INDEX
イベントの概要
- イベント名:猿楽祭2018 代官山フェスティバル(第14回)
- 開催日:2018年10月7日(日)~ 10月8日(月・祝)
- 開催時間:10:00 ~ 18:00
- 会場:代官山ヒルサイドテラス全棟
- 公式HP:http://sarugakumatsuri.com/
代官山駅から歩いて、いざ猿楽祭に
代官山駅に到着したのは昼14時前。駅付近はそれほど混雑しておらず、安全に歩ける程度です。私たちは、旧山手通りの蔦屋書店側を初台方面に進み、代官山ヒルサイドテラスに向かいました。 「猿楽祭(さるがくまつり)」は、代官山ヒルサイドテラスや近隣の住人、ショップ、オフィス、クリエーター、大使館、学校など、多彩な住人たちが盛り上げる、代官山の秋の風物詩です。 14回目を迎える今年のテーマは「マクリヒロゲル猿楽祭」。「マクリヒロゲル」とは、ヒルサイドテラスと縁の深いデザイナー粟津潔氏による造語で「すべての境界を取り除いて展開すること」を意味します。〔 猿楽祭公式HPより引用 〕 代官山ヒルサイドテラス全棟を主な会場として、旧朝倉邸(アネックス付近)からデンマーク大使館までのヒルサイドテラス界隈が地域に開かれています。マーケット、ワークショップ、パフォーマンス、コンサート、イベントなど多様なアクティビティが催されています。ヒルサイドテラスF/G棟
代官山ヒルサイドテラスF棟(蔦屋書店側)の前にある広場のヒルサイドスクエアでは「猿楽の市」が開催されていました。野菜やオリーブオイル、ワイン、花、焼き菓子やパンなどがマルシェのように販売されています。どれも美味しそうで目移りしてしまいます。 ヒルサイドスクエアの奥から入れるF棟では、ワークショップなども開催されています。「死にそびれたバッハ一族のロンド」というタイトルのお化け屋敷は、気になったものの怖気づいて入れませんでした。天然酵母ベーカリー
代官山ヒルサイドテラスG棟の地下1階にある、天然酵母のパンが有名な「Hillside Pantry(ヒルサイドパントリー)」に寄り道。自家製パンと高級輸入食材を取り扱うお店です。 店内には、パンやデリが美しく並べられ、食料品コーナーもあるためホームパーティーの時にも頼りになりそうです。お店の外にはイートイン用の席もあるので、代官山散歩のランチや休憩にも利用できます。期間限定で開放するデンマーク大使館
ヒルサイドスクエアの反対側に渡ると、猿楽祭の期間中に「THE ART OF HYGGE」と題して、デンマーク大使館を開放するオープンデーが開催されていました。普段は大使館の中なんて入れないのでわくわくします! 大使館内では、デンマークの伝統工芸や国の文化について、様々な展示がされています。子供向けに輪投げなどのイベントも催されていて、のどかな休日の雰囲気が広がります。 敷地内には、日本庭園のような一角もあり、都心であることを忘れさせてくれます。デンマークの良さを伝えながら、日本の文化にも日常的に触れている、大使らの生活が窺えます。 大使館の玄関口では、レゴで作ったオブジェも飾られていました。言わずもがな、レゴはデンマーク発祥の世界的な玩具メーカーです。ヒルサイドテラスC/D/E棟
ヒルサイドテラスC棟の側、猿楽塚古墳の入り口付近では、日光さる軍団の伝統芸能「猿まわし公演」もやっていました!お猿さんが一芸を披露するたびに拍手喝采。笑いと感動のひと時でした。 猿楽祭では、子供向けのイベントも数多く開催されています。ヒルサイドテラスD棟の裏手では、自転車を乗りまわす、ちびっ子たちの楽しそうなはしゃぎ声が響きます。 ヒルサイドテラスD棟の横にある脇道では、会場となる場所では、おしゃれなフードや美味しそうなワインが目白押しです。代官山付近の飲食店が主催している出店なので、美味しいこと間違いなし。いけばな雪舟流展
ヒルサイドテラスE棟では、いけばなの展示「いけばな雪舟流展」が開催されていました。生命力を感じる、壮大で麗美ないけばなに心が癒されます。 気軽に参加できる茶道体験もできました。たまの休日に、日本古来から続く伝統的な文化に触れる体験ができるのも、このイベントの良さのひとつですね。クリスマスカンパニー
ヒルサイドテラスC棟に、クリスマスの飾りでいっぱいのお店「Christmas Company(クリスマスカンパニー)」を見つけました。「364日がクリスマス・イブ」という夢に溢れるお店は、コンセプトの通り、クリスマスアイテムを年中販売しています。ネクタイ専門店「giraffe」
ヒルサイドテラスD棟の奥には、ネクタイ専門店「giraffe(ジラフ)」もあります。秋色の重厚感あるネクタイが増え、季節の移り変わりを感じます。男性への贈り物や、結婚式用の蝶ネクタイをお探しの方は、是非覗いてみてください。旧朝倉家住宅もイベント限定で無料開放
猿楽祭が開催されるこの日は、旧朝倉家住宅が無料開放(普段は一般観覧料100円)されていたので、少しばかりお邪魔しました。旧朝倉家住宅は、東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した、朝倉虎治郎氏によって建てられた歴史的建造物(民家)で、重要文化財に指定されています。 緑が生い茂る広い敷地の中に、趣のある家屋があります。靴を脱いで一歩踏み入れると、時代を感じる内装に大正時代のロマンを感じます。 当時の家主は、美しい庭を眺めながら何を感じていたのでしょうか。都心にいるとは思えないほどに緑があふれ、喧騒が遠のく不思議な空間に浸ることができました。おわりに
短い時間でまわれる猿楽祭はいかがでしたでしょうか?出店数も多く、食べ歩きのし甲斐があるため、小銭や千円札を多めに持っていくとお買物もスムーズです。あと、ウェットティッシュはお忘れなく。 人混みが苦手なスタッフでしたが、代官山周辺はギュウギュウで歩けないということはなく、ノンストレスで楽しめました。また、街に関わる方や住人が祭りを心の底から楽しんでいて、こちらまで幸せな気持ちになり、少し馴染みのある街になった気がします。他におすすめしたい街歩きスポット