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特徴ある旨味や鼻腔に抜ける木の香り、そして噛むたびに染み出る自然な甘味からグルメなファンを惹きつけるナッツ。かつて「お酒好きのおつまみ」「美意識が高い女性のおやつ」というイメージが強かったナッツも、現代ではサラダやカレーの食材として定着し、誰もが気軽に食するようになりました。ミネラルや食物繊維など栄養価の高さから、美容や健康のためにナッツを摂り入れる人も多いでしょう。
すっかり身近な存在となったナッツは、カラダ想いな贈り物にもおあつらえ向き。とは言え、市場に出回るナッツの種類や品質はピンからキリまで悩むほどあります。自身の日常使いであればコンビニやスーパーで購入できる袋詰めナッツでも十分ですが、ギフトにするなら美味しさやパッケージにもこだわって贈りたいですよね。そんなときオススメしたい逸品が「Groovy Nuts」のナッツギフトです。
キレイに気配るお母さんや晩酌を嗜むお父さん、日夜仕事に邁進する人にも、健やかな体を維持したい人にも。ナッツは幅広いシーンや相手に寄り添ってくれる優秀ギフト。生やロースト、産地による味わいの違い、フレーバーなど多角的な愉しみを与えてくれるナッツは、もはや素材を味わう至高の贅沢品です。本記事では、大人のライフスタイルを豊かにするナッツギフトの魅力について紐解いていきます。
ナッツ(nuts)とは何か、知っていますか?
ナッツと一口に言っても、クルミ・アーモンド・カシューナッツ・ピスタチオ・マカデミアナッツなど、その種類は様々。日本語では「木の実」と呼ばれますが、その中でも固有の名称がつく「ナッツ」とは何なのでしょう?
通常「ナッツ」とよばれる木の実は堅果種子類で肥大した種子の胚や仁(胚乳)を食用とします。[中略]人類の歴史の中でも古代からナッツ類は貴重な保存食としてだけでなく神事や催事などの供物にも利用されていました。
ナッツについて-日本ナッツ協会より引用
たとえば、ヘーゼルナッツは「果実(堅果)」を指し、栗もこれに当たります。また、アーモンドの場合、実の中の硬い殻をもつ種子内にある「仁(じん)」の部分をアーモンドと呼んでいます(クルミも同様)。かぼちゃの種やひまわりの種は、果実以外の植物の種であり「種子類」に分類されます。これらの果実や種子などを総称したものが「ナッツ」と呼ばれてます。
ナッツは栄養価が高いことで知られますが、決してカロリーの低い食材ではありません。不溶性の食物繊維が多く含まれるため、腸の動きを促進して便秘の解消が期待できたり、ゆっくり消化される食物繊維によって腹持ちが良くダイエット効果があると考えられます。また、血液中の悪玉コレステロールを低下させる栄養素を多く含むことから、コレステロールのバランスを整えてくれる効果も期待できます。
ナッツ専門店「Groovy Nuts(グルーヴィナッツ)」
グルーヴィナッツ中目黒店コンセプトに “毎日一握りのナッツを” と掲げるナッツ専門店「Groovy Nuts(グルーヴィナッツ)」では、バリエーション豊富な本格ナッツを取り扱います。感度の高い人々が集う中目黒、その山手通り沿いで2014年に本店をオープンし、次いで鎌倉2号店を展開しました。品揃えは時期によって変動しつつ、基本のラインナップに12種のナッツ・3種のシード・1種の豆を取り揃え、産地や加熱の有無など幅広い味わいを楽しめるナッツショップです。
プレーンナッツの量り売りは均一料金
グルーヴィナッツの魅力的な特徴としては、すべてのプレーンナッツを均一料金で量り売りしていること。大きなガラス瓶に込められた種々様々を眺め、品定めしたナッツをゴソッゴソッと袋詰めする時間は、癒しとも言えよう欲望を満たす体験。同種類のナッツでも産地によって形や色が異なり、新たな発見にも出逢えます。
そのままでポリポリ食べたり、サラダにかけたり、焼き菓子の材料にしたり。摂取する方法によってナッツの種類や加熱の有無は変えたいもの。「おやつに食べたいクルミはたくさん入れ、サラダ用の松の実は控え目に、興味本位でピリナッツを5粒加えてみよう」などと、目的に合わせて各量を調節できることは嬉しい限りです。
商品ラインナップでこだわっていること
グルーヴィナッツにおける商品の仕入れで大切にしていることは、常にラインナップを充実させることだと代表の佐川氏は話します。「ナッツ専門店として、あたかも図書館のごとく魅せられたらと考えました(佐川氏)」。そのため、日本で手に入るナッツは全種類揃えることを心掛け、「産地違い」「生/ロースト」「塩/無塩」「殻付き/殻ナシ」など幅を持たせて並べています。
同じナッツでも異なる味わいを楽しめる
代表的なクルミ・アーモンド・ピスタチオは殻の有無を選べるため、殻付きなら剥きたての豊かな風味を楽しめ、殻ナシなら手間を掛けず思いっきり頬張ることもできます。また、一般流通されているローストナッツだけでなく、生でも食べられるナッツを多く取り揃えるため、意外性をもって新たな発見を見出すことも。加熱すると失われてしまう栄養素も、生ならば摂取できるので是非トライしたいところ。
筆者自身も、グルーヴィナッツで購入したアーモンドで「食べ比べ」をした経験があります。ナッツは産地によって旨味やコクのバランスが違ったり、生とローストでは食感や甘味が違ったり、自分好みの味わいを探求しながら好奇心をくすぐります。一般に出回る袋詰めナッツでは味わうことのできない、貴重な食べ比べ体験になることでしょう。
人気のフレーバーナッツは、手土産やほんのお礼に
フレーバーナッツグルーヴィナッツを語るうえで外せない一品が、オープン当初から現在に至るまで、手土産やプチギフトとして人気が衰えない「フレーバーナッツ」です。フレーバーナッツとは、燻製したりチョコレートや蜂蜜でコーティングすることで、味や香りを付けたナッツのこと。ナッツの良さはそのままに、紅茶やワイン等とのペアリングも楽しめるよう工夫されたナッツです。
フレーバーのラインナップについて、「甘いものと塩味のものをバランスよく揃えたかった」と佐川氏は言います。趣味でベーコン作りを嗜んでいた佐川氏が、グルーヴィナッツ独自のナッツを作りたいと考え出した一品が、開店当時は他で見ることのなかった「ベーコンスモークナッツ」でした。ベーコンのジューシーな薫香が浸み込んだナッツは、ビールやウイスキーとの相性抜群です。
塩味系のナッツは、和食のような “素材を感じる味付けの塩梅” をテーマにしています。昆布をはじめとして、ベーコンやペッパー、キノコなど、旨味のある出汁感をイメージして開発を進めました。「キムチ味やカレー味だと一般的に受け入れやすいものの、近年クオリティの高さが目ざましいスナック菓子と一線を画す判断をしました」と、裏話もざっくばらんに明かします。
佐川氏は、フレーバーナッツに使用するチョコレートやペッパーなどの素材も、自身でコンペティションを開いてナッツとの相性が良く美味しさを高め合うと感じたものをセレクトしています。何度でもリピートして食べたくなるフレーバーナッツの味わいの裏には、妥協のない美味しさへのこだわりが隠されていました。
ナッツギフトを贈るうえで大切なセレクトポイント
ナッツはささやかな品物であるが故にプチギフトや手土産に適したイメージがありますが、健康を願った節目のお祝いにもオススメです。ただ、ナッツの種類やフレーバー有無など、幅広い味わいが展開される中で相手の琴線に響く一品を選ぶとなると、頭を悩ませてしまう人もいるでしょう。最適なギフトシーンや注意点も気になるところ。ここでは、ナッツギフトのセレクトポイントをご紹介していきます。
関心があったり体が欲する「栄養素」で選ぶ
「はじめに予算を決めていただくことで、その価格帯でお相手に寄り添った商品をご提案します(佐川氏)」。ボリューム感だけでなく、味の好み[塩味/甘さ加減]、飲酒を嗜むかどうか、スポーツやアウトドアなど趣味の傾向、美容への関心など、相手のパーソナリティを思い返してナッツ選びをすると徐々に候補が絞られてくるのではないでしょうか。
ナッツは「天然のサプリ」と称されるほど、人間の身体に必要な栄養素がふんだんに含まれています。たとえば、アーモンドにはストレスや紫外線からカラダを守る抗酸化作用のあるビタミンEやタンパク質が含まれ、スポーツをする人に嬉しい食材。一方で、サチャインチナッツは体内では合成できないオメガ3脂肪酸が豊富に含まれ、美容に気遣う女性が毎日摂りたい食材です。
プレーンナッツセットひとつひとつのナッツを知れば知るほど、その栄養素を基にしたナッツギフトを選びたいところですが、すべてを把握している人はよっぽどの健康オタクくらいでしょう。そこで頼りになるのが、グルーヴィナッツであらかじめセット組みしている3種類の「プレーンナッツセット」です。
1つめが、毎日をいきいきと過ごすための「エナジーセット」。2つめが、明日のための「デトックスセット」。3つめが、一生美しくいるための「ビューティーセット」。身体や健康を気遣う人の “毎日、明日、一生” をテーマに、栄養士監修のもとセレクトされているので、これならナッツに詳しくない人でも気軽にギフトを贈ることができます。
商売繁盛や幸福を祈願する「縁起物」で選ぶ
先人たちが遥か昔から食していたナッツには、さまざまな縁起を担ぐ謂われがあります。代表的には、ナッツそのものの “実入りが良い” ことと掛けた『商売繁盛』や、豊富に実を実らせる特性から『子孫繫栄』の縁起物とされています。グルーヴィナッツでは実際に、出産祝いや内祝いの熨斗を掛けて欲しいという依頼も多いと言います。また、ナッツの種類によっても縁起のよい謂れや別名があります。
- アーモンド: 一度にたくさんの実を実らせることから「繁栄」「多産」など幸福の象徴
- クルミ: 殻が固いことから「家庭円満」。8,000年前の化石が発見され「最古のナッツ」とも呼ばれる
- マカダミアナッツ:「ナッツの王様」の異名をもつ
- ピスタチオ:「ナッツの女王」の異名をもつ
- 松の実:「仙人の食べ物」の異名をもつ
また、佐川氏からは他にも興味深い話が飛び出しました。「中国には、体の部位に似たものを食べるとそこが良くなるという言い伝えがあります。クルミはブレインナッツとも呼ばれ、殻を割ると人間の脳みそにも見え、さらにオメガ3脂肪酸が含まれることから実際脳にいい影響を与え得るのです」。受験生にクルミを贈ったら縁起が良さそうですよね。
丁寧さが伝わる「ラッピング」も大事な要素
グルーヴィナッツでは、箔押しされたブランドロゴが映えるビリジアングリーンのギフトボックスもお洒落です。こだわって作られたギフトラッピングは、贈り手の気持ちを丁寧に伝えてくれます。季節のイベントシーンに合わせたラッピングも登場するので、チャーミングな贈り物としても大活躍します。
グルーヴィナッツがオープン当初から目指しているラッピングイメージは「老舗感」。品格がありつつも渋すぎない、そんなラッピングを目指して現在でもアップデートを続けていると言います。今後、どのようなデザインに変わっていくのか、ギフトラッピングすらもひとつの楽しみになります。
ナッツギフトを贈るときに気をつけたい注意点
抗酸化力があり栄養価の高いナッツは、色々な人に贈りたくなるものですが「アレルギー」には要注意です。近年、特に乳幼児でのアレルギー発症例が増えているクルミやカシューナッツは、アレルギー表示の推奨品目であり、表示されない場合があることに留意しましょう。他のナッツ類は推奨品目にもなっていませんが、贈り相手にアレルギー有無を確認しておくと安心です。
また、マカダミアナッツやピーカンナッツの脂質は比較的に高めとなっているため、脂質の摂取を抑えたい人には脂質含有量が他のナッツの50%程度なタイガーナッツ(正確には木の実ではなく塊茎)をオススメします。ただし、老廃物の排泄には油分が必要なので、脂質含有量が高くても便通改善の効果などが期待できるそうです。
贈答シーンから選ぶ、おすすめのナッツギフト4選
グルーヴィナッツでは、主に自宅用として便利な量り売りやスイーツ各種だけでなく、贈り物として活用できるさまざまなギフトセットが用意されています。毎日摂取したい人にとっては、感極まるほど嬉しいナッツギフト。ここでは、贈答シーンごとにおすすめしたいナッツギフトを厳選してご紹介します。
父&母の日には「健康と美容」に気遣ったナッツ
プレーンナッツセット – デトックスセット日夜仕事に精を出すお父さんには、健康第一で過ごしてもらいたいところ。それならば『デトックスセット』を贈ってみましょう。くるみルビー[生]、ヘーゼルナッツ皮付き[生]、かぼちゃの種[ロースト]、ピーカン[ロースト]など、疲労回復を促進しストレスを軽減するミネラル類や、若々しいカラダづくりを助けるビタミン類を含むナッツを中心に詰め合わせています。
プレーンナッツセット – ビューティーセットいつまでも綺麗でいたいお母さんには『ビューティーセット』がおすすめ。ピリナッツ[生]、マカダミア[生]、ピスタチオ[生]など、潤いのある肌やつややかな髪をつくるオメガ3不飽和脂肪酸やビタミン、余分な水分や塩分を排出しむくみにも効果のあるカリウムといったミネラル類が含まれる、若々しさと美しさをサポートする栄養成分に着目してセレクトされています。朝食のヨーグルトなどにプラスして楽しんでもらいましょう。
出産内祝いに「気分転換スイッチ」が入るセット
中目黒で人気のナッツ TOP3出産を祝ってくれたママ友や友人への出産内祝いには、人気の『TOP3セット』がオススメです。フレーバーナッツを初めて食べる人も味わいやすい、3種のフレーバーナッツ(ロースト・ハニーロースト・ベーコン)が詰め合わされています。家事・仕事の合間や晩酌に、美味しいだけでなく栄養も摂れるナッツは嬉しいお供となります。子孫繁栄の縁起物であるナッツを贈って、幸せのお裾分けをしましょう。
季節イベントに「バラエティ豊富」なフレーバー
フレーバーナッツ – カカオナッツフレーバーナッツは、バレンタインやホワイトデーなどシーズンイベントの贈り物にも活躍します。相手が甘党なら『ハニーローステッド』や『カカオ』、『ホワイトピーカン』がおすすめ。ナッツの甘味とクリーミーさの相乗効果で手が止まらなくなる、小悪魔的スイーツです。
フレーバーナッツ – ソルテッドコンブナッツ甘いものが苦手という人には、『ベーコンスモークド』や『ソルテッドコンブ』、『トリュフ』、『ミネストローネ』が喜ばれます。フレーバーナッツは、S(50g)、M(100g)、L(150g)、J(300g)とボリュームが細かく設定されていて、相手の家族構成や予算に合わせて選べる点もありがたいポイントです。
特別なギフトで贈りたい「クッキー缶」も登場
ナッツクッキー缶数量や販売時期が限られている『ナッツクッキー缶』は、お目にかかれたらラッキーな幸福感が詰まった贈り物。中核をなす「ナッツと小麦」にこだわり作られた8種類(101個)のナッツクッキー、苺メレンゲ(20g)、ナッツ(35g)が入ったボリューミーギフトで、ずっしりと重みがあるのが特徴です。
開発に2年を要したというセットは充実のバラエティー感。ワインやウイスキーに合わせたい「ヘーゼル・トリュフ」や「カシュー・オリーブ」、お気に入りのお茶やコーヒーと合わせたい「ブラジルナッツ・ミルクチョコ」や「松の実クッキー・キャラメル」など、甘味も塩味も楽しめます。子供のいる家族に贈っても、みんなが少しづつ食べて数日後には完食してしまうほど。
「ナッツから始まる味覚の世界」がテーマコンセプトのクッキー缶も、ちょっとした入れ物に使えるリユース必至の可愛さです。華やかなデザイン性で選んでパケ買いすることもギフトの醍醐味。時期によっては売切れることもあるため、ホームページやSNSをチェックしてお買い求めください。
Groovy Nuts 佐川氏が考えるナッツギフトのポイント
グルーヴィナッツの商品を贈ることの魅力について、佐川氏は以下のように話します。
「オープン後初となるバレンタインシーズンに感じたこととして、セクシャルでなくヘルシーなものを贈ることに意味を持たせられると思いました。気軽な感覚でカカオナッツの一番小さい袋を義理チョコとして配るだけで健康への気遣いも感じますし、コンビニスイーツよりも気分を上げてくれることが、グルーヴィナッツ商品の良いところです」
美味しくて身体に良いものを気取らずサラリと贈れるナッツギフトは、性別や年齢を越えたニュートラルな優秀ギフト。ささやかでありながら素材の美味しさを堪能できるナッツは、食べて納得の贅沢感をも与えてくれます。お祝い事から感謝を伝えたいお礼ギフトにまで、身体を気遣った気持ちが伝わるグルーヴィナッツのナッツギフトを贈ってみてはいかがでしょう。
意外と知らなかった、ナッツの最適な保存方法
ところで、せっかく新鮮なナッツをもらったら、できるだけ美味しさを長持ちさせて楽しみたいものですよね。普段からナッツを生活に取り入れている筆者も、チャック付きの袋にナッツを入れて常温保存しているだけです。ナッツの専門家に話を伺う絶好のチャンスに、ベストな保存方法を聞いてみました。
「気をつけるべきことは2点。空気に触れさせないことと、低温で管理することです(佐川氏)」。真空の状態で冷凍庫などで保管されているナッツは、1年経っても風味が落ちにくいと言います。これを聞いて筆者も、自宅で保存する際には袋内の空気をしっかり抜いた上でチャックを閉め、冷蔵庫での保存に切り替えたのでした。