲気によく合います。コンパクトサイズなので気分に合わせて場所を移動して使うことができます。構造上、風の影響を受けることがあるため屋内での利用がお勧めです。

ムラエ ルナックス OLC-06

球体が浮かんでいるように見える、他にないデザインと透明感が人気のオイルランプです。専用のレインボーオイルを利用しますが、色味を変えることでどんなシチュエーションにも合わせることができるオールラウンダーです。オイルの補充をサイドの注入口を用いて行える利便性も魅力的です。美しさ、扱いやすさ共に優れているため、ランプ初心者への贈り物には最適です。

MG TRAIL オイルインサート ver5.5

手のひらサイズの小さいランプです。漏れる心配があるためオイルを入れて持ち運ぶには不向きですが、荷物が多くなりやすいキャンプなどに嵩張らずに持っていくことができます。また、キャンドル(ロウソク)を利用するタイプのランプやランタンにて、キャンドルの代わりに利用することもできるため、使いまわしのしやすい名脇役です。キャンドルを普段使っている方への贈り物にいかがでしょうか。

Ashleigh&Burwood ドロップオブオーシャン

フレグランスオイルを使ったフレグランスランプで、専用のオイルを使うことで好みの香りを楽しめ、リラックス効果を与えてくれます。また、モザイクガラスでできたランプは、インテリアとしても高級感があります。華やかなのでどんなシチュエーションの贈りものにも間違いありません。

ムラエ ルナックス ハーバリウムランプ

ブリザーブドフラワーをランプに詰め込んだハーバリウムのようなオイルランプです。淡い色合いのブリザーブドフラワーが可愛らしく、お花が好きな人や、お祝いの日のギフトにぴったりです。オイルに漂うブリザーブドフラワーが日の光、炎の灯りそれぞれで違う表情を見せてくれ、窓際に置くと観葉植物のように爽やかです。

OPIU アンティークオイルランプ

蓮の花を模ったガラスのランプです。他のランプと比べて模様や形状が妖艶で、どことなくアジアンを思わせます。ガラスは赤と黄色の2色から選べ、ゴージャスな色味が特徴的です。アジアンな雰囲気が好きな方にいかがでしょうか。

ByNo オイルキャンドルランプ

一見ランプとわからないほどスタイリッシュな、キャンドルの形状をしたランプです。デンマークのデザイナーによって生み出され、デンマークの冬の一日中暗い気候でも温もりを感じられるようにとデザインされたそう。スタイリッシュでありながらリビングやバスルームなどどこにでも馴染むので、2つセットでも置く場所に悩みません。シックや無機質な雰囲気が好きな方への贈り物にいかがでしょうか。

コリンヌ・ド・プロヴァンス Aシリーズ

フランスのプロヴァンス地方で造られたブリザーブドフラワーが詰められたフレグランスオイルランプです。灯芯を入れてフレグランス・オイルキャンドルとして使用することもできます。花と香りが選べるので、贈る相手をイメージして選びましょう。

Lunax クリスマスツリーランプ

クリスマスツリーを模ったガラス製のオイルランプです。グリーンのレインボーオイルがセットになっており、オイルを注ぐことでクリスマスツリーが彩られ、炎を灯せばイルミネーションのよう。贈るシチュエーションはクリスマスに限られますが、聖夜を最高のものにしてくれるアイテムです。

ガーダード社 真鍮製テーブルランプ

フランス政府に承認された、伝統的なランプを製造するガータード社にて手作業で仕上げられたオイルランプです。各パーツの精巧さは随一で、それでかつメンテナンスがしやすいため、高品質かつ初心者の入門にも最適です。一目見ればその優雅な佇まいに魅了されるはず。

GAUDARD(ガーダード社)
¥18,500(2024/3/7 楽天市場調べ)

おわりに

オイルランプは少々マニアックなテーマだったかと思いますが、その魅力が少しでも伝わったのなら嬉しいです。言葉では紹介しきれない魅力に溢れていますので、この記事で興味を持っていただけたら、ぜひギフトに、延いては自分用にひとつ持ってみてください。きっとひとつでは我慢できなくなりますよ。

小林 祥子

小林 祥子

システムエンジニアからフリーランスへ転身。趣味はアンティーク集めやギター演奏、お茶(紅茶・中国茶・茶道)、金継ぎ、オイルランプ集めなど多岐にわたる。中国茶エキスパート”シニア”の資格を持ち、インドアライフを追求している。

GO TOP