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冠婚葬祭で活用されることが多い「縁起のいい言葉」、そして「縁起の悪い言葉」。縁起のいい言葉や食べものは、意識せずとも使っている人が多いかもしれません。たとえば「福」の文字がついた雑貨や食べものは、縁起よく感じて贈り物として選ぶこともあるでしょう。「笑門来福」などの四字熟語は、見ているだけで幸せが訪れそうです。
結婚式などお祝いの場面では「別れる」「切れる」といった忌み言葉は避け、法事・法要の場面では「度々」「重ね重ね」などの重ね言葉が避けられることはご存知の方も多いですね。本記事では、そういった「縁起のいい&悪い言葉」を整理してまとめました。冠婚葬祭のシーンだけでなく、日常生活の中にも取り入れて幸せを呼び込んでみてください。
【縁起のいい言葉】たくさん使ってハッピー増殖!
まずは、幸せな気持ちがグッと膨らむ「縁起のいい言葉」から調べてみましょう。慶事で欠かせないお祝いメッセージや手紙でのフレーズ、贈り物の意味付けなど、様々なシーンで活用できる縁起言葉は知って得する便利なテクニック。ここでは、お祝い事で使える縁起のいい言葉をシチュエーション別にご紹介します。
婚礼や年始の挨拶で使いたい言葉
多幸(たこう)
読んで字のごとく、幸せが多いことを指します。多幸(たこう)の読みが「タコ」と似ていることから、タコを縁起物と扱うこともあり、その特徴からも「良いことを吸い寄せる」という意味合いや、英語のオクトパスから取って「悪いことをパスする」といった願いを込めることがあります。手紙やお祝いメッセージの文末で活用しやすく、締めの言葉としても定番となっています。
「多幸」の文例
皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます
万福(ばんぷく/まんぷく)
多くの幸福という意味合いです。「福」の一文字と比べてもより多くの幸せが訪れそうな縁起言葉として活用されています。新年を表わす新春に万福を合わせた「新春万福」は、新しい年に幸せが多くありますようにとお祈りする気持ちを表しています。年賀状の題字や書き初め言葉などでも目にすることがあるのではないでしょうか。
「万福」の文例
新春万福 謹んで新春のお慶びを申し上げます
笑門来福(しょうもんらいふく)
笑いの絶えない家に自然と幸福が訪れることを表わした四字熟語で、ことわざの「笑う門には福来たる」と同義です。日本の古典的な遊びである「福笑い」が語源と言われ、中国を発祥とする四字熟語ではないそうです。門出を祝福するような明るい情景が思い浮かぶ言葉から、自分の結婚を報告する手紙や結婚したふたりへの贈り物シーンでよく活用されています。
「笑門来福」の文例・使い方
笑門来福の精神で笑顔を絶やさず 明るい家庭を築いてまいります
永寿嘉福(えいじゅかふく)
あまり聞き慣れない言葉ですが、「永遠に続く幸福をお祝いします」という意味を持つ四字熟語です。「寿ぐ(ことほぐ)」にはお祝いを述べるという意味合いがあり、「嘉い(よい)」はおめでたいことを表わしています。年賀状など新年の挨拶でよく使われる言葉で、長生きと幸福を願う伝統的な言い回しです。
「永寿嘉福」の文例・使い方
永寿嘉福 長寿と幸せをお祈り申し上げます
日々是好日(にちにちこれこうにち/ひびこれこうじつ)
映画にもなった人気エッセイ(題目は日日是好日)で有名な禅語のひとつ。直接的には「毎日がいい日」という意味を持ちますが、禅の教えという言葉柄、「かけがえのない毎日を精一杯生きることが大切」や「あるがままを良しとして受け入れることが大切」といった主旨の解釈をされることがあります。
「日々是好日」の文例・使い方
日々是好日とも言いますが、長い年月を夫婦共に歩んでいって欲しいものです
「福」に通ずるアイテム
「福」は幸せや幸運を象徴するような文字ですが、読みが同じ品物や行為は福に通ずる縁起物とされることがあります。”服” を掛ける「ハンガー」、”福郎” の字を当てられる「フクロウ」、手を “拭く”「ふきん」、高級魚の「フグ」など、幸せが舞い込んできそうなアイテムは結婚祝いとして活用できます。
衣類に付着したニオイを分解脱臭してくれる「ナノイーX」を搭載したハンガー。洋服が型崩れしにくい形状で、汗・タバコ・焼肉の臭いだけでなく花粉にも対応しています。会食後の匂いが気になるため、翌日に同じスーツやコートの着用をためらうことがあるかと思いますが、これなら安心して翌日も同じ衣類を着ていただけます。
意外と便利で使い勝手の良い手ぬぐいは、軽くてかさばらずちょっとしたお礼ギフトにうってつけ。注染手ぬぐいの専門店「にじゆら」では、作家が描いた素敵なストーリー性のあるフクロウ柄がオススメ。スポーツマンの汗拭きタオルや入院中のお見舞いなど、優しい気持ちを伝えられるやわらかい風合いの手ぬぐいを贈ってみてはいかがでしょうか。
身震いするような寒さの季節には、熱燗をくいっと呑みたくなりますよね。一目でヒレ酒と分かる、愛嬌あるフグが描かれた美濃焼のヒレ酒器は、自宅にいながら居酒屋気分を味わえる一品。ふぐと書かれている蓋をひっくり返すとフグのイラストが現れ、蓋は豆皿として使っても素敵です。遊び心のある楽しいデザインが心を和ませてくれます。
金運upを目指したい人に必見の言葉
盛栄(せいえい)
盛んに栄えると書くことからも、相手の商売が好調であることを祝う丁寧な言い回しとして使われます。ただし、商売繁盛の意味が含まれるため、病院や役所など利益追求が目的でない施設に対して使うことは避けられています。同じ読みの「清栄」は、健康や繁栄を祝う似て非なる言葉として使われています。
「盛栄」の文例・使い方
貴社のますますのご盛栄をお祈りいたします
前途洋洋/前途洋々(ぜんとようよう)
この先の人生が大きく開けて希望に満ち溢れている様子を指し、開店・開業のみならず、晴れて結婚式を迎えた新郎新婦や新成人・新社会人の門出を祝う言葉としても使われる四字熟語です。前途は「先々の未来」を表す言葉で、洋洋は「満ち溢れている様子」を表す言葉。洋は部首がさんずいであることから、水面の船出を連想させる語句です。
「前途洋洋」の文例・使い方
前途洋洋たる船出をお祝い申し上げます
千客万来(せんきゃくばんらい)
千人の客が一万の客を呼ぶ、つまりひっきりなしに客がいる様子を表わし、またそういった状態を願う言葉としても活用されています。お金や商売にまつわる四字熟語は、数字が使われやすい傾向にあります。日本を代表する商売繁盛の縁起物が「招き猫」。右手を挙げた猫は福や金運、左手を挙げた猫は客や縁を招くと言われています。
左右それぞれの手を挙げている、縁起の良い2匹の招き猫セットを開店祝いに贈ってみてはいかがでしょう。千客万来、商売繁盛、良縁成就など、多くの幸せが実りそうです。「Floyd Fortune Cat」は、美容室やカフェに置いても違和感のないスタイリッシュなデザイン。ホワイトとブラックの2色ですが、金・銀のドットが映えて華やかさにも欠きません。現代に合ったデザインでお祝いの気持ちを届けます。
一粒万倍(いちりゅうまんばい)
一粒の籾(もみ)が万倍にも実り、立派な稲穂になることに由来する四字熟語。僅かなもので始めたことが何倍にも膨らむという縁起のいい言葉です。そのため、二十四節気の節目と節目の間の2日で年に約60日ある「一粒万倍日」には、開店・開業・銀行口座の開設など新しいことを始めたり、何かを買い替えたりすると良いと言われています。
一粒万倍日には、開店・開業・結婚・財布の買い替え・宝くじの購入などが向いています。一方で、悪いことも万倍に膨らんでしまうと考えられているため、借金や借り物は避けるべきと言われています。財布が貼ることに掛けた「春財布」は、金運アップで縁起が良いギフトとして知られています。spring(=跳)を連想して、思わず飛び跳ねたくなるような語呂合わせですよね。
二升五合(ますますはんじょう)
そのまま読むと「にしょうごんごう」ですが、二升は升(ます)が二つで “ますます”、五合は一升の半分で “はんじょう” という語呂合わせを用いて、「商売がますます繁盛」する意味合いで使われる洒落がきいた粋な言葉です。「春夏冬・二升五合」と書いて「商い(秋が無い)がますます繁盛」といった活用もよく見かけます。
お祝いで酌み交わす酒は「祝杯」とも言われるように、おめでたいシーンでは欠かすことのできないマストアイテム。蔵元直送「益々繁盛」は二升五合(4500ml)のジャンボサイズで、お祝いやギフトに最適。オリジナルラベルも依頼できるので、おめでたい場をさらに華やげる演出ができます。金箔入りなのも嬉しいポイント。
「胡蝶蘭」が用いられる謂われ
蝶のような花が幾重にも咲く「胡蝶蘭」は、鉢植えで長持ちし根付くことから「長く続いてほしい」という想いを込め、開店・開業祝いでよく贈られます。また、花言葉は「幸せが飛んでくる」「共にする喜び」。門出の喜びを共有し、長きにわたる繁栄を願うにはうってつけの花です。一般的に白色が用いられる胡蝶蘭も、古希祝いでは高貴で崇高なイメージカラーの紫色がよく使われます。
長寿祝いの場面で健康を願う言葉
壮健(そうけん)
病気やケガなどなく、健康で生命力がみなぎっている様子を表わす言葉です。「壮」は勢いが盛んなこと、「健」は体が丈夫で力強いことを意味します。手紙の挨拶文で見かける「ご壮健の由(ごそうけんのよい)」は、「元気で健康だと伝え聞いています」という意図で使われます。
「壮健」の文例・使い方
幾久しくご壮健であられますようお祈りいたします
意気軒昂/意気軒高(いきけんこう)
意気込みがあって気力や元気が充実しているという意味の四字熟語。「意気」は気力や気概がある様子、「軒」と「昂(高)」はどちらも積極的な気持ちを表わす意味があり、ニュアンスの近い言葉を重ねることでそのさまを強調しています。軒昂(軒高)と同じ読みの健康を掛けて、長寿を祝う言葉としてもしばしば活用されています。
「意気軒昂」の文例・使い方
ますます意気軒昂、実にうらやましい限りです
君子万年(くんしばんねん/くんしまんねん)
徳の高い人は長寿であることを意味する四字熟語で、長寿を祈る言葉としても用いられます。「君子」は徳が高い人格者、「万年」は一万年のことで長い年月を指します。長い年月をかけて経験や知識を習得し続けた年長者を尊敬し、人生の目標として十分値するといったメッセージとしても活用されています。
「君子万年」の文例・使い方
君子万年、先生の健康と長寿をお祈りします
千秋万歳(せんしゅうばんざい/せんしゅうまんざい)
非常に長い年月のことを指し、千年万年の長寿を祝福していつまでも健康であるように願う言葉として用いられます。「秋」と「歳」はどちらも年のこと、「千」と「万」は非常に長い年月という意味があります。ちなみに、芝居や相撲でよく使われる「千秋楽」は、演目や競技が執り行われる最終日を表わし、雅楽の最後の一曲として演奏されることが多かった「千秋楽」という曲名に由来すると言われています。
「千秋万歳」の文例・使い方
千秋万歳、幾久しきことを寿ぎます
鶴は千年、亀は万年
おめでたいモチーフの代表格ともいうべき、鶴と亀の二大巨頭が登場する言葉。ともに寿命が長いことから、長寿(賀寿)のお祝いで使われます。また、鶴は一度結ばれると他の鳥とは決して一緒にならない「節操を守る」鳥と言われていて、亀もまた一度結ばれると暫く夫婦一緒に暮らすと言われているため夫婦円満の象徴。亀甲の吉祥文様や鶴文の着物は、お祝いの場での定番模様として重宝されています。
包丁や刃物を中心に取り扱う生活の道具店「日本橋木屋」からご紹介する、いかにも縁起の良さそうな亀と鶴の形が施された薬味卸。薬味は、年齢を重ねればより味わいを楽しめる料理のアクセント。卸金を使うことで風味が一層引き立ち、穏やかな食卓に幸福感を添えてくれます。そんな「口福」のギフトは、贈られた両親や友人夫婦の仲良くゆったりと過ごしている姿が目に浮かぶようです。
海外にもある世界の開運ワード
英語の「happy」「good luck」「lucky」は誰もが知っている言葉ですが、それら以外にも世界には縁起のいい言葉があります。お祝い事でプレゼントを選ぶときの参考にしたり、手紙の一端に書き記すとかっこいいフレーズになったりするので、知っておくと便利な英語の縁起言葉です。
auspicious(オースピシャス[ɔːspíʃəs])
縁起のよい・吉兆の・幸先の良い
これからの成功や良い兆しを示しているフォーマルな形容詞です。そんな「Auspicious Symbol」といえば四葉のクローバー。四つの葉にはそれぞれ「希望」「信仰」「愛情」「幸福」という意味があり、古くから縁起の良いものとして神聖化されています。四葉のクローバーなど可愛い小花を氷のように閉じ込めた「Flower Pen」は、手づくりならではの温もりを感じるオススメの逸品です。
charm(チャーム[tʃɑ́rm]
お守り・魔除け・魅力
お守りや魔除けの意味合いがある言葉。特に女性を形容する「チャーミング」は人を惹きつける魅力があるという言い回しで使われます。女性を輝かせる装飾品といえばジュエリー。まばゆいばかりの輝きを放つ宝石をギフトで贈られると、気持ちもとびきり明るくなりますよね。宝石の輝きで闇に潜む邪悪なものから身を守ってくれる素敵なプレゼントです。
chance(チャンス[tʃǽns])
好機・機会・見込み
日本語の日常会話でもよく登場する縁起言葉。チャンスと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、言わずと知れた女性の憧れブランド「CHANEL(シャネル)」のオードトワレ「チャンスオータンドゥル 」。CHANELの創始者であるココ・シャネルの言葉にインスパイアされた香水は、 自分のチャンスを掴んで逃さないという意味が込められてます。
prosper(プロスパー[prɑ́spər])
成功する・繁栄する・すこやかに育つ
厳格なヴァルカン人が敬意をこめて挨拶するときに使う「Live long and prosper(長寿と繁栄を)」で有名な言葉。男性にとっての成功は、特にビジネスシーンでのそれを指します。仕事やフォーマルな場でおしゃれ上級者を演出するネクタイピンは、心臓の近くに身に付けることから「お守り」の意味を持っています。また、勝利を象徴するネクタイを補助するため「あなたの勝利を支えたい」という意味合いで贈ることができます。
知っているとかっこいい慣用句
夜明けはいつだって最も暗い(開けない夜はないと同義)
一つの石で、二羽の鳥を仕留める(「一石二鳥」や「一挙両得」と同義)
笑って太れ(笑う門には福来ると同じような意味合い)
【縁起の悪い言葉】使う場面には気を付けたい語句
さて、縁起のいい言葉がある一方で、日常で使うには問題ないけれど、場面によっては避けた方が良い「縁起の悪い言葉」や「縁起の悪い数字」もあります。特に、結婚式や葬儀の際に知っていると安心なものをピックアップしてみました。
縁起の悪い「忌み言葉」とは
「忌み言葉(いみことば)」とは、特定の場面において使用することを避ける言葉のことです。特に、死や病を連想するような不吉な言葉が避けられます。結婚式や葬儀の場に出席する際にチェックしておくと安心。忌み言葉とされている理由や意味を理解すれば覚えやすくなります。
また、結婚など繰り返さない方が良いとされる事柄では、「日々」や「ますます」などの重ね言葉も避けるようにします。さらに親しい間柄であれば問題ありませんが、記号(ビックリマークなど)やイラストについても、多用すると見栄えが良くないため注意しましょう。
結婚式のスピーチやお祝いでのNGワード
別れを連想させる言葉
別れる、切れる、離れる、終わる、買える、破れる、割れる、飽きる、捨てる、壊れる、降りる、枯れる、嫌う、疎遠、薄い、浅い、憂い、ほどける、離す、ほどける、おしまい
再婚を連想させる言葉
戻る、繰り返す、繰り返し、再度、二度、二回、繰り返す
不幸や不吉を連想させる言葉
痛い、負ける、病む、倒れる、忙しい、冷める、短い、逝く、涙、相次ぎ、滅ぶ、死ぬ、無くなる、四、九、焦る、衰える、褪せる、無くす、破れる
葬儀など弔事で避けるべきNGワード
不幸の連続を連想させる重ね言葉
度々、色々、またまた、かえすがえす、次々、しばしば、いよいよ、重ね重ね、わざわざ、たまたま、重々、再々、くれぐれも、追って、なお、続く、再び
仏式葬儀での忌み言葉
大変、消える、落ちる、浮かばれない、数字の四(死)と九(苦)、浮かばれない、迷う
お見舞いや退院祝いでのNGワード
「根付く」が「寝付く」を連想させるため、根のある植物は避けられます。縁起の良し悪しだけでなく、受け取る側のことを考えると鉢植えは避けた方がいいですね。花のシクラメンも「死」「苦」を連想するのでNGです。お見舞いの花を購入する際は、店員さんに聞きながら選びたいところですね。
ちなみに、お見舞いの花の色にも注意が必要。白・青・紫系の色の花は、お悔やみの際に選ばれることが多いので避けた方が無難です。もし、これらの色が相手の好きな色であるなら、不要な誤解を生まないためにも一言添えると良いでしょう。
その他の場面で避けるべきNGワード
新築・引っ越し祝い
新築祝いや引っ越し祝いでは、住居にとって災いとなる「燃える」「倒れる」「壊れる」などのワードが忌み言葉とされています。また、開店・開業祝いでも同様の言葉を避けるようにしましょう。
受験・就職・勝負事
受験生や就職活動を控えた人との会話で気を付けたい言葉としては、不合格を連想させる「落ちる」「すべる」が有名です。他にも「転ぶ」「崩れる」「散る」「破れる」「敗れる」など、センシティブになりがちな勝負事の前には気を付けたいですね。
【吉数/忌み数】番号を選ぶときに便利な豆知識
電話番号や車のナンバー、レシートの金額など、生活の中には数字を見かける機会に溢れています。縁起のいい言葉とすこし離れますが、数字にも縁起の良し悪しがあるのでしょうか。知っていると生活がちょっと楽しくなる「縁起のいい数字」と「縁起の悪い数字」を調べてみました。
縁起のいい数(吉数)
3
「3」は、はじまりの数であり最初の奇数でもある神聖な数字「1」と、最初の偶数「2」を含んだ縁起のいい数字とされています。
8
88を漢字で書くと「八」になり、末広がりの縁起のいい数字とされています。中国でも、古くから八角形は縁起のいい数字とされています。なので、八角形を意識して作られた建造物があるくらいなのですよ。もの凄いパワースポットになりそうですね。
千羽鶴は「千」折らないといけないの?
願い事をするときに作られる千羽鶴(せんばづる)。千羽折らなければ効果がないと思われがちですが、ここでの「千」は「たくさん」を指すため千羽作らなくてもいいそうです。
縁起の悪い数字(忌み数)
4
お見舞いや退院祝いで避けたいのが4。これは言わずもがな「死」を連想するためです。
9
上記の「4」と同様に「9」も避けられることが多いのは皆さんご存知のことでしょう。9は「苦」を連想するからです。
門松を飾る時期
お正月のお飾りである門松を飾る時期も、縁起の悪い数字が避けられています。門松は12月26日~28日、もしくは30日に立てると良いとされています。29日が「二重苦」に通じ縁起が悪いとされるからです。また、31日は、一夜飾りとなり不吉なので避けられます。
一夜飾りがよろしくない理由としては「神様に対する誠意に欠ける」ことや「葬式の一夜飾りに通じる」こと、そして「歳神様の訪問に間に合わない(翌年の神様がいらっしゃるのは31日という説があるため)」という3点が挙げられます。
海外にもある不吉ナンバー
13
映画で有名な「13日の金曜日」は、イエスキリストが磔刑に処されたのが13日の金曜日という説が存在します。そのため、欧米では「13」が不吉な数字と言われています。ちなみに、イエスキリストの最後の晩餐でテーブルに着いたのが13人だったから、という説も13が敬遠される理由としてあるそうです。
17
イタリアでは、「17」が死を表すことから縁起が悪い数字とされています。これは、ローマ数字で「17」は「XVII」と表記され、これを「VIXI」と並び変えると、ラテン語で「生きていた(死んで、もうこの世にいない)」という意味になるからだそう。なんだか知的で暗号的ですね。
4・5
中国では「4」と「5」、それぞれの発音が「死(スゥ)」「無(ウー)」と同じことから、縁起が悪いと言われています。中華圏では、特に4を強く避ける傾向があり、ビルの階層や番地など様々なところに影響を及ぼしているそうです。
おわりに
幸せを増幅させる縁起の良い言葉や、不幸を遠ざけることから考えられた忌み言葉は、特別な場面だけでなく日常の中にも登場する身近な言葉でした。冠婚葬祭シーンでの気持ちを粋に表現してくれる数々の言葉を使って、その場にいる方々と気持ちを共有できたらいいですね。