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この記事は、2023年6月20日時点の情報です。
一流のパターン職人が手がける革小物ブランド「PRO-MENER(プロムネ)」がクラマエビルから移転し、2023年5月に蔵前駅ほど近くに路面店をオープンしました。
財布や名刺入れ、キーケースなど、ファッションのアクセントとなる端正な革商品が陳列されたリュクスモダンな空間。今回は、新店舗の見どころや商品の魅力を紐解いていきます。
PRO-MENER(プロムネ)における革製品の特徴
PRO-MENER は、パターン職人の池田耕平氏が 2012年に立ち上げた革小物ブランド。店名の由来である “promener” とは「お散歩」を意味するフランス語。多くの人に本物志向の革製品を日常使いしてもらいたいとの想いから、 “pro(プロフェッショナル)” と “mener(連れて行く)” を掛け合わせ、「PRO-MENER(プロムネ)」と名付けました。
書籍の監修や工具のプロデュースをも手掛け、あとに続く職人のサポートにも熱心に取り組む池田氏。同氏が代表を務める革製品の工房「AtelierK.I.(アトリエケーアイ)」の Instagramアカウントは、世界中のファンから人気を集め、確固たる地位を築いています。
PRO-MENER(プロムネ)の最大の強みは、革の仕入れから仕上げに至るまでの全工程を自社で一貫していること。そのため、裁断や縫製などの各工程につながりをもたせ、ブランドが理想とするプロダクト像を徹底的に追求できると池田氏は言います。厳選された革を使い仕立てられたアイテムの数々は見惚れるほどの美しさです。
同ブランドで製造される革小物の特徴は、シンプルである一方、使いやすさにこだわり抜かれた洗練性。革の特徴を活かしたデザインを取り入れることで、素材の魅力を最大限に引き出しています。これは、数々のサンプルを手がける池田氏だからこそ成せる業。「丁寧に作業し、高い品質を生みだすことが肝であり全て」という池田氏の言葉からは、妥協なき精神を感じます。
異なる素材から生まれる4つのシリーズ
PRO-MENER(プロムネ)では、4種類の革素材をそれぞれベースに用いた4つのシリーズがラインナップされ、手に取る人の好みに応じたレザーアイテムが見つかります。
適度な柔らかさとエイジングのしやすさが特徴の「ARIZONA(アリゾナ)」は、池田氏いわく “THE・革好きの人が好きな革”。ベーシックなデザインでありながら機能性をもたせた、PRO-MENER(プロムネ)創業時からのラインです。男女兼用で使え、容量もあるため便利使いできる点が魅力。
シボ(革に寄ったシワ)のないタンニン系の革「TOSCANO LISCIO(トスカーナ リショ)」は、革と同色の糸を選び、ステッチも目立たない作りをとることで、男性の好みのデザインに仕上げたライン。ズボンやジャケットのポケットにも仕舞いやすいよう、薄造り。限られた職人のみが作ることのできる繊細さと、タンニンの渋さが絶妙な色気を醸し出します。
高級感のある光沢から “革のダイアモンド” の異名をもつ「CORDOVAN(コードバン)」は、妥協のない革の使い方とクオリティを目指したライン。財布や名刺入れに仕上げられた上質なコードバン素材は、ダンディズムを極めた唯一無二の存在感を放ちます。
華やかさとしなやかさを兼ね備える「WAPROLUX CALF(ワープロラックス カーフ)」は、柔らかな革の特徴を活かした女性的なシリーズ。優美な気品がありながら、鮮やかな色合いがもたらす遊び心をも感じます。ネイビーやトープのカラーは、男性にも受け入れられ選ばれています。
空間を愉しみ、ゆとりを慈しむ ショッピング体験
PRO-MENER(プロムネ)の新店舗は、風と光を意識したアーバンナチュラルな雰囲気。店内各所にはゴールドの装飾と鮮やかな植物が取り入れられ、ゆとりのある上質感も感じます。
細長いシルエットが印象的な物件の両端に幅広の窓ガラスと扉を設置することで、開放的な抜け感をもたせます。極力空間を仕切らないようにカウンターや作業台を配置している点もこだわりのひとつ。
天井から吊るされたボセの1枚板のカウンターテーブルには、空間を贅沢に使い商品が陳列されています。中央の天井に設置されたファンからも心地よい風が通り抜けます。
「時の流れ」を意識して、店づくりをしている点も見所です。蔵前駅側の正面エリアには、まだエイジングされていない革の商品が並び、アトリエ側のエリアには移転前から使用している棚にエイジングサンプルが展示されます。作業スペースではスタッフによる制作風景を伺いみることができ、蔵前らしいモノづくりの活気も感じます。
店舗中央を境にして、壁の色が若干異なっている点も隠れたこだわりポイント。店内は圧迫感がなく、まるでギャラリーさながらにゆったりと見てまわれるため、つい長居してしまいそうです。財布やキーケースなど商品サンプルは開いた状態で置かれ、細かい装飾や機能性を感じやすくする配慮がされているので、ぜひ手に取ってみてください。
ギフトシーンでおすすめの革製品をピックアップ
時が経つにつれ艶感と深みが生まれ、印象が変っていく点こそ革小物の最たる魅力。革がもつ独特な風合いの変化は、所有した者だけが味わえる愉しみのひとつです。そんな革小物を「育てる」感覚は、長く使うことで得られる愛着もひとしお。ここでは、ギフトシーンで重宝する PRO-MENER(プロムネ)の革製品を厳選してご紹介します。
No.1 – 財布
革素材ごとにラインナップされている財布は、誕生日やクリスマスのプレゼントに選びたいラグジュアリーな逸品。池田氏が「ブランド内でも極めて優れた出来」と絶賛するのは、WAPROLUX CALF(ワープロラックス カーフ)の二つ折り財布。コインもカードをしっかり収容できる機能性と、コンパクトにまとまるスリム感が美しい一品です。
ちなみにですが、筆者は TOSCANO LISCIO(トスカーナ リショ)の二つ折り財布をパートナーの誕生日に贈ったことがあります。使ううちに付いてしまう傷や擦れでさえも、革製品がもつ味わいを高めてくれそうです。池田氏もその慣らされた革をみて、やはり実際に使われたものは深みが違うと唸ります。
No.2 – 名刺入れ
ギフトシーンでよく選ばれるという名刺入れ。その中でも、TOSCANO LISCIO(トスカーナ リショ)の名刺入れは、就職祝いや転職祝いに贈りたい一品です。使い始めはマットな質感、使い込むほどに艶が生まれ高級感を纏うようになります。ワイルドさがありながらも気品すら感じさせる名刺入れは、ビジネスシーンの大切なパートナーとなることでしょう。
No.3 – ペンケース・パスケース
父の日や母の日、友人の誕生日など、様々なギフトシーンで活躍が見込まれるのが、ペンケースやパスケースなどのステーショナリー。ARIZONA(アリゾナ)のパスケースは、男女問わずしてフォーマルなスタイルを引き締めます。オシャレ上級者の自然な “こなれ感” を醸すユーズド感も魅力のひとつ。
WAPROLUX CALF(ワープロラックス カーフ)のペンケースは、上質感がありながらも “色で遊べる” 軽やかな贈り物として人気です。贈り相手の使い馴染みのある色合いを選んでも良し、ちょっと冒険したカラーやトレンドやラッキーカラーを取り入れた色合いを選んでも、気分を変えて使っていただけるのでおすすめです。
特別なプレゼントに寄りそう「+α」のサービス
プレゼントには、特別感を演出する「名入れ」や「ギフトラッピング」もお忘れなく。PRO-MENER(プロムネ)では、細やかなアフターフォローが充実している点もおすすめしたい理由のひとつです。せっかく上質な革小物を贈るのだから、長く使ってもらいたいですよね。
特別な想いと所有感を吹き込む 名入れサービス
特別感を刻み込む「名入れ(名前入れ)」は、アルファベットで刻印可能です。刻印位置なども細かく相談できます。人目につくところや、使う人だけが見える隠れた箇所など、どこに刻印するか悩みながらも楽しみになりそうです。(既製品への刻印:¥1,000、それ以外への刻印:¥3,000)
上質さと丁寧さが伝わる ラッピングサービス
プレゼントを渡すときのサプライズ性を高め、相手の期待感を膨らませるギフトラッピングは、白・黒のボックスにゴールドのリボンをかけたもので抜かりなく。丁寧な雰囲気に包まれた気品のあるラッピングが、贈り相手の気持ちを盛り上げてくれます。
贈った “その後” に長く寄りそう アフターフォロー
自社のアトリエで一貫して製造され、腕利きの職人が多数在籍しているため、修理やメンテナンスに手厚く対応できる点も PRO-MENER(プロムネ)の強み。革小物の状態や要望を踏まえたうえで最適解を導き出してくれます。上質な革を長く使えるサポーティングは決め手のひとつになります。
一人ひとりの最適解を オーダーメイド で叶える
PRO-MENER(プロムネ)では、既存デザインのカスタムメイドからオーダーメイドまで柔軟に対応しています。細部に至るまでの要望を丁寧にヒアリングし、理想をカタチにします。職人の高い技術力と一貫生産体制によるブレのない仕上がりに惹かれ、既製品の枠を超えたオーダーメイドをリピート依頼する人も多いと言います。
新たに登場した「オーダーメイドウォッチベルト」は、革の色や糸色などを自分好みにセレクトでき、気軽にオーダーメイド感覚を楽しめる一品として人気を集めています。ギフトを贈りたい相手を店舗にエスコートして、非日常のオーダーメイド体験を味わってもらっても素敵な思い出になりそうです。
初心者も大歓迎!な「ワークショップ」で作品づくり
PRO-MENER(プロムネ)を展開する Atelier K.I.(アトリエケーアイ)では、初心者向け「ワークショップ」を開催しています。革やパーツを選んで、実際に工具や機械を扱い、ブックカバーやペンケースなど作品を生みだす工程は職人さながら。作業に没頭し完成させたときの達成感は、日常では得られない喜びを感じます。完成後は、珈琲やお酒を飲みながら作品を眺めたり談笑することもしばしば。詳細はSNSで告知しているのでぜひチェックしてみてください。
また、Atelier K.I.(アトリエケーアイ)では皮革産業を盛り上げるべく、職人の育成にも力を入れています。自身のブランドを立ち上げたい人や、企業研修などプロ向けの教室もその一端。豊富な経験から練られたカリキュラムと “生きた情報” を獲得できる教室は、プロからも好評を得ています。ご興味ある方は、Atelier K.I. の問い合わせフォームからご連絡を。
大人のファッションにメリハリをつける決め手に
爽やかなリュクス空間で革の質感や使い心地を感じられる、PRO-MENER(プロムネ)の革小物ショップ。革素材の豊富な色合いやバリエーションが揃っているので、あなたの、もしくは大切な人の好きなカタチを探してみてはいかがでしょう。新たな催しや新作の発表を温めているそうで、今後の展開がますます楽しみでなりません。
カジュアル路線からラグジュアリーな逸品までが揃う PRO-MENER(プロムネ)の革製品は、大人のファッションにメリハリをつける決め手のアイテム。所有することでピシッと背筋が伸びる、心地よい緊張感も大きな魅力です。革の魅力とじっくり向き合うことのできる店舗へぜひ足を運んでみてください。大切な人へのプレゼント、更には自分へのご褒美を見つける機会になることでしょう。
ショップの詳しい情報
店名 | PRO-MENER(プロムネ) |
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住所 | 〒111-0051 東京都台東区蔵前3丁目-10-8 |
営業時間 | [火~金]12:00 ~ 18:30 [土・日]11:00 ~ 18:30 |
休業日 | 月曜日 |
最寄駅 | 都営浅草線 蔵前駅A0 徒歩1分 都営大江戸線 蔵前駅A6 徒歩3分 |
電話番号 | 03-5829-6857 |
ホームページ | https://pro-mener.com/ |
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