結婚祝いをいただき、お返しを考え始めると、「いつまでに贈ればいい?」「金額はどのくらい?」「のしには何と書くの?」と、迷うことも多いのではないでしょうか。職場の上司や親戚など、失礼のないように感謝を伝えたい相手なら、なおさら気になるものです。
結婚祝いのお返し「結婚内祝い」は、ふたりの門出を祝ってくれた方へ、ありがとうの気持ちを届ける贈り物。基本のマナーを押さえながら、相手との関係性や暮らしに配慮することで、心のこもったお返しにつながります。
この記事では、結婚祝いのお返しの金額相場・贈る時期・のしの書き方から、職場・友達・親族への贈り方まで解説。郵送するときの気遣いや、添えるメッセージの文例も紹介します。自分の状況に合った対応を確認しながら、感謝が伝わる内祝いを準備しましょう。
結婚祝いのお返しマナー|まず押さえたい基本
結婚祝いのお返しを準備するときは、「お返しが必要な相手・金額・時期・のし・渡し方」の5つを確認しましょう。まずは基本をまとめました。
お返しが必要な相手
結婚祝いをいただき、披露宴でおもてなしや引き出物をお渡ししていない方へ贈るのが基本です。結婚式をしない場合も、内祝いを用意します。詳しくは『お返しは誰に必要?引き出物との違い』をご覧ください。
金額の目安
いただいたお祝いの半額〜3分の1程度が目安です。高額のお祝いなどは、相手の意向や親族間の慣習も踏まえて考えます。詳しくは『結婚祝いのお返しはいくら?金額相場と予算の決め方』をご覧ください。
贈る時期
挙式前にいただいたお祝いは、結婚式後1か月以内が目安です。
結婚式をしない場合は、入籍前にいただいたものは入籍後1か月以内、入籍後にいただいたものは受け取ってから1か月以内を目安にします。入籍や挙式まで長く間が空く場合は、先にお礼の品を贈ることも検討しましょう。詳しくは『結婚祝いのお返しはいつ贈る?時期と遅れたときのマナー』をご覧ください。
のしの選び方
水引は紅白10本の結び切り、またはあわじ結びを選び、表書きは「内祝」または「寿」にします。水引の下には、夫婦の新姓や名前を記します。詳しくは『結婚祝いのお返しに付ける「のし」のマナー』をご覧ください。
渡し方
手渡しのほか、配送で贈っても差し支えありません。相手が受け取りやすい日時に配慮し、お礼状やメッセージを添えると丁寧です。詳しくは『結婚祝いのお返しを郵送・手渡しするときのマナー』をご覧ください。
結婚祝いのお返し「結婚内祝い」とは?
結婚内祝いとは、結婚という喜びを、家族やお世話になった方々と分かち合うための贈り物です。本来の「内祝い」には、お祝いをいただいたかどうかにかかわらず、身内の慶びを周囲におすそ分けする意味がありました。
現在では、いただいた結婚祝いへの感謝を込めて贈る「お返し」として広く定着しています。品物を選ぶときも、「お祝いしてくれてありがとう」「これからもよろしくお願いします」という気持ちを大切にすると、相手に合った内祝いを考えやすくなるでしょう。
お返しは誰に必要?引き出物との違い
結婚内祝いは、披露宴に出席していない方から結婚祝いをいただいた場合に贈るのが基本です。たとえば、次のようなケースが当てはまります。
- 披露宴に招待していない友達や職場の方からお祝いをいただいた
- 披露宴を欠席した親族や知人からお祝いが届いた
- 結婚式を挙げず、入籍の報告後にお祝いをいただいた
一方、引き出物は、披露宴に出席してくださったゲストへ感謝を込めてお渡しする品物です。披露宴で料理や引き出物によるおもてなしをしている場合、ご祝儀に対して改めて結婚内祝いを贈る必要は、基本的にありません。
ただし、想定よりも高額なご祝儀や、ご祝儀とは別にプレゼントをいただいた場合には、追加のお返しを検討することもあります。詳しくは、後半の『披露宴に出席した方から別にプレゼントをもらったら、お返しは必要ですか?』で解説します。
お祝いをいただいたら、まずはお礼を伝える
結婚祝いをいただいたら、内祝いの準備よりも先に、できるだけ早くお礼を伝えましょう。直接受け取った場合はその場で、配送で届いた場合は、受け取った当日か翌日を目安に連絡すると丁寧です。
配送の場合の連絡には、感謝だけでなく、「無事に届きました」と相手を安心させる役割もあります。内祝いを贈る日まで、お礼の連絡を待つ必要はありません。
連絡方法は、相手との関係性や普段のやり取りに合わせて選びます。親しい友達ならLINEやメールでも気持ちを伝えられますが、目上の方など、より丁寧にお礼を伝えたい場合は電話やお礼状もよいでしょう。
「素敵なお祝いをありがとうございます。ふたりで大切に使わせていただきます」など、いただいた品への感想や喜びをひと言添えると、感謝が伝わります。お礼を伝えたら、いただいた日・相手の名前・お祝いの内容を記録し、内祝いの準備を進めましょう。
結婚祝いのお返しはいつ贈る?時期と遅れたときのマナー
結婚祝いのお返しは、結婚式を挙げるかどうかと、お祝いをいただいた時期によって、贈るタイミングが変わります。まずは、次の表で自分のケースを確認しましょう。
| お祝いをいただいた状況 | お返しを贈る時期の目安 |
|---|---|
| 結婚式の前にいただいた | 結婚式後1か月以内 |
| 結婚式まで長く間が空く | 式を待たず、受け取ってから1か月以内を目安に贈ることも検討 |
| 結婚式をせず、入籍前にいただいた | 入籍後1か月以内を目安に |
| 結婚式をせず、入籍後にいただいた | 受け取ってから1か月以内 |
| 結婚式の後にいただいた | 受け取ってから1か月以内 |
いずれの場合も、お祝いを受け取ったら、まずは早めにお礼を伝えます。内祝いを贈るまでに時間が空く場合も、感謝の気持ちは先に届けておきましょう。
結婚式を挙げる場合のお返しの時期
結婚式の前にいただいたお祝いへの内祝いは、結婚式後1か月以内に届くように贈るのが一般的です。無事に式を挙げたことの報告を添えると、祝ってくださった相手にも喜んでもらえるでしょう。
式の後は、新婚旅行や新生活の準備で慌ただしくなりがちです。事前にお祝いをいただいた方の名前や住所、品物の候補を整理しておくと、余裕を持って手配できます。
ただし、結婚式が半年先など、受け取ってから長く間が空く場合は、式後まで待たずにお返しを贈っても構いません。受け取ってから1か月以内を目安に手配し、結婚式の予定などを添えて感謝を伝えましょう。
結婚式をしない場合・入籍前後にいただいた場合
結婚式をしない場合は、入籍前にいただいたか、入籍後にいただいたかで考えるとわかりやすくなります。
入籍前にお祝いをいただき、入籍日が近い場合は、入籍後1か月以内を目安に内祝いを贈りましょう。「おかげさまで無事に入籍いたしました」と報告を添えると、ふたりの節目を伝えることができます。
入籍後にいただいた場合は、受け取ってから1か月以内が目安です。すでに入籍から数か月たっていても、お祝いをいただいた日を起点に準備すれば問題ありません。
なお、入籍日が未定だったり、まだ先だったりする場合は、お礼を伝えたうえで、先に「御礼」として品物を贈る方法もあります。入籍まで何も伝えずに待たせることのないよう、ふたりの予定に合わせて対応しましょう。
結婚式の後にお祝いをいただいた場合
結婚式の後にお祝いが届いた場合は、受け取った日から1か月以内を目安に内祝いを贈ります。結婚式からどれくらい日がたっているかではなく、お祝いをいただいた日を基準に考えましょう。
たとえば、結婚式の2か月後にプレゼントをいただいたなら、その受け取りから1か月以内にお返しを用意します。ほかの方への内祝いが済んでいても、新たにいただいたお祝いには、その都度対応すれば大丈夫です。
お祝いをいただいた日をメモしておくと、手配漏れを防げます。配送や名入れに日数がかかる品物もあるため、注文日だけでなく、お届け予定日も確認しておきましょう。
お返しが遅れたときは、お詫びを添えて贈る
目安の時期を過ぎてしまっても、「今さら贈るのは失礼かもしれない」と、そのままにする必要はありません。気づいた時点で早めに手配し、遅れたことへのお詫びと感謝を伝えましょう。
長く間が空いた場合は、品物を送る前に電話やメッセージでひと言連絡すると丁寧です。「結婚式や引っ越しで忙しくて」と事情を長く説明するよりも、お待たせしたことを率直に詫びるほうが、気持ちが伝わります。
添えるメッセージは、次のようにまとめられます。
このたびは私どもの結婚に際し 温かなお祝いをいただき 誠にありがとうございました
内祝いをお届けするのが遅くなりましたこと 心よりお詫び申し上げます
ささやかではございますが 感謝の気持ちを込めて心ばかりの品をお贈りいたします
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
遅れたからといって、必要以上に高価な品物を選ぶよりも、まずはきちんと連絡し、感謝を届けることを大切にしましょう。
結婚祝いのお返しはいくら?金額相場と予算の決め方
結婚祝いのお返しは、いただいた金額や品物の価格をもとに予算を考えます。ただし、相場どおりに計算すれば、どんな相手にも適切なお返しになるとは限りません。とくに高額のお祝いや親族からの援助には、ふたりの新生活を応援したい気持ちが込められていることもあります。
まずは基本の金額相場を確認し、相手の意向や家ごとの慣習も踏まえて、無理のない予算を決めましょう。
基本はいただいたお祝いの半額〜3分の1が目安
結婚祝いのお返しは、いただいたお祝いの半額〜3分の1程度が一般的な目安です。半額相当の品物を贈ることを「半返し」と呼びます。
たとえば、1万円のお祝いをいただいた場合は、3,000〜5,000円程度が予算の目安になります。迷ったときは半返しを基準に考え、高額のお祝いや相手の意向に応じて調整するとよいでしょう。
大切なのは、金額を1円単位で合わせることではありません。目安の範囲を参考にしながら、相手が使いやすいものや、好みに合うものを選びましょう。
また、送料は品物とは別の費用として予算を確保しておくと安心です。カタログギフトを選ぶ場合は、商品価格だけでなくシステム料も確認し、支払う総額と贈る内容の両方を見て判断しましょう。
いただいた金額別|5,000円・1万円・3万円・5万円のお返し早見表
いただいた金額ごとのお返しの目安は、次のとおりです。3分の1に端数が出る場合は、品物を選びやすい概算で示しています。
| いただいたお祝いの金額 | お返しの予算目安 |
|---|---|
| 5000円 | 約1700〜2500円 |
| 1万円 | 約3,000〜5000円 |
| 3万円 | 1万〜1万5000円 |
| 5万円 | 約1万7000〜2万5,000円 |
この表は、一般的な割合から計算した目安です。とくに高額のお祝いは、表の金額をそのまま当てはめず、相手との関係性や贈ってくださった意図も確認しましょう。
なお、「5,000円のお祝いをいただいた場合」と「お返しに5,000円を使う場合」は異なります。 5,000円のお祝いへのお返しは約1,700〜2,500円が目安で、同額の5,000円を返す必要はありません。
お返しの予算が5,000円前後になった方へ
1万円のお祝いに半返しをする場合など、予算5,000円前後で内祝いを探している方は、以下の記事も参考にしてください。お菓子や飲み物、日用品など、相手に合わせて選べるギフトを紹介しています。
関連する記事をチェック
親族などから高額のお祝いをいただいた場合
親族や目上の方から高額のお祝いをいただいた場合は、無理に半返しにせず、3分の1程度を目安に考える方法があります。ただし、新生活への援助としていただいた場合は、金額の割合だけで決めず、本人の意向や親族間の慣習を確認して、お礼の方法を考えましょう。
両親や祖父母などからのお祝いには、結婚資金や新生活の援助という意味合いが含まれていることもあります。その場合、高額な品物で返すよりも、ふたりの暮らしに役立てることを望んでいるかもしれません。
一方で、親族間でお返しの金額や贈り方が決まっている場合もあります。判断に迷ったら、それぞれの親など事情を知る家族に相談し、これまでの慣習を確認しましょう。
「新生活のために使ってね」「お返しは本当に不要だよ」といった意向がある場合も、その気持ちを大切にしながら、感謝の伝え方を考えます。品物の金額だけにこだわらず、お礼の手紙や新生活の報告を添えることも、心のこもったお返しにつながります。
プレゼントでいただいた場合|値段がわからないときの考え方
食器や家電など、品物で結婚祝いをいただいた場合も、おおよその価格の半額〜3分の1程度を目安に考えます。
価格がわからなければ、ブランドの公式サイトなどで同じ商品を確認してみましょう。同じものが見つからない場合は、似た商品の価格帯を参考にすれば十分です。実際の購入金額まで突き止めたり、贈り主に値段を尋ねたりする必要はありません。
手作りの品や思い出の品など、金額に置き換えにくい贈り物もあります。その場合は無理に価格をつけず、相手との関係性や負担にならない予算を踏まえて、お礼の品を選びましょう。
現金と品物を両方いただいた場合は、合計額を目安にします。 たとえば、現金1万円と5,000円相当の品物なら、合計1万5,000円に対して、5,000〜7,500円程度のお返しを考えます。
ただし、披露宴でいただいたご祝儀と、別途いただいたプレゼントについては、料理や引き出物でのおもてなしもあるため、単純に合算して半返しにする必要はありません。
詳しくは、後半の『披露宴に出席した方から別にプレゼントをもらったら、お返しは必要ですか?』で解説します。
連名でいただいた場合|1人あたりの金額から考える
友達や職場の方から連名でお祝いをいただいた場合は、まず1人あたりの金額を考え、その半額〜3分の1程度をお返しの目安にします。
たとえば、友達3人から合計1万5,000円のお祝いをいただいた場合、均等に負担していれば1人あたり5,000円です。それぞれに約1,700〜2,500円の品物を用意すると、予算を決めやすくなります。
負担額が異なることがわかっている場合は、それぞれの金額に合わせて考えます。わからない場合は均等割りをひとつの目安とし、細かな負担額を無理に聞き出す必要はありません。
友達同士など、個別に渡せる場合は、一人ひとりにお礼の品を用意すると丁寧です。一方、職場の大人数からいただき、1人あたりのお祝いが少額になる場合は、全員で分けられるお菓子や飲み物をまとめて贈る方法もあります。
まとめて贈る場合も、全体の予算はいただいた総額の半額〜3分の1程度が目安です。お祝いをくださった全員に行き渡る数を用意し、個包装や日持ちにも配慮しましょう。
結婚祝いのお返しに付ける「のし」のマナー|表書き・名前・水引
結婚祝いのお返しには、贈り物の目的と贈り主を伝える「のし紙」をかけるのが基本です。購入時には、「結婚内祝い用」と伝え、水引・表書き・名前の3点を確認すると、手配がスムーズになります。
ここでは、のし紙の選び方から名前の書き方、包装の方法まで、迷いやすいポイントを解説します。
水引は紅白の結び切り、またはあわじ結びを選ぶ
結婚内祝いには、紅白10本の「結び切り」または「あわじ結び」の水引が付いたのし紙を選びます。あわじ結びは「あわび結び」と呼ばれることもあります。
どちらも簡単にはほどけない結び方で、結婚のように「一度きりであってほしいお祝い」に用いられます。
一方、ほどいて結び直せる「蝶結び」は、出産祝いやお中元など、繰り返しても喜ばしいお祝い・贈答に使うものです。同じ紅白の水引でも、結婚内祝いには使わないようにしましょう。
ネットショップで注文するときも、「お祝い用」だけで選ばず、用途が「結婚内祝い」になっているかを確認すると安心です。
表書きは「内祝」または「寿」にする
水引の上段中央には、贈り物の目的を表す「表書き」を記します。結婚内祝いでは、「内祝」または「寿」が一般的です。迷ったときは、お祝いへのお返しであることが伝わる「内祝」を選ぶとよいでしょう。
「御結婚御祝」は、結婚する方へお祝いを贈るときの表書きなので、お返しには使いません。また、「御返し」と書くことも避けましょう。
入籍や挙式より前に、先にお礼の品を贈る場合は、「御礼」とする方法があります。通常の結婚内祝いとは状況が異なるため、購入先に贈る時期と用途を伝えて相談すると確実です。
手書きする場合は、毛筆や筆ペンを使い、濃い黒色で丁寧に書きます。弔事で使われる薄墨は用いません。
名前はどう書く?新姓・夫婦の連名・旧姓の扱い
水引の下段には、お祝いをくださった相手ではなく、贈り主である自分たちの名前を書きます。主な書き方は、次のとおりです。
- 新姓のみ:
中央に「山田」など、結婚後の姓を書く - 夫婦の連名:
新姓とふたりの名前を書く - 入籍前に「御礼」として贈る場合:
ふたりから贈るなら、それぞれの姓を含むフルネームを記します。本人宛てにいただいたお祝いには、本人のフルネームで贈る方法もあります。
夫婦の連名では、従来の書式として、向かって右に夫のフルネーム、左に妻の名前を並べる形が一般的です。新姓を中央に置き、その下にふたりの名前を並べる書式もあります。注文先の見本を確認して選びましょう。
旧姓の扱いには、店舗や地域によって案内の違いがあります。新姓では誰からの贈り物かわかりにくい場合は、メッセージカードに旧姓を添えると自然です。のし紙自体に旧姓を入れたい場合は、購入先に相談しましょう。
配送する場合は、送り状の差出人名も確認しておくと、相手が戸惑わずに受け取れます。
内のし・外のしの違いと選び方
「内のし」と「外のし」は、のし紙をかける位置の違いです。
内のし
品物の箱にのし紙をかけ、その上から包装紙で包む方法です。表書きが外から見えず、控えめに贈る形になるため、内祝いによく使われます。配送時にのし紙が汚れたり破れたりしにくい点も特徴です。
外のし
包装紙で包んだ上から、のし紙をかける方法です。贈り物の目的や贈り主がひと目でわかるため、手渡しなどで用いられます。
結婚内祝いで迷った場合は、内のしを選ぶとよいでしょう。 ただし、「手渡しなら必ず外のし」「配送なら必ず内のし」という決まりではありません。地域の慣習や店舗の包装方法にも合わせて選べます。
小さなギフトや、のしを付けられない品物はどうする?
小さなお菓子や形の変わった品物など、通常ののし紙をかけにくいギフトもあります。まずは購入先に、小さなのし紙や短冊のしなどで対応できるかを確認しましょう。その場合も、結婚内祝いに合う水引や表書きを選びます。
対応が難しい場合は、きれいにラッピングし、結婚祝いへのお礼であることが伝わるメッセージカードを添える方法があります。誰から、何のために贈られた品物なのかがわかるように整えましょう。
なお、のし紙とリボンは、基本的に重ねて使いません。のし紙を付ける場合はリボンを外すなど、購入先の包装サービスに合わせて手配します。
上司や親族などへ、形式を整えた内祝いを贈りたい場合は、あらかじめのし対応の商品を選んでおくと安心です。
【相手別】結婚祝いのお返しマナー|職場・上司・友達・親族への贈り方
結婚祝いのお返しは、基本のマナーに加えて、相手との関係性に合わせた気遣いも大切です。職場なら仕事の妨げにならない渡し方、親族なら家ごとの慣習など、心地よく受け取ってもらうためのポイントは異なります。
ここでは、金額だけでは判断しにくい、相手別の贈り方や品物選びの配慮を紹介します。
職場・同僚へ|個人からのお祝いと「職場一同」を分けて考える
職場から結婚祝いをいただいたら、まずは個人からのお祝いなのか、複数人からの連名なのかを確認しましょう。
個人からいただいた場合は、その方へ個別にお返しを用意します。ほかの同僚と一緒に食べるお菓子だけで済ませず、誰への感謝なのかが伝わる形にすると丁寧です。手渡しする際は、休憩時間など、相手の仕事を中断させないタイミングを選びましょう。
「職場一同」など大人数からいただいた場合は、一人ひとりに小さなギフトを渡すほか、全員で分けられるお菓子や飲み物をまとめて贈る方法もあります。まとめて贈るなら、個包装で日持ちがし、切り分けや冷蔵保存の手間がかからないものが配りやすいでしょう。
出張や休暇、在宅勤務などで不在の方にも行き渡るようにすることも忘れずに。人数分を確保し、必要に応じて取り分けをお願いするなど、受け取れない方が出ないよう配慮します。代表者に託す場合も、可能であれば、お祝いをくださった皆さんへ直接またはメッセージでお礼を伝えましょう。
なお、会社の制度による結婚祝い金は、同僚の有志によるお祝いとは扱いが異なります。後半の『会社の福利厚生として受け取った結婚祝い金にもお返しは必要ですか?』で詳しく解説します。
上司へ|包装やお礼の言葉まで丁寧に整える
上司へのお返しは、品物だけでなく、包装・のし・お礼の言葉まで整えることを意識しましょう。持ち帰りやすい大きさや重さを考えることも、仕事の場で渡す際の気遣いになります。
職場で手渡しする場合は、会議前や慌ただしい時間を避け、「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と声をかけます。「このたびは温かなお祝いをいただき、ありがとうございました」と、まずは感謝を伝えてからお渡ししましょう。
重いものやかさばるもの、冷蔵・冷凍の品物などは、ご自宅への配送も選択肢です。その場合は、配送しても差し支えないかを伺い、住所と受け取りやすい日時を確認します。会社で知った住所などを、本人への確認なしに使うことは避けましょう。
ご家族と楽しんでもらう品物なら、人数や好みがわかる範囲で選びます。好みがわからない場合は、保存しやすい食品や、ご自身で選べるカタログギフトなども候補になります。
友達へ|親しい間柄でも感謝をきちんと伝える
友達へのお返しは、相手の好きなものや普段の暮らしを思い浮かべて選ぶと、気持ちが伝わりやすくなります。好きなお菓子やよく飲むコーヒーなど、日頃の会話で知った好みを生かしてみましょう。
親しい間柄なら、メッセージもかしこまりすぎなくて大丈夫です。「選んでくれた食器、さっそくふたりで使っているよ」など、いただいた品物の感想を添えると、喜びが具体的に伝わります。
グループでお祝いをいただいた場合は、代表者だけでなく、一人ひとりへ感謝を伝えることを大切に。個別に渡すなら、同程度の予算で好みに合わせて品物を変えてもよいでしょう。集まる機会に渡す場合は、来られない友達へのお渡し方法も考えておきます。
また、次に会う予定が先なら、手渡しにこだわって何か月も待つより、配送で届けるほうがスムーズです。「お祝いのお礼を送りたいのだけれど」とひと言連絡し、受け取りやすい形で贈りましょう。
親族・親戚へ|家ごとの慣習と家族構成に配慮する
親族や親戚への結婚内祝いは、これまで家族がどのように贈り合ってきたかを確認すると、判断しやすくなります。お返しの金額や品物、訪問して渡すかどうかなど、家ごとに慣習がある場合もあります。
迷ったときは、それぞれの親など、親族との付き合いをよく知る人に相談しましょう。両家で考え方が異なる場合も、すべてを同じ贈り方にそろえる必要はありません。夫婦で事情を共有し、それぞれの慣習に配慮して対応します。
品物は、受け取る方の家族構成も踏まえて選びましょう。夫婦ふたり暮らしなら食べ切りやすい量、家族の人数が多いなら分けやすい詰め合わせなど、量や使いやすさまで考えることが大切です。年齢だけで好みを決めつけず、食事の制限や苦手なものがわかっていれば、それも選ぶ際の参考にします。
訪問してお渡しする場合は、事前に都合を伺います。遠方なら無理に訪問せず、手紙や新生活の報告を添えて配送する方法もあります。
両親・祖父母へ|援助の意味合いや本人の意向も確認する
両親や祖父母からのお祝いには、「新しい暮らしに役立ててほしい」という援助の気持ちが込められていることもあります。結婚祝いとしての贈り物なのか、結婚費用や生活のための援助なのかを踏まえ、夫婦でお礼の方法を相談しましょう。
「お返しはいらない」と言われた場合も、必ずしも遠慮だけとは限りません。まずは本人の言葉を受け止め、家族の慣習も確認しながら、喜んでもらえる感謝の伝え方を考えます。
たとえば、好きな食べ物に手紙を添える、都合のよい日に食事へ招く、結婚式の写真をまとめて贈るといった方法があります。ただし、食事や記念品を内祝いの代わりにする場合は、相手の希望に合っているかを確認すると安心です。
援助をいただいたなら、「新居の家具をそろえることができました」など、どのように役立ったかを報告することも、感謝を伝えるひとつの方法です。身近な家族だからこそ、言葉にして丁寧にありがとうを届けましょう。
結婚祝いのお返しを郵送・手渡しするときのマナー
結婚祝いのお返しは、郵送・配送でも、直接会って手渡ししても構いません。大切なのは、相手が無理なく受け取れる方法を選び、感謝の気持ちを伝えることです。
配送なら事前の連絡や受け取りやすさ、手渡しなら訪問日時や持ち帰りやすさに配慮しましょう。それぞれの準備と渡し方を解説します。
郵送・配送で贈っても大丈夫?事前に伝えておきたいこと
結婚内祝いは、郵送や宅配便で贈っても失礼にはあたりません。遠方の方はもちろん、近くに住んでいても予定を合わせにくい場合や、重い品物を贈る場合には、配送が便利です。
送る前には、お祝いへの感謝と、内祝いをお届けしたい旨を伝えましょう。「このたびはお祝いをありがとうございました。心ばかりの品をお送りしたいのですが、ご都合のよい受け取り日時はありますか」と尋ねると、自然に準備を進められます。
とくに冷蔵・冷凍品は、突然届くと受け取りや保管に困ることもあります。事前に冷蔵便・冷凍便で届くことを伝え、受け取りに支障がないか確認しましょう。
贈り主の名前にも気を配ります。新姓をまだ伝えていない相手には、事前の連絡で知らせておくと、誰からの荷物なのかがわかり、安心して受け取ってもらえます。
住所・受け取り日時・賞味期限を確認する
配送の手配では、まず現在の住所を確認します。以前に教えてもらった住所でも、転居している可能性があるため、郵便番号・建物名・部屋番号まで間違いがないか確かめましょう。
届け先は、基本的に相手が希望する場所にします。職場へ送りたい場合も、私物の受け取りが可能か、保管の負担にならないかを本人に確認してから手配すると安心です。
食品を贈る場合は、次の点も確認しておきましょう。
- 希望する日時に届けられるか
- 常温・冷蔵・冷凍のどの方法で届くか
- 到着後、賞味期限まで十分な日数があるか
- 相手が無理なく保存できる大きさや量か
商品ページに「賞味期限○日」とあっても、製造日からの日数なのか、発送時点で保証される日数なのかによって、受け取ってからの余裕は異なります。日持ちが短いものは、お届け時にどの程度の期限が残るかも確認するとよいでしょう。
注文後は、お届け予定日や配送方法を見直し、必要に応じて相手へ到着予定を伝えます。
配送するときは、お礼状やメッセージを添える
直接お礼を伝えられない配送では、品物と一緒に、感謝の言葉も届けることを大切にしましょう。お礼状やメッセージカードには、お祝いへの感謝、ふたりの近況、今後のお付き合いを願う言葉を添えます。
長い文章にする必要はありません。「いただいた器を、毎日の食卓で大切に使っています」など、その方への具体的なひと言があると、気持ちが伝わります。
購入先から直接発送してもらう場合は、注文時にカードの同封サービスを確認しましょう。対応していない場合は、品物が届くより前か、同じ頃に届くようにお礼状を別送する方法もあります。親しい友達なら、普段使っているLINEやメールで感謝と発送の連絡を伝えてもよいでしょう。
準備は、①相手へ連絡する→②配送日時や送り先を指定する→③メッセージを用意して同封・別送を手配する、の順に進めるとスムーズです。購入先から発送する場合、メッセージの申し込みも注文時に済ませておきます。
相手別の文例は、次の『結婚祝いのお返しに添えるメッセージ文例』で紹介します。
手渡しするときのタイミングと渡し方
手渡しする場合は、相手の予定を確認し、都合のよい日時に合わせましょう。ご自宅へ伺うなら、突然の訪問は避け、食事どきなどの忙しい時間を外して約束します。
品物は汚れたり傷んだりしないよう、紙袋や風呂敷に入れて持参します。ご自宅では、挨拶を交わして落ち着いたところで袋から取り出し、相手から表書きが読める向きにして、両手でお渡しすると丁寧です。
その際は、「このたびは温かなお祝いをありがとうございました。心ばかりですが、どうぞお受け取りください」と、感謝をひと言添えましょう。
外出先や職場で渡す場合は、持ち帰りやすさにも配慮します。品物を袋から出してお渡ししたあとに、「お持ち帰り用に、こちらもお使いください」と紙袋を添えると親切です。状況によって袋のまま渡す場合は、「袋のままで失礼いたします」とひと言添えればよいでしょう。
なお、冷蔵・冷凍品は、形式よりも保存への配慮を優先します。ご自宅に着いたら早めに要冷蔵・要冷凍であることを伝え、保管をお願いしましょう。
結婚祝いのお返しに添えるメッセージ文例|上司・友達・親族向け
結婚祝いのお返しには、品物と一緒に感謝の言葉を添えましょう。「お祝いへのお礼」「新生活の報告」「これからのお付き合いを願う言葉」の順にまとめると、短い文章でも気持ちが伝わります。
ここでは、相手別にそのまま使いやすい文例を紹介します。近況やいただいた品物への感想は、ふたりの状況に合わせて書き換えてください。
職場・上司に贈る丁寧なメッセージ
このたびは私どもの結婚に際し 温かなお祝いをいただき 誠にありがとうございました
おかげさまで ふたりで新しい生活をスタートいたしました
ささやかではございますが 感謝の気持ちを込めて心ばかりの品をお贈りいたします
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます
職場の方や上司には、丁寧で落ち着いた言葉遣いを意識しましょう。日頃からお世話になっている方には、「日頃より温かくお心にかけていただき 感謝しております」と添えても自然です。
友達に贈る、かしこまりすぎないメッセージ
結婚のお祝いをありがとう!
ふたりの門出を祝ってもらえて とてもうれしかったです
新しい暮らしにも少しずつ慣れてきました
感謝の気持ちを込めて お礼の品を贈ります
これからもよろしくね
また会える日を楽しみにしています
親しい友達には、普段の会話に近い言葉で伝えて大丈夫です。「選んでくれたカップで 毎朝コーヒーを楽しんでいるよ」など、具体的な感想を入れると、その友達に向けたメッセージになります。
親族・親戚に贈る、近況報告を添えたメッセージ
このたびは私たちの結婚に際し 温かなお祝いをいただき ありがとうございました
おかげさまで新居も整い ふたりでの暮らしを楽しんでおります
心ばかりですが 感謝のしるしに品物をお贈りいたします
お会いできる日を楽しみにしております
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
親族や親戚には、新居での暮らしやふたりの様子をひと言添えると、近況も伝えられます。夫婦の名前を末尾に記し、新姓にまだなじみのない相手には旧姓も添えるとわかりやすいでしょう。
言葉選びで気をつけたいこと
結婚にまつわる改まったお礼状では、「別れる」「切れる」など別離を連想させる言葉や、「重ね重ね」「たびたび」など繰り返しを表す言葉を避ける慣習があります。また、句読点を使わず、改行や空白で読みやすく整える書き方もあります。上の文例も、その形にしています。
ただし、親しい友達へのメッセージまで堅苦しくする必要はありません。形式を気にしすぎず、祝ってもらえてうれしかった気持ちを、自分たちの言葉で伝えることを大切にしましょう。
結婚祝いのお返しで気をつけたい品物選びのマナー
結婚祝いのお返しは、金額や見た目だけでなく、相手が気持ちよく受け取り、暮らしの中で楽しめるかを考えて選びましょう。縁起の捉え方や好みは人それぞれです。一般的なマナーを参考にしながら、贈る相手に合わせて判断することが大切です。
相手に気を遣わせる、極端に高額なお返しを避ける
感謝をしっかり伝えたいからといって、いただいたお祝いと同額以上の品物を贈ると、「かえって負担をかけてしまった」と相手に気を遣わせることがあります。
まずは前章で紹介した金額相場を参考に予算を決め、その範囲で相手に合うものを探しましょう。品物の価格を上げることだけが、感謝の伝え方ではありません。「好きだと話していたお菓子を選ぶ」「手書きのメッセージを添える」といった気遣いも、喜びにつながります。
縁起が気になる品物は、相手の考え方にも配慮する
刃物は「縁を切る」、割れ物は「関係が割れる」といった連想から、結婚にまつわる贈り物では気にする方もいます。ただし、品物の受け止め方は相手によって異なり、一律に贈ってはいけないというわけではありません。
本人が希望している品物や、好みに合う食器などを選ぶ場合は、その気持ちを尊重してよいでしょう。一方、相手の考え方がわからず不安な場合は、別のジャンルを選ぶと安心です。
日本茶も弔事の贈り物を連想する方がいますが、結婚内祝いに贈ること自体は失礼にあたりません。お茶が好きな方には、慶事向けの包装や華やかなパッケージを選ぶなど、見た目にも配慮するとよいでしょう。
名前や写真入りの品物は、相手との関係性を考えて選ぶ
ふたりの名前や結婚式の写真を入れた品物は記念になりますが、受け取る方によっては、使う場面や保管場所に迷うこともあります。とくに食器やインテリアなど、長く手元に残るものは、相手が普段使いやすいかを考えましょう。
両親や祖父母など、ふたりの記念品を喜んでくれる相手には候補になります。一方、職場の方や幅広い友人へ贈る場合は、品物は使いやすいものを選び、写真や名前はメッセージカードに添える方法もあります。
なお、ここでいう名入れは、品物そのものにふたりの名前などを入れることです。のし紙に贈り主の名前を書くこととは異なります。
好み・アレルギー・家族構成・日持ちを確認する
食品は、相手の好みだけでなく、アレルギーや食事上の制限も確認して選びます。食べられないものがある場合は、商品の原材料やアレルギー表示を確認し、判断が難しければ食品以外の品物を選ぶ方法もあります。
また、少人数の家庭へ食べ切れない量を贈ったり、忙しい方へ日持ちの短いものを届けたりすると、負担になることも。家族の人数に合った量や、受け取ってから余裕を持って楽しめる賞味期限を意識しましょう。
日用品の場合も、香りやデザイン、サイズの好みを考えます。「実用品だから誰にでも喜ばれる」と決めつけず、相手の暮らしになじむかを想像することが大切です。
品物のジャンルに迷ったら、次の特徴を参考にしてみてください。
| ジャンル | 選ぶときのポイント |
|---|---|
| お菓子 | 分けやすい個包装が便利。好み・アレルギー・日持ちを確認 |
| 飲み物 | 普段飲むものに合わせる。コーヒーは器具が必要かも確認 |
| 日用品 | タオルなど暮らしで使えるものを。素材・サイズ・香りに配慮 |
| カタログギフト | 好みに合う掲載内容かを確認。申込方法や有効期限にも注意 |
お返しの予算が5,000円前後になった方へ
具体的な品物を探したい方は、予算5,000円の結婚内祝いをまとめた記事もご覧ください。お菓子・グルメ・飲み物・日用品・カタログギフトから、相手の好みや暮らしに合わせて選べる品物を紹介しています。
関連する記事をチェック
結婚祝いのお返しマナーでよくある質問
結婚祝いのお返しには、基本のマナーだけでは判断しにくい場面もあります。「お返しはいらないと言われた」「会社から祝い金が出た」など、迷いやすいケースについて、対応の考え方をまとめました。
「お返しはいらない」と言われたら、本当に不要ですか?
A.はっきりと辞退の意向を伝えられた場合は、その気持ちを尊重し、無理に品物を贈らなくても構いません。 ただし、お返しをしない場合も、お礼の言葉はきちんと伝えましょう。
「お返しは不要なので、新生活のために使ってほしい」「お互いにお返しはなしにしよう」など、辞退の意向や約束が明確なら、その気持ちを尊重しましょう。「気を遣わないでね」というひと言だけで判断に迷う場合は、普段の関係性や親族間の慣習も参考にします。
品物を贈らない場合も、いただいたものを使った感想や新生活の様子を伝えると、感謝が届きます。辞退されているのに何度も確認したり、強引にお返しを渡したりすることは避けましょう。
少額のプレゼントにもお返しは必要ですか?
A.結婚祝いとしていただいた品物なら、少額でもお返しを考えるのが基本です。 ただし、金額が小さいからといって、形式を大げさに整える必要はありません。
たとえば、親しい友達から気軽なプレゼントをいただいた場合は、小さなお菓子にメッセージを添えるなど、相手が負担なく受け取れる形で感謝を伝えられます。高価なお返しを用意して、かえって気を遣わせないようにしましょう。
「お返しなしで」と明確に伝えられている場合は、その意向も踏まえて判断します。「○円以下なら不要」という一律の線引きよりも、贈ってくれた気持ちとふたりの関係性を大切にしてください。
披露宴に出席した方から別にプレゼントをもらったら、お返しは必要ですか?
A.ご祝儀とは別に結婚祝いのプレゼントをいただいた場合は、その品物に対するお返しを検討しましょう。 披露宴で料理や引き出物を用意していても、追加でいただいたお祝いには、改めて感謝を伝えると丁寧です。
予算を考える際は、プレゼントのおおよその価格を参考にします。ご祝儀と品物の合計額に対して、さらに一律に半返しをする必要はありません。
ただし、プレゼントがご祝儀の代わりだった場合や、お返しを明確に辞退されている場合は、同じようには考えません。どのような形でいただいたお祝いなのかを踏まえ、相手に負担を感じさせない対応を選びましょう。
会社の福利厚生として受け取った結婚祝い金にもお返しは必要ですか?
A.会社の規程に基づき、福利厚生として支給される結婚祝い金には、基本的にお返しは不要です。 個人からの贈り物とは異なるため、会社や社長へ内祝いを用意する必要はありません。
一方、上司が個人的に包んでくださったお祝いや、同僚が有志で集めたお祝いは、福利厚生とは分けて考えます。会社の祝い金と個人のお祝いを両方いただいた場合は、個人のお祝いに対してお返しを準備しましょう。
会社名や社長名で渡され、どちらかわからない場合は、総務・人事などの担当者に確認すると安心です。受け取り時のお礼や、手続きをしてくださった方への感謝も忘れずに伝えましょう。
結婚祝いのお返しに商品券や現金を贈ってもよいですか?
A.商品券は相手の希望や使いやすさによって候補になりますが、現金でのお返しは、特別な事情がなければ避けるほうが無難です。 現金は、いただいたお祝いをそのまま返されたように感じる方もいます。
商品券も金額がはっきり伝わるため、相手によって受け止め方が分かれます。とくに上司や目上の方など、考え方がわからない相手には、品物やカタログギフトを選ぶ方法があります。
本人から商品券の希望がある場合や、親しい間柄で喜んでもらえるとわかっている場合は、利用できる店舗や有効期限を確認して選びましょう。贈る際には包装を整え、お礼のメッセージを添えると丁寧です。
結婚祝いのお返しを持参するとき、別に手土産も必要ですか?
A.内祝いをお渡しするための訪問であれば、別の手土産まで必ず用意する必要はありません。 内祝いそのものが、感謝を伝える贈り物になります。
ただし、食事に招かれている場合や、長時間お世話になる場合などは、訪問へのお礼として手土産を添えてもよいでしょう。その場合は、「こちらは皆さんで召し上がってください」など、内祝いとは別の品物であることを伝えます。
手土産を持参するかどうか以上に、訪問日時を相談し、相手の時間を取りすぎないことが大切です。短時間のお渡しなら、内祝いとお礼の言葉だけでも、丁寧に感謝を伝えられます。
結婚祝いのお返しは、基本マナーと相手への配慮を大切に
結婚祝いのお返しは、金額・贈る時期・のしの基本を押さえたうえで、相手との関係性や家ごとの慣習に合わせて準備しましょう。迷ったときは、相手の意向を確認したり、家族に相談したりすると安心です。
品物を選ぶ際は、好みや暮らし、受け取りやすさにも心を配って。「ふたりを祝ってくれてありがとう」という気持ちを自分たちの言葉で添え、これからのお付き合いにつながる内祝いを届けましょう。




