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「書く(描く)こと」の重要性が見直されて久しい。自分の手を動かすことで、刹那の情景や脳内の思考をより鮮明に残せることが最大の魅力です。鉛筆・ボールペン・ノートなど書く(描く)ための道具は様々ですが、中でも飛び抜けて品性を醸し出しているのが万年筆ではないでしょうか。手元をみて心が躍る。そんな文房具を持っていると、生活に愉しい瞬間がプラスされる気がします。
万年筆の美しい光沢感やフォルムに憧れを抱く一方で、「値段が高そう」「手入れが難しそう」と、ハードルの高さを感じて手をこまねいている人も。また、万年筆を贈り物にしたいけれど、「特別感が強すぎる」なんて感じる人も多いはず。でも、そんな不安を取っ払ってくれる、書くことや文房具を愛する人に気軽に贈ることのできる万年筆があるのです。
それが、万年筆・文房具ギフトショップ「ancora(アンコーラ)」の万年筆。誕生石や誕生花をモチーフにした美しい万年筆や、唯一無二のカスタマイズ万年筆など、パーソナライズされた万年筆は好みに合わせて選ぶことのできるとっておきの贈り物になります。今回はその魅力を紐解くべく、プラス株式会社ステーショナリーカンパニーPRの野場氏と、ancora銀座店長の養松氏に話を伺いました。
万年筆・文房具ギフトショップ「ancora」とは
アンコーラ銀座本店ancora(アンコーラ)は、セーラー万年筆とプラス株式会社ステーショナリーカンパニーが共同で立ち上げた、万年筆と文房具のお店。コンセプトに「カスタマイズ」と「ギフト」を挙げ、日常に特別感をプラスするアイテムを取りそろえています。万年筆やインクなどの使い心地を手に取って確かめることができ、文具が持つ愉しさを体験できる場として、2021年3月のオープン以来注目を集めています。
店内は、カスタマイズ万年筆のコーナー、インクブレンドが行われるカウンター、トレンドを取り入れた選りすぐりのセレクトアイテムが並ぶコーナーに分かれます。そんなアンコーラには、日本全国の文房具好きや土産品を求める外国人観光客で常に賑わいます。ウェブの口コミには多国籍な言語でコメントが投稿されていて、店舗体験で得られる満足感をうかがうことができます。
こだわりが満載!ここでしか手に入らない文房具
ancora(アンコーラ)銀座本店の最たる魅力は、万年筆を筆頭に「ここでしか手に入らない」文房具を豊富に取り扱っていること。
誕生石×誕生花の万年筆とインクは、誕生石や誕生花に込められたストーリー性を表現したアイコニック商品。誕生石や誕生花はそれぞれの人に馴染み深く、それをテーマとして12種類作ることにこだわったと野場氏は話します。万年筆の色味は、花と石どちらの雰囲気も感じられるよう吟味を重ねながら、グリッターなど細かな調節に苦心し、ショップオープン時は9種類しか出せなかったと振り返ります。
アンコーラに通いつめるお客様の中には、なんと全種類をそろえた人もいらっしゃるそうです。万年筆好きの心をつかみ、所有欲を掻き立てるアイテムがラインナップされていることが、そのエピソードからも伝わってきます。アンコーラのオリジナル商品は、女性が手に取りやすいことも意識。商品開発の大部分は女性が担い、トレンドを取り入れつつ店のイメージに沿う色味やモチーフを選んでいるそうです。銀座の美食グルメをイメージした数量限定インク「石丸さんのごきげんインク」は、プロのインクブレンダーと選りすぐり調合されたシリーズ。「レモネード」や「黒ゴマプリン」など食欲も刺激するラインナップです(現在はどちらも販売終了)。
ギフトに欠かせないラッピングもお洒落。万年筆で描いた線をモチーフにしたラッピングペーパーとショッパーは、サブバッグとしても使いたくなる秀逸さ。ネイビーのロゴ入りラッピングペーパーは、男性や上司への贈り物にも相応しい落ち着きあるデザインです。ラッピングは無料サービス。相手に合わせて柄を選ぶことができます。
特別な贈答シーンにおすすめしたい万年筆ギフト
誕生日プレゼント・卒入学祝い・クリスマスプレゼント・送別の餞別など、様々なシーンで贈られるというアンコーラの文房具。ギフトを選ぶセレクトポイントを伺うと「万年筆をギフトにされるなら、大前提として相手が使った経験があるかどうか。あとは、やはり予算感がポイントです」と店長の養松氏は話します。
初めて訪れるお店はそれだけで入りづらく、高価格帯の万年筆だけを見て諦めてしまうこともあるでしょう。大抵ギフトを選ぶときは事前に予算感を心に秘めているもの。価格帯のバリエーションが豊富なアンコーラでは、予算内に収まるように様々な提案ができる強みがあります。ここでは、数あるショップアイテムから特におすすめしたいギフト商品をご紹介します。
No.1 – 誕生石×誕生花の万年筆&インク
誕生石×誕生花の万年筆(左上:1月、右上:2月、左下:3月、右下:4月)
誕生石×誕生花の万年筆は、贈り相手の誕生日というパーソナリティをふんだんに取り込むことができる贈り物。自らの誕生日にまつわるモチーフがあしらわれた万年筆は、自分のことを考えてくれた想いが伝わるとともに、使えば使うほどに愛着が形成されていきます。
誕生石×誕生花の万年筆(左上:5月、右上:6月、左下:7月、右下:8月)
誕生日プレゼントにはもちろんのこと、文房具に関連したイベントとして学生さんへの卒入学祝いにも最適です。煌びやかな美しさを放つ万年筆は、誰かに見せて自慢したくなるとっておきのステーショナリーアイテム。「ステキな万年筆だね」と会話のきっかけをつくり、友達の輪も広げてくれそうです。
誕生石×誕生花の万年筆(左上:9月、右上:10月、左下:11月、右下:12月)
持ち主の願いを叶えたり、災いから身を守ってくれるとも言われる誕生石。大切な人のお守り的なアイテムになるだけでなく、各月の誕生石に込められた石言葉(宝石の意味)も添えることができる素敵なギフトになります。
誕生石×誕生花のインクを同時に購入すると付いてくる専用のギフトボックスに入れれば、グッと引き締まったエレガントな贈り物になります。お母さんや女性パートナーの誕生日やクリスマスプレゼント、複数人で予算を出し合って贈るギフトでも喜んでいただけます。
No.2 – カスタマイズ万年筆「My万年筆」
アンコーラMy万年筆ビギナーにも贈りやすい万年筆が、カスタマイズ万年筆「アンコーラMy万年筆」です。全9パーツをセレクトできる充実感にもかかわらず5千円以下で作れる嬉しみ。贈り相手の雰囲気にマッチした色味で作ったり、好きなアイドルやキャラクターの「推しカラー」を取り入れたり、自由自在に万年筆を作り上げることができます。
異動や退職に伴う送別の品として万年筆の色をみんなで考え、代表者が製作しに来ることもあるそう。仲間たちが考えて形作られた万年筆は、新しい職場や第二の人生でも宝物になりそうですね。カスタマイズ万年筆にブルーブラック系のインクカートリッジを組み合わせれば、万年筆に馴染みのない人でも気兼ねなく使える贈り物になりますよ。
特に最近では、外国人観光客が日本土産として購入するケースが増えたと言います。中には、身近な人達をイメージしながら複数本のカスタマイズ万年筆を作る人もいらっしゃったそうです。オリジナリティあふれる銀座土産は、作った人の思い出に刻まれる一本になるのでしょうね。
No.3 – 夫婦(めおと)万年筆
夫婦万年筆結婚祝いや両親への初任給ギフトなど、仲睦まじいカップルに贈りたい一品が「夫婦万年筆」。ホワイトの女性用万年筆とブラックの男性用万年筆が、赤いリボン付きの専用ボックスに入って届けられます。結婚式で芳名帳用のペンにしたり、人前式でサインをするときに用いたり、様々な用途で使えます。
式後には、夫婦の絆を感じるお揃いアイテムとして、長きにわたり幸せを見守ってくれる夫婦万年筆。人生の苦楽を共にする夫婦に寄り添いながら、未来を明るく照らしてくれる記念品ステーショナリーになることでしょう。
No.4 – PCD(Premium C.D.)万年筆
PCD万年筆「紳士なノート」として人気なPCDノート(Premium C.D.NOTEBOOK)とのコラボ万年筆は、文房具をこよなく愛する人に贈りたい一品。思いついたことをサラリと書きだせるシャープな万年筆は、男性の心をくすぐります。
計画やアイデアを書きだすことを習慣にしている男性に、誕生日やクリスマスプレゼント、送別品として贈ると喜んでいただけるはず。PDCノートと組み合わせて贈れば、ライフスタイルを充実させるスペシャリティーギフトに。なんだかいいアイデアが湧いてきそうです。
時の豊かさを届ける万年筆&インクのプレゼント
多忙な仕事中でも、気が赴くままにペンを走らせている時も。ふと目に入るたびに胸を高鳴らせる文房具は、心のパワーチャージャー。アンコーラの文房具の魅力について、店長の養松氏は「他にはない特別感!」と熱を込めて語ります。唯一無二のアイテムを取り扱い、実店舗も銀座店のみ。日常使いできる文房具も揃っているので「肩肘張らずにフラッと来ていただきたいです」と締めてくださいました。
書くことは、いつでも・どこでもできること。だからこそ、道具ひとつで幸福の度合や時間の濃密度が大きく変わる気がします。デジタルに偏りがちな人にも、手書きのゆったりした時間を過ごして心地よさを感じていただけるかもしれません。現代人にこそ必要な「時の豊かさ」を届ける万年筆&インクを、大切な人のプレゼントに贈ってみてください。