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台湾発の漢方のライフスタイルブランド DAYLILY
DAYLILY(デイリリー)は、漢方薬局を営む家に生まれた台湾出身のYi-tingと、日本出身のMoeがふたりで始めた漢方のライフスタイルブランドです。漢方由来の素材をブレンドした「食べるお茶」や、和漢植物由来のシロップ・コスメ・サプリメントなどを販売しています。 日本では格式張った堅いイメージが持たれがちな漢方。それが台湾では暮らしに深く根付いたもので、コンビニ・スーパー・屋台など身近な場所で手軽に調達することができます。そんな風に漢方が、日常のお守りとしてもっと身近になって欲しいという想いから、DAYLILYは生まれました。 「アジアの叡智で、アジアの女性はもっと美しくなれる」というコンセプトからも強い想いが滲み出ます。漢方は何千年も前からアジア人の生活に根付き、人々の健康を支え続けてきた知恵であり文化。アジアの女性を美しく導くものは、やはりアジアで愛されている素材が使われるべきだと考えています。 DAYLILY ルクア1100店 2017年に台湾の1号店からスタートしたDAYLILYは、現在では東京に3店舗、大阪に2店舗を構えています。昨今の台湾ブームを背景にしながらも、2021年には大阪心斎橋パルコに養生スープ&BAO専門店「DAYLILY KAMPO STAND」をオープンさせ、旋風を巻き起こす中心地となっています。そもそも「漢方」ってどういったもの?
漢方とは、自然哲学に基づいた古代中国医学が起源とされる医薬品で、それぞれの土地の風土や気候、民族に適した形に整理されたものを言います。また、漢方において心と身体は切り離せないもので、全体のバランスが重要であると考えられています。台湾での漢方の位置づけとブランドの反響
前述の通り、台湾で漢方は日常生活に深く根付いたものであり、決して特別な薬ではありません。しかし、漢方が既に浸透している台湾においても、DAYLILYは注目を集める存在となっています。その理由を同ブランドPR・安井氏に伺いました。台湾でも、女性がすすんで手に取りたくなるデザインのものは殆ど皆無でした。お洒落で身体にもいい漢方として、DAYLILYが台湾のガイドブックや雑誌で特集されるようになり、日本でも台湾でも注目されるきっかけになりました。
台湾では、男性が女性に漢方を贈ることがあり、生理の時に彼女を想いやってプレゼントするなど、身体の問題についても日本よりオープンな傾向にあると言います。日本でも、自然な流れで身体を気遣った贈り物ができる雰囲気が生まれたら素敵ですね。全部試してみたい!DAYLILYの商品ラインナップ
DAYLILYでは、40種類近くの商品を取り扱っています。お茶やお菓子をはじめとして、アクセサリー・シューズ・コスメ・サプリメントに至るまで、様々なジャンルをラインナップしています。 EAT BEAU-TEA 3缶BOX ~Winter Edition~ 夏季限定の「白木耳ジュース」や、冬季限定の「EAT BEAU-TEA 3缶BOX ~Winter Edition~」など、シーズンごとに限定商品も展開。どれも効果効能や目的が様々なので、つい全種類を試してみたくなります。商品開発で大切にしていること
身体に摂り入れるものだから、商品を作る上でのこだわりもひとしお。商品に配合する漢方の内容や割合については、日本の漢方薬膳師や台湾にある老舗漢方メーカーの漢方専門家に協力を得て開発。そして、製造は台湾や日本の工場で徹底品質のもと行なわれています。- 「Sister」と同じ目線での商品作り
認識の壁を乗り越え、開発に取り組む
商品開発では、日本と台湾での漢方に対する考え方の違いで苦労することも多かったと言います。「台湾だと薬という枠組みではないけど、日本だと薬扱いになるものがあり、漢方の素材によっては販売できないものがありました」と安井氏。理想を突き詰めながらも、柔軟に忍耐強く開発に取り組みました。 また、創業者のふたりは台湾と日本をたびたび行来し、台湾の人々とも交流を重ねてきたそうです。DAYLILYのウェブサイトを見ると、漢方のことだけでなく、台湾人の習慣や考え方、ファッションなど幅広く台湾の知識について書かれていて、台湾の文化を広めるアイコン・ブランドのような印象を受けます。 実際に商品を購入したお客様の口コミを見ると「とてもよくあたたまる」「お気に入りです」など、身体にフィットする心地良さを感じた声が見られます。筆者自身も、食後に甘いものが食べたくなったらナツメを摂ったり、仕事中にジンジャードリンクを飲んだりしていますが、どちらも胃腸の負担が軽いヘルシーな間食だと感じます。DAYLILYにおける商品の特徴とこだわり
日常生活の中で無理なく摂り入れるための工夫をしているというDAYLILYの漢方商品。具体的にはどのような点に配慮しながら、製品開発を行なっているのでしょうか。商品の特徴やこだわりについて詳しく聞いてみました。商品の特徴 ①: 食べやすさ
50種類ほどの漢方素材を取り扱うDAYLILYが、特に心掛けていることは「食べやすさ」だと言います。美味しくなければ続かない、美味しいと食べたくなる。そんな女性の気持ちを理解し尽くした商品は、甘酸っぱさを出したり、香ばしく仕上げたりと繊細な工夫が施されています。 たとえば、食べる紅茶のひとつ「EAT BEAU-TEA ~ Thinkin Bout You ~」は、ハト麦・小豆・ナツメが入った人気商品。ハト麦は煎り、小豆は一度甘く炊いてから再度乾燥させています。そのため、お湯を注ぐと玄米茶のような香ばしさとお汁粉にも似た甘味を感じられ、サクサクとした食感も相まって、おやつを食べているような軽やかさがあります。 EAT BEAU-TEA ~ Thinkin Bout You ~ 仕事や家事の小休止や一日の終わりに、ちょっとだけ「しあわせな時間」を作ってくれるような、忙しい現代人にも嬉しい一品です。むくみを取る効果が期待できたり、デトックスにもつながる「食べるお茶」は、オススメの商品となっています。商品の特徴 ②: デザイン性
エキゾチックとエレガントを掛け合わせたようなパッケージデザインも、DAYLILYの大きな特徴のひとつです。漢方は「難しそう」「複雑」といったイメージを持たれがち。そのため、興味はあってもなかなか手を出せない女性がいることも確かです。そんなイメージを覆し、多くの女性が気軽に手を伸ばせるお洒落なデザインを目指したと言います。 ブランドカラーでもある鮮やかなオレンジ色(DAYLILYオレンジ)を纏った茶缶、エキゾチックなボタニカル柄が描かれたタバコ箱モチーフの紙箱、パールのようなブースターオイルなど。そのどれもが持ち歩くだけでテンションの上がるデザイン性。友人にプレゼントしたら「オシャレなものを知っているね」と褒めてもらえそうです。 Fo- Shou-Gan Booster Oil 佛手柑ブースターオイル商品の特徴 ③: 手軽さ
食べ物を継続して摂り入れるためには、用意するときの「手軽さ」も重要なポイント。DAYLILYの商品は、お湯を注ぐだけであったり、そのまま飲める工夫が施されていたり、手間のかかる作業無くして味わうことができます。美味しい上に、身体に良いものを手軽に摂れるなら続けたくなりますよね。 Uplift Herbal syrup 暖活薑棗飲 たとえば「Uplift Herbal syrup 暖活薑棗飲」は、クロナツメ・リュウガン・ケイシ・トチュウヨウなど、8種類の和漢植物が入ったジンジャーシロップ。お湯や炭酸で割ると、甘さの中にもスパイシーさを感じる爽快なジンジャードリンクが出来上がり。また、温かい牛乳や豆乳で割れば、ホットチャイのようなまろやかなスパイスドリンクになります。DAYLILYの漢方をプレゼントで贈るメリット
食べ物は簡単に美味しいだけで幸せな気持ちになりますが、それにプラスして身体を温めたり肌を潤す効果が期待できると、より充実感を得られるもの。自分が「気持ちいい」と感じるものを摂り入れることは、案外意識しないと出来ないことです。漢方は、そういった素敵な機会をプレゼントすることの出来るカラダ想いな贈り物です。台湾では、旧正月にナツメや龍眼を食べると縁起が良いと考えられています。謂われとしては、棗を食べると1年幸せに過ごせる、龍眼を食べるとお金が波のように来るといったもの。これらの素材は「EAT BEAU-TEA My favorite things」にブレンドされているのでオススメです。
日本でいうお節料理のごとく、それぞれの食材がおめでたい意味を持っている商品は、プレゼント用途でも使い勝手が良さそうです。年始の挨拶や長寿祝い、誕生日などの節目に、縁起食材をブレンドしたお茶を皆で飲むと素敵な時間になりそうです。 漢方好きが高じて、自身も国際薬膳師の資格を取得したという安井氏。インタビュー中も商品紹介とともに効果効能を添えた説明をしていただき、漢方の深い世界観を感じ取ることができました。そんな安井氏に、DAYLILYの漢方ギフトを利用する魅力について伺いました。漢方は身体を想ったものなので、贈る方を大切に思っている気持ちがいつも以上に届くと思います。DAYLILYの商品は、目で見ても、体に取り入れても気持ちが上がり、お互いに心があたたかくなるギフトだと考えています。大切な人のお祝いなどに贈っていただけたら嬉しいです。
- 漢方ギフトのセレクトポイント