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TOKYO街歩き

街歩き No.044 丸の内|みどころ満載な東京のエントランスでOne Day大人さんぽ

街歩き No.044 丸の内|みどころ満載な東京のエントランスでOne Day大人さんぽ

東京駅から皇居外苑にひろがる丸の内は、東京の、ひいては日本の中心地ともいえるオフィス街。2012年に東京駅丸の内駅舎の改修工事が完了し、2023年には丸の内の代表的なオフィス・商業施設である丸ビルと新丸ビルがリニューアルしました。現在も再開発が目ざましく、日々進化する街並みを楽しむことができます。

の画像

そんな丸の内は、全国各地や世界中からモノがあつまる流行の先端地という側面もあります。心を奪われる逸品が次々とあらわれるダイナミズムから、贈りものを選びたいときに頼りになるマーケットプレイス。グルメや娯楽もハイレベルな丸の内で、プレゼント探しをかねた休日のお散歩や1日デートに繰り出してみてはいかがでしょう。

街歩きの目的&立ちよるスポット

今回の街歩きを丸の内にした理由は、感度のたかい女友達のおうちに訪問するときの手土産を探していたこと。あと、その友人の子供が小学校受験をするということで、合格祈願をかねた贈り物をしたいと考えたことがきっかけでした。六本木?渋谷?と悩みましたが、ファッショナブルなセンスを感じられる丸の内に狙いをさだめました。

丸の内仲通りの画像

さらに、個人的には最近デスクワークばかりで、都会にいながら喧騒から離れつつ、抜け感のあるパノラマに癒されたいというオマケの理由もありました。そして、やっぱりオシャレな空間でランチも楽しみたい。そんな女子の欲望を満たしてくれる街が丸の内なのです。学生の頃には敷居がたかくて敬遠していたこともあり、歳をかさねた今でこそ楽しめる大人の休日散歩といった感じでしょうか。

街歩きのツボ

このエリアでやりたい3つのこと

  1. 東京駅の駅前広場から皇居外苑まで散策し、壮大なパノラマをながめる
  2. なみいる商業施設をめぐって、センスフルな雑貨やスイーツにふれる
  3. グルメを堪能したりアートに触れたりして、心とカラダをパワーチャージする

人混みを避けて自由に散策を楽しみたいのであれば皇居外苑は外せません。大パノラマをながめながら、門・お濠・石垣・広場などを巡ります。

そして、丸の内で押さえておきたいスポットが、丸ビルや新丸ビルなどのファッショナブルな商業施設。最新の雑貨やスイーツを堪能したり、椅子とテーブルが並ぶ丸の内仲通りでランチを味わったりすると感性が刺激されそうです。また、展示内容にグッときたら、点在する美術館にも訪れてみましょう。

丸の内の地図の画像© OpenStreetMap contributors, CC-BY-SA

まず東京駅丸の内中央口を出て丸の内駅前広場をとおり皇居外苑を目指します。そして大手町方面のパレスホテルを経由して、新丸ビルや丸ビルでショッピング。途中に丸の内仲通りでランチができたら最高です。

さらに日比谷方面に向かってぐるりと商業施設をめぐりながら、帝国劇場や明治生命館の建築を鑑賞しつつ、美術館やショッピングを楽しみたいと思います。

それでは、いざ出発しましょう!

① 東京駅丸の内駅前広場

みどころポイント

  • 復原された歴史的建築、東京駅丸の内駅舎(赤レンガ駅舎)を間近にみる
  • 駅前広場から皇居外苑にまっすぐ進み、美しい並木道を歩きながら景観をたのしむ

東京駅をでて最初に向かった先は「東京駅丸の内駅前広場」。歴史的な円安も影響してか、多くの外国人観光客が写真を撮ったりして賑わっていました。私もすかさずパシャリ。

丸の内駅舎の画像

2012年に復原工事が完了した「東京駅丸の内駅舎」(通称、赤レンガ駅舎)。戦災で焼失した屋根やドームなどを含め、創建当時に近い姿がよみがえったそうです。赤レンガ駅舎を間近にみると、丸の内に来たな―!という感覚が盛り上がりますね。

丸の内中央広場の画像

東京駅から皇居外苑にまっすぐ延びる行幸通りの中央は、歩行者専用の「丸の内中央広場」。四季折々の姿をなすケヤキ並木になっていて、歩道部分には行幸通りと同じ御影石が使われているそうです。写真のとおり、青空が広がるパノラマと、歩みをすすめるごとに皇居外苑が近づいてくるアプローチを楽しめます。

まめちしき

丸の内は、東京駅の八重洲側「外堀通り」と皇居外苑の外側「日比谷通り」に挟まれたエリア。かつて江戸城の内堀と外堀に囲まれ、大名屋敷が立ち並んでいたそうです。

② 皇居外苑

みどころポイント

  • お濠や石垣、橋、門など江戸城の名残をめぐって歴史ロマンに思いを馳せる
  • 皇居前広場や和田倉噴水公園で休憩しながらのんびりとした空気感をたのしむ
お濠の画像

丸の内中央広場をぬけると、いよいよ「皇居外苑」のお濠に到着。水面にうつる青空や高層ビルが非日常感を醸します。ぐるりとまわり和田倉噴水公園を経由してからパレスホテル(大手町方面)に向かいたいので、まずは皇居前広場の楠木正成像をめざします。

皇居前広場の画像

芝生で覆われ、約2,000本ものクロマツが植えられた「皇居前広場」。ところどころにベンチも置かれているため、足休めや清々しい朝のひと時を過ごすのにちょうどいいスポットです。

まめちしき

お正月の門松など、日本人にとってお馴染みの松。常緑樹なので1年をとおして緑の葉を絶やさず、寿命も数百年がザラ。景観を保つのに最適な木なのですね。

楠木正成像の画像

皇居前広場に鎮座する「楠木正成像」。台座を含めると約8m、馬にまたがった猛々しい姿はまさに圧巻です。楠木正成像の目前には、宇治茶の老舗として知られる京都・放香堂の「楠木茶房」が2023年にオープン。放香堂のお茶や抹茶ソフトクリームが味わえます。

まめちしき

後醍醐天皇につかえ鎌倉幕府討滅につくした楠木正成。天皇が住まう皇居に顔を背けるのは失礼にあたることから、像の正面から見て顔が反対(皇居)側を向いています。

正門石橋の画像

皇居宮殿にむかって進むと現れる「正門石橋」。水面にうつる姿がメガネに似ていることから、めがね橋という愛称で親しまれています。めがね橋の近くまで寄ると、奥に二重橋と呼ばれる「正門鉄橋」が見えてきます。これらの橋は、新年の一般参賀や公式行事で利用されるそうです。

丸の内の画像

めがね橋と二重橋をながめたら、坂下門や桔梗門を横目に和田倉噴水公園へと向かいます。途中、東京駅方面に目をやると、フラットな広場の先に高層ビルが立ちならび、その上方に空がぬけるという丸の内ならでは景観を楽しむことができます。

和田倉噴水公園の画像

その名の通り噴水が設置され、きれいに整備された「和田倉噴水公園」。夜になると噴水がライトアップされ、幻想的な風景を楽しめます。また、日比谷通り側には和田倉門跡の石垣が残され、当時の面影を垣間見ることができます。

無料休憩所の画像

和田倉噴水公園内の東側には、無料休憩所が設置されています。室内には15席、テラス席は33席とキャパシティー十分な休憩スポットで飲食物の持込みもOK(アルコール類は不可)。スターバックスコーヒーが隣接しているので、思い思いの過ごし方ができそうです。

③ パレスホテル東京

みどころポイント

  • 5つ星ホテルならではの洗練されたホテルアーケードでショッピング
  • レストランフロアで早めのランチをとったり、周囲の水辺を散策したりする

和田倉噴水公園を後にして向かった先は、皇居外苑のお濠にかこまれた「パレスホテル東京」。フォーブス・トラベルガイドで日系ホテルとして初めて5つ星を獲得したラグジュアリーホテルです。

パレスホテルの画像

5つ星ホテルとあって洗練されたホテルアーケードが魅力で、ホテルメイドスイーツを目当てにペストリーショップに訪れることもおすすめです。また、ホテルの5~6階には1つ星レストランのESTERRE(エステール)など名店が軒をつらねますが、地下1階のレストランフロアでは比較的リーズナブルにランチを楽しめます。

案内板の画像

緑と水にかこまれたパレスホテルならではの楽しみ方として、季節の花や植物を探してみても面白いです。和田倉濠のほとりには案内板も設置されているので時間があればチェックしてみてください。

ペストリーショップ SWEETS & DELI

ペストリーショップの画像

2023年にリニューアルオープンした「ペストリーショップ SWEETS & DELI」。パレスホテル東京の開業以来、ペストリーシェフが腕をふるう絶品のスイーツを提供しています。スタイリッシュな店構えで新しいラインナップが登場しつつも、伝統的な製法と本格的な味わいがファンを惹きつけています。

プティフールセック缶の画像

チーズバタークリームサンドや季節限定スイーツに目が行きがちですが、手土産で日持ちのことを考えるなら「プティフールセック缶」が落としどころ。サブレやラングドシャなど11種類のクッキーが詰め合わされています。生産数が限られているので、オンラインではしばしば売切れ中。パステルカラーのクッキー缶も人気で、大人も子供も物入れに使いたくなります。

おすすめギフト

KAGAMI パレスショップ

カガミクリスタルの画像

クリスタルガラス専門メーカー「カガミクリスタル」の直営店。熟練の職人がつくりだす逸品のクリスタルグラスウェアは宮内庁御用品としても認められ、首相官邸や世界各国の日本大使館にも納入しているトップブランドです。

カガミクリスタルの画像

KAGAMIの江戸切子やグラスウェアを間近で見てみると、その繊細さと透明度に圧倒され、美しいものを愛でたいという所有欲に駆られるほど。目的がなければ敷居がたかく感じるかもしませんが、一級の品々を知っておくと、いざというギフトシーンで役立つかもしれません。

能作

能作の画像

江戸時代から歴史を刻んできた伝統ある鋳物の町、富山県高岡市で1916年に創業した鋳物メーカー「能作」。花器・茶道具・テーブルウェア・ホームアクセサリーなど、脈々と継承してきた技術に時代を反映させた鋳物を取り扱っています。能作はKITTE丸の内にも店舗をかまえます。

能作の画像

店内には鋳物のアイテムがずらりと並びます。ずっしりとした高級感と光り輝くおめでたさは、年配の方への感謝を込めたプレゼントにうってつけ。錫は「錆びない」「朽ちない」「割れない」という3つの縁起を担げ、金箔を塗ったデザインなら「金婚」を華やかに祝うこともできます。父の日や長寿祝い、両親の結婚記念日や初任給でのペアギフトにおすすめです。

おすすめギフト

④ 新丸ビル(新丸の内ビルディング)

みどころポイント

  • ショッピング・スイーツ・グルメなど、あらゆるカテゴリの楽しみ方ができる
  • 各階に置かれた椅子やソファー、7階の「丸の内ハウス」などで眺望を楽しめる

パレスホテルを後にしたら東京駅方面に向きをかえ、丸の内仲通りをとおって「新丸ビル」を目指します。1952に設立された8階建てのビルを2007年に建て替え、開業15周年を記念して2023年に飲食フロアがリニューアルされたオフィス・商業ビル。双頭龍のごとく行幸通りをへだて丸ビルと並びたつ丸の内の顔です。

新丸ビルの画像

ショコラティエ パレ ド オール

1階から新丸ビルに入館したら、名工・三枝俊介氏が手掛けるチョコレート専門ブランド「ショコラティエ パレ ド オール」に必訪です。カカオ豆をローストしてつくり出された本格的なチョコレートに心踊ります。

ショコラティエパレドオールの画像

高級感のある店構えにちょっぴり臆しながらも入店するとそこはチョコレートパラダイス。丸の内仲通りに面したテラス席では、緑に囲まれながら絶品スイーツを堪能するひと時を味わえます。

ショコラティエパレドオールの画像

店名にもなっている「パレドオール」は、フランス語で「金の円盤」を意味するそう。金沢箔があしらわれた高級感は、目上の方への贈りものやビジネスシーンでも重宝します。

ショコラティエパレドオールの画像

日本酒やウイスキーとマリアージュしたチョコレートは、見ためも味わいも超本格派。”舌”利きのマダムもこれならば太鼓判を押してくれそうです。

まめちしき

青山一丁目にある、世界初のホワイトチョコレートBean to Barブランド「ショコラティエ パレ ド オール ブラン」も、併せて訪れたいショコラスポットです。

ICONIC STAGE marunouchi

飲食店が立ちならぶ地下1階でも、最新のスイーツをチェックしてみましょう。シアン系のシンボリックカラーが目を惹く「ICONIC STAGE」は、横浜本社ビルと近郊農家からもらたされる「店産、店消」の素材を生かしたカフェ&ショップです。

アイコニックステージの画像

ICONIC STAGEは、パリのホテル・リッツや三ツ星レストランで修業をつんだ、出張料理の第一人者・マカロン由香氏のプロデュース店。経験に裏打ちされた、プロフェッショナルなスイーツ&グルメを堪能できます。

アイコニックステージの画像

看板スイーツは、エディブルフラワーがあしらわれたキューブケーキ。サクほろっとした生地と中に入ったフィリングが繊細な上品さをかもします。午後のティータイムを華やかに演出してくれそうで、お呼ばれの手土産にピッタリだと感じます。

おすすめギフト

Délier IDÉE

イデーの画像

スイーツをチェックしたら、新丸ビルの4階にあがってショップフロアを巡ります。「Délier IDÉE(デリエ・イデー)」は、Life in Art(日常芸術)を掲げる日本のインテリアブランド・イデーが、GIFT OF ARTをテーマにセレクトしたギフト専門店です。

イデーの画像

こちらではホームケアブランド「Komons」の商品を取り扱っています。洗剤・ファブリックミスト・除菌スプレーなど豊富なラインナップの中で、私のおすすめはマルチクリーナーとハンドミルク。引越し祝いや開店祝いでもすぐに使ってもらえそうですし、肌に優しいので小さな子供がいる家庭にも◎。

おすすめギフト

和紙舗 大直

大直の画像

和紙の産地、山梨県市川三郷に本社をもつ「大直(おおなお)」が、和紙やオリジナル商品を取り扱うお店。渋いイメージを持ちがちな和紙ですが、暮らしに笑顔を添えてくれるような可愛らしいインテリア雑貨や、ビジネスシーンでも活躍するステーショナリーも展開しています。

大直の画像

季節のイベントをモチーフにした小物が魅力的で、訪問時は七夕アイテムが紹介されていました。日常生活に和紙のぬくもりを添えられる、素敵なワンポイントギフトになりそうです。

汲古

汲古の画像

「汲古(きゅうこ)」は、明治・対象・昭和期につくられた家具や作家が手掛けた器を取り扱うブランド「pejite」がプロデュースする、陶器やウッドプレートのお店です。

汲古の画像

整然と並べられた器を見ているだけで心地よさを感じる店内。深みのある色合いや美しいグラデーションの器がならび、どれもひとつとして同じものはありません。

汲古の画像

割れたものをリメイクした器などもあり、存在感をはなつ唯一無二の器が見つかります。テーブルウェアは食器棚の空き状況や好みなどを考慮する必要があり難易度の高いギフトですが、結婚祝いのペアギフトや自分へのご褒美ギフトにいかがでしょう。

⑤ 丸の内仲通り

みどころポイント

  • 時間帯限定で歩行者天国になり椅子やテーブルでキッチンカーの食事を楽しめる
  • ところどころにアートが設置された通りは、オシャレで優雅な気分をあじわえる

皇居外苑や商業施設をまわってお腹が空いてきたらランチにしましょう。ただ、丸の内は東京の中心地とあって飲食店のクオリティも高く悩んでしまいます。事前に目星をつけていないのであれば「丸の内仲通り」をふらっと散策してみてください。

丸の内仲通りの画像

丸の内仲通りは街路樹の木漏れ日が清々しく、椅子やベンチも多いので足休めや食事にピッタリなスポットです。ランチやカフェだけでなく、丸の内ストリートギャラリーと呼ばれるアートや周辺ビルでのショッピングも楽しめ、この通りだけで1日過ごすこともできます。

丸の内仲通りの画像

丸の内仲通りは平日11時~15時、土日・祝日11時~17時のあいだ「丸の内仲通りアーバンテラス」と題して歩行者専用ゾーンになります。この時間帯には日替わりでキッチンカーがならびテーブルセットが設置されるので、ビジネスパーソンから子連れママまで思い思いに憩いのひと時を過ごしています。

丸の内仲通りの画像

天候もよく、混雑を避けて緑にかこまれながら癒されたかったので、この日はキッチンカーランチに決めました。やはり青空のもとで食べるランチは格別。パートナーや友人と訪れれば、普段話せないような会話がはずみ有意義な時間を過ごせそうです。

まめちしき

丸の内仲通りは以前、東京ミレナリオと呼ばれた冬のイルミネーションスポット。現在でもウィンターシーズンには膨大な数のLEDが装飾され人々を魅了しています。

⑥ 丸ビル(丸の内ビルディング)

みどころポイント

  • リニューアルされた地下1階の「マルチカ」で最新のスイーツ&フードをチェック
  • 飲食店が充実しているので、それぞれの用途におうじて使い分けられる

新丸ビルとならぶ丸の内のランドマーク的な存在「丸ビル」。飲食店は5~6階フロアに加えて、眺望抜群の35階~36階にもあるので、友人とのおしゃべりランチからデートや記念日ディナー、ビジネス接待にいたるまで多彩な使い方ができます。

丸ビルの画像

丸ビル・新丸ビルともに、東京駅の地下道から屋外に出ることなく入館することも、地上階から入ることもできます。今回は手土産を探しているということもあり、2023年にリニューアルされた地下1階のフードゾーン「マルチカ」をチェックしてみましょう。

BUTTER 美瑛放牧酪農場

北海道の素材、と聞くだけで絶対に美味しいと思いますよね。バターをたっぷり使ったスイーツに惹かれて「BUTTER 美瑛放牧酪農場」にやってきました。美瑛の牛乳や小麦を使用した、濃厚なバターの風味と食べ応えがある焼き菓子を楽しめるお店です。

バターの画像

チャーニング製法(※)によって毎日お店で新鮮なバターがつくられていて、その様子を見ることができます。(※:クリームを機械的に撹拌してバター粒を生成する製法、手間が掛かるものの風味と伸びが良い)

バターの画像

店内にはビスケット、ガレット、フロランタンなど、焼き菓子がよりどりみどり。ひとつから購入できるので嬉しいですね。手土産にするのであれば、ビスケット缶がおすすめです。絵本に出てきそうな濃いグリーンの缶に、ビスケットがぎっしりと詰まっていて子供が喜びそうです。

祇園 北川半兵衞

北川半兵衞の画像

宇治茶問屋「北川半兵衛商店」がえらびぬいた最高級茶葉を堪能できる日本茶カフェ「祇園 北川半兵衞」のギフト専門店。抹茶・ほうじ茶・玉露など、旨味を包含したまろやかな口当たりのお茶を飲み比べできます。

北川半兵衞の画像

ちょうど(米とお茶を愛する)妹の新居に訪問する予定があったので、手土産にお茶漬けを購入。テレビでも紹介された1袋千円overの高級茶づけ。鯛・ウナギ・フグ・蟹・鯖・牡蠣など魅力的なラインナップから好きな個数を選べます。

北川半兵衞の画像

アイスクリームやフィナンシェなど実際に曳いた茶葉をつかった、お茶専門店ならではのスイーツも目白押し。肉厚のドライフルーツを旨味が濃い抹茶チョコにディップするチョコレートセットは、スタッフさんも「食べ過ぎるから購入は時々にしている」という隠れた名品です。

おすすめギフト

中国茶専門店RIMTAE

リムテーの画像

中国茶専門店「RIMTAE(リムテー)」では、鉄観音烏龍茶のような代表的な中国茶や珍しい茶葉など、日常飲用から茶席向けまで様々なグレードの茶葉・茶器を取り扱っています。ちなみに、リムテーとは福建省南部地方の言葉で「お茶をどうぞ」という意味だそうです。

リムテーの画像

ちょっとしたプチプラギフトやバラマキギフトにおすすめの一品が、お湯を注ぐとじんわり花が咲く工芸茶。ジャスミンの香りが華やかな「花開吉祥=万事大成の予感」、「東方美人=魅惑の美」、「百合花籠=両手いっぱいの愛」など、商品ごとに花言葉が違うので相手をイメージして贈ると面白いかもしれません。

おすすめギフト

⑦ KITTE丸の内

みどころポイント

  • 個性的なショップが数多く点在するので感性を刺激される
  • 博物館や旧東京中央郵便局長室は無料で見学できるのでおすすめ

日本郵政が初めて手掛けた商業施設「KITTE丸の内」。地下1階から地上6階までのフロアで構成され、ショップや飲食店が軒を連ねます。ちなみに、KITTEには「切手」と「来て」の2つの意味が込められているそうです。

キッテの画像

個人的には他の商業施設よりもオリジナリティあふれる個性的なショップが入っている印象で、中央が吹き抜けになっていて開放的。屋上庭園や博物館などショッピング以外にも楽しめる要素が魅力的です。

薫玉堂

薫玉堂の画像

KITTE丸の内の4階に店舗をかまえる「薫玉堂(くんぎょくどう)」は、世界文化遺産に登録された京都・西本願寺の膝元で、本願寺出入りの薬種商として創業。日本最古の御香調進所と呼ばれながら、時代に即した儀式の場や現代のライフスタイルに溶け込む香りを作り続けています。

薫玉堂の画像

線香やお香など伝統的な香りのアイテムを中心的に取り扱いますが、そのパッケージはどれもオシャレで洗練されたデザイン。100年先も香りを作り続けるためリブランディングに取り組み、香りを切り口にした総合ブランドを目指しているそうです。

薫玉堂の画像 薫玉堂の画像

薫玉堂では、店舗限定で体験できるワークショップも見逃せません。体験プランは「香袋」と「線香」の2通りで、線香づくりはKITTE丸の内店のみ。原料選びから始まり、調香師になった気分で練り合わせや成形を楽しめます。

麓水北草

麓水北草の画像

「北麓草水(ほくろくそうすい)」は、デイリープロダクトのブランドMARKS&WEBを手掛ける松山油脂のスキンケアブランド。日本原生の野草や有用植物、そして富士山の伏流水を用いながら、すこやかでみずみずしい素肌に導くコスメを開発しています。

麓水北草の画像

北麓草水では、野草をとりいれながら水分を潤沢に与える製法が特徴的で、森の中にいるような深呼吸したくなるスキンケア・ボディケア・ヘアケアを豊富に取りそろえています。自然派で日本らしい雰囲気が好きな方におすすめです。

インターメディアテク

インターメディアテクの画像

日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が協働で運営する「インターメディアテク」は、さまざまな学術分野の標本や資料が展示された博物館。入館料は無料で、決まった閲覧順路はなく、気ままにフラッと見てまわれることが魅力的です。

インターメディアテクの画像

KITTE丸の内の2階と3階部分にまたがって設営されていて、施設内の階段横には大阪府で発見されたド迫力のマチカネワニの骨格標本(レプリカ)が展示されています。常設展示の東京大学コレクションは流石と言わしめる作品がならびます。これで無料とは驚き。

ブティックの画像

施設内3階の「IMTブティック」では、インターメディアテクのオリジナルグッズや東京大学のオフィシャルグッズが販売されています。注目は東京大学ブランド「UTokyo Go(ユートーキョーゴー)」で、合格という意味を重ねた五角形の鉛筆は受験生への応援ギフトにピッタリです。

おすすめギフト

旧東京中央郵便局長室

旧東京中央郵便局長室の画像

KITTE丸の内は、1931年に竣工した東京中央郵便局の面影がところどころに残されています。4階の「旧東京中央郵便局長室」も、当時の造りが部分的に保存・再生され公開されています。

旧東京中央郵便局長室の画像

旧東京中央郵便局長室の窓からは、東京駅丸の内駅舎(赤レンガ駅舎)を一望できるビューを楽しむことができます。局長室とともに歴史ロマンを感じる素敵な空間です。ちなみに、駅舎は屋上庭園「KITTEガーデン」からも見ることができます。

旧東京中央郵便局長室の画像

部屋の一角はレタールームとも呼ばれ、並べられた椅子とテーブルを使って手紙を書くことのできるスペースになっています。また、1階の郵便局で切手を買い貼り、実際にレタールームのポストに手紙を投函することもできます。

まめちしき

旧東京中央郵便局長室の八角形の柱や壁の傷は、1930年代当時のもの。木製のポストは内装に合わせて新たにデザインされたものだそうです。

⑧ 丸の内パークビルディング

みどころポイント

  • 噴水のある一号館広場で休憩したりランチを取ったりしてひと息つける
  • 赤煉瓦の三菱一号館美術館で西洋美術のアート作品を鑑賞できる

大名小路(都道402号錦町有楽町線)をはさんでKITTEの斜向かいには、丸の内コンフォート(癒しと安らぎ)をコンセプトにかかげる「丸の内パークビルディング」が建ちます。

パークビルディングの画像

地上34階建ての低層階には、商業ゾーンとして「丸の内ブリックスクエア」が展開され、ショップやレストランなどが並びます。自然共生を理念にしているだけあって、屋外にはビルと美術館をかこむように美しい噴水広場がひろがり憩いのスポットとして活用されています。

丸の内ブリックスクエア

丸の内ブリックスクエアの画像

丸の内ブリックスクエアには中庭のような「一号館広場」に面して、イタリアンやビストロなどの飲食店や、アパレルやブーランジェリーなどのショップが多く並びます。緑が生い茂り木漏れ日がさしこむ空間に癒されます。

丸の内ブリックスクエアの画像

一号館広場には、さまざまな草花や樹木とともに噴水が設置され、水流音に耳を傾けながら足休めができます。ベンチも多いのでお天気が良ければランチを楽しめて素敵です。

三菱一号館美術館の画像

一号館広場に面した「三菱一号館美術館」は、1894年に竣工した丸の内で初となるオフィスビルを復元した赤煉瓦の建設が特徴的。取材時は修繕工事の真っ只中でしたが、2024年11月23日に再開されるそうです。

まめちしき

一号館広場では、西洋美術をテーマにした三菱一号館美術館の目前とあって、エミリオ・グレコの「うずくまる女No.3」をはじめとした彫刻鑑賞が楽しめます。

ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション

丸の内ブリックスクエアの1階には、格式高いフランス料理店であるジョエル・ロブションの料理哲学を踏襲したパティスリー&ブーランジュリー「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」が鎮座します。

ジョエルロブションの画像

店内は、季節野菜や素材を使ったパンのいい香りがたちこめます。また、本格的でありながらも(ロブション系としては)リーズナブルにガレットランチを楽しめるので、お昼時には多くの人で賑わいます。

ジョエルロブションの画像

店内ではケーキ・焼き菓子・コンフィチュール・紅茶・ワインが陳列され、丸の内店限定の焼き菓子詰め合わせも販売されています。まさにデキるビジネスマンの手土産といった印象の洗練されたセンスが光るスイーツは活用必須ですね。

⑨ 新東京ビルヂング

みどころポイント

  • 1960年代に建てられたビルの壮大な内装建築に昭和ロマンを感じられる
  • 2階にあるフォトギャラリーは穴場感があって写真が好きな人におすすめ

再開発が進む丸の内にあって、1963年に竣工した当時の姿を残す「新東京ビルヂング」。高度経済成長期に丸の内で誕生したビル群の中でも先駆け的な存在であり、十字の共用通路は周辺の街路から人を引き込むようにつくられています。

新東京ビルヂングの画像

新東京ビルヂングの1階にはファッションブランドが軒を連ね、地下1階には飲食店街がひろがります。ビル内にはモザイク画や趣のある照明が飾られ、昭和建築の礎を垣間見ることができます。

フォトギャラリーの画像

時間があれば立ち寄りたいスポットが、2階にある「丸の内フォトギャラリー」。写真家・佐藤仁重氏が代表を務める快晴堂が展開する写真ギャラリーで、佐藤仁重氏の写真展を中心にさまざまな企画展をおこなっています。

紫野和久傳

紫野和久傳の画像

丸の内4th St. 沿いに面した1階の「紫野和久傳(むらさきのわくでん)」は、明治3年創業の旅館をルーツにする京都の老舗料亭。心までも贅沢に満たされる”おもたせギフト”は、料亭の味を家庭でも気軽に楽しめる、存在感バツグンで味わい深い逸品です。

紫野和久傳の画像

紫野和久傳では多くの商品が季節ごとに入れかえられ、四季の移ろいを味覚で楽しむことができます。特におすすめしたい「炊き込みご飯」は、季節の食材とともに高級食材をほおばる幸せを感じる一品。炊き込む前からふくらむ幸福感は、もはやエンターテインメントです。

紫野和久傳の画像

季節の飯蒸しは、お中元やお歳暮などのご挨拶や手土産にピッタリな一品。それぞれの朴葉をとくと、彩り美しい飯蒸しに感動すらおぼえます。冷凍品ですが、レンジで温めるだけで簡単に絶品グルメを堪能することができます。

紫野和久傳の画像

紫野和久傳で人気のロングセラー商品が「れんこん菓子 西湖(せいこ)」。季節商品が多い紫野和久傳でも通年販売している和スイーツで、その独特のやさしい甘みととろける口当たりが特徴。知っているとここぞという場面で役立つおすすめギフトです。

おすすめギフト

⑩ 国際ビルヂング

みどころポイント

  • 出光美術館や帝国劇場など、芸術鑑賞を楽しめるスポット
  • 帝劇ビルの地下は飲食店街になっていて、リーズナブルにランチを楽しめる

丸の内4th St.を挟んで新東京ビルヂングの斜向かいに建つ「国際ビルヂング」。帝国劇場との合築ビルであり、帝国劇場の部分は帝劇ビルとも呼ばれています。国際ビルと帝劇ビルは 2025 年を目途に閉館し、共同建替計画を着手する予定です。

国際ビルヂングの画像

国際ビルヂングの目玉は何と言っても「帝国劇場」。人生で一度は由緒ある劇場でミュージカルを堪能したいものです。また、帝国劇場の隣には東洋古美術を中心とした「出光美術館」があり、さまざまな用途で利用できる施設となっています。

帝劇地下街の画像

帝国劇場の横に入口が設置された「帝劇地下街」。多くの飲食店が軒を連ね、この界隈としては比較的リーズナブルに食事をとれることから、ビジネスパーソンだけでなく帝国劇場でのミュージカル鑑賞をひかえた修学旅行生なども見かけます。

一保堂茶舗

一保堂茶舗の画像

国際ビルヂングの1階、丸の内仲通りに面した場所に、創業1717年(享保二年)で京都に本店を構える「一保堂茶舗(いっぽどうちゃほ)」があります。抹茶・玉露・煎茶・番茶など、穏やかな香りと上品な甘みが特徴の京銘茶を取り扱う老舗日本茶専門店です。

一保堂茶舗の画像

内装には京都本店とおなじ漆喰壁が使われていて、広葉樹の木で設えた陳列棚とともに訪れる人をぬくもりで満たしてくれます。写真のドリップティーバッグは、2月に発売された新作。スタイリッシュなパッケージで老舗の味を気軽に味わえるので、若い世代への贈り物にも◎。

一保堂茶舗の画像

玉露と煎茶のセットは、青々しい香りと爽やかな旨みが持ち味の玉露(滴露)と、旨みと渋みのバランスがとれた煎茶(正池の尾)の味わいを同時に楽しめます。趣のあるパッケージがきちんと感を演出してくれるので、こちらは目上の方やビジネスシーンでおすすめです。

おすすめギフト

出光美術館

出光美術館の画像

出光美術館は、ガソリンスタンドでお馴染みの出光興産の創業者、出光佐三氏が収集した美術品を展示するために開館した美術館です。展示内容はおもに日本・東洋の古美術作品で、陶磁器や江戸時代の画家・仙厓義梵の書画が多くそろえられているのが特徴的です。

まめちしき

出光美術館には、四大手鑑のひとつとして知られる「見努世友」や「伴大納言絵巻」など国宝も収蔵。肉眼で国宝や重要文化財をみられる貴重な美術館です。

帝国劇場

帝国劇場の画像

帝国劇場は明治期に開場された劇場で、創設に関わった人物は伊藤博文氏や渋沢栄一氏など錚々たるメンバーが名を連ねています。大正時代には「今日は帝劇、明日は三越」という宣伝文句が流行したそう。現在ではレ・ミゼラブルやムーランルージュなど最高峰のミュージカルを楽しむことができます。

まめちしき

帝国劇場は、過去には日本レコード大賞の会場として使われたり、大晦日の年末ジャンボ宝くじの抽せん会場にもなったり、昭和のエンタメシーンを支えてきた存在です。

⑪ 丸の内二重橋ビル

みどころポイント

  • 個性的なショップが数多く点在するので感性を刺激される
  • 博物館や旧東京中央郵便局長室は無料で見学できるのでおすすめ

日比谷通りに面して国際ビルヂングに隣接する「丸の内二重橋ビル」は、皇居(馬場先門)の正面に位置する絶好のロケーション。オフィスビルとしての側面以外にも、地下1階から地上2階に商業フロアが展開され、飲食店やアパレルなども入っています。

二重橋ビルの画像

丸の内二重橋ビルといえば、東京23区内の商工業者で構成される民間の総合経済団体「東京商工会議所」と、格調高い宴会場と本格フランス料理などのレストランが入る「東京會舘」。ビルの低層部が、事業者である三菱地所・東京商工会議所・東京會舘の区分所有になっています。

東京會舘の画像

100年もの歴史を誇る「東京會舘」は、2019年にリニューアルオープン。数々のエグゼクティブや文化人をもてなしてきた料理店やオーセンティックバーだけでなく、民間施設としては初めて皇族の結婚披露宴が開かれたウェディング会場としても有名です。

東京會舘 Sweets & Gifts

東京會舘の画像

東京會舘の1階にある「Sweets & Gifts」は、東京會舘の味の世界を表現したケーキ・パン・焼き菓子などを展開するペストリーショップ。東京會舘の初代製菓長・勝目清鷹氏がモンブランケーキをヒントに発案した「マロンシャンテリー」もこちらで購入できます。

東京會舘の画像

舌の肥えた美食家たちがお墨付きするスイーツは、結婚・出産内祝い、引っ越し・新築祝いなど、新たな門出を華やかに祝うシーンでおすすめしたいギフトです。高級感のあるパッケージや品性ただようスイーツデザインもしっかりめなギフトに向いています。

東京會舘の画像

オニオン・チーズ・セサミの3種の味が展開されているスティックパイは、お酒好きの方におすすめしたい一品。フレッシュバターをふんだんに使いスティック状に焼き上げた辛口のパイは、甘いものが苦手な人へのお中元・お歳暮ギフトにいかがでしょう。

⑫ 明治安田生命ビル

みどころポイント

  • ネオ・ルネッサンス様式の代表的な建築、重要文化財の明治生命館は必見
  • 丸の内エリアの中でも美術品の収蔵量が多い静嘉堂文庫美術館は見応え十分

丸の内二重橋ビルに隣接する「明治安田生命ビル」は三菱グループの大手生命保険会社、明治安田生命保険相互会社の本社ビル。地下2階から3階が商業施設、4階がホール、5階から30階がオフィスになっています。

明治安田生命ビルの画像

明治安田生命ビルの区画内には、昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定された「明治生命館」が隣り合い、その壮大で風格ある建築は丸の内の景観をつくりあげる一翼を担っています。

明治生命館

明治生命館の画像

国の重要文化財「明治生命館」は、3年以上の歳月をかけて昭和9年に竣工した建造物。設計は当時の建築学会の重鎮だった東京美術学校(現・東京芸術大学)の教授・岡田信一郎氏。歌舞伎座やニコライ堂の修復を手掛けた建築家でもあります。

明治生命館の画像

明治生命館は、ネオ・ルネッサンス様式の最高傑作と称され、日本の近代洋風建築の発展に大きく寄与したそう。静寂の空間にたたずむ重厚な造りは、日本人として誇らしくなるような圧倒的な存在感を放ちます。2階に受付がある館内見学は9時半~19時(最終入館18時半)で、音声ガイドも無料で利用できます。

静嘉堂文庫美術館

静嘉堂文庫美術館の画像

明治生命館の1階にたたずむ「静嘉堂文庫美術館」は、三菱第2代社長・岩﨑彌之助氏が1892年に創設した美術館。国宝7件、重要文化財84件、20万冊の古典籍、約6,500件の東洋古美術品を収蔵し、日本の私立美術館ではトップクラスの質と量を誇ります。今回は残念ながら展示替のため休館中でしたが、6月22日からはじまる「超・日本刀入門」は必見です。

⑬ 東京ステーションギャラリー

みどころポイント

  • 丸の内北口ドームの天井をながめ、八角形の構造と8枚の干支レリーフを見学
  • 東京ステーションギャラリーで旅を締めくくる思い出づくりとお土産さがしをする

丸の内エリアをぐるりと巡ってきましたが、帰路につくまえに時間があれば、東京駅・丸の内駅舎内で開館する美術館「東京ステーションギャラリー」をのぞいてみましょう。

丸の内駅舎の画像

街歩きのスタート地点である東京駅・丸の内中央口(丸の内駅舎)まで戻ってきました。この丸の内駅前広場でベンチに腰かけながら散策の余韻にひたるのもおすすめです。

丸の内北口の画像

東京ステーションギャラリーには丸の内駅舎に向かって左側、東京駅・丸の内北口から入りましょう。丸の内北口のドーム天井部分は美しい八角形の形状をしていて、じっくり眺めてみるのも楽しいひと時を過ごすことができます。

まめちしき

八角形の天井の隅には、東西南北を除いた方角を示す8体の干支が。残る4体は、東京駅を設計した辰野金吾氏の故郷・佐賀県の武雄温泉楼門の2階天井にあるそうです。

東京ステーションギャラリーの画像

お目当ての「東京ステーションギャラリー」は、主に近代美術や現代美術の展示をおこなう美術館。”単なる通過点ではなく文化の場として提供したい”という意図が込められているそうです。また、2階のミュージアムショップでは、煉瓦や駅舎モチーフのオリジナルグッズが販売されているので、東京土産をチェックできるスポットでもあります。

アクセスガイド&モデルコース

交通アクセスの画像© nextAxio

丸の内エリアへの交通アクセスは、山手線をはじめとするJR各線や東京メトロなどの在来線、新幹線で「東京駅」を下車。東京駅丸の内中央口・北口・南口から徒歩で訪れることができます。皇居外苑を最初に目指すなら、東京メトロ千代田線「二重橋駅」もしくは丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線「大手町駅」が便利です。

モデルコース

  1. [10:00]東京駅に到着、丸の内駅前広場をとおって皇居外苑をめざす
  2. [10:30]皇居外苑を散策
  3. [11:30]パレスホテルor新丸ビルor丸の内仲通りでランチ
  4. [12:30]新丸ビル、丸ビル、KITTEでショッピング
  5. [14:00]美術館でアート鑑賞(途中の商業施設でもショッピング)
  6. [15:00]丸の内ブリックスクエアでティータイム
  7. [16:00]帰路につきながらショップでギフトを購入
  8. [17:00]東京駅に帰着

丸の内エリアを楽しみ尽くしたい人におすすめするモデルコースです。やはり皇居外苑は外せませんし、ランチ・ショッピング・ティータイム・美術館めぐりもしたいので、商業施設のオープン前は皇居外苑に時間を費やしましょう。

早めにランチを取ったら、余す時間をショッピングや美術館めぐりにつかえます。皇居外苑は常時開放、和田倉噴水公園の休憩施設は9時からなので、カフェやレストランでのおしゃべりタイムを多く取りたいなら朝からスタートしてもOKですよ。

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河野 ひろこ

河野 ひろこ

ギフトコンシェルジュ/コンテンツライター/縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てを得意とする。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きとショップ巡りがライフワーク。

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