スマイルレーベル

TOKYO街歩き

街歩き No.025 池袋|個性豊かな「いけふくろう」との出逢いに癒される池袋散策

街歩き No.025 池袋|個性豊かな「いけふくろう」との出逢いに癒される池袋散策
早々に梅雨が明け夏が真っ盛りになってもう随分経ちますが、マスクの内側に溜まる湿気に未だに慣れません。3年ぶりのコロナの規制のない夏とはいえ、まだまだ気が抜けない日々が続いています。感染対策をしつつ、外出したいものですね。 池袋まち歩きマップ さて今回の街歩きの舞台は池袋。JR線、東京メトロ、東武東上線、西武池袋線と多くの路線が乗り入れる巨大ターミナル駅を有し、言わずと知れた日本を代表する大都市のひとつです。 池袋駅 江戸時代にこの周辺で最も栄えていた場所は鬼子母神のある雑司ヶ谷でした。その後街の中心が移動したきっかけになったのは明治18年の鉄道開通。乗降者する人々によって賑わいが生まれ、その後アートやカルチャーの発展にも大きく貢献する繁華街になりました。 池袋周辺 池袋を代表するスポットは数多くありますが、待ち合わせの聖地「いけふくろう」の像を思い浮かべる方もいるかと思います。1987年、国鉄からJR東日本へと民営化するのに伴い駅構内にシンボルとなるオブジェの製作が企画されました。モチーフの選定ではかつて池袋にあった池にフクロウが生息していたという言い伝えと「いけふくろう」の語呂の良さからフクロウがモチーフに選ばれ、石像が製作されることとなったのです。 いけふくろう 目立つシンボルが欲しいという当初の目論見通り「いけふくろう」は池袋駅構内の目印として多くの人が待ち合わせる場所となり、現在に至るまで駅構内の、ひいては街の顔としての役割を担っています。 いけふくろう この「いけふくろう」の設置以降、池袋の街中の至る所にフクロウに所縁を持つスポットが誕生してきました。今回は街を歩いてそんな池袋の「フクロウ」たちに会いに出かけます。身近な場所にも意外と知られていないフクロウが潜んでいるかもしれませんよ。

① 池袋駅西口駅前広場

池袋駅 駅構内から外へ出るエリアは大きく西口側と東口側に分かれます。まずは西口。地下から階段を上がり北側の繁華街方面に足を向けると、さっそくフクロウがお出迎えしてくれます。 えんちゃん親子 モザイクカルチャーで作られたフクロウの「えんちゃん親子」です。中央の小さいコがえんちゃんで、その両サイドがお父さんとお母さん。

モザイクカルチャーとは金属のフレームの中に土を入れて植物を植えたオブジェのこと。綺麗なフォルムを保つため日々剪定や水やりなどの手入れが行われています。

実はえんちゃん親子は、年に二回も腹部の植物を植え替えもされているそう。このえんちゃん達以外でも西口の駅前は花壇に花が植えられ、大都市の中で小さな季節を感じることのできる場所になっています。目的地に向かって足早に通り過ぎてしまいがちな駅前の広場ですが、少しだけを止めて心を和ませて下さい。

② 元池袋史跡公園

元池袋史跡公園 西口の南側には東京芸術劇場があり、舞台や音楽中心の公演が行われ池袋のアート、カルチャーを支える大きな柱となっています。 東京芸術劇場前の広場 今年は4年ぶりに池袋ジャズフェスティバルが開かれ、東京芸術劇場前の広場にも特設ステージが組まれました。晴天の中、街中にジャズが響くとても素敵なイベントです。 袋池跡地 東京芸術劇場のさらに南側、ホテルメトロポリタン周辺には池袋の地名の由来になったといわれる池がありました。池の形が袋状をしていたため「袋池」と呼ばれていたことから転じて池袋の地名ができたそう。つまり、ここが池袋発祥の地というわけです。街が拡大していく中で池は埋め立てられ姿を消しましたが、元池袋史跡公園というモニュメントのある小さな公園がその歴史を伝えています。 フクロウのモニュメント 空に伸びる枝にとまるフクロウたちのモニュメント。たくさんの鳩と共生していました。フクロウのゆかりの地は鳩にも居心地が良いようです。 鳩

③ 本と珈琲 梟書茶房

梟書茶房 史跡公園から徒歩1分と近いEsola内4階にはフクロウの名を冠したブックカフェがあります。かのドトールコーヒーが神楽坂にある本屋「かもめブックス」とコラボレーションし展開する新業態のお店「梟書茶房」です。レトロで重厚な内装に漂う文豪の書斎感。雰囲気のある店内に入る前から胸が躍ります。 梟書茶房 カフェ入口左手には書籍販売エリア「シークレットな本屋さん」があります。販売されている書籍は表紙にカバーがかけられており、題名を見ることはできません。いくつかの指標とあおり文をもとに本を選ぶという形式。作者や題名で先入観を持つことなく本を選ぶことで新たな世界を見ることができるかも。 梟書茶房 リラックスして読めそうな本を1冊購入してみました。どんな本だったかは内緒。購入した本はカフェで美味しい珈琲とともにお楽しみ下さい。段読書したいと思っていてもなかなか習慣づかない筆者のようなタイプにオススメです。「アカデミックエリア」と呼ばれる一人用のカンター席はテーブル席やソファ席から離れているので周囲の話し声を気にせず読書に集中できます。 パンケーキ パンケーキを頂きながら読書。お店の入っているEsolaは池袋駅から地下道でつながっているので、雨の日でも気軽に訪れることができるのも嬉しいポイントです。

④ 旧江戸川乱歩邸

旧江戸川乱歩邸 文豪の書斎のようなレトロな雰囲気を楽しんだ後は本物の文豪の家へ。立教大学敷地内にある旧江戸川乱歩邸を見学します。江戸川乱歩は言わずと知れた大正昭和の時代を華麗なる探偵小説で彩った小説家です。中でも「少年探偵シリーズ」は少年少女に人気を博し、今でも愛される不朽の名作です。
江戸川乱歩
¥616(2022/8/19 楽天市場調べ)
乱歩先生には引っ越し癖があり、生涯で実に26回も引っ越しを繰り返したのだそう。その癖を収束させ、終の棲家に選ばれたのがこの池袋の邸宅でした。緑豊かな庭と土蔵が気に入り1934年(昭和9年)に移り住んだ乱歩は70歳で亡くなるまでの約31年間をこの家で過ごしました。子息が立教大学の職員だった縁もあり、現在は立教大学に帰属、所蔵も含め管理されています。 旧江戸川乱歩邸 蔵と母屋は大正期に建てられており、蔵の漆喰は「鼠漆喰」という配合が難しい珍しい色合いで整えられていて豊島区の有形文化財に指定されています。建物のサイズは大建築を見慣れている現代の感覚からするとこじんまりとしていると印象を受けます。周辺の高層ビルを背景にみるから、なおのことそう感じるのかもしれません。この家で何作もの名作が生まれたのだと思うと胸が熱くなります。 特別公開以外でも、開放された戸口から内部の様子を見学することが可能。当時の生活の面影を随所に見て取ることができます。特に蔵は几帳面な性格だったという乱歩先生手ずから整理した書籍が整然と並べられており、見ごたえ十分です。 旧江戸川乱歩邸 洋館は昭和32年築、中庭から見学できる応接間には金田一耕助シリーズの作者、横溝正史も訪れたそうです。現在の池袋に根付くアートやカルチャーの源流に触れられる江戸川乱歩邸、訪れてみてはいかがでしょうか。邸宅の公開日は限られているので、事前にホームページでチェックしてからお訪ねください。 旧江戸川乱歩邸 立教通りから曲がる角で江戸川乱歩邸を道案内してくれるのもフクロウですよ。

⑤ 池袋 三原堂

三原堂 昭和の文豪へ思いを馳せた後はこちらもお立ち寄りください。昭和12年創業、江戸川乱歩がこよなく愛した和菓子屋の「三原堂」です。池袋駅西口の北側の繁華街の入り口にあたるみずき通り沿いにひっそりと店を構えています。 薯蕷饅頭 乱歩先生は随筆集『うつし世は夢』の中で三原堂について「この店は池袋名物のうちでも光った存在の一つであろう」と評しています。吟味された素材を用いて作られた菓子たちの中で、乱歩先生はこちらの「薯蕷饅頭」をもっとも好んだと言います。現在でも当時と変わらない姿で作られて、街歩きの余韻を家でも堪能することができます。 薯蕷饅頭 日本の原風景と言っても過言ではない真っ白な皮にたっぷりと詰まった餡子が美しいです。お味は上品でお茶うけにふさわしい和菓子ならではの強い甘味の餡子です。 池ぶくろう最中 こちらにももちろん名物のフクロウがいます。看板商品の「池ぶくろう最中」。手土産に良い紙箱もあり、丸い顔に愛嬌のある表情が受け取った相手を笑顔にしてくれそうです。皮の塩気とパリパリした食感が楽しく餡との相性がとても良いです。

⑥ 重要文化財 自由学園明日館

自由学園明日館 池袋にある歴史的な建築物をもう一つご紹介。池袋駅西口から7、8分程足をのばし池袋の喧騒が嘘のように静かな住宅地にモダンな建築があります。日本初の女性ジャーナリストだった羽仁もと子とその夫吉一によって1921年に創立された自由学園の校舎、明日館です。 グッゲンハイム美術館やカウフマン邸で有名なアメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが羽仁夫妻の教育理念に賛同し、自由学園の校舎の設計を担当。1922年の中央棟竣工から数度の増築を行い1934年まで学び舎として使用されました。現在学校自体は東久留米市に移転していますが校舎は「明日館」として残され、現在は国の重要文化財になっています。 自由学園明日館 アールデコを代表する巨匠が手掛けたとあって正面の窓をはじめ、建物全体が幾何学的な意匠でまとめられています。池袋という大都会にありながら懐かしい学び舎のゆったりとした雰囲気が漂う気持ちの良い場所です。 JMショップ 明日館の奥まった一角には自由学園の卒業生が運営する自由学園生活工芸研究所の直営店、「JMショップ」があります。明日館に関連したお土産品の他に、こだわりをもって選ばれた良質な雑貨や子供用玩具などが売られています。 フクロウ ショップの前でフクロウが出迎えてくれました。この像は自由学園の生徒による製作で、明日館に多く使われている宇都宮産の大谷石で作られているそう。作品に対する造詣が深くなるとより興味深く親しみが出る気がします。 フクロウ このようなフクロウがモチーフとなった作品は豊島区制70周年記念事業の「梟の樹を創る会」によって池袋を中心とした豊島区の各所に設置されています。世界の若手芸術家に依頼し製作した作品を豊島区の歴史や文化の象徴となる場所に設置することで、世界中の人々に向けて豊島区の魅力を発信するというものです。いわゆるアンソロジーでしょうか。現在32作品が設置され、これからも随時新しいものが設置される予定のようです。

⑦ 祥雲寺

祥雲寺 豊島区内に設置された32作品のうち、筆者の推しフクロウは祥雲寺というお寺にいるフクロウです。西口から要町駅方面へ歩いていくとあるこのお寺は1532年創建。当初は江戸城内にありましたがその後駿河台、日暮里、白山と移転を繰り返したのち、現在の場所で根をおろすこととなりました。かの著名な漫画家、石ノ森章太郎先生のお墓があることでも知られています。 フクロウ 立派な山門の脇、木の室にすっぽりと納まったフクロウ。白いぷっくりとしたフォルム小首をかしげるしぐさがキュートです。何かを訴えかけるようなつぶらな瞳に心がくすぐられます。 ちなみにこちらのお寺では不定期に「ぼうず’n coffee」というカフェがオープンします。季節折々の美しい景色をみせる境内を望みながらコーヒーやお抹茶を頂くことができます。お越しになりたい方は事前に営業日をFacebookでご確認下さい。

⑧ コ本や honkbooks

honkbooks 祥雲寺のそばに一風変わった古書店があります。池袋にはジュンク堂書店や三省堂書店(西武池袋)など日本随一の品ぞろえを誇る大型書店や、アニメイトやビジネス関連書籍を扱う天狼院書店(Esola)などのジャンル特化型書店など、数多くの書店があります。各書店が品ぞろえで個性を打ち出す中、こちらのお店の個性は所在地からして際立っています。 矢部クリニック 病院内(矢部クリニック)です。事前にネットで調べていないと辿りつけないと思います。 矢部クリニック 訪れた土曜日は病院がお休みだったので建物の裏側から中に入ります。 矢部クリニック インターホンを押すとお店の人が迎えに来てくれます。病院の関係者以外立ち入り禁止出入り口から本屋に入る、なかなかない経験です。 honkbooks お店の目の前に内視鏡室。奥の部屋が本屋です。どこでもドアの向こう側を覗いているかのような不思議な風景が広がっています。 honkbooks お店では宗教学や民俗学関連の古本を多く取り扱っており、なかなか渋いチョイス。また古本だけではなく自主制作本や作家物の雑貨も販売しており、新しい出会いがあること間違いなし。そのほか現代アーティストの個展も行っており、世界観を満喫できるお店です。 こちらのお店は2022年7月3日をもって池袋の店舗を閉店、秋から神楽坂近辺でリニューアルオープンするそうです。一ランク上の風変わりな店舗を期待して、新しいお店もぜひ訪れたいと思います。 池袋駅前 池袋駅前まで一度戻りました。西口北側の線路沿いで目につくのが白くて高い塔。雑居ビルの合間を抜けると線路越しにのっぺりした無機質なその姿を見るたびどういう建造物だろうと疑問に思っていましたが、改めて調べてみると豊島清掃工場の煙突でした。 人口密集地に建てられるためごみ処理施設の煙突としては特別高く誂えられているんだそうで。確かに地元のごみ処理場の煙突はもっと低くかったような。煙突もオーターメイドなんですね。そう考えるとこの煙突も池袋ならではの風景なのだとしみじみ感じます。煙突を眺めながら線路をくぐる地下通路に入って東口側へ移動していきます。

⑨ 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

芸術文化劇場 東口の北側はサンシャインシティを中心に池袋の中でも特に賑わいをみせるエリアです。雑居ビルひしめく雑多なイメージがありましたが、近年再開発が進み中池袋公園とその周辺の地域は「Hareza 池袋」という複合商業施設として2019年に生まれ変わりました。 その中核をなす施設として「東京建物 Brillia Hall」があります。旧豊島公会堂の跡地に作られたこちらではミュージカルから伝統芸能まで様々な演目に触れることができます。 芸術文化劇場 訪れた日、建物内に人は少なく建物の顔になっている赤い大階段で2、3組のグループが小休憩をとっているだけでした。夏に差し掛かった暑い日だったので表の喧騒から離れひんやりと空調の効いた室内にホッしました。大階段脇のエスカレーターで2階にあがります。 フクロウ 2階は劇場の入口があるフロアです。フロアの窓際、ここにもフクロウがいます。 鮮やかなオレンジのくちばしにスマートな体つきでかっこいい印象です。 壁紙 一階の壁紙には池袋を象徴するモチーフがデザインされていますが、こちらにもフクロウが。目立つ位置の壁紙ではないので建物入ってすぐには気づきませんでしたが、偶然見つけてとても嬉しくなりました。こういう出会いが街歩きの醍醐味ですね。こだわりが詰まった内装に感心しました。

⑩ 中池袋公園

中池袋公園 Brillia Hallの目の前がリニューアルされ綺麗になった中池袋公園です。以前は砂地の一般的な公園の様相だった園内を石張りに舗装し、イベントスペースを兼ねた広場へと生まれ変わりました。 中池袋公園 近くにアニメイトやアニメや漫画、ゲームの関連ショップが複数店舗を構える「乙女ロード」があることから、休日ともなるとグッズを収集しに訪れた女性たちがこの公園に集います。 フクロウ そんな女性たちが利用する待ち合わせの場所としてのフクロウがこちらにもあります。大きい目にどこか愛嬌のある表情をしています。英知の象徴する鳥らしく本の上にいます立っていますが、この地にいるフクロウのほんならば本はもしかしたら漫画かもしれない、と妄想してみたり。 このフクロウ、コロナ前はハロウィンに合わせてアニメやゲームのキャラクターなどに度々コスプレをされていました。とても愛されていますね。今年はコスプレした姿が見られるかしら。 フクロウポスト 中池袋公園に隣接する郵便局の前にはフクロウポストがあります。上野のパンダポストも有名ですが、こちらは豊島区のPRキャラクター「としま ななまる」を模したイエローカラーのボディ。耳までついていて芸が細かい。

⑪ サンシャイン

サンシャイン地下通路 サンシャインにもフクロウ達が住んでいるのはご存じでしょうか。池袋駅側から訪れると建物最奥、東京メトロ有楽町線の東池袋駅と繋がる地下通路のアウルタワー横です(ここにもフクロウがいますね)。 フクロウ この地下通路には10体以上のフクロウ像があり、作者が異なる様々なフクロウの像を個性を比較しながら楽しむことができます。サンシャインへお越しの際はぜひほんの少し足を延ばしてこちらもお立ち寄りください。 フクロウ 左の像もフクロウ? でいいのかしら? ユーモラスで想像力を掻き立てられます。 フクロウ よく見たら祥雲寺にいるフクロウに似てる…。 ロサ会館 夕方近く、再び西口へ戻ってきました。みずき通りの北側、居酒屋や中華料理屋が多く並ぶエリア内のロマンス通り沿いまで来ると、レトロさを隠しきれいない「ロサ会館」ビルがあります。1960年代築というと60年ほど前、人生の大先輩の雑居ビルの中には日本初のゲームセンターや老舗の映画館「シネマ・ロサ」が入っています。 シネマロサ 東口側の再開発されたエリアではグランドシネマサンシャインやTOHOシネマズなど大型シネコンが新たに開館しました。最新の映画を大迫力で鑑賞できるスクリーンがある一方で、懐かい作品を上映する古き良き映画館がまだに現役で営業している。この二面性が池袋の多層的な魅力を形成しているのだと思います。

⑫ 夜パフェ専門店 モモブクロ

モモブクロ シネマ・ロサの近くに夕方から営業を開始するスイーツショップがあります。同じ空を飛ぶ生き物でも、こちらはモモンガの名前を冠した夜パフェ専門店「モモブクロ」です。フクロモモンガと暮らす筆者としては、必ず訪れなければ。使命感にも似た気持ちで地下への階段を下りていきます。 モモブクロ 札幌に本店を持ち、都内にも数店舗を展開するこちらのお店。こだわりの素材を使用したパフェを食べることができます。今回は開店当初からあるというピスタチオとチョコレートのパフェのパフェをオーダー。ジェラートやフロランタン、メレンゲなど、20種ものコンポーネントを盛り付け丁寧に仕上げられた、思わず写真を撮らずにはいられない芸術的なパフェです。店員さんがメニューについて丁寧に説明してくれるので、食べるのがさらに楽しくなります。 夜パフェ専門店というだけあり、日付が変わるあたりまで営業しています。締めのラーメンならぬ締めのパフェができるよう、すっきりとした味わいに作られているので飲んだ後にもオススメです。

⑬ CLUB HARIE B-studio

クラブハリエ 池袋から帰宅される前に、こちらのお店に寄って池袋の思い出を持ち帰り下さい。東武百貨店地下1階にあるバームクーヘンを中心とした洋菓子を販売する「CLUB HARIE(クラブハリエ)」。複数店舗を持つ有名店ですが、池袋の店舗では限定ボックスでの販売を行っています。 フクロウのボックス 池袋限定フクロウのボックス。きょろりと大きな目のフクロウがこちらを見つめます。大胆な顔面のアップと落ち着いた色彩は可愛らしくなりがちな動物モチーフを大人っぽくモダンな印象にしています。小物入れとして活用してもインテリアの邪魔をしません。ちなみに池袋の店舗の他にも都内では渋谷東急と日本橋三越の店舗で動物が描かれた限定ボックスが販売されていますのでこちらもチェックしてみてください。 バームクーヘン 中身は食べやすいミニサイズの個包装が4個入っています。砂糖でコーティングされた表面のシャリシャリとした触感としっとりと柔らかい生地は幸せの味がします。 フクロウ 池袋のフクロウに会いに行く街歩き、いかがだったでしょうか。訪れる機会が多い街でも、角度を変えてみると新しい出会いや気づきがあるのだと改めて実感しました。

おわりに

池袋の街中には今回ご紹介した他にもたくさんの個性豊かなフクロウたちが羽ばたき、ときには羽根を休めて人々の営みを見守っています。彼らに会いにぜひ池袋散策にくり出してみてください。

他におすすめしたい街歩きスポット

柳澤 翔子

柳澤 翔子

フクロモモンガと暮らすジュエリーデザイナー。ショールームコーディネーター、ジュエリーアドバイザーなどの豊富な接客経験から「人の気持ちに寄り添った商品提案」を行うことをモットーとしている。ヴィンテージマグカップ集めと刺繍が趣味。

GO TOP