東京まち歩きコレクション - 散歩No.32 巣鴨|聖俗あわせもつ、昔ながらの門前町の観光スタイルを楽しむブラり旅

東京まち歩き

新型コロナウィルスの規制が緩和され、本格的な行楽ができるようになりました。陽気もますます春めいて、まさしくお出かけ日和、散策日和です。装いも一枚軽くなり、身を躍らせながら筆者も街へと繰り出しました。

今回の街歩きの舞台は『巣鴨』です。山手線では池袋の二つ隣、江戸時代には日本橋から出発した中山道沿い最初の休憩地として栄えた、現在でも都内を代表する観光地の一つです。この地に付けられた「おばあちゃんの原宿」という二つ名はあまりにも有名ですが、さてさて本当にお年寄りが主役の街なのか。若輩者の筆者が楽しむ巣鴨のあれこれをレポートします。

巣鴨まち歩き

土曜日の朝8時すぎ、JR巣鴨駅に到着しました。早い時間から街歩きを始めたのは「お年寄りの街はきっと朝も早いはず」というイメージがあったから。しかし、とげぬき地蔵方面に歩き始めた直後から人通りはそこまで多くなく、どの街にも言える朝らしい閑散さがありました。お年寄りの街・巣鴨の朝は意外と早くない、発見です。

巣鴨まち歩きマップ

① 江戸六地蔵尊 眞性寺(真性寺)

真性寺

駅から5分ほどの白山通りを北西方向に歩いたところに、巣鴨の観光の中心である地蔵通り商店街があります。商店街の入口には「真性寺(江戸六地蔵尊 眞性寺)」があり、商店街に入る前にご挨拶に立ち寄りました。

巣鴨といえばとげぬき地蔵尊がシンボルとなっていますが、実はとげぬき地蔵尊のいる「高岩寺」が巣鴨の地に移ってきたのは明治中期のこと。巣鴨の歴史おいては江戸時代初期の創建の真性寺の方が古いのです。

真性寺

本堂の脇に鎮座する銅製の地蔵菩薩は、18世紀前半の造立で江戸六地蔵の一つ。中山道を通り旅へ赴く多くの人々を見守ってこられました。時代を経た今は全国、全世界から巣鴨を訪ねる観光客を眺めていらっしゃるのでしょうか。ちなみに、地蔵通り商店街の終着点には都電荒川線の「庚申塚駅」、そして駅名の由来になっている「巣鴨庚申塚」があります。

巣鴨庚申塚

庚申塚とは、道教の教えに由来する石碑のこと。道教では60日に一度の周期で訪れる「庚申(かのえさる)の日」に普段体の中に住まう虫が天に昇り、天帝にその人間の日ごろの行いについて報告するとされています。報告内容によっては宿り主の寿命が縮まるこもとあるのだそう。そこで虫が天に昇ってやましいあれこれを報告できないようにするため、夜通し起きて勤行や宴会を行う「庚申講」が江戸時代に農村を中心に流行しました。石碑は庚申講が18回行われた記念の碑として建てられます。

巣鴨庚申塚

巣鴨の庚申塚は神道の猿田彦命と合祀されており、旅案内の神様であるこちらも中山道を行き交う旅人たちの信仰を集めました。境内には赤い立派な着物を来た猿の石像が鎮座しています。

巣鴨地蔵通り商店街

話を戻しまして、無事真性寺でのご挨拶を済ませたので改めて商店街のアーチをくぐります。

地蔵通り商店街は、780mの門前通りに約200の店舗が軒を連ねます。土産物店だけでなく日用品店、仏具屋と多種多様なお店があり、巣鴨名物の長寿を祈願した赤いパンツを販売するお店もこの商店街沿いにあります。

店舗は10時オープンが多く、朝8時の人通りはまばら。とげぬき地蔵尊にお参りはできるようなのでまずはそちらに行くことにしました。

② とげぬき地蔵尊 高岩寺

高岩寺

とげぬき地蔵尊は、正式には「高岩寺」という曹洞宗のお寺です。巣鴨に移転される以前は湯島の地におり、そこで「とげぬき地蔵」という通称がつきました。通称にはきっかけとなる出来事があります。その出来事のあらましは次のようなものです。

江戸時代、病床に伏していた妻を心配した武士が、地蔵菩薩に妻の平癒を祈願したところ、黒衣の僧侶が夢枕に立ち「私の像を彫って川に浮かべるように」と言います。すぐにはできないと武士が答えると「では印像を与えよう」と僧が返したところで武士は目を覚ましました。
 
目覚めた武士の傍らには地蔵菩薩らしき姿が浮かび上がった木の節のようなものがあり、武士はその節の拓を一万枚とり、川に流したところ妻の病気が治癒したというのです。
 
さらに残った拓を譲り受けた西順という僧侶が、針を誤飲し苦しむ女中にこの拓を飲み込ませたところ女中は拓と一緒に針を吐き出したといいます。この霊験あらたかな有難い拓を御影といい、針を吐き出したエピソードから「とげぬき地蔵」と呼ばれることとなったそうです。

この御影、今でも高岩寺で買い求めることができます。健康祈願のご利益があるということから高齢者に人気のあるお寺になったというわけです。ご本尊は秘仏で現在は見ることができません。

高岩寺

常香炉で線香を燃やし、その煙を身体の悪いところに掛けると治るというのも有名。朝のお寺は人が少なく煙かけ放題。朝早く来て得した気分です。

洗い観音

境内左端には「洗い観音」がおられ、身体の悪い部分を洗うと治るご利益があります。こちらも待つ列はなく、すぐにお身体を洗うことができました。座り仕事が多い筆者は腰痛に悩まされているので、腰のあたりを念入りに洗っておきました。

拝観を終えても時間はまだ8時半。周辺の商店が店開きするまでまだまだ時間があるので、一度商店街を離れ巣鴨駅の東側を散策することにしました。

徳川慶喜屋敷跡

巣鴨駅前を通る大通りは国道17号線(白山通り)。まさしく江戸時代に設定された中山道で、アスファルトに舗装された現在でも、歩くとその面影を感じることができます。JRの線路をまたいで駅の東側へ来ると、徳川慶喜屋敷跡を伝える記念碑が歩道脇に建っていました。

大政奉還後の約30年を静岡で過ごした慶喜が、東京へ戻ってくるにあたり居を構えたのが巣鴨。住んだのは4年間と決して長くはないですが、屋敷には出身の水戸にちなんだ梅林があり、周辺の人々には「ケイキさんの梅屋敷」と呼ばれ親しまれていたようです。記念碑の横には紅白の梅が植えられていて、明治の時代とのつながりを感じさせます。

③ 六義園(りくぎえん)

六義園

徳川慶喜の記念碑から10分程歩くと「六義園(りくぎえん)」に着きます。こちらも巣鴨の歴史に触れられる場所の一つ。元は加賀藩の旧下屋敷跡地で、のちにこの土地を拝領した五代将軍綱吉の側用人・柳沢吉保が、池を周回する回遊式庭園を築き六義園と名付けました。明治に入ると三菱財閥の創設者である岩崎弥太郎が買い取り、荒廃していた庭を再興。現在の庭園の姿へと続いていきます。

六義園

園内は広々していて気持ちがいいです。おなじ回遊式庭園ということもあり、以前訪れた清澄白河の「清澄庭園」に雰囲気が似ています。

六義園

園内ではウメが咲き始めていました。5分咲きといったところでしょうか。春は桜、夏は若草、秋には紅葉と季節の折々で表情を変える庭を楽しむことができます。

④ 東洋文庫ミュージアム

東洋文庫ミュージアム

六義園をゆっくり散策した後、正門から徒歩2~3分のところにある「東洋文庫ミュージアム」を訪れました。六義園と同じく岩崎家によって設立された東洋学の研究図書館「東洋文庫」の蔵書に触れることができるミュージアムです。入場料は900円で、六義園の半券を提示すると入場料が200円引きになります。合わせていくとお得ですね。

東洋学を専門とする研究図書館において世界の五本の指に数えられる東洋文庫の蔵書は実に100万冊。その中には、三菱三代目当主の岩崎久弥が一括で購入した中華民国総統府顧問・モリソンの蔵書「モリソン文庫」や重要文化財等の貴重な書籍も含まれます。

東洋文庫ミュージアム

館内では先人たちにまつわる記述や研究書など、他分野にわたる書物が展示されていて撮影が可能。崩し字を解読できるスマホアプリを展示物に向けて読解しながら閲覧する、という楽しみ方も出来そう。また、モリソン文庫のコレクションを陳列した圧巻の本棚は写真映えするポイントです。

東洋文庫ミュージアム

未知の珍獣を説明する文献。文章は読めなくても絵を見るだけで楽しい。未知の動物へ思いを馳せた当時の人のイマジネーションを感じます。

東洋文庫ミュージアム

お土産にモリソン文庫の蔵書カードを模した「しおり」を購入しました。おしゃれで大きめサイズで失くす心配もないし、薄手なので使い勝手が良さそうです。

⑤ カフェ・ポート・グラスゴー

カフェ・ポート・グラスゴー

ゆっくりとミュージアム観覧して外に出ると、間もなくお昼時の時間帯になっていました。お腹も空いてきたので駅方面に戻りつつ、休憩をとれる場所を探すことにします。せっかくなので来た道とは違う道を通ろうとミュージアムから六義園沿いに住宅地を歩きました。駅付近まで戻ってくると、住宅地の中に1軒のカフェを発見しました。「Cafe Port Glasgow(カフェ・ポート・グラスゴー)」。ガラス越しに見る店内が素敵で、吸い込まれるように入店しました。

カフェ・ポート・グラスゴー

内装がとにかくおしゃれで思わずため息がでます。グラスゴーというとイギリス・スコットランドにある街ですが、後で調べると、そのスコットランド出身の方が内装を手掛けているそう。家具の組み合わせにどことなく西洋味を感じるわけです。昨年オープンしたばかりで、ゆったりとしたソファにテーブルごとの間隔も広く、落ち着いて食事と会話を楽しむことができそう。

カフェ・ポート・グラスゴー

地元駒込の地ビール「こまごめ村ビール」が飲めました。駒込の街の活性化のため2021年に完成した、まだまだ新しい地ビール。柑橘系の匂いがする飲みやすいビールです。クラフトビール好きはご賞味あれ。

カフェ・ポート・グラスゴー

一緒にスモークサーモンのサンドイッチを頂きました。食べ応え抜群ですがタルタルソースはさっぱりしています。思えば朝8時からずっとウロウロしていてお腹が減っていたようでぺろりと完食です。

さて、お腹もいっぱいになったところで再び地蔵通り商店街へ向かいます。

⑥ 元祖千成もなか

元祖千成もなか

商店街の手前、国道沿いに事前にチェックしていたお店があったので、まずはそちらに立ち寄ります。合成保存料を使用しない昔ながらの最中が名物の和菓子屋「元祖千成もなか」です。ひょうたん型のいかにも縁起の良さそうな最中は、贈答用にもピッタリで不動の人気があるそうです。

元祖千成もなか

今回はこちらをお持ち帰り。ここまで執筆した街歩きブログ内でもひたすらどら焼きを求める無類のどら焼き好き筆者には、どうしても外せなかった「あんバターどら焼き」です。バターマニア界隈では名品と名高い、カルピスバターを分厚く切り出し挟んであります。

おすすめされた通りに電子レンジで数秒温めると、バターが柔らかくなり口に含んだ時の一体感が格段に上がります。バターは無塩でそのまま食べると餡子の和菓子らしい甘さを楽しめますが、お好みで塩や胡椒を足して食べても美味しいそう。次回購入した時には試してみたいと思います。

巣鴨地蔵通り商店街

さて、地蔵通り商店街の入り口まで戻ってきました。昼を過ぎて随分と人通りも多くなっています。ここから地蔵通り商店街に軒をなすお店をどんどん回っていきます。巣鴨で土産物屋を巡るのは久しぶりです。新しいお店も増えていそうなので、とても楽しみです。

⑦ 伊勢屋菓子店

伊勢屋

先ほどあんバターどら焼きを購入しましたが、巣鴨の甘味と言えば塩大福も外せません。というわけで、さっそく商店街の入り口で「伊勢屋」に立ち寄りです。昭和30年創業、商品種類が豊富な庶民派和菓子店で、購入待ちの列ができています。

伊勢屋

店員さんが手早くパックを包んだ紙は、昔ながらの雰囲気があり可愛らしいです。

伊勢屋

もち米100%の大福。ほんのりピンク色で、春を感じます。かなり甘さ控えめで、しっかりとした塩気を感じます。甘いものが苦手な男性でも食べやすそう。

みずの

地蔵通り商店街で塩大福を販売している有名店がもう一つあります。伊勢屋から50mほど商店街を進んだ先にある「みずの」。塩大福の元祖ということで、こちらも大福を求める人で店先に列ができていました。伊勢屋とみずの、両方で買って味比べしてみるもの面白いですね。

⑧ あほやにんにく堂

あほやにんにく堂

伊勢屋から商店街をほんの少し進んだところで、大きなニンニクのイラストが描かれた看板が目に留まりました。「あほやにんにく堂」。以前来たときは無かったような。名前もとても気になる…。全然先に進んでいませんが、入ってみることにしました。

あほやにんにく堂

薬膳にんにくの専門店とのことで、店内にはドレッシングやスープ、麹や味噌など、ニンニクが使われた商品が並んでいます。店名にも入っている「アホ」は「AJO」、スペイン語でニンニクの意味なんだそう。商品は試食できるものも多いので、確認したうえで安心して購入ができます。

あほやにんにく堂

店員さんにアドバイスをもらい「アホ漬け」を購入。青森産の大粒ニンニクをお酢と醤油に1年以上漬け込んでいるそう。味はしっかりついていますが、ガリっという生ニンニクならではの食感残っています。薄切りにしてお酒のアテにしてもいいですし、お茶漬けの味変薬味にもオススメ。みじん切りにしてタルタルに入れても美味しそうだし、アイディア次第で料理の幅を広げてくれそうです。

⑨ 巣鴨のお茶屋さん 山年園

山年園

左右のお店をきょろきょろ見まわしながら「とげぬき地蔵」の前まで来ると、威勢よくお茶の試飲を勧めるお茶屋さんがありました。「山年園」は静岡産の高級茶葉を使用した、深蒸しのオリジナル煎茶「巣鴨茶」を扱うお茶屋さん。各種緑茶の他、フレーバーの付いた物やゴボウ茶やヨモギ茶などの健康茶なども取り扱っています。

山年園

気になるお茶はいろいろありますが、国産茶葉を使用した和紅茶を購入してみました。国産茶葉の紅茶は初めて飲みます。淹れてみると香りが強くとても良い匂い。気持ちがほっと落ち着きます。ティーバックに入ったものもあるので、ギフトには手軽に和紅茶の香りを楽しめるそちら良いかもしれません。

また、山年園ではお茶漬けセットがギフトで人気。豪華な具材にお茶屋さんならでは、こだわりが詰まった出汁をかけたお茶漬けが美味しくないわけがありません。ぜひお試しあれ。

⑩ 自家製七味唐辛子 松宮商店

松宮商店

高岩寺の門前の屋台が出ています。4のつく日付の日には商店街に露店が出ると聞いていましたが、こちらの露店は普段から出店しているよう。大正時代から巣鴨の地で営業を続ける名物屋台、七味唐辛子を販売するお店です。

松宮商店

店先には薬味がずらり。ひょうたん型の木の薬味入れもノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。黒胡麻、唐辛子、陳皮、山椒、麻の実、海苔、けしの実。材料を好みに合わせてその場で調合、手際よくプラスチック容器の中に材料を入れ、カシュカシュという小気味のいい音を立てながら混ぜ合わせます。

松宮商店

「大辛、山椒強め」と「中辛の柚子風味」、2種類購入してみました。山椒多めのものは肉料理に、柚子風味はお鍋用にとそれぞれ合わせたら美味しそう。それぞれ使用してみましたが、同じ七味でも随分と風味が変わり驚きました。最近の激辛調味料と比較すると辛さは控えめで、その分七味の風味を良く感じます。好みに合わせて次から微調整をお願いできる楽しみもできます。

⑪ あんぱんの喜福堂

ところで、巣鴨はパン屋がとても多い街です。創業からのレシピを守る老舗から自家製酵母を使用したこだわり派、高級食パン専門店まで、好みやその日の気分に合わせて選んで訪れることができます。

喜福堂

そのうちの一つが、地蔵通り商店街の中ほどにある「喜福堂」。大正5年から巣鴨に店を構え、あんぱんが巣鴨の土産として昔から名物になっています。小豆の味わい深いつぶ餡と、氷砂糖と練り上げたこし餡の2種類があります。

その他甘い菓子パン中心に販売されていますが、個人的なオススメはクリームパン。卵と牛乳しか使用していないというクリームは素朴で優しい味で、何度食べても飽きません。

タカセ

こちらも喜福堂と同様、地蔵通り商店街にある巣鴨の名物店「タカセ」。カフェスペースとレストランも併設、昔ながらの洋食メニューを楽しむことができます。モーニングもできるので、早朝のとげぬき地蔵参りの後、こちらでショップのオープンまでゆっくりする、というのも良さそうです。

⑫ まる天

まる天

さらに歩を進めます。喜福堂から30mほど進んだ場所にある「まる天」。お店の本拠地は三重で、伊勢志摩の豊かな海から揚がった魚介を使用した練り物が自慢です。

高速のサービスエリアや観光地で販売・展開していますが、東京の店舗はこちらの巣鴨店のみ。その日の夕飯になるベーシックな商品の他にも、観光地らしく贈答用の箱入りの詰め合わせの用意もあります。また串に刺さった練り物も販売していて、小腹が空いた時の食べ歩きに便利です。

まる天

珍しいじゃがバター天、味の想像ができなかったので購入してみました。軽く温めて実食。ふわふわのすり身の中に、確かにジャガバタ―を感じます。すり身の食べ心地がふわふわと軽く、味も淡泊なので食べやすいです。練り物離れが進んでいるという若い世代や子供にも好まれそう。少し醤油を垂らしてお父さんのお酒のお供にも向いていそうです。

⑬ みのや昆布店

みのや昆布店

「七日食べたら鏡をごらん」。まる天を出ると斜向かいに目を引く看板のお店がありました。北海道・小樽の昆布専門店「利尻屋みのや」の東京発出店のお店です。利尻産最高級昆布から昆布の風味をつけた加工品まで幅広く取り扱っています。

昆布とひとくくりに言っても種類や部位によって特性が異なり、使用したい料理を相談すると店員さんがオススメの商品を教えてくれます。

みのや昆布店

こちらが一番人気の商品「湯どうふ昆布」。すぐに柔らかくなり煮崩れしにくく、料理の具材として使用しやすい昆布です。店員さんのオススメは、白菜と豚肉と昆布をミルフィーユ状挟んで煮込むお鍋。豚の脂の甘みとしっかりととれる昆布出汁がよくマッチします。使用しやすいハーフサイズもあり少量の調理に便利です。

みのや昆布店

昆布塩はさらに手軽に昆布の風味を楽しめる一品。値段も手ごろでお土産に良さそう。

ときわ食堂

みのや昆布店を出て商店街を都電方面に進みます。歩いていると孤独のグルメで紹介された「ときわ食堂」の本店前を横切りました。ボリュームのある定食がリーズナブルに食べられるということで有名で、美味しい料理を楽しみに待つお客さんが列を作っています。

地蔵通り商店街は人気の観光地ということもあり、ときわ食堂のように列を作る人気店がいくつもあります。

雪菓

こちらは夏に列のできるかき氷店「雪菓(セッカ)」。商店街から高岩寺の横の脇道を入った場所にひっそりとある人気店です。若い女性が客層の中心ですが、男性が単身で氷菓を楽しんでいる姿も度々見かけます。

ちなみにかき氷というと夏のイメージですが、こういった専門店は通年で営業していることが多く、冬から春にかけての時期は比較的空いていて狙い目。季節の果物を使用した限定メニュー(秋だと栗、冬だと柑橘、という具合)もあるので、本格的なかき氷にチャレンジしてみたい方はぜひ。

雪菓

⑭ タルトリーアルベール

タルトリーアルベール

みのや昆布店から100mほど進んだところでおしゃれな看板を発見しました。「Tarterie ALBERT(タルトリーアルベール)」。フランスの食材を使用した、本格的で見た目にも美しいタルトを販売する専門店です。

タルトリーアルベール

タルトの他に具たっぷりのキッシュ、さらには季節限定商品もありました。種類が豊富でどれを選ぶかとても迷います。

タルトリーアルベール

迷った結果、ベーコンが入った定番キッシュを購入しました。噛んだ瞬間チーズの風味が口に広がり、サクサクのタルト生地とよく合います。食べ応えもあり、ランチプレートの主役といった感じ。お客様をおもてなしする時にも重宝しそうです。

タルトリーアルベール

お土産買いすぎたので、今回の散策はこの辺りで終了。観光地には気持ちを高揚させ財布の紐が緩くなる魔法がかかっていますね。でもどれも美味しいお土産で大満足です。

  • おわりに

中山道の立場として栄えた賑わいはそのままに、歴史を紡ぎ続ける巣鴨の街歩きはいかがだったでしょうか。

由緒ある場所を回りつつ買い物も楽しむ時間は、聖俗併せ持つ昔ながらの門前町の観光スタイルのように感じます。さらに、全国各地の専門店が東京初出店の地として巣鴨を選び、新しい巣鴨の名物を作り続けています。

行くたびに発見のある巣鴨の街は、お年寄りだけでなく老若男女が楽しめる門前町として、これからも新しい歴史を作っていくことでしょう。

この記事を書いた人

フクロモモンガと暮らすジュエリーデザイナー。ショールームコーディネーター、ジュエリーアドバイザーなどの豊富な接客経験から「人の気持ちに寄り添った商品提案」を行うことをモットーとしている。ヴィンテージマグカップ集めと刺繍が趣味。

柳澤翔子

柳澤翔子

フクロモモンガと暮らすジュエリーデザイナー。ショールームコーディネーター、ジュエリーアドバイザーなどの豊富な接客経験から「人の気持ちに寄り添った商品提案」を行うことをモットーとしている。ヴィンテージマグカップ集めと刺繍が趣味。

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