デリケートな期間でもおめでとうを伝えたい「妊娠祝い」のプレゼント

生命の神秘とも称される妊娠は、胎内に子を宿す事実への驚きとともに喜びと不安が入り交じる、尊くもデリケートな期間です。「案ずるより産むが易し」とはいうものの、初産であればなおさらのこと一喜一憂の波があり、心身の支えを求めたい時期でもあります。

妊娠祝い

そんな妊娠期の方に、お祝いと思いやりの気持ちを込めて、プレゼントを贈りたいと思ったことはありませんか? 本記事では、妊娠祝いを贈るうえで注意すべきポイントや渡すタイミングを考察するとともに、妊娠祝いにおすすめしたいプレゼントを厳選してご紹介します。

妊娠祝いを贈るかどうかの判断

そもそもの話として、原則的には赤ちゃんが無事に産まれたことを確認してから、出産祝いという形でお祝いすることがマナーといわれています。妊娠中には常にリスクが付きまとうため、出産前のお祝いはプレッシャーに感じてしまうケースもあり、世間一般にはマナー違反と考えられるケースがあるということを念頭に置くべきです。

妊娠祝いを贈るかどうか

ただし、そうはいっても外出が制限されてしまう妊娠中は、社会から取り残された感覚にも陥りがちで、つながりを感じることのできるプレゼントは心の底から嬉しいものです。妊娠祝いは、妊娠中の状況を逐一報告するような深い関係であったり、妊婦に贈り物をしたいと伝え了承を得ているケースのみで贈ることのできる、信頼関係の下で成立するようなプレゼントだと認識しておきましょう。

妊娠祝いを贈るかどうか

もし、妊娠祝いを贈るかどうか悩むようであれば、妊婦かその身近な人に直接聞いてみるのがよいかもしれません。押しつけがましくならなないように「貰うと助かるものはある?」などと伺い立てれば、贈り物を遠慮されるケースでも心遣いの気持ちだけは伝わるはずですよ。

アメリカではベビーシャワーが一般的

アメリカが発祥とされるお祝いの習慣に、「ベビーシャワー」という妊娠を祝うイベントがあります。「シャワー(shower)」とは「浴びる」や「降り注ぐ」などの意味を持ち、おめでたい妊娠に対して祝福の気持ちを贈るという意味合いが込められています。

ベビーシャワー

もともとの慣例としては、初産の妊婦のために女性だけが招待され、母親になることへの心得を伝授するイベントがベビーシャワーでした。近年では、初産でなくともパーティを開催したり、男女の区別なく参加を募ったり、ダイパ―ケーキ(diaper cake)と呼ばれる紙おむつで作った安産祈願のケーキを用意することもあるといいます。

ダイパ―ケーキ

日本では無事に赤ちゃんが産まれた後に、出産祝いという形でお祝いする文化が一般的なのに対して、アメリカでは妊婦から事前に希望を聞き、妊娠中のベビーシャワーにおいてプレゼントを贈ることが多いため、出産前に必要なものがほとんど揃ってしまうケースもあるようです。

ベビーシャワー

妊娠や出産のリスクを考慮し、産後のお祝いを基本とする日本ならではの心遣いも素敵ですが、産後は赤ちゃんのケアで多忙を極めるため、体調次第では余裕も生まれてくる妊娠期間にお祝いをするアメリカの習慣も理にかなっているといえます。

妊娠祝いを渡すタイミング

妊娠中は体調の起伏が激しかったり、医学的・統計学的にリスクの高まる期間があるため、妊娠祝いを渡すタイミングをいつにするか注意して決める必要があります。妊婦だけでなく周りの人も、万が一のことを常に考えて行動するように心掛けましょう。

妊娠祝いを渡すタイミング

妊娠祝いを渡す時期としては、妊婦やその身近な人が「ベビーシャワー」のパーティを開催するのであれば、そこがベストなタイミングとなります。表立ったイベントがない場合は、妊娠初期よりも流産のリスクが低くなり、つわり症状が落ち着いてくるとされる「安定期」の妊娠中期(妊娠五~七か月頃[16週0日~27週6日])がよいといわれています。

妊娠祝いを渡すタイミング

ただし、安定期といっても体調や母子の状態は個人差があるため、あくまでも目安であることに注意してください。大事なポイントとしては、妊婦やその身近な人とコミュニケーションが取れている状況で、相手にとって負担やプレッシャーにならないことが大前提で、妊娠祝いを渡すようにしましょう。

妊娠祝いのプレゼントで注意すべきポイント

妊娠祝いのプレゼントを選ぶときは、注意すべきポイントがいくつかあります。基本的には「妊婦の負担にならないささやかなもの」が望ましいとされ、万が一のことを考えてベビーアイテムを避けるとともに、妊婦本人が産前産後にかけて使えるようなマタニティアイテムを贈るようにしましょう。

現金は極力避けた方がよい

現金は、相手に使い道を選ばせることができるため、一見するとベターな贈り物のように思えます。しかし、現金は具体的な価値がかわりやすいことから、それ自体をプレッシャーに感じてしまったり、お返しの心配をしてしまったりするので、妊娠祝いとしては避けるべきです。

現金は極力避ける

特に、目上の方や年長者に対して現金を贈ることは失礼な行為にあたるとされたり、大きな出費の補填という意味もある現金を出産という不確かなことに対して贈ることは相応しくないといえます。また、そもそも現金は “目的” ではなく “手段” であり、目的を達成するための選択を相手に委ねることは、心身ともに不安定な妊婦への心配りに欠けるとも考えられます。

香りの強いものやアロマオイルはNG

妊娠中は、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが増大して嗅覚などの感受性を高めるため、香りの強いものが妊婦にとってNGとされています。特につわりの時期には、普段の50倍もの嗅覚になるといい、香水やフレグランスを日常使いしていた人であっても、体調不良のきっかけになることがあります。

アロマオイルはNG

また、アロマオイルに用いられるエッセンシャルオイル(精油)は、医学的にも子宮や胎児に悪影響を及ぼすといわれているため、特に注意が必要です。一般的に精油が含まれる製品には、化粧品・洗剤・柔軟剤などが挙げられ、これらは妊娠祝いで避けるようにしましょう。

食べ物&飲み物は要注意

食べ物や飲み物に関しては、高度な医学知識が必要だったり、確定的な知見が得られていないような成分も多々存在するため、基本的には避けた方が無難です。妊婦自身が望んだ場合にのみ、控えるべき成分が含まれていない食べ物や飲み物を贈りましょう。

食べ物は要注意

一般的にNGとされるものには、胎児に悪影響を与えるアルコール類やカフェイン含有飲料、食中毒を引き起こす可能性のある生もの、リステリア菌が懸念されるような非加熱のチーズや生肉などがあります。他にも、ビタミンAが多く含まれるレバーやうなぎ、ヨウ素が多く含まれる昆布やひじき、水銀が含まれるような魚などには注意が必要です。

飲み物は要注意

また、妊娠中は体重の増減を多少なりともコントロールする必要があるため、糖質の高いお菓子やスイーツは避けるようにしましょう。このように、食べ物や飲み物は考慮すべきポイントが多くありますが、カフェインレスの飲み物だったり、温めるだけのスープなどは、外出もままならない妊婦にとって嬉しい贈り物になります。

おすすめの妊娠祝いギフト

ここまで、妊娠祝いを渡すタイミングや注意すべきポイントについて述べてきましたが、具体的な妊娠祝いとしておすすめのプレゼントを厳選してご紹介します。実際につわり期間を過ごす妊婦の意見を参考にしてピックアップした品々ですので、機会があれば是非とも利用してみてください。

冷え対策にもなるマタニティパジャマ

妊娠中は、ホルモンバランスの乱れや体型の変化によって血管が圧迫され、血行不良に陥りがちだといいます。血行が悪くなって妊婦の身体が冷えてしまうと、つわりの悪化や便秘、むくみなどの症状を引き起こすため、冬場はもちろんのこと夏場でもエアコンによる冷え対策を考えておく必要があります。

スリーピースリーピー

そこでおすすめしたいアイテムが「SLEEPY SLEEPY(スリーピー・スリーピー)」のパウダーニットワンピースのパジャマです。スリーピースリーピーは「人生の3分の1から幸せに」をコンセプトに、眠りやすさにとことんまでこだわったパジャマ・ルームウェアブランド。”渋谷ヒカリエShinQs” と “マロニエゲート銀座2” に店舗をかまえ、大人女子がときめくパジャマの専門店として話題を集めています。

スリーピースリーピー

パウダーニットは、通年で着まわせるような、サラッと冷んやりしたさわり心地が特徴の、柔らかく通気性に優れたニット素材。ボタンの付いてカーディガンのように羽織れるタイプとワンピースタイプがあり、一枚持っているだけで夏場の冷房対策にもなって便利です。締め付けがなくゆったりと過ごすことができるため、マタニティ向けに活躍するイチオシのアイテムとなっています。

カフェインレスで妊娠中も安心、ルイボスティー

コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれているカフェインは、妊婦の不眠や貧血、赤ちゃんの低体重を引き起こす可能性が指摘されています。カフェイン飲料を1日2杯までと抑制する国もありますが、外出もままならない妊婦にとって、自宅でリラックスできるドリンクは出来れば制限したくないものです。

ティーポンド

そんな悩みをもつ妊婦に、カフェインを全く含まないルイボスティーや、ローカフェインのデカフェを贈ってみてはいかがでしょうか? ご紹介する紅茶の専門店は、清澄白河にお店をかまえ、世界中から厳選された茶葉を取り扱う「TEAPOND(ティーポンド)」です。高級感を演出するスタイリッシュな紅茶缶と、”Tea Cards” と呼ばれる茶葉の説明カードが人々を惹きつける、ギフトにうってつけの人気店です。

ティーポンド

おすすめのルイボスティーは、カフェインを含まないだけでなく豊富なミネラル成分を含むため、カフェインを避けつつ栄養も摂取したい妊婦や授乳中のママに最適です。市販の紅茶よりも香りや味わいが豊かで、ノンカフェインであることを忘れてしまいそうになる一杯。若干のカフェインを含みながらも紅茶に近い風味が特徴のデカフェも、バラエティー豊富な品揃えを誇ります。

温めるだけのお助けアイテム、冷凍スープ

つわりで固形物が食べられないときや、体調が優れず思うように食事が作れないときに助かるアイテムが、温めるだけで簡単な冷凍スープです。素材の美味しさや栄養が沁みわたる優しいスープは、産前産後のママに寄り添い、気持ちや時間のゆとりを贈ることのできる心遣いのプレゼントになります。

スープストックトーキョー

「食を通じて人々の生活を豊かにする」というコンセプトを掲げる「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」は、働く女性を応援したい想いが原動力となって生まれた、食べるスープの専門店。スープギフトは、自由に外出できない妊婦や新米ママが、自宅でカフェ気分を味わえて美味しいものを食べられるような、元気の源になるささやかな楽しみを贈ることができます。

スープストックトーキョー

添加物に頼らないという信念で生み出されたスープは、妊娠中や授乳中で自然由来のものを摂取したい、と考えるママにとって魅力的なアイテム。冷凍スープの詰め合わせは、妊娠中に食べきれなくても保存が利き、産後の忙しいママや仕事から帰ってきたパパにも嬉しい、スープとカレーがセットになった商品です。ママをいたわる温かいメッセージが添えられたリーフレットと、赤ちゃんの成長を記録できるベビーマンスリーカードが付いてくるのも人気のポイントとなっています。

今しかない瞬間を残せるマタニティフォト

人生にほんのわずかな時間しかない “マタニティ” の期間。新しい命とともに過ごす優しい姿を残すことは、唯一無二の思い出となります。そんな妊婦自身を美しく写真に残すことのできるフォトギフトを、家族や友達に向けた妊娠祝いのプレゼントに贈ってみてはいかがでしょうか?

ハッピーバースフォトスタジオ

京王新線の初台駅、もしくは、小田急線の参宮橋駅から徒歩圏内にある「Happy Birth Photo Studio(ハッピーバースフォトスタジオ)」は、世界初のマタニティ専門のフォトスタジオとして、2009年のオープン以来、多くの女性や家族の笑顔を写真に残してきた経験豊富なスタジオです。スタッフ全員が女性だといい、露出が多く恥ずかしさを感じる妊婦にとっても安心の心配りが感じられます。

ハッピーバースフォトスタジオ

プレゼント用途で嬉しいギフトカードの取り扱いもあるため、ギフトカードを受け取った本人が、都合の良い日時で予約を入れて撮影に臨めます。衣装や小物類など小道具の持込みが可能で、当日のメイクやヘアセットも有料オプションの用意があることも便利です。二度とない大切な瞬間を家族の軌跡として残せるフォトギフトは、妊娠祝いにおすすめのプレゼントですよ。

産前産後の身体をケアするボディクリーム

妊娠期間中に妊娠線ができるのを予防するとともに、太ももの肉割れ線のケアにも効果的といわれるアイテムが、全身用のボディクリームです。出産前は会陰マッサージを助ける潤滑剤にもなり、産後には赤ちゃんと一緒に使うこともできる便利なボディクリームを、身体のケアに悩む妊婦に贈ってみてはいかがでしょうか?

ヴェレダ

赤ちゃんを含め家族で使えるナチュラル・オーガニックコスメブランドのパイオニア「WELEDA(ヴェレダ)」は、栽培から製品化までのすべての工程において、高く厳しい基準をクリアしたオーガニックの商品を販売し、日本全国の百貨店やデパートで取り扱いのある、知名度・実績ともに申し分ないブランド。世界中のママに愛用されている点も、ギフトシーンで安心感を与えてくれます。

ヴェレダ

妊娠中のママにも、産まれてくる赤ちゃんにも使える「ベビーミルクローション」は、ライトなつけ心地でみずみずしい肌に整えてくれる全身用保湿乳液。フェイスゾーンから全身にかけて、産まれたての赤ちゃんから敏感肌の大人まで使えるアイテムで、添加物を気にする方にもオーガニックなので安心して贈ることができます。ささやかながらも気の利いた心遣いのギフトにおすすめとなっています。

妊娠祝いには励ましのメッセージを添えて

妊娠祝いのプレゼントを贈るときには、妊婦の精神的なサポートにもなる励ましのメッセージを添えてあげると、より心遣いが伝わって感謝されるはずです。メッセージはあまり長くなり過ぎず、お祝いの気持ちと妊婦の心身をいたわる言葉を簡潔に伝えるとよいでしょう。

妊娠祝いのメッセージ

日本語には、特定の場面で使うことを避けるべき「忌み言葉」があります。妊娠は非常にデリケートな期間ですので、注意して使用を控えるようにしましょう。妊婦に対する忌み言葉の代表例としては、「落(堕)ちる」、「流れる」、「消える」、「終わる」、「苦しい」、「散る」、「薄い」などがあります。

妊娠祝いのメッセージ

また、出産ギリギリまで赤ちゃんの性別を判別させない妊婦もいるため、性別を想像したり断定するような言葉は避けることが無難です。さらに、妊娠イコール出産ではないことに注意して、妊婦がプレッシャーに感じてしまうような「頑張って」や「元気な赤ちゃんを産んでね」などの言葉も控えるようにしましょう。同様に、妊婦を不安にさせる冗談や過剰なアドバイスも、迷惑になるので注意してください。

妊娠祝いのメッセージ

妊婦が読んで嬉しいメッセージとしては、「妊娠(ご懐妊)おめでとう」などのお祝いの言葉から始まり、「自分のことのように嬉しい」といった共感、「無理せずに」や「身体を大事に」などの妊婦をいたわる一言を添えるとよいでしょう。「必要なら手伝いにいくからね」や「体調が良くなったらご飯でも」などのように、今後について言及しても妊婦にとって助けや楽しみになります。

妊娠祝い

妊娠とは女性にとって人生の一大事であり、戸惑いと不安の最中にも、赤ちゃんの誕生を心待ちにする喜ばしい期間でもあります。妊婦がデリケートな状態であることに細心の注意を払いながらも、機会があるならば祝福の気持ちをカタチにして伝えてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

こうの ひろこ

ギフトコンシェルジュ兼webライター。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像した、プレゼントの見立てを得意とする。週に1回以上、東京での街歩きと、ギフトショップ巡りを欠かさない。

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