子どものためのセレクト・ブックショップ「ちえの木の実」
一生の友だちになるような本と出会える場所でありたい
本は、まるで「知恵」という名の「木」になる「実」のよう
「親が子どもに好きになってほしい本」が選書のコンセプト
店舗2階は、親子連れで楽しめる会員制サロンとして開放

ちえの木の実

JR恵比寿駅徒歩7分。恵比寿西一丁目の五差路を渋谷方面に進むと、温かな灯りが目を惹くお店が現れます。こちらが、子どものためのセレクト・ブックショップ「ちえの木の実」です。2002年に渋谷で開業し、2012年に恵比寿に移転した店舗は、近所の住民でさえ「こんなに素敵なお店があったなんて」と、今もなお口にするほどの隠れ家感があります。

本は知恵という名の木になる実

店名の「ちえの木の実」とは、比喩的に「本」のことを指しているといいます。本は、「知恵」という名の「木」にる「実」のよう。子どもたちが、木の実を取るように本を手に取って読んでもらいたい、と感じたことから名付けられました。店頭に掲げられたロゴマークも、木の幹に本がっているようなデザインでその世界観を表現しています。

ちえの木の実

来店するお客様は、0~1才くらいの赤ちゃんをベビーカーで連れた方が多いといいます。大人であっても子どもであっても、どんな人でも訪れやすいお店。出産祝いや誕生日プレゼントなど、贈りものを探しに来る人が多く、スタッフはギフトラッピングの機会も多いのだとか。親子向けのイベントはもちろんのこと、閉店後には大人向けのイベントが開催されることもあります。

一生の友だちになるような本と出会える場所

一生の友だちになるような本と出会える場所

ちえの木の実」の運営会社は、全国に学習塾を展開する、子どもたちと日々共にいる有名企業。試験の合否や点数以上に、子どもたちにとって豊かな学び(知的好奇心)をずっと持ち続けて欲しいという想いから、「ちえの木の実」をオープンさせた経緯があります。

「一生の友だちになるような本と出会える場所を作りたい」
子どもの頃に出会った本との想い出は、一生の宝物となることも多いものです。
お気に入りの物語。ワクワクした胸のときめき。大好きな主人公へのあこがれ・・・・・・。
そんな想いは、本を贈ってくれた人たちの笑顔とともに、私たちの心にいつまでも残るのではないでしょうか?

いま、子どもたちの周りには、たくさんの情報や物質があふれています。
このような環境にあるからこそ、内面に秘めた想像力や読解力、そして知識を充分に発揮し、じっくりと関わるチカラを必要とする、“読書の世界”の魅力にふれてほしい。
子どもたちが心から好きになれる本と出会える場所をつくりたい--

そんな願いを込めて、子どものためのセレクト・ブックショップ〈ちえの木の実〉はオープンしました。

ーー「ちえの木の実」ホームページより

開業18年目を迎えた、セレクト・ブックショップ

2002年に開業したブックショップ

ちえの木の実」は、もともと渋谷警察署の近辺で、2002年に開業したセレクト・ブックショップ。2012年に現在の恵比寿に移転し、今年で開業18年目を迎えました。温もりのある木材がふんだんに使われた店内空間に、都会の喧騒を忘れて心が落ち着きます。「お客様には心ゆくまで店内にいていただきたい。リラックスして存分に長居して欲しいです」と店長の比留間氏は語ります。くつろいだ時間を過ごしてもらえるようにと、店内に流れる音楽も童話の世界観が表現されているかのようです。

大自然をオマージュした、落ち着きある内装

木の温もりを大切にした店内は、一昔前の木造校舎をイメージしています。インテリアデザインの一部には、くりこま高原(宮城県栗原市)から取り寄せた木材を使用しており、三陸沖の津波で倒れた大木の切株も含まれています。これらは、通常は粉砕されてパルプ原料などに使用される規格外の木材ですが、自然への敬意と感謝の気持ちを込めて店舗内装に使用されています。

大自然をオマージュした内装

年輪がくっきりと見えるように、木がそのままの形で埋め込まれた床。そして、子どもの好奇心をくすぐり、思わずかけ上りたくなる階段エリア。実は、こちらのプラスチックの床部分にも、木材が埋め込まれているといいます。

子供がおもちゃや人形で遊べる

店内には、子どもたちがおもちゃや人形で遊べるように、低いウッドテーブルも設置されています。一緒に訪れた子どもが楽しい時間を過ごせるため、お母さんものんびりと本選びに没頭できます。ベビーカーでの入店も可能とのことで、赤ちゃん連れのお母さんも安心して足を運べる雰囲気です。

子どもに好きになってほしい本をセレクト

親が子どもに好きになってほしい本

ちえの木の実」の選書コンセプトは、”いま、売れている本” ではなく、”親が子どもに読ませたい本”、そして、”親が子どもに好きになってほしい本” だといいます。国内外を問わずあらゆるジャンルの中から(漫画・学習参考書を除く)、お母さんがつくる体に優しいおやつや新鮮な果物のように、子どものココロとアタマの栄養になる本たちが選ばれています。

1万冊以上の本を取り扱う、無二の専門店

絵本や児童書を中心に、子育てや教育に関する本、人の心に関する心理・哲学・宗教の本なども豊富に取り扱う「ちえの木の実」。その中には、絶版や重版未定のために、他店ではなかなか出会うことのない本もあります。「まさかこの本があるなんて!」と感激されることもしばしば。まるで本がその人と出会うことを待っていたかのようなエピソードです。

他店ではなかなか出会うことのない本もある

絵本は、対象年齢があるようでないものだといいます。長く愛されるロングセラー本は、大人にとっては懐かしく、子どもにとっては興味深く、親子三代でも楽しむことができます。毎月多くの新刊が出版される現代においても、選書スタッフは可能な限り実際に本を読み、選書コンセプトに基づいて、”ずっと読んで欲しい” 、そして “友達になって欲しい” 本を厳選しています。本を愛するスタッフたちが厳選した絵本には、子どもを想う優しい気持ちと信頼感がにじみ出ています。

小さい子にも選びやすい本棚を目指して

ちえの木の実」では、大人も子どもも楽しく過ごせる空間を目指して、常にブラッシュアップを続けているという本棚の構成にも注目してみてください。低い位置にある本は、大人には見づらくても、小さい子どもにとってはちょうど良い高さとなることもあります。高低差にも配慮して、小さい子の好奇心をくすぐるような表紙やテーマの本を、低い位置に置くような心遣いがされています。

小さい子にも選びやすい本棚

取材時は、「作者別(国内・海外)」「乳幼児向け」「乗り物」「昔話・民話」「童話」「読み物」「科学系」などのジャンル分けがされていた本棚。「小さな子でも手に取りやすいように、より一層並べ方や魅せ方を改善していきたい」とのことで、改良されていく本棚も「ちえの木の実」に訪れる楽しみのひとつでしょうか。

店舗2階は、登録無料の会員制サロン

ちえの木の実」の2階は、静かで落ち着いた環境の中、ゆっくりと本や人との出会いを楽しめる会員制(登録無料)サロンです。マットスペースやテーブルが配置され、1階と2階、どちらの本も持ち込んで読むことができるため、お子様連れでも気持ちにゆとりをもって過ごせます。ベビーカーでの入店も可能で、おむつ替えスペース付きのお手洗いがあるため、まだ小さい赤ちゃんを連れて訪れても安心です。

2階は登録無料の会員制サロン

まるで小人たちが座るような切り株の椅子があるサロンは、1階にもましてゆったりとした時が流れる空間。軽飲食も可能なので、近所に勤める人が昼休憩中にふらっと訪れ、本と共にランチを楽しむこともあるそうです。気に入った本があれば、その場で購入することができるのは同店の大きな魅力。試しにお子様と読んでから購入ができるため、気に入ってもらえない本を買ってしまう失敗を減らすことができます。

友達同士でわいわい話せる「ママ会プラン」

サロンを貸切利用できるママ会プラン

2階のサロンを貸切利用できる「ママ会プラン」も見逃せません。「いっぱい話したいけれど、子どもがいると気を遣っちゃって・・・・・・」と、みんなで集まれる場所をお探しのお母さんも多いはず。周りの目を気にせずゆっくり話ができ、子どもたちが騒いでも気にすることはありません。その場に集まった人たちで子どもたちを見守りながら、ゆっくりと時間を楽しんでください。

「ちえの木の実」ママ会プラン

  • おひとりさま500円[+税]
  • 3時間までの使用
  • 当日のみ有効の絵本チケット付き(税込500円以内の絵本か、500円を超える場合は差額で購入)
  • 食事は持ち込み可

本に触れあうブックイベントも随時開催

ブックイベントも随時開催

2階では、子育て・教育・読み聞かせなどに関するイベントも随時開催しています。”子どもと、子どもの周りで学ぶ大人のためのスペース” として、活用してもらえることを目指しているといいます。イベントについては、「ちえの木の実」ホームページ、もしくはSNSをご確認ください。

スタッフが感じる、絵本そして店舗の魅力

スタッフが感じる絵本の魅力

絵本自体の魅力を聞いてみると、取材に対応してくれた「ちえの木の実」スタッフは、第一声で “永遠のテーマ” だと口をそろえました。常日頃からスタッフ内でその話をしているけれど、答えが絞りきれず、語りだしたら止まらない、なんて楽しそうに話をしてくれました。

何通りもの解釈ができること

「同じ本でも、今日、明日、10年後、30年後に読むと感じ方が変わり、一冊の本との向き合い方は人の数以上にあります。自分の中だけでも年月の移り変わりで解釈が違ってくるもので、10人いたらその分だけあります。そんな何通りもの解釈ができることが、絵本の魅力のひとつだと感じます。」(店長・比留間氏)

人と人をつなげてくれること

「本は、”対自分” のものだと思っていたけれど、人をつなぐものでもあると気づかされました。親子の真ん中にあったり、プレゼントしたりされたり。本はただそこにあるだけなのに、人と人をいつの間にかつなげてくれることも大きな魅力に感じます。大人が絵本を知らないと子どもに聞かせてあげられないので、ぜひ大人もこういった絵本をたくさん読んでいただきたいです。」(スタッフ・武本氏)

心地良く、また来たいと思う場所でありたい

また来たいと思う場所

インタビュー中も、本に対する溢れんばかりの愛が伝わってくる店長の比留間氏に、「ちえの木の実」の魅力を伺いました。

木の温もりでゆっくり過ごしながら、本の世界で楽しんでもらえることだと思います。都内には他にも専門店はありますが、木の温もりでここまでゆっくり過ごせるのは同店だけではないでしょうか。本に存分に触れてもらえたら嬉しいです。ふーっと肩の力が抜けて、皆さんにとって心地良く、また来たいと思っていただける場所でありたいです。

本にシュリンクをかけないこだわり

本にシュリンクをかけない

汚れ防止のため、本にシュリンク(本を包む透明なフィルム)をかけている書店が多い中、「ちえの木の実」ではすべての本にシュリンクをかけていません。「読んでみて本当に気に入ったものを、お家に連れ帰ってあげてください。スタッフも可愛がっている本ばかりなので、お家でも可愛がってくれたら嬉しいです」と、丁寧に言葉を選んでお話してくださいました。

子どもにお母さんに優しい、親子のためのオアシス

肩の力を抜いて本に触れられる、心休まる本屋さんは、本を身近に感じさせてくれる素敵な立ち寄り処。「本を買いに来ること」が目的となる一般的な書店とは違い、子どもの好奇心を刺激したり、親子でゆっくりと本選びを楽しめます。

親子の為のオアシス

子どもが多少騒いだってご愛敬です。子どもにもお母さんにも優しい本屋さんは、親子にとってのオアシスとなることでしょう。おやつやランチを持って、子どもたちの一生の宝物となる絵本を探しに「ちえの木の実」まで足を運んでみてください。

ショップの詳しい情報

店名 ちえの木の実
住所 〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西2-3-14 1・2F
営業時間 [平日]11:00 ~ 19:00
[土日祝]11:00 ~ 18:00
定休日 火曜日
最寄駅 JR山手線/埼京線/東京メトロ日比谷線・恵比寿駅から徒歩7分
電話番号 03-5428-4611
ホームページ http://www.chienokinomi-books.jp/
SNS

本記事は2020年4月5日時点の情報です。

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この記事を書いた人

こうの ひろこ

ギフトコンシェルジュ兼webライター。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てを得意とする。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きと、ショップ巡りをライフワークにしている。

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