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日本の伝統技法「注染」で染められた、心を和ませる手ぬぐいの贈り物

日本の伝統技法「注染」で染められた、心を和ませる手ぬぐいの贈り物
軽くてかさばらず、日本的なもの、こんなギフトをお探しではありませんか?手ぬぐいは、お見舞いやちょっとしたお礼にうってつけの、さりげなく気の利いた贈り物です。手ぬぐいの魅力をあまりご存じない方にも、きっと喜んでもらえるような便利で役立つ一品です。 にじゆら 古来より日本の伝統芸能(歌舞伎、落語、日本舞踊)にも使われ、日本文化にも密接にかかわる手ぬぐい。今回ご紹介する手ぬぐいは、日本の伝統工芸である「ちゅうせん」を活かした、心を和ませる贈り物です。山登りやサイクリング、剣道、居合いなど、スポーツをしている方の汗拭き用途にもぴったり。他にも、悩みがちな入院見舞いにもおすすめな商品をご紹介します。

伝統的な染色技法「注染(ちゅうせん)」

ちゅうせんとは、明治時代に大阪で生まれた染めの技法で、その名の通り、染料を注いで布を染め上げる日本の伝統工芸です。20数メートルの生地(幸さらし)を蛇腹状に重ね合わせ、その上から染料を注ぐことで、一度に複数枚の手ぬぐいを染めることができます。 にじゆら 注染は、すべての工程が手作業ながらも、効率的に複数枚を一度に染めることができる画期的な方法です。異なる色の染料が優しいグラデーションを生み、独特のやさしい風合いに仕上がるのが魅力です。

注染の染色工程

注染の染色工程では、まず、手ぬぐい1枚分の布に型紙を張った木枠を固定し、木製ヘラを使って染料を染み込ませたくない部分に糊置きします。強く塗っては型紙が破れてしまいます。反対に、力が弱いとしっかり糊付けされず、染料を染み込ませたくない部分にも染料が染み込んでしまいます。 にじゆら 手ぬぐい1枚分に糊を塗ったら、布を蛇腹状に重ね合わせ、次の1枚分に同じように糊付けをします。布を重ねる際には、しわやたるみがあっては綺麗に染めることができません。1mmでもずれてしまうと、染めたくない部分にも染料が渡ってしまうことになるため、寸分違わず重ねなければなりません。 にじゆら 次に、折り重なった状態のさらしを染め台に置き、染料が流れ出ないように糊で土手を作ります。作った土手の中に染料を流し込み、減圧タンクで染料を吸引すると、流し込まれた染料が垂直に吸い上げられ、染めたい部分だけに染料が流れます。 にじゆら 染めが一通り終わったら、川と呼ばれる洗い場へ向かいます。重なり、ひっついている状態の糊や余分な染料を洗い流します。移染をしないように、手早く洗い流すのがコツです。 にじゆら 最後に、洗った生地を脱水機にかけ乾燥させます。25mにもなる生地が天井からかけられている風景は、爽やかさを感じます。蛇腹状に折っていた部分のデザインが対になり、切り替わっているのが、写真でおわかりになりますでしょうか?

注染技法を用いるメリット

注染は、白い生地に色を染める後染め技法です。プリントと違い、糸の目がふさがっていないので通気性・吸水性がよく、速乾性があります。 にじゆら 早く乾くということは、つまり、雑菌が増えにくく衛生的ということです。洗うほど柔らかくなるのも注染で染められた生地の特徴です。衛生的で柔らかいため、小さいお子様の汗拭きにもいいですよね。

注染手ぬぐいの専門ブランド「にじゆら」

今回ご紹介する “手ぬぐい” を作っているのは、注染手ぬぐいの専門店「にじゆら」です。大阪に主な拠点を置く、注染工場のオリジナルブランドで、染色職人だけでなく才能あふれるデザイナーらも在籍し、日々新しい手ぬぐいを生み出しています。 にじゆら 注染についてより多くの人に知ってもらいたいと、ものづくりの街として知られるカチクラエリア「2k540 AKIOKA-ARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」に、染めこうばを模した東京店を構えました。

にじゆらの手ぬぐいデザイン

にじゆらの手ぬぐいは、様々な作家に依頼して考案されたデザインもあり、幅広いバリエーションを誇ります。注染独特のにじみや、ぼかしの温もりを活かしたデザインが考えられています。 にじゆら 優秀な職人がどれだけ丁寧に作業をしても、デザイン通りのグラデーションやぼかしを再現するのは困難なことです。1枚ずつ微妙に仕上がりが変わるので、デザイナー自身も完成が楽しみなのだそうです。

ギフトにおすすめする、注染で染められた商品の数々

干支がモチーフになっているシリーズは、年始の挨拶にもってこいです。額に入れて新年の壁掛けにしたり、お年始の手土産にすると季節感のある贈り物になります。 にじゆら 個別オーダーでは、翌年の干支デザインに企業名と翌年の年号を入れ、年末のご挨拶用手ぬぐいを作ることも可能です。季節感がある上に、実用的で喜ばれる営業ツールにもなりますね。

季節を感じる壁掛け(タペストリー)

にじゆら 写真は、糸で固定するタイプの壁掛け(タペストリー)です。上下の木枠を外すと手軽に手ぬぐいを交換でき、季節や気分に合わせて模様替えをすることができます。

「旅するにじゆら」キャンペーン商品

にじゆら 2018年のキャンペーン「旅するにじゆら」は、世界12か国の文化やモチーフを描いた、旅行気分を味わえるシリーズです。フランスはブーランジェリーやマドレーヌ、イタリアは食欲をそそるフレッシュトマトやパスタなど、様々な国のモチーフをもとにデザインされており、料理に合わせてランチョンマット代わりにするのも乙な楽しみ方です。

引き出物に使える刺繍入り手ぬぐい

神前式の二人を描いた手ぬぐいには、ご結婚する二人の名前を入れて、引き出物に選ばれることもあります。荷物にならず持ち帰ることができ、自宅でも様々な使い方ができるので、もらって嬉しい引き出物になります。 にじゆら 写真は、50枚購入した場合に1枚もらえる、刺繍入り手ぬぐいです。温かみを感じる特別なウェルカムボードや、二人の新居の壁掛けに特別な一枚をどうぞ。

お見舞いの品をお探しなら

「お見舞いの品を持っていきたいけど、食べものだと制限があるし、お花だと邪魔になるかもしれない」とお悩みの方にぴったりの手ぬぐいはこちら。ブーケの形にたたんである手ぬぐいは、真ん中にメッセージカードを差し込んで贈ることができます。 にじゆら 畳んである手ぬぐいを開くと、ミモザが一面に広がります。食事の際にテーブルに敷いたり、身体拭きに使用したり、枕カバーにでき、様々な場面で入院生活を支えます。手で洗って乾かせる上に、速乾性が高いので、入院生活に寄り添った贈り物です。塞込みがちな気持ちを少しでも明るくしてくれる、花束手ぬぐいはいかがでしょうか。

美味しそうなスイーツの手ぬぐい

にじゆら アイスキャンディーとジャムを模して畳まれた手ぬぐいは、一見本物に見えるほど。ご近所さんやお友達へ、ちょっとしたお礼にキュートな手ぬぐいを贈ってみてください。おしぼりや汗拭きなどに使えて実用的な手ぬぐいは、お相手の生活に必ず役立つプチギフトです。

絶大なる人気をほこる子供用の甚平

にじゆら 生地を利用して作られた子供用甚平は、通気性がよく着ている本人が一番気持ちのよい一着。肩上げしているので、ほどけば少し大きめサイズになり、長いあいだ着用することが可能です。お祭りにはもちろん、パジャマ代わりにも快適な着物です。

落ち着いた男性向きデザイン

にじゆら 男性へは、植物や風景を描いたものや落ち着いたカラーの手ぬぐいを選んでも喜ばれます。華やかな色合いが苦手そうな男性へは、ネイビーやグリーンなどを選ぶといいですよ。力強いデザインもあるので、お相手にぴったりな1枚が見つかるはずです。

優しい気持ちが伝わる、柔らかい手ぬぐいを贈る

昔から馴染みのある、伝統技法で染められた手ぬぐい。馴染みのない方も、ランチョンマットやブックカバーなど生活を彩る雑貨として、取り入れやすいアイテムです。 にじゆら ご近所の方へ、生活に寄添うちょっとしたお礼に。応援の気持ちを込めてスポーツマンに、汗拭きタオルとして。少しでも入院生活を快適に過ごしてもらいたいとの気持ちを込めて、入院している方に。あなたの優しい気持ちも伝えられる、柔らかい風合いの手ぬぐいを贈ってみてはいかがでしょうか?
河野 ひろこ

河野 ひろこ

ギフトコンシェルジュ/コンテンツライター/縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てを得意とする。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きとショップ巡りがライフワーク。

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