結婚すると、4月末から5月初めにかけての GW(ゴールデンウィーク)、8月のお盆、1月のお正月など、パートナーの実家に帰省する機会が出てくるのではないかと思います。義両親からは何もいらないと言われていても、しっかりと手土産を用意しておくことが好印象につながり、今後の関係性を円滑にすることができます。今回は、義両親への手土産に関するマナーをまとめましたので、是非とも参考にしてみてください。
手土産にふさわしい品物
手土産にかかわらず、プレゼントを贈るときには出来るだけ相手の好みを下調べしましょう。義両親に直接聞くことが難しくても、パートナーに確認することえ事前に準備ができます。手土産として妥当なものは、お菓子やフルーツ、お茶、紅茶などのいわゆる「消えもの」ですが、好みがはっきりしていれば、お酒やお花なども選択肢として良いかもしれません。
- 義両親の好きな食べもの
- 自身の居住地の特産品・名物
- 有名店のお菓子・フルーツ
- お茶・紅茶
- お酒・おつまみ・酒の肴
- 季節のお花
食べものを手土産にする場合、出来るだけ賞味期限が長いものを選びましょう。訪問する前日に購入しておくか、当日に新幹線の乗車駅や空港のお土産コーナーで購入すると、賞味期限を最大化することができます。相手の家の近くで購入することは失礼にあたるため控えましょう。また、実家の兄妹や親戚にも会う予定で、幼い子供がいる場合は、おもちゃや洋服を買っていくと喜ばれます。
手土産の金額相場
手土産の一般的な金額相場は、1,000円~3,000円程度が妥当と言われており、相手の負担にならないように多くても5,000円以内に収めましょう。基本的に熨斗は必要ありませんが、改まった場やお祝いを兼ねるようであれば、紅白蝶結びの水引きで熨斗を付け、風呂敷などに包んで持参しましょう。熨斗を付ける場合は、簡易的な熨斗紙で構いませんが、お正月の場合は「御年賀」「御年始」「賀正」の熨斗にします。
- 手土産の金額相場は、1,000円~3,000円(多くて5,000円以内)
- 基本的に熨斗は必要ないが、改まった場であれば紅白蝶結びの水引きで熨斗を付ける。
手土産の渡し方マナー
手土産を用意して義両親のお宅に到着したら、玄関で簡単に挨拶をすませ、部屋に通されてから全員が顔をそろえたところで手土産を渡すようにしましょう。手土産を包んだ風呂敷や紙袋は、品物が汚れないようにするための配慮であり、渡すときは包みから品物を出し、包みは持って帰るのがマナーです。
包みから出した品物は、その家の主に品物の正面が読めるように渡します。和室の場合は座ったまま(正座が望ましい)で両手で渡すか畳をするように渡し、洋室の場合は立ったまま渡すのが正式なマナーとされています。男性の実家の場合は女性が、女性の実家の場合は男性が渡すようにすると、印象が良いかもしれません。
手土産を渡すときの言葉
義両親に手土産を渡すとき、スマートな言葉を添えることができれば、大人としての対応にあなたの評価が上がるかもしれません。ここでは、手土産を渡すときの言葉として、おすすめする文言をいくつかご紹介しますので、是非ともご参考にしてみてください。
1. 心ばかり
心ばかりのものですが、お口に合うと嬉しいです。
2. ほんの気持ち
ほんの気持ちですが、ご家族の皆様で召し上がってください。
3. お好きと伺った
お好きと伺ったものですから、宜しければお召し上がりください。
4. 美味しいと評判
美味しいと評判のお菓子です。
5. 地元の特産品
地元の名産品(銘菓)です。
スマートな大人の手土産を
今回、ご紹介した義両親への手土産マナーについて、いかがでしたでしょうか?義両親のお宅に訪問することは、最も緊張するイベントのひとつですが、手土産をスマートに渡すことができれば、滞在期間を和やかに過ごすことができるはずです。