本記事は、
SmileLabel のスタッフが、東京で「気になるスポット」を散策した体験談のコラムです。プレゼント探しを兼ねた休日デートに、ぜひ参考にしてみてください。
第三弾の今回は、墨田区の両国エリアをぐるっと一周散策したコースをご紹介します。
都営大江戸線の両国駅をスタートして、両国エリアの東部~北部を歩きます。ランチにちゃんこ鍋を食べたかったので、両国で名高い割烹吉葉は事前に予約しました。
散策日は平日でしたが、大相撲東京場所の最中だったので観光客も多く、昼時の飲食店は大盛況でした。また、外国人観光客も多かったので、ランチの場所だけ確認・予約しておくことをおすすめします。
① すみだ北斎美術館
まずは、早い時間から開館している「すみだ北斎美術館」へ。すみだに生まれ(美術館の前の公園が北斎生誕の地)、すみだで生涯のほとんどを過ごした北斎の作品を鑑賞することができます。
タッチパネルを使い、北斎に関するミニゲームを楽しむコーナーがあったり、企画展示でより深い北斎浮世絵の魅力を感じることができたりと充実した時間を過ごせる美術館でした。絵画の知識がない方やお子様でも、北斎の表現力や浮世絵の美しさを楽しむことができます。
施設名 |
すみだ北斎美術館 |
所在地 |
〒130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7番2号 |
開館時間 |
9:30 ~ 17:30(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 |
毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)
年末年始(2017年12月29日~2018年1月1日)
※上記以外にも臨時休館あり |
観覧料金 |
一般:400円(団体320円)
高校生、大学生、専門学校生、65歳以上:300円(団体240円) |
ホームページ |
http://hokusai-museum.jp/ |
② 布ぞうり専門店 MERIKOTI
次に向かったのが「布ぞうり専門店 MERIKOTI(メリコティ)」。ニットのルームシューズ専門店です。
壁には布ぞうりが飾られており、カラフルでとてもかわいい空間。店内奥には編み機があり、小気味よい音とリズムが店内に響きます。
見るからに履き心地の良さそうな布ぞうりは、これからの季節にぴったり。オーダーメイドもできるそうなので、旅の思い出にいかがでしょう。
ショップ名 |
布ぞうり専門店 MERIKOTI(メリコティ) |
所在地 |
〒130-0014 東京都墨田区亀沢1-12-10 平井ビル1F |
営業時間 |
10:00 ~ 20:00 |
定休日 |
無休(年末年始を除く) |
ホームページ |
http://www.meri-koti.tokyo/ |
③ 割烹吉葉
本日の目玉スポット「割烹吉葉(かっぽうよしば)」。ちゃんこ鍋を食べずして両国を語れず!ということで、しょうゆ味のちゃんこ鍋を予約しました。
元は相撲部屋だった建物を利用しているため、なんと吉葉の店内には原寸大の土俵があるのです。想像よりも小さく見える土俵を眺めながら、熱々のちゃんこ鍋をいただきます。
野菜や海鮮、肉がぎっしり入っており、素材から染み出たお出汁が極上です。ちゃんこ鍋だけで物足りなければ、お寿司や天ぷらなども別注できるので、お腹と相談してランチをお楽しみください。私たちは男女1人ずつでちゃんこ鍋2人前、握り寿司7貫ほどをいただき、ほど良く満腹になりました。
店舗名 |
割烹吉葉(よしば) |
所在地 |
〒130-0015 東京都墨田区横網2-14-5 |
営業時間 |
[昼] 11:30 ~ 14:00(L.O. 13:30)
[夜] 17:00 ~ 22:00(L.O. 21:10) |
定休日 |
日曜・祝日、ゴールデンウィーク、盆休み、年末年始
※大相撲東京場所開催中の日曜・祝日は夜のみ営業 |
ホームページ |
http://www.kapou-yoshiba.jp/ |
④ 横綱町公園
お散歩を再開し、横綱町公園(よこあみちょうこうえん)へ。この公園は、関東大震災の被災者を忌慰するために追悼式を行った場所です。記念碑や慰霊堂、日本庭園があり、復興記念館には震災や戦災に関する資料が展示されています。
施設名 |
横綱町公園(よこあみちょうこうえん) |
所在地 |
〒130-0015 東京都墨田区横網2丁目3番25号 |
慰霊堂 |
年末年始(12月29日~1月1日は休み、1月2・3日は午前10時~午後3時まで開館)を除いて、午前9時から午後4時30分まで。 |
復興記念館 |
年末年始(12月29日~1月3日)及び毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)が休館日で、開館時間は、午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)。 |
ホームページ |
http://tokyoireikyoukai.or.jp/ |
⑤ 旧安田庭園
横綱町公園のほど近くにあるのが「旧安田庭園(きゅうやすだていえん)」です。1688~1703年に作られた庭園で、中央には「心」をかたどった池が配置されています。現在は東京都の「名勝」にも指定されています。
庭園内は、ゆったりとした時間が流れており、穏やかな気持ちにさせてくれます。また、敷地内には「刀剣博物館」もあり、日本刀や甲冑などを鑑賞することができます。戦国武将好きな彼や刀剣マニアなお父さんを案内すると喜んでくれそうです。
旧安田庭園の並びにある、両国エリアの人気のカフェ「両国テラス」は13時を過ぎても行列ができており、入店を断念。緑や風を感じるテラスが魅力的でした。
⑥ 江戸東京博物館
次は、旧安田庭園から徒歩3~5分に位置する「江戸東京博物館(えどとうきょうはくぶつかん)」へ。建物は、高床式の倉をイメージしたのだそう。建物内に江戸~東京への変遷を紹介する資料や模型などが展示されています。江戸時代の豪華絢爛な城内や庶民文化、明治維新~2000年代へと続く東京の歴史を感じることができます。
スタイリッシュで分かりやすく説明や展示がされており、歴史に疎い私でも楽しんで鑑賞できました。すみだ北斎美術館同様、お子様はもちろんですが大人が楽しく学ぶことのできる博物館だと感じました。館内にカフェもあるので、歩き疲れたらひと休憩もできます。
施設名 |
江戸東京博物館(えどとうきょうはくぶつかん) |
所在地 |
〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1 |
開館時間 |
9:30 ~ 17:30(土曜日は9:30 ~ 19:30)
※入館は閉館の30分前まで |
休館日 |
毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始 |
観覧料金 |
一般:600円
大学生、専門学校生:480円
高校生・中学生(都外)・65歳以上:300円
中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童:無料
※団体割引あり |
ホームページ |
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ |
⑦ 両国国技館
江戸東京博物館にほぼ隣接する両国のシンボル「国技館(こくぎかん)」へ。大相撲東京場所の最中で、建物周囲にはお相撲さんの入り待ちの方が多くいました。
色鮮やかなのぼり旗が気分を盛り上げます。自由席は2,200円なので、ちょっと観覧したいという方も気軽に楽しむことができます。ただし、チケットの売り切れも早いようなので早めの購入がおすすめです。ちなみに、1階マスA席は11,700円/人。一度は間近で観覧したい競技ですね!
⑧ -両国- 江戸NOREN
両国北エリアの最後は、JR両国駅に併設される「-両国- 江戸NOREN(りょうごくえどのれん)」へ。「粋な江戸の食文化を楽しむ」がコンセプトだそうです。敷地内中央には土俵があり、それを囲むように日本酒やもんじゃ焼き、天ぷらなどの飲食店が並びます。
15時頃だったので、おやつを求めて両国橋茶房へ。徳川家御用達「静岡本山茶」を使用した商品を頂くことができます。
抹茶黒蜜パフェと抹茶アイス最中を注文。濃厚で茶葉の渋みや香りをきちんと感じる抹茶アイスがとても美味しかったです。粒あんや抹茶・ほうじ茶ゼリーなども老舗和菓子屋のものを使っているそうで、上品な甘さの甘味でした。
施設名 |
-両国- 江戸NOREN(りょうごくえどのれん) |
所在地 |
〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目3番20号 |
開館時間 |
10:00 ~ 23:30(入館は閉館の30分前まで)
※店舗により営業時間が異なります。 |
休館日 |
1月1日、2日、施設点検日(不定) |
ホームページ |
http://www.jrtk.jp/edonoren/ |
ここでJR総武線の両国駅から帰路についてもいいですし、元気のある方は南エリアを散策してもいいかもしれません。南エリアには、回向院や相撲写真記念館、歴史上の人物ゆかりの地などがあり、以下にてご紹介していきます。
⑨ 回向院
国技館から高架下を通り、真っ直ぐ進むと見えてくるのが「回向院(えこういん)」です。有縁・無縁、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くという理念のもと、ありとあらゆる生命が埋葬供養されています。猫の恩返しエピソードが有名な「猫塚」などもあります。
⑩ 相撲写真資料館
回向院の近くにひっそりとある「相撲写真記念館写真」も相撲好きには外せない観光スポットです。歴代力士や力士プライベート写真などが飾られています。手形・化粧回しも展示されており、間近で力士の大きさを感じることができます。
⑪ 両国 高はし
両国まち歩きの最後に訪れたのは、相撲グッズが揃うお店「両国 高はし」です。ビッグサイズの座布団やのぼり旗を模したタオルなど、ユニークな商品を購入することができます。自分や知人へのお土産購入に、足を運んでみてはいかがでしょうか。
おわりに
両国エリアは、地理や歴史に詳しくなくても、大人も子供ものんびりと楽しめる観光スポットが多く、東京観光に特におすすめのエリアでした。徒歩圏内でこれほど飽きずに楽しめるエリアは、都内でも珍しいのではないでしょうか。
爽やかを通り越して暑さの続く春ですが、休憩を挟みながらの散策をしてみてくださいね。今回、紹介しきれなかったちゃんこ屋さん、甘味処、お土産屋さんが他にもたくさんありますので、皆様も、あなただけのお散歩コースを歩いてみてくださいね。
他におすすめしたい街歩きスポット