「河童の川流れ」や「屁の河童」など、空想上の生き物でありながら数多くのことわざに登場する河童は、日本人にとって馴染み深い妖怪。悪戯好きでひょうきんなイメージが強いながら、人間と助け合い生きてきた伝承も残るなど、何となく憎めないキャラクターですよね。今回のまち歩きは、そんな河童の名が付いた「かっぱ橋道具街」をぶらり散策してみることにします。
「かっぱ橋道具街」は、浅草と上野の中間にある約800mの商店街のことで、大正時代に新堀川の両岸に古道具商達が店を出したことが発祥とされます。この川に架かっていた「合羽橋」の由来としては、近辺の下屋敷で晴れた日に雨合羽を橋に干していたという「雨合羽説」と、水はけが悪かった周辺の掘割工事を始めた合羽川太郎(合羽屋喜八)を隅田川の河童達が手伝ったという「河童説」の有名なふたつの説があります。
今回はそんな河童伝説が息衝く「合羽橋」で、かっぱ橋道具街の専門店を中心として、食事処やスイーツショップ、史跡や寺社などを巡ります。事前に入念に下調べをして計画を立てていたので、ボリューム感たっぷりな街歩きになる予感。桜が咲き乱れる春の陽気の中、かっぱ橋道具街の最寄りである東京メトロ銀座線の「田原町駅」を午前10時にスタートします。
目次
① ニイミ洋食器店
かっぱ橋道具街の南端、菊屋橋交差点の角にそびえる『ニイミ洋食器店』は、合羽橋を代表するシンボリックな食器店。建物の屋上に鎮座する通称「ジャンボコック像」は、初代社長の新實善一氏がモデルだと言われ、印象的な巨大な像が街の雰囲気すらつくり出しています。
飲食店で働くプロもこぞって訪れるという品揃えは、なんと10万点以上。和洋中のあらゆる調理器具が手に入ります。今回のまち歩きでは、筆者の自宅のキッチン道具も買い足したい想いで訪れたため、早速3点を購入。プラスチック製のミニオーバルは子供用に、アク取りを新調しつつ、お買い得だった着火ライターも買って、開始早々ホクホクです。
② 株式会社三ツ星食器
ニイミ洋食器店を出てかっぱ橋道具街を進むと、ロイヤルブルー調の看板が目を惹く『株式会社三ツ星食器』が現れます。社名に三ツ星と付くように質の高い食器を扱い、グラス・洋食器・カトラリー・コーヒー用品・ティー用品、バー用品など定価より安く揃えられている印象です。
筆者も愛用している EISBERG(アイスベルク)のプレートは、氷のような質感でオードブルからデザートにまで使い勝手の良い逸品。Cutipol(クチポール)のカトラリーや木村硝子のうすはりなど、業務用にも家庭用にもギフト向けにだって頼れてしまう食器店です。
筆者はというと、前々から欲しかったサービススプーンとロングスプーン(ソーダースプーン)を購入。ロングスプーンは、円筒型の器のスイーツを食べるイメージがありますが、味噌汁やスープの味見用スプーンとしても役立ちます。会計時に「何セット購入されますか?」と聞かれるやり取りが合羽橋独特だと感じつつ、丁寧な接客がとても心地よいお店でした。
③ カジワラキッチンサプライ
三ツ星食器のすぐ先には『カジワラキッチンサプライ』というキッチンウェア店があります。業務用の料理道具・菓子道具・調理機器を1万種類5万点以上も取り扱い、厨房設備の設計・施工をも請け負うプロ御用達の専門店です。
店内に足を踏み入れると、開放的な吹き抜けに圧倒されます。1Fには料理道具・調理用品、中2Fには輸入調理道具・製菓器具、2Fには包丁・木製品・和洋中華食器、3Fには厨房設備・調理機器が並び、エレベーターで上階にあがることができます。
カジワラキッチンサプライでは、最近こどもが好きで頻繁につくっているタコ焼き用の返し(こども用に先端の丸めてある返しも便利)と、お値打ちだった菜箸を購入。油引きなども種類があって、たこ焼きパーティーが本格的になりそうな品揃えを楽しめます。
④ 矢先稲荷神社
カジワラキッチンサプライの裏手には、浅草名所七福神に数えられる『矢先稲荷神社(やさきいなりじんじゃ)』が鎮座します。そのむかし、弓の射技練成のために堂(三十三間堂)の廊下で通し矢が行われ、的先にあった神社のことを「矢先」と呼んだことが由来となっています。
三十三間堂は、三代将軍・徳川家光が国家の安泰と市民の安全を祈願した武道の練成場で、京都の三十三間堂にならって寛永19年に建立されたそうです。この堂の守護神として勧請したのが稲荷大明神で、稲の精霊が神格化され五穀・食物を司る「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」が祀られています。
矢先神社では、福(幸福)と禄(生活・経済の安定)と寿(健康にして長命)の3つの福徳を授ける「福禄寿」のご神像が拝殿右手に奉安されます。拝殿の格天井には、神武天皇から昭和にいたるまでの日本の馬乗り絵100体が描かれていて、馬にまつわる歴史が一目瞭然に理解できる貴重な史料を垣間見ることができます。
⑤ 釜浅商店
かっぱ橋道具街のちょうど中間に建つ『釜浅商店(かまあさしょうてん)』は、明治41年創業の料理道具屋です。通りを隔てて2店が並び、右側は庖丁売場、左側は料理道具売場となっています。2022年には店舗が全面リニューアルされ、老舗ながらもスタイリッシュな雰囲気が人気を博しています。
釜浅商店では、日本で唯一打出してフライパンを作る技術を持つ山田工業所に依頼した「鉄打出しフライパン」、そして南部鉄器の技術を用いた「釜浅のごはん釜」など逸品が揃います。2018年には美食の街フランス・パリに店舗をオープンさせ、合羽橋の店舗にも海外からの旅行客で賑わっています。
⑥ 小松屋
釜浅商店の向かい側に、ズラリと丼が並べられた陶器の専門店『小松屋』があります。九谷焼の名産地・石川県小松から上京した経緯があり、本格的で昔馴染みな丼が手に入るオススメのお店です。
入るのを躊躇ってしまうほど所狭しと並べられた丼の数々に圧倒されます。ラーメン丼で見かける渦巻き模様「雷紋」はここ小松屋が発祥と言われ、古代中国から魔除けに使われていたそうです。蓋つきの丼など、自宅で雰囲気のある丼料理を出したいなら是非訪れてみてください。
⑦ カレーランド
小松屋の裏手、浅草川村公園の向かいには、日本で唯一のご当地レトルトカレー専門店『カレーランド』があります。日本全国のご当地レトルトカレーを2700種類を食したという店主が選ぶカレーは、目利きの業が光ります。
人気No.1は、黒毛和牛とクリームチーズの味わいが濃厚なオリジナルカレー「カレーですよ」。実はこのカレーの横に置かれた「奥出雲和牛カレー」こそ、専門店をつくりたいと思ったきっかけになったカレーだと言い、これを参考にしながら自分の味を出したオリジナルカレーを開発したそうです(許可を得て撮影しています)。
筆者は、オリジナルカレー「カレーですよ」と、「hineking curry(ひねキングカレー)」を購入。ひねキングカレーは、和歌山県で作られた絶大な人気を誇るチキンカレーで骨付きの鶏もも肉が1本丸ごと入っています。大抵売れきれとなっているそうですが、この日はたまたま30セット仕入れられたということで即購入しました。
⑧ かっぱ焼きそば 喜八
意外と飲食店の少ない合羽橋界隈でがっつりランチを探すなら、カレーランドのすぐそばにある『かっぱ焼きそば 喜八』がおすすめです。テレビ東京系列「孤独のグルメ」にも登場した粋な名店では、名物の「かっぱ焼きそば」をはじめとして酒の肴が豊富で、昼呑みにまで利用シーンが広がります。
お店の扉を開くと階段になっていて、2階が店舗になっています。カウンターには焼酎のボトルが並べられ、お酒好きが集まりそうな雰囲気。店内奥にはゆったり座れるテーブル席もあり居心地バツグンです。
朝食を抜いて腹ペコだった筆者は、1日限定15食の「喜八満腹カレーライス&焼きそばセット」を注文。香辛料が効いてソーセージの入ったカレーと、野菜たっぷりで目玉焼きものった焼きそばはボリューム大満点。合羽橋に訪れた目的を話すと、この界隈でおすすめのお店も教えてくれ、人情味溢れる体験ができました。
⑨ 和菓子処 八千代堂
喜八の程近く、かっぱ橋本通りの浅草寄りには、100年もの間親しまれる銘菓を作り続ける『和菓子処 八千代堂』があります。和菓子店でありながらアイスクリームも有名で、店頭の看板にあるアイス最中はリーズナブルで食べ歩きにもピッタリです(店内と店先にイートインスペースもあります)。
八千代堂の商品ラインナップは多種多彩。オリジナルのかっぱどら焼き、いなり寿司・のり巻き・赤飯、豆大福・柏もち、羊かん・あんみつなど、その日その日の気分によっても選べて嬉しい限りです。
筆者は自宅へのお土産に「栗まん」と「浅草バナナ(バナナマドレーヌ)」を購入しました。白餡の中に栗の粒が入った栗まんじゅうは、懐かしく親しみある味わい。バナナマドレーヌは、上にも大きくバナナが乗っていて、小友も喜んで頬張っていました。
⑩ ぬま田海苔
かっぱ橋本通りをかっぱ橋道具街通りに向かって歩く途中に、モダンな海苔専門ブランド『ぬま田海苔』があります。2018年に合羽橋店をオープンしたばかりのニューカマーですが、創業は昭和12年(1937年)と80年以上もの歴史をもつ海苔の老舗です。
海の栄養が豊富な収穫1回目の初摘みにこだわって提供される海苔は、九州・有明海から厳選されたもの。海苔の食べくらべを通して、漁場や等級によって異なる風味の違いを楽しめる工夫が散りばめられています。一見すると海苔と分からないくらいスタイリッシュなパッケージは、現代のギフトシーンに寄りそいます。
8切サイズが40枚入ったオリジナルの海苔缶「久保田町初◯2」は、一度食べたら忘れられないと言わしめる贅沢な海苔ギフト。口に入れた瞬間に広がる出汁のような美味しさと、フワッと柔らかい口どけが魅力の一品。シンプルにご飯に合わせて海苔の旨味を感じることができます。
⑪ ユニオン
かっぱ橋道具街通りとかっぱ橋本通りが交わる交差点で、昭和37年(1962年)から続く喫茶用品の専門店『ユニオン』。通りを挟んで2店舗あり、器具の販売と珈琲豆の販売に分かれています。まるで博物館のような圧巻の品揃えはコーヒーマニアも垂涎もの。珈琲豆も世界各国から厳選された約40種類を楽しめます。
⑫ かっぱ河太郎像
ユニオンの店舗の向かい側の通りにひっそりと佇む、合羽橋のシンボル像『かっぱ河太郎像』。平成15年にかっぱ橋道具街の誕生90年を記念して、合羽橋商店街振興組合が黄金河童像を設置しました。傍らには石碑がたてられ、かっぱ河太郎の伝承、かっぱ橋の由来や古地図などを垣間見ることができます。
ちなみにですが、合羽橋には愛らしい河童の像や作品が多く設置されています。代表的なもので言うと、かっぱ河太郎の孫で心優しい女の子「あいかちゃん」と、ボールを頭上に持ち上げた「かっぱのたいちゃん(こちらも女の子)」。これらはかっぱ橋本通りを中心に点在しているので、時間があれば河童探しを楽しんでみてはいかがでしょう。
⑬ 太助寿し
かっぱ橋道具街の中心あたりでランチを探すなら、かっぱ橋本通りの老舗寿司屋『太助寿し(たすけずし)』がおすすめ。店主自ら市場へと赴き仕入れた素材と、熟成の業で仕上げられた江戸前鮨が魅力の名店です。ランチは天然の本鮪がはいった握り寿司の他に、海鮮ちらし寿司をリーズナブルにいただくことができます。
⑭ 曹源寺(かっぱ寺)
かっぱ本通りの西側には、天正16年(1588年)からの歴史があり、別名「かっぱ寺」とも呼ばれている『曹源寺(そうげんじ)』があります。元々は江戸城・和田倉門付近で開創され、1591年に江戸城拡張で湯島天神下に移転、1657年に「振袖火事」と呼ばれる火災で大半が焼失し合羽橋に移転したと伝えられます。
かっぱ寺の由来としては、1814年に合羽橋伝説の「合羽川太郎(合羽屋喜八)」が葬られたことにあります。曹源寺には、かつて喜八に命を助けられ、新堀川(現在の合羽橋道具街通り)の堀削工事に協力したという「かっぱ大明神」が祀られ、商売繁盛・火水難除の神として信仰を寄せられています。曹源寺の山門で出迎えてくれる「かっぱのぎーちゃん」も要チェックです。
河童大明神を祀るお堂の前には夫婦の河童も設置され、その後方に合羽屋喜八の墓石があり「てつへんへ 手向の水や 川太郎」という句が刻まれています。この河童像やお堂の賽銭箱にはキュウリが添えられていて、地域で親しまれている雰囲気を感じます。お堂の中には河童の手のミイラが奉納され、予約して拝見することができるそうです。
⑮ DAUGHTER BOUTIQUE
かっぱ橋道具街通りの北側の路地を入っていったところに、ヴィーガン&グルテンフリー焼き菓子専門店『DAUGHTER BOUTIQUE(ドーター・ブティック)』があります。オーナーの堀川久美子氏が、食べ物で肌荒れしやすく太りやすいという自身の悩みを解消するために立ち上げたヴィーガンスイーツブランドです。
2014年からオンラインショップを中心に展開し、2018年にこの合羽橋店をオープンしたそうです。「からだにやさしくて、おいしくてかわいくて楽しい、人にあげたくなるお菓子」というコンセプトで、製造設備内では特定原材料7品目を使用せず、小麦・乳・卵などのアレルギーがある人にも安心して贈ることができます。
2021年に登場した「薬膳クッキー缶」は、美容漢方の専門家監修のもと、ヴィーガン&グルテンフリーレシピで10種類のクッキーにそれぞれ異なる薬膳素材を混ぜ込んでいます。クコの実やナツメ、高麗人参や龍眼肉など、女性に嬉しい薬膳クッキーは、見た目にも可愛らしく、カラダに気遣ったギフトとして活躍することでしょう。
⑯ 池波正太郎記念文庫
かっぱ橋道具街通りの最北端には、かの有名な池波正太郎先生の記念文庫が入る『台東区立中央図書館』があります。上野・浅草を故郷とする池波正太郎氏は、江戸の下町を舞台にした「鬼平犯科帳」や「剣客商売」など、年配の方には馴染み深い時代小説を作品にもつ人気小説作家です。
台東区立中央図書館のエントランスでは、生誕100年を記念して写真展「池波正太郎のリズム」が催されていました(2023年の3月24日から31日まで開催)。舞台稽古や楽屋の様子など、池波正太郎氏のあまり知られていない一面を垣間見ることができます。
無料で入場できる記念文庫では、作品に関する様々な資料が収蔵されています。特に注目は主な長編作品・連載の年表で、常に10作品以上を並行して書き進める凄まじいバイタリティーとイマジネーションに感銘を受けます。ちなみに池波正太郎生誕地碑は隅田川のほとり(待乳山聖天公園)に建ち、今もこの街を見守っています。
⑰ チキンプレイスロティサリーズ
台東区立中央図書館のほど近くにある金竜公園の向かいには、浅草橋で25年以上も続く焼き鳥屋の姉妹店『チキンプレイスロティサリーズ』があります。看板メニューは、新鮮な国産わかどりをスパイスやハーブでマリネし、専用ロティサリーオーブンで約50分焼き上げた本格的な丸焼きチキン。アメリカンな店内は居心地よく、開放的な気分を味わえます。
ランチメニューは、「クォーターチキン&ハーブライス」、「チキンオーバーライス」、「特製チキンカレー」の3品。ガッツリ系でおすすめしたいチキンオーバーライスは、ニューヨークで人気の屋台料理。じわじわと辛みを感じるチリソースがヨーグルトソースと相まって鶏肉の旨味を引きたてます。
⑱ 江戸昔菓子 あさくさ 梅源
再びかっぱ橋道具街通りを南に進み、路地を入ったところには、1907年創業の『江戸昔菓子 あさくさ 梅源』があります。「きんつば」や「あぶり芋」など、機械を一切使わず作るという和菓子はどれも絶品。菓子店では珍しく、「イスラム法の定める適正な方法で処理、加工された食品である」と証明されたハラール認証を取得しています。
⑲ 馬嶋屋菓子道具店
かっぱ橋道具街通りのユニオンを越えてさらに南に進むと、クッキータワーでお馴染みの老舗お菓子型専門店『馬嶋屋菓子道具店(まじまやかしどうぐてん)』があります。6000点以上の菓子型・道具を取り扱い、菓子作りの好きな人で常に賑わう人気店です。不定期で型作りのワークショップも開催されているので、ご興味ある方はチェックしてみてください。
⑳ 浅草たい焼き工房 求楽
かっぱ橋道具街通りから東本願寺の脇道を抜けていくと、赤い骨組みの門が印象的な『浅草たい焼き工房 求楽』がひっそりと佇みます。単なるたい焼き店と侮るなかれ。商標登録している「たい焼き体験©︎」や「かき氷体験」を楽しめるテーマパーク感のあるたい焼き工房です。
店内のカウンター窓口で注文し、テラス席やお座敷カフェでたい焼き・かき氷・ジェラートなどを味わうことができます(お座敷はひとりワンドリンク注文必須)。「たい焼き体験©︎」は予約制で手ぶら参加OK、思い出に残る時間を過ごすことができます。
たい焼きのメニューは、粒あん・クリーム・濃厚抹茶・辛口カレー・丸ごとお芋・あんバターなど種類豊富。「たい焼き体験©︎」なら、お餅や明太子、キムチなど他に類を見ない斬新なたい焼きを自身で創り上げることができます。注文した丸ごとお芋は「紅はるか」と「ふくむらさき」のハイブリッド餡が味わい深く、パリパリの生地がお腹も気分も満たしてくれます。
㉑ 東本願寺
合羽橋まち歩きを締めくくる『東本願寺』は、かっぱ橋道具街通りの南方に位置します。浄土真宗東本願寺派の本山として知られ、広々とした抜け感のある敷地に立派な本堂が鎮座します。1591年に江戸神田で創建され、度々火災に見舞われ焼失した後に合羽橋に移りました(現在のお堂も関東大震災でも火災にあい昭和14年に再建)。
境内は7時から16時まで自由に拝観することができます。朝には晨朝法要(朝の読経)や法話があり、東本願寺内記念館ではお花教室やお茶教室も開催されています。本堂の大屋根は、葛飾北斎の「富嶽三十六景」にも描かれた名建築で、時代が移り変わっても健在の大迫力です。
東本願寺の境内には、浄土真宗の御開山「親鸞聖人」や、親鸞聖人の曾孫にあたる「覚如上人」など、偉人の像が設置されています。桜の季節に訪れたなら、枝垂れ桜と青空の美しいコントラストを見ることができ、心穏やかに過ごすことができます。
- おわりに
かっぱ橋道具街は両側にお店がズラリと居並び、往復して見るだけでも多くの時間を費やします。料理が好きな人や会話を楽しみながら散策したい人なら1日かけて巡り充実した時間を過ごせます。途中途中のランチやスイーツ休憩はあらかじめお店をチェックして臨むことがおすすめ。ぜひとも記事を参考に合羽橋さんぽを楽しんでみてください。