スマイルレーベル

GIFT

ペンロマンに想いを馳せて、大人のゆとり時間をとどける万年筆ギフト

ペンロマンに想いを馳せて、大人のゆとり時間をとどける万年筆ギフト
万年筆――。それは、誰もが一度は憧れるステーショナリー。本物を知る大人を彷彿とさせる、所持品の代名詞。そして、文字は人なりといわれるほどに、自分の個性を表現するコミュニケーション・ツールでもあるでしょう。そんな、持つだけで人生を豊かにしてくれる万年筆を、ギフトで贈ってみてはいかがでしょう。 万年筆 人生の門出に贈る「成人祝い」や「就職祝い」、節目を華やかに彩る「誕生日プレゼント」や「還暦祝い」、輝く未来のトビラを開く「送別祝い」や「転職祝い」など、シチュエーションは様々。どんな場面でも温かい祝意が伝わる万年筆は、大切な人にこそ贈りたい特別なギフトです。 ビジネスシーン 今回は、ギフトシーンで喜ばれるおすすめの万年筆とその魅力、そして選び方のポイントなどを交えてご紹介します。ペンロマンに想いを馳せる、珠玉の一本を選ぶ参考にしてみてください。

万年筆の専門店である書斎館の魅力

東京都内で訪れるべき万年筆の専門店といえば、南青山の骨董通りを一本入ったところに佇む「Pen Boutique 書斎館」です。まるでアートギャラリーを訪れたと錯覚させるような庭園風のエントランスと優美な店内装飾によって、表参道や青山通りにほど近い都心にありながら、心穏やかでゆっくりした時間を過ごすことができます。 書斎館の外観 大理石造りの試筆カウンターで万年筆を選び、そこから併設されたカフェスペース(2020.12現在はクローズ中)に移動して、選んだ一本で大切な人に手紙をしたためる。そんな、あたかも書斎のような空間でゆっくりした時間を過ごせる、穏やかで深みのあるトーンが書斎館の魅力です。

南青山の地にたたずむ秘密のオアシス

Pen Boutique 書斎館」は、単なる書く道具としてのペンショップにあらず。書斎のようにゆっくり落ち着いて書く行為を愉しんでもらいたい。そんな想いが店名にも込められていて、ペン・ブティックと冠称されるに相応しい、煌びやかで静的な空間設計が施されています。 書斎館の店内 そういった想いは、構想10年に裏打ちされたロケーションにも表れています。南青山という都心にありながらも、路面店ではなく一本入った小路に佇む立地。喧騒から離れ静寂につつまれていく過程で、自分の空間にしっかりと入っていくことができます。

万年筆に付随する時間と空間を愉しむ

書斎館のコンセプトは「懐かしい時の空間」。カフェスペースに設置されたスタインウェイのスクエア・ピアノ、そしてむかし実際に使われていた学習机やランドセルなど、古き良きアンティークの調度品が、様々な記憶とつながり人々を包み込んでくれるようです。 書斎館のカフェエリア 隅っこが落ち着くという人間の感性に働きかけるため、書斎館の店内には多くの角が造られています。万年筆を通じて、モノの価値や素晴らしさを伝えたい。万年筆を販売するだけの場所ではなく、それに付随する時間と空間を愉しみ、訪れた人に沸き上がった想いものせて特別な機会にしてもらいたいという願いが具現化されています。 書斎館の店内

書斎館で取り扱う万年筆のラインナップ

書斎館で取り扱う万年筆のラインナップは、その数なんと3000本もの品揃えを誇ります。誰もが安心して使ってもらえることを前提に、修理対応などアフターケアが可能な筆記具メーカーの作る万年筆を中心にセレクト。 万年筆棚 書斎館でひときわ目立つガラス扉のキャビネットは、左端の1万円台から価格順に並べられている、万年筆を選ぶために特化した万年筆棚。万年筆は初めてという人でも、ギフトシーンで予算が決まっている人にも、価格感がわかり選び取りやすい工夫が施されています。

パーソナリティーを表現する万年筆ギフト

日本のボールペンは世界一とも称されるほど、性能に優れ安価なものが多く出回っています。しかし、万年筆はそういった汎用的なペンとは異なり、まるで宝物のように大切に扱ったり、どんなときに手に入れたものなのか記憶に残ったりする、物語の詰まったペンともいえます。 万年筆 そんなストーリー性の込められた万年筆は、人生を豊かに過ごしてもらいたいという気持ちを届ける、ギフトシーンで大いに力を発揮します。単なる書くための道具としてではなく、パーツを洗浄したりペン先にインクをつける手間すら愉しめる、大人の嗜好品でもあるでしょう。 ギフトシーン 太い字幅の万年筆は、インクの濃淡が綺麗に出るため、万年筆で書いているという醍醐味を味わうにはおすすめ。あえて見ずらい薄い色のインクを使うことで、秘められた想いを書き綴っても良いでしょう。 万年筆 筆圧が強かったり、丁寧に書いたり、ササっと素早く書くなど、使う人の個性を最大限に引き出すことも万年筆の魅力です。そこに、字幅や軸の雰囲気、インク色のバリエーションが合わさり、どんな紙に書くかによっても無限の広がりが出るため、パーソナルなギフトを贈りたいという願いを叶えてくれます。

万年筆ギフトを選び、贈ることの意味

ギフトにはしばしば、贈る品物によって意味をもつことがあります。万年筆ギフトは、一言でいうと「勤勉」。勉強や仕事を頑張っている人を励まし、より良い成果を収めてほしいという願いが込められているといいます。 勤勉の意味を持つ万年筆 そうした性質から、特に学生や年下の人に贈ることが多い万年筆。進学や進級のお祝いにもらったら、更に勉学に励めそうですよね。晴れて大人の仲間入りとなった暁に贈る成人祝いや、新しい人生への決意を後押しする転職や退職祝いにも万年筆は相応しいといえます。 進級祝いや進学祝い 関係性によっては、還暦祝いや誕生日などで目上の人に万年筆を贈ることも新しいスタンダードになってきています。既に何本か万年筆を持っていたとしても、表現豊かで個性的な一本を選ぶことで、絵を描いたり詩を書いたり、人生を彩るような使い方ができることでしょう。

万年筆ギフトの選び方のポイント

日々様々な人が万年筆を選びに訪れる書斎館では、万年筆を使う用途をヒアリングして提案することが多いといいます。どんな職業で仕事内容はどういったものか、プライベートで使うなら手帳を普段から使うのか。日記を書くのであれば漢字を多く使うので、書き味やデザインだけでなく字幅にも気を遣う必要があります。 日記を書く 万年筆を持ち歩く手段も然り。鞄に入れて持ち歩くなら万年筆を保護するためのペンケースと一緒に贈ったり、胸ポケットに差すことが多いならジャケットとの相性や見栄えを重視したりします。贈り相手との関係性によっても、落ち着いた色や守りに入ったデザインなど選び方が大きく変わってくるでしょう。 ビジネスシーンPen Boutique 書斎館」では、そういった万年筆ギフトの相談に懇切丁寧に専門スタッフが応えてくれます。万年筆を贈りたいけど、自分の知識だけでは不安――。そんなときは是非とも書斎館に訪れて、専門的なサポートを受けてみてください。

万年筆ギフトと組み合わせる周辺アイテム

万年筆の専門店である書斎館では、ギフトシーンで嬉しい周辺アイテムの取り扱いも豊富です。万年筆を贈るだけでなく、使う人のことを考えて、書くために必要な道具を一式にして贈ってみてはいかがでしょう。 インク 眺めるだけで心が浮き立つようなインク、作家が巧みに仕立て上げたペンケース、そして書き心地のよいペーパー類(便箋・メモ帳・インク吸取紙)など、万年筆とともにギフトセットにしても素敵です。 インク また、書斎館オリジナルのギフトラッピングも対応しているため、相手に渡すときの見栄えやインパクトにも不安がありません。ギフトを受け取るときの気分を最高潮に導き、忘れられないギフトシーンを演出してくれることでしょう。

贈答シーンに合わせたおすすめの万年筆

今回の記事を執筆するにあたり、いくつかの贈答シーンを設定して、実際に書斎館のスタッフに万年筆ギフトをセレクトしてもらいました。多種多彩な万年筆を広く知り、日々様々なお客様の要望に応え続ける書斎館スタッフがおすすめする、ここぞの一本をご紹介します。

転職祝い、退職祝いなどの餞別に

30代の女性は、結婚・出産に伴う退職やキャリアアップのための転職が多い世代ともいえます。そんな転機を迎える女性に対しておすすめしたい、書斎館スタッフ一押しの万年筆が「PILOT/キャップレスデシモ20カラーズ」。転職祝いや退職祝いに華を添える、フェミニンで大人可愛い万年筆です。 キャップレスデシモ20カラーズ 「キャップレスデシモ20カラーズ」は、ワンノックでペン先が出るタイプのキャップレス万年筆。片手で扱えてすぐに書き始めることができるため、ビジネスシーンで使いやすいことが特長です。限定の綺麗な色味で仕上がっていて、もらったら次の職場でも頑張ろうと思えたり、転職先でも話題になりそうなデザイン感です。 キャップレスデシモ20カラーズ 色合いにこだわりをもつ女性には、イタリア製の万年筆が好まれるかもしれません。同じカラーでもドイツとイタリアでは表現が異なり、イタリア製は土地にまつわる風景だったり、季節や場所を樹脂の色に当て込むことが多いといいます。 イタリア製の万年筆 青の洞窟や太陽のオレンジ、海の色など、華やかな風土に想いを馳せられるロマンチックな名称に女性がうっとりすることでしょう。南青山の書斎館でも、イタリア製の樹脂を好む女性比率が高いそうです。

還暦祝いなどの節目を彩るお祝いに

性別を問わず還暦を迎えることは、これまでの道のりであったり、これからの道筋であったり、様々な想いを巡らせるもの。そういった節目を彩る還暦祝いには「PILOT/カスタムウルシ」をおすすめします。人生を重ねてきた大人の雰囲気にマッチする、エレガントな一本をご紹介します。 カスタムウルシ 「カスタムウルシ」は、一見するとシンプルな漆黒の万年筆ですが、漆を何層にも重ねて作られているため、60年間積み上げてきた人生を表現するかのような特別なギフトになります。出来上がるまでの苦労がにじみ出る、万年筆と人生を掛けたストーリー性を感じさせます。 漆職人 年齢を重ねると、太軸の万年筆の方が安定して書けることも、こちらをプッシュする理由のひとつ。持ちやすくじっくり書くことができるため、ビジネスの第一線ではなく、自宅の書斎でゆっくりと手紙や日記をつづるシーンに適しています。 伝統的な蒔絵が描かれた万年筆 漆職人がひとつひとつ丹精込めて仕立て上げた、輪島塗の名筆。大量製作ができないことも、より一層の特別感を演出してくれます。シチュエーションによるものの、伝統的な蒔絵が描かれたタイプもおすすめです。

成人祝いや就職祝いなどのビギナー向けに

初めて万年筆を手にすると、なんだか急に大人になったような優越感を覚えたりしますよね。成人祝いや就職祝いなど、初めての門出を迎えるビギナーでも扱いやすい万年筆が「GRAF VON FABER-CASTELL/ギロシェ」。輝く未来を応援する、とっておきの一本をご紹介します。 ギロシェ ドイツのファーバーカステルは、今の鉛筆の礎を築いたブランドといわれています。代々社長ではなく伯爵が受け継ぐという経緯も、物語のようで素敵です。モダンなデザインで機能的に作られているため、年齢が若い人であっても手軽に使えることが人気の理由になっています。 伯爵が受け継ぐブランド 若い人が好むメタリックカラーもさることながら、パーフェクトペンシルと呼ばれる、一本で「書く・消す・削る」を完結するタイプの鉛筆もおすすめです。クリエイティブな気分にさせてくれる鉛筆で、且つ、メンテナンスいらずの利便性から、ペン業界の傑作ともいえるでしょうか。 パーフェクトペンシル 急に万年筆を使い始めることは、ハードルが高いと思う人もいます。こういったタイプの鉛筆やボールペンを万年筆とセットで贈ることで、徐々に万年筆の世界観に触れさせ、ゆっくりと感性を養ってもらうことができます。ファースト万年筆に対する心遣いも感じ取ることのできるギフトセットを、人生の先輩としてセレクトしてみてはいかがでしょうか。

万年筆ギフトは、稀有で貴い機会を創出する

万年筆は、書く人の個性を文字にのせて表現することのできる、魔法の道具。そして、大人の階段をのぼり新しいトビラを開く、人生のナビゲーター。そんな万年筆をギフトで贈ることは、自分にとっても相手にとっても稀有で貴い機会をつくり出します。 万年筆 大切な人の節目に、想いを込めたプレゼントをしたいと願うなら、万年筆を候補に挙げてみてはいかがでしょう。悠久を感じさせる万年筆の輝きに魅了され、忘れられない記憶として刻み込まれることでしょう。
河野 ひろこ

河野 ひろこ

ギフトコンシェルジュ/コンテンツライター/縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てを得意とする。子育てに奮闘しながらも、週に1回以上の東京まち歩きとショップ巡りがライフワーク。

GO TOP